
エコキュート停電時は使える?真っ暗でパニックにならないために知っておくべきこと
2018/11/02
こんにちは!エコの大臣です!最近オール電化に切り替えようと考えている知り合いから「ねぇねぇ、大臣さん。エコキュートに切り替えてもし停電しちゃったときはどうしたら良いの?」というご質問を頂きました。
最近、台風などの大きな災害の影響で長期間停電してしまうような地域もあったので不安に思われる方もいらっしゃるかと思います。そこで、今回は停電になったときにエコキュートは使えるのか?もし、実際に停電してしまったらどうしたら良いのかということをお伝えしていきます。
目次
電気でお湯を沸かすエコキュート、停電時は使えるの?
昨今相次ぐ自然災害によりライフエネルギーを一つに絞ると言うことに不安を感じられる方も多くいらっしゃると思います。
エコキュートは言わずもがな電気でお湯を沸かす高効率給湯器になるので、設置の段階で停電時に使えなくなることを懸念される意見も多くお聞きします。
エコキュートは停電時にもタンク内に貯まったお湯は使えることがある
エコキュートは前述した通り電気でお湯を作りますので停電中はお湯を沸かすことはできません。
ですが、停電前にタンク(貯湯タンク)にたまったお湯があるときは、停電していてもたまったお湯を使える場合があります。ただしメーカーによって、たまったお湯があっても水しか使えないもの、お湯も水も使えないものなど動作が異なります。
貯水タンクは魔法瓶のような役割
エコキュートの貯水タンクの中には約65℃から約90℃の熱湯がタンク容量により約370L(1人〜4人)460L(4人〜6人)560L(6人〜8人)が保温され貯まっているようなイメージです。
エコキュートでは貯水タンクに貯まった熱湯を水でちょうどよい温度になるように水と混ぜて使用していることになります。
(電気料金の安い時間帯にで沸き上げを行い保温し、使う分だけを水で温度調整するのでより経済的に利用できます)
お湯が使えるものは温度に注意
タンク内にお湯が溜まった状態であれば、そのお湯を使用することが出来ます。
ですが、こで注意して頂きたいのがお湯の温度は調整が出来ないので、タンク内の熱いお湯がそのまま蛇口から出てくることがあります。
エコキュートのタンク内に貯まったお湯は80℃〜90℃の高温となっており、これを水で適温にして普段お風呂や洗い物に使用をしています。
停電時にエコキュートのお湯を使うときにはやけどをしないようにお湯の温度を確認してから、使用をするときは水で適温に調節してから使用をするようにしましょう。
水だけが使用出来る
前述のようにお湯が貯まっていると使用が出来ますが、水道直圧給湯の場合はお湯が貯まっているのにもかかわらず、お湯は使えず、水だけが出ると言うケースが多く見られます。
ここ数年のエコキュートのほとんどはお湯が使用出来ると言うタイプですが2008年頃に発売されたエコキュートには良く見られる仕様となっています。
お湯を使用したい場合はエコキュート本体から直接取水が出来る場合もありますので、お使いのエコキュートの説明書を確認しましょう。
水もお湯も使用ができない
最近ではあまり見られませんが、長くご使用をされている中には水もお湯も使用することが出来ない。と言う機種もあります。
こちらは蛇口やシャワーからお湯や水を使用することが出来ないですが、前述の「水だけが出る」ケースと同じく本体の取水口から直接お湯を取り出すことが出来る場合があります。
こちらの取水方法はメーカーにより若干異なりますので、お使いのメーカーにお問い合わせするか、説明書をご確認下さいませ。
三菱エコキュート取扱説明書はこちら⇒三菱電機HP
ダイキンエコキュート取扱説明書はこちら⇒ダイキンエコキュート公式HP
東芝エコキュートの取扱説明書はこちら⇒東芝キヤリアお客様サポートページ
パナソニックエコキュートの取扱説明書はこちら⇒パナソニックエコキュート公式HP
停電エコキュートのまとめ
停電した場合、エコキュートは
- お湯が使えるもの(※高温に注意)
- 水だけが使えるもの(水道直圧給湯)
- 水もお湯も使えるもの
の3パターンに分かれることがわかりましたね。2、3の場合でもエコキュート本体からお湯を取水することは出来ると言う機種が多いようです。
取水方法は各メーカーにより若干異なりますが、基本的な取水方法はエコキュート 取水方法をご覧下さい。
またこちらの取水方法は停電時だけではなく、断水時などにも生活用水として使用する際にも必要になります。
何かあってからではなく、何かあった時に対応が出来るように事前にお使いのメーカーの停電時の使用方法や取水方法は事前に確認しておくと良いでしょう。
停電後にしなければならないことはエコキュート 停電後に行うことをご参照ください。