
オール電化にするメリットとデメリットは?
2018/08/23
2001年にエコキュートが登場してからオール電化住宅の普及率は年々上がって行き、2025年にはなんと推定939万戸になると言われています。
ご近所でお家が建っているなと感じる戸建もほとんどオール電化住宅ばかりですね。
オール電化はそれだけの需要があるという事ですが、とはいえまだまだガスを併用されているご家庭様も多くいらっしゃいます。
興味はあるけど導入費用が高そう、本当に安くなるの?震災時などに一つのエネルギーに頼ってしまうのが不安、など普及にともなって色んなお話を聞きますよね。
色々と考えているうちに面倒くさくなってまだ先の話だと考えてしまったり、本日はそんな方に少しでもご参考になればとオール電化のメリットデメリットをお伝えしたいと思います。
目次
メリット1.全体的な光熱費が安くなる
通常ガスを併用されている家庭はガスと電気二社の基本料金を支払いますがオール電化の家庭は当然ですがガスを利用しませんので電気代のみの基本料金で済みます。
それに加えてほとんどの電力会社は時間によって電気の単価が変わるオール電化住宅にメリットの出やすい電力プランを発表しています。
オール電化住宅の給湯を担うエコキュートは電気の単価がガスよりも安くなる夜間にお湯を沸かし日中に使用出来るのでより経済的にお湯を作ることができます。
実際にエコキュートはどれくらい安くなるの?給湯にかかるコストとエコキュートの省エネ&経済性
メリット2.安全面
IHクッキングヒーターは炎が発生しないためガスよりも火災に対する安全性は高いと言われています
磁力線によって鍋自体を発熱させる(電磁誘導加熱)ため、キッチンまわりが熱くならないのでお年寄りや小さいお子様がいらっしゃるご家庭には安心ですね。
IHクッキングヒーターの魅力
メリット3.災害に強い
震災時などに、エコキュートや電気温水器のタンク内の水を一時的な生活用水として使用することができます(飲用水としては利用できません)そして実は震災時は電気・ガス・水道の中でも電気の復旧が一番早いとされています(地域によって異なります)
電気でお湯を沸かすエコキュート 停電時の使用方法と注意点
エコキュートは災害時の【備え】非常時の取水方法と災害時のメリット
デメリット1.昼間の電気代が高い
各電力会社はオール電化に特化した時間帯別電灯がありますが深夜帯の安い電気が利用出来る代わりにお昼間の電気単価が一般の家庭に比べると高く設定されています。家族構成やライフスタイルに合わせ電力会社プランの選別が必要になってきます
デメリット2.エコキュートは設置スペースが必要
エコキュートは370L〜470Lのお湯をタンク内に貯めるタイプの給湯器になるのである程度の設置スペースが必要になってきます。各メーカーでは薄型の発売もありますがやはりガス給湯器に比べると場所を選ぶことが多くなります。
デメリット3.導入コストが高い
エコキュートやIHクッキングヒーターは本体価格がガス機器に比べると高額になっています、本体のほかに、基礎工事費用、水道関連工事費用、電気工事費用、といったように、初めに導入する際の非常は他の給湯器に比べて割高になる傾向があります。
まとめ
オール電化にするメリットとデメリットは以上になります。オール電化はその省エネ性と利便性から発売当時より需要が増え続けている理由が納得出来るほどのメリットがありますが、ご家庭の環境によっては電気代が上がってしまったりというデメリットも存在します。
オール電化は上手に使用すれば光熱費の削減はもちろん、上記でお話ししたように災害時の備えとしての機能、安全性にも優れています。
自分の家庭がオール電化に向いているのかわからない、といった方は販売店や電力会社が実施している趣味レーションなどを利用するのが良いでしょう。