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王様のためになる話

オール電化のメリットとデメリットをどこよりも詳しく公開!

2020/02/28

こんにちは!エコの大臣です。今日は一旦基本に立ち返りまして、電気とガス併用の住宅からオール電化に切り替える、もしくは新築でオール電化の住宅を検討中という方に参考にして頂けるように、オール電化のメリット・デメリットについて改めてお伝えしていきます。

 

オール電化住宅が増えている理由

オール電化住宅が普及し始めたのは2000年頃からですが、2018年には全国平均で約12%のご家庭でオール電化が導入されているそうです。

地域によって導入率には大きく差がありまして、九州をはじめとした西日本や北陸エリアでは新築住宅の半数以上でオール電化が採用されています。都心部よりも郊外の方がオール電化の導入率は高くなる傾向にあります。

理由は大きく2つ。

1つ目の理由は都心部では土地が狭いので、電気の給湯器エコキュートの設置スペースが確保しづらいという点

もう1つは都市ガスが通っていない地域で、それまでLPG(プロパンガス)や灯油のボイラーを使っていたご家庭様でオール電化に切り替えられたお客様が多いというのが理由として挙げられます。

また、近ごろ国策として進められている新築の戸建てZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)住宅でも70%以上のご家庭でエコキュートが採用されています。ZEH住宅ではお家の断熱仕様などもそうですが、給湯器は高効率給湯器と呼ばれるエコキュートやエネファームなどを設置しないとZEHの認定が受けられず補助金の申請をすることが出来ません。そこで、導入費用とランニングコストのバランスの良いエコキュートが採用されることが多いようですね。

※ZEH住宅とは、住まいの断熱性が高く、省エネ性能の高い給湯器や照明などを使い、太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅

オール電化で絶対に電気代は安くなるのか

「オール電化にすると光熱費が安くなる!」皆さんも一度は絶対に耳にしたことがあるかと思います。本当に安くなるのかと疑問をお持ちの方も多数いらっしゃるかと思います。

そこで、今日は1つ皆様に参考にして頂きたい情報がございます!

なんと!!!関西電力のHPにオール電化にした場合の世帯人数別の1月あたりの平均の光熱費の一覧表が掲載されています。

世帯人数年間平均の光熱費
1人暮らし10,751円
2人家族12,904円
3人家族14,454円
4人家族以上14,914円

※集計結果は2017年5月~2018年4月

※サンプル数などの詳しい情報は関西電力HPをご参照ください。

ガスと併用で、毎月これよりも多くお支払いされているご家庭様ではお安く使って頂ける可能性が高いのではないでしょうか。

個人的に推したいのは、3人家族と4人家族以上とでは月間の光熱費が約500円しか変わらないというところですね。5人、6人といらっしゃるようなご家族でも変わらない金額で生活出来るのは、とても大きいメリットではないかなと思います。

実際に請求している関西電力が出しているデータですので、信憑性は高いと思います。こちらを目安にして今お支払いされている光熱費が果たして適正なのかということも含めてご検討いただければ良いでしょう。

 

オール電化のメリットとは

ここからはオール電化に切り替えた場合のメリット・デメリットを順番にお伝えしていきます。どちらか一方だけを見て判断することなく、両方を総合的に判断してもらいたいですね!

 

ガスを一切使わなくてすむ

オール電化に切り替えると熱源を電気だけに絞ることが出来ます。そのため、ガスの基本料金も必要なくなるので、光熱費を安く抑えることが出来ます。基本料金を1,500円と仮定すると、基本料金分だけでも1年で18,000円、10年間で180,000円もお得になります。

 

深夜の電気代が驚くほど安い

オール電化に切り替えると、各電力会社のオール電化向けの料金プランに加入することが出来ます。

オール電化をご利用されているご家庭様では、使用量に応じて金額が増えていく従量電灯の契約でなく、電気を使う時間帯によって電気の単価が決まってい「時間帯別電灯契約」を採用していることがほとんどです。

エコキュートを動かす夜間の時間帯の料金が安く設定されているので、電気をお得に使えるようになっています。その他の電化製品も夜~早朝にかけては安く使えるようになりますので、電気の安い時間帯に洗濯などもしてしまえばさらにお得に使えるようになります。

 

新築時はガス配管工事が不要

新築でオール電化の住宅を建てる場合にはガス配管の引き込み工事が必要ないです。ガスの本管からお家までの距離で工事費用が大きく変わるので、これを嫌ってオール電化にされる方が郊外で多いということですね。

補足ですが、後から「やっぱりオール電化をやめたい!」となってガス管を引き込もうと思うとめちゃくちゃ費用がかかったり、物理的に工事できなかったりすることもあるので、慎重に考えてくださいね。

 

火を使わないためなにかと安心

IHクッキングヒーターもエコキュートも直火が出ないので、小さなお子様がいらっしゃるようなご家庭でも安心してお使い頂くことが出来ます。小さい子供は火とか好きですもんね。

IHは触れている調理器具を直接温めるので、台所に熱もこもりにくいので暑い夏場でも快適に料理をして頂くことが出来ます。オール電化にしていると火災保険の割引が受けられることもあるようですので、保険の見直しなどもこの機会におこなってしまうのが良いかもしれませんね。

 

オール電化のデメリットとは

反対にオール電化のデメリットを見ていきましょう。

 

昼間の電気代が高い

オール電化は夜間の料金が安く設定されている分、昼間の電気代が少し割高に設定されています。それでも従量電灯の一番高い段階の電気代と比べると少し安いので、毎月の電気代が20,000円近くかかっているようなご家庭ではあまり影響を感じないかもしれません。

 

エコキュートは設置スペースが必要

エコキュートを設置するためには、少なくともお家の周りに50cm以上の幅が必要です。

設置出来たとしても、設置してしまうとそこが通れなくなって困る場合やあまりにも隣家に近すぎると騒音などのご近所トラブルにもなりかねないので、ご注意くださいませ。

エコキュートの騒音に関しての詳しい記事はこちら⇒エコキュートの騒音って気になるレベル?近所トラブルにならないために

 

ガスを使いたいときに使えない

オール電化にしてガスの供給を止めてしまうと、ガスを急に使いたくなっても使うことが出来ません。ただ、オール電化のご家庭でも卓上のカセットコンロなどは非常時の備えとしても役に立ちますので、一台は用意をしておいた方が良いでしょう。

 

停電したら電気が使えなくなる

「オール電化にしたら停電したらどうするの?」とよく言われますが、ここが一番の弱点と言えるでしょう。

先ほどもお伝えしたように、カセットコンロを用意しておいたりすることで短時間の停電であれば問題なく生活して頂けると思います。

最近では非常時の備えとして太陽光パネルや蓄電池を検討されている方も増えてきています。費用はかかりますが、電力会社からの送電に頼らず、「自宅で使うエネルギーをご自宅に設置してある設備でまかなうことが出来る」というのは理想の住宅環境の1つではないでしょうか。新築でオール電化の導入を検討されている方は合わせて「創エネ設備」の導入もおススメします。

 

オール電化にするならエコキュートがおすすめ

オール電化にするときには給湯器は電気温水器かエコキュートを選びますが、圧倒的にエコキュートの方がおススメです。

以前はエコキュートが高かったので、電気温水器が半額くらいで導入出来た時代もありました。今では電気温水器とエコキュートを比べても150,000円~200,000円くらいしか変わらないです。

エコキュートにすると、毎月にかかる電気代も約四分の一に抑えられるので、設置後のランニングコストも考えるとエコキュートの方がお得に使って頂くことが出来ます。

設置した後のことも考えてエコキュートをおススメします。

 

オール電化のメリットデメリットのまとめ

オール電化のメリット・デメリットについてまとめていきました。

良い面だけを見て飛びつくのではなく、良い点悪い点を総合的に判断して導入するかを検討するのが良いでしょう。

その他ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければ幸いです。

ありがとうございました。

 

 

 

監修:中尾信一
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