
オール電化は高いって言われているけど本当?少しでも電気代を節約するためには
2020/11/02
こんにちは!エコの大臣です!
『エコの王様』ではエコキュートやIHクッキングヒーター、太陽光発電システムといった省エネ設備を今までたくさんのご家庭様に販売、設置工事をさせて頂きました。
実際に交換をさせて頂いたお客様にお話をお伺いすると、「オール電化にする前と比べるとだいぶ光熱費も安くなって助かる!」というお話をお伺いすることがほとんどです。
ただ、一部のお客様からは「高くなってはないけど、そこまでむちゃくちゃ安くなった感じはないかな。」というお声を頂戴することも…。
同じオール電化でも「どうしてこんなに光熱費が違うの?」と不思議に思いますよね。
そこで今回はオール電化で電気代が高くなる原因や、節約のコツなどをお伝えしていこうと思います!
目次
オール電化の電気代の年間相場について
「オール電化でかかる電気代っていくらぐらい?」というのがまず気になりますよね!オール電化にかかるおおよその電気代は関西電力さんのホームページにも掲載されていますので、そちらをご紹介します。
世帯 | 1人家族 | 10,751円 |
2人家族 | 12,904円 | |
3人家族 | 14,454円 | |
4人家族以上 | 14,914円 |
世帯ごとのオール電化の電気代の平均を見てみると、3人以上の世帯ではあまり大きく金額が変わらないというのがポイントですね。
1人当たりの電気代として考えると、4人家族だと1人あたり約4,000円で済むのに対して、1人暮らしだと約1万円はかかってしまうので、ご家族の人数が少ないのにオール電化に切り替えるとなると少し割高な感じもしますね。
オール電化の電気代が高いと言われている理由
「オール電化にして電気代が逆に高くなった!」という方が陥りがちなポイントをいくつかご紹介していきましょう。
「これからオール電化に切り替えよう!」という方にもぜひ知っておいてもらいたいポイントですので、切り替えの際に注意するようにして下さい!
元々の使用量が少ない
「オール電化に切り替えると毎月の光熱費が安くなって負担も少なく、老後も安心ですよ!」とオール電化に切り替える「だけ」で光熱費が安くなると、勘違いをされている方も多いようです。
今までご利用されていたガス代や電気代の「何割」かが安くなるというのがオール電化のメリットです。
ですが、オール電化の導入前からお家でお風呂もほとんど入らないので「お湯を使わない、家に居ないから電気もほとんど使わない」などもともとの光熱費が安いご家庭様では、オール電化に切り替えたとしても「あっ!」と驚くような光熱費のメリットは出ないかもしれません。
少なくとも電気とガス、両方で1万円以上は平均して使っているようなご家庭様でないと、経済的な部分でのメリットは感じづらいでしょう。
お昼時に電気を使いすぎている
オール電化向けの深夜電力を活用する電力プランに関しては、23時~翌朝7時までの時間帯の電気代は非常に安くなっています。
逆に、平日の10時~17時の間の「デイタイム」と呼ばれる時間帯の電気代は割高に設定されています。
この時間帯に電気を使えば使うほど、電気代が割高になってしまいます。日中の電気の使用量が増えないように工夫して生活しましょう!
オール電化が高いとお考えなら簡単に安くできる方法がある
「今すぐにでも電気代を節約したい!」という方に、オール電化を使いながら、電気代を節約する方法をお伝えしたいと思います!
1つずつの効果はわずかでも、毎月続けることで必ず節約効果は出てきますので、日々の生活に取り入れてみて下さい!
電気料金のプランを変更する
まずは、ご自宅でご契約中の電気のプランがオール電化向けの料金プランになっているのかを確認しましょう。
最近では電力の自由化で電力会社を切り替えておられるお客様も多いですが、オール電化をご利用する際は、時間帯別に電気料金が設定されているプランをご利用することをおススメします。
一般的な電気の契約である「従量電灯」と呼ばれる種類の電気のプランは、電気の使用量が多くなるにつれて、電気代が高くなるような仕組みになっています。
オール電化に切り替えると、今までガスを使っていた部分がすべて電気に変わりますので、お家の電気の使用量は増えます!
プランが変わっていないことに気付かずに、そのままの状態で電気を使っていると、どんどん電気代が高くなってしまいます。
オール電化に切り替えるときにはリフォームを依頼する業者にも相談して、電気のプランの切り替えを忘れずに行ないましょう!
深夜の時間に電気を使う
電気のプランが切り替わったら、次は電気を使う時間帯を見直しましょう!
23時~7時までの時間帯が一番電気を安く使える時間帯になります。
この時間帯に食器洗い乾燥機や洗濯機など、比較的電気の消費量の多い電化製品を使うようにするのが節約のポイントです!
逆に一番電気の高い10時~17時までの時間帯に電気を使うことを減らすように心がけましょう!
タイマー機能の付いている電化製品はうまく利用して使う時間帯を調整しましょうね!
エコキュートの使い方を考える
オール電化の給湯設備と言えば、深夜電力を活用して安い電気代でお湯を作ってくれるエコキュート。正しく使えば、お家の光熱費の削減に大きく貢献してくれますが、使い方を間違えれば逆に電気代が高くなってしまう原因にもなります。
エコキュートをご利用する際に知っておきたいポイントをいくつかお伝えしていきます。
長期間不在の場合は休止する
旅行などでしばらくの間お家を留守にするという場合には、エコキュートの沸き上げの設定を止めておきましょう。
沸き上げの停止方法に関する詳しい記事は以下のリンクよりご参照下さい!
頻繁に追い焚きするのは止めておく
追い炊きの機能は大変便利ですが、お湯を使う量が増えますので必然的にエコキュートの稼働量も増えます。
なるべくお風呂に入るときは続けて入るようにするなど、追い炊きを多用しないように工夫すると良いです。
また、温度の下がってしまったぬるま湯を追い炊きして温め直すよりは、お湯を一度捨てて新しく張り直したり、高温足し湯の機能を利用した方がお湯を使う量が少なくて済むこともございます。
各種設定を使いこなす
エコキュートには、毎日のお湯の使用量に合わせて自動でお湯を沸かす量を調整してくれる「おまかせ」の機能が付いています。
また、それ以外にもお湯を沸かす量を普段よりも「多め」にしたり「少なめ」に設定することも出来ます。
お湯を沸かす量を減らせば、その分だけ電気代の節約にもつながります。
逆に冬場にお湯を使う量が多くなる時には「多め」や「満タン」に設定して、使っている途中でお湯が足りなくなることがないようにしておきましょう。
途中で沸き増しすると、電気代が高くつきますので夜間に必要な分を沸かしてくれるように調整しましょう。
オール電化高いのまとめ
オール電化の電気代は本当に高いのか?安くする方法についても触れていきました。
電気を使う時間帯に電気代が高くなったり安くなったりする秘密が隠されています。ちょっとした工夫で電気代を大幅に節約することも出来ます。
オール電化にして電気代が高いのが少し気になるなとう場合には、お家全体のタイムスケジュールなどを見直してみるのが良いかもしれませんね。