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エコジョーズとはいったい何?他の給湯器との違いについて一挙公開

2020/02/13

こんにちは!エコの大臣です。エコと名の付く商品が最近多いですよね。給湯器だけでも何種類がありまして、お客様とお話していても途中でごっちゃになっている方がたまにいらっしゃいます。

日本人はとりあえずカタカナ語に弱いというイメージを持っているのは、私がそこそこええ歳のおっちゃんだからでしょうか…?

今日はそんな「エコ」と名の付く給湯器の中から、ガス給湯器の「エコジョーズ」がどういうものなのか、ということを詳しくお伝えしていきます。

 

エコジョーズとは?

エコジョーズは2002年から各給湯器メーカーが名称を統一して販売を開始したガス給湯器です。ガスの給湯器なのでもちろん、ガスを燃焼させた熱でお湯を作る機械です。

「それなら今までの給湯器と一緒じゃない?」と思うのですが、エコジョーズの方がより省エネになるように改良して設計されています。

 

エコジョーズの仕組みとは

エコジョーズは「潜熱回収型」と呼ばれる仕組みになっていて、従来のガスの給湯器ではガスを燃焼させたときに出る200度以上の排気をそのまま排出していましたが、エコジョーズではその排気に含まれる熱をお湯を作るのに再利用する仕組みになっています。

排熱を再利用した後の排気は50度~80度にまで温度が下がっているようで、今までそのまま捨てていた熱の大部分をうまく利用することに成功しています。

 

引用:日本ガス協会

排熱を利用することで、従来型のガス給湯器と比べて熱効率が80%から95%にまで大幅に向上しています。

従来型のガス給湯器からどんどん置き換えられていっており、今のガス給湯器の主流になっているタイプです。

 

エコジョーズのデメリット

さて、そんな高効率の給湯器であるエコジョーズにはデメリットがあるのでしょうか?

調べてみると何点かあるようですので、1つ1つお伝えしていきます。

 

導入費用が高い

従来型のガス給湯器と比べるとエコジョーズの方が本体価格が割高になります。先ほども触れましたが、排熱を回収するような機能が付いていますので、従来の給湯器と比べても作りこまれている分仕方ないのかなと言ったところでしょうか。

同じ号数の同型である従来の給湯器と比べて最新のエコジョーズの希望小売価格は7~8万円ほど高いです。

あくまでも定価ベースなので、販売店によってはここから割引を受けられると思いますが、古いタイプのガス給湯器よりも導入費用が高くなるというのは理解しておいた方が良いでしょう。

エコジョーズにするとガス代が節約できますが、あくまでも「給湯」にかかる分のガス代が安くなるだけなので、基本料金はもちろん台所のガスコンロや床暖房、ガスのファンヒーターなどにかかるガス代は変わらないのでご注意ください。

 

ドレン排水工事が必要で専用の工事費用もかかる

エコジョーズは先ほどご紹介した排熱を回収してお湯を作る過程で、排気ガスに含まれていた水蒸気が凝結して、ご使用状況によっては大量の凝縮水(ドレン排水という)が出ます。

ドレン排水は給湯器の内部で処理されてから排水されているので、人体には影響のない状態で給湯器から排出されます。下水道法では雨水として処理されることが多いので、そのまま垂れ流しにしておいても問題ないです。ただ、給湯器の周りがぬれていると、かびやコケが生える原因になったりもするので好ましくないです。

エコジョーズの設置の際にはドレン排水用の工事をほとんどの業者でしてくれますが、排水の工事が出来ない場合はエコジョーズの設置が出来ないので、気を付けてください。

 

10年に一度部品の交換が必要

先ほどのドレン排水は大量の二酸化炭素が溶け込んでいて酸性になっているので、そのまま排出することは出来ません。ですので、エコジョーズの内部にはドレン水を中性に戻すのに「中和器」と呼ばれる装置が付いています。

約10年で中和器の寿命が切れます。中和器はエラーが出ると必ず交換が必要になります。中和器の交換費用の相場は15,000円~30,000円ですね。

 

設置場所が決まっている

先ほどのドレン排水処理の関係で設置場所がある程度限定されてしまいます。従来のガス給湯器からエコジョーズへの切り替え工事の際は必ず下見をしてもらって、工事に関しての説明を受けてから検討するようにしましょう。

 

エコジョーズのメリット

では、逆にエコジョーズに切り替えることでどういったメリットがあるのでしょうか?1つ1つ見ていきましょう。

 

ガス代が節約できる

これが最大のメリットだと考えられますが、エコジョーズに切り替えることで、従来型のガス給湯器と比べて約15%削減できます。普段からお湯を大量に使うご家庭様では金額的にも大きなメリットが得られるでしょう。また、給湯器を使用していない時の待機電力も従来型の給湯器と比べると約5分の1にまで抑えられています。

ガスの使用量が減るので、排出される二酸化炭素の量も約15%削減できます。エコジョーズお財布にも環境にも優しい給湯器ですね。

ガス給湯器の待機電力に関してはこちら⇒ガス給湯器の電源はつけっぱなしにしてはいけない!?その知られざる真実とは

 

お湯切れがない

エコジョーズは水道から流れてきた水をその場でお湯にするので、いくら使ってもお湯が使えなくなるということはありません。家族の人数が多い、家族のお風呂に入る時間がばらばらで、その都度追い炊きやお湯張りをやり直しているなど、普段からお湯を使う量が多く「お湯を使う量を気にしたくない!」というご家庭にはエコジョーズが向いていると言えるでしょう。

 

直接お湯が飲める

電気温水器やエコキュートなどのタンク式の給湯器は、一度80度や90度に沸かしたお湯をタンクに貯めて置く仕組みになっています。このため、タンク内の水は消毒用の塩素(カルキ)が抜けた状態になっているので飲用には適していません。一部「水道直圧式」と呼ばれる仕様を採用しているものもありますが、一般的にはエコキュートのお湯は直接飲まない方が良いということになっています。

その点、エコジョーズを始めとするガス給湯器などは水道から流れてきた水をその場で温めて出湯するので、そのまま飲むことが出来ます

 

エコジョーズと従来型のガス給湯器の違いについて

 

エコジョーズは様々なところが従来型のガス給湯器よりも改善されています。

同じガスを熱源とする給湯器ですが、違いを理解してどちらが良いのかを検討しましょう。

 

省エネ性能が高く、ガス代が安くなる

 

エコジョーズは従来のガス給湯器が無駄にしていた排熱を再利用することで、より効率良くお湯を作ることが出来るようになりました。

従来のガス給湯器と比較しても年間で約1万円近くはガス代が節約出来るようになります。

本体の設置にかかる費用は4~5万円ほどエコジョーズの方が高くなりますが、それでも長い目で見ればエコジョーズの方がお得になります。ガス給湯器の交換の際にはエコジョーズの方が絶対におススメです。

 

エコジョーズのプラン

 

給湯器をエコジョーズに換えたら、各ガス会社の提供しているお得な料金プランに変更しましょう。

そうすることで、さらにお得にエコジョーズを利用することが出来ます。

また、給湯器以外にも床暖房や浴室暖房乾燥機などもガス器具も一緒にご利用されていると、よりお得になるようなプランも提供されています。

ガスのパワフルな暖房器具も合わせて使いたいという場合には、そちらも合わせて検討してみて下さい。

 

エコジョーズを設置する前に電気給湯器(エコキュート)も検討しよう

今のお住まいにこれからも長くお住まいになる予定があるのであれば、エコジョーズとエコキュートでどちらの方がメリットが大きいかを一度検討した方が良いでしょう。

先ほど、エコジョーズのメリット、デメリットのところでもお伝えしましたが、エコジョーズに切り替えたとしても、節約できるのは給湯にかかっている部分のガス代だけになります。毎月10,000円のガス代の支払いがあったとしても、安くなるのは1,500円くらいです。

エコキュートであれば1か月に給湯にかかる電気代は一般的な4人家族で1,500円~2,500円と言われています。10,000円もガス代を支払っていたとすれば、毎月7,000円~8,000円、年間で約90,000円の光熱費削減が見込めますね。

光熱費を安く抑えたい、火を使わない安全な生活をしたい場合にはエコキュート、オール電化がおススメです。

多少光熱費が高くなってもガスのパワフルな暖房器具を使いたい、エコキュートの設置場所がないなどの場合にはエコジョーズの方がおススメです。

一度設置すれば給湯器もこの先10年~20年はお使い頂くものになりますので、長い目で見て本当にどちらがお得なのかというところで、比較検討してから決めた方が良いでしょう。

エコキュートの交換や設置にかかる費用に関してはこちら⇒給湯器(エコキュート)の本体と設置価格はいくら?メーカー別で公開

 

エコジョーズとはのまとめ

今回はエコジョーズの仕組みや導入する際のメリット・デメリットをお伝えしていきました。

ドレンの排水の工事などに問題がなければ、従来のガス給湯器よりも良い製品ですので、10年、15年くらい前の古いガス給湯器から新しく切り替える際には、エコジョーズのタイプのガス給湯器を導入した方が良いでしょう。

 

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監修:中尾信一
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