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家庭用の蓄電池の耐用年数はどれくらい?長く使うためにやるべきこと

2020/04/02

こんにちは!エコの大臣です!

前回に引き続き、今回も蓄電池に関する情報をみなさまにお伝えしていきたいと思います!

第二回の今回は家庭用蓄電池の耐用年数と、少しでも長く蓄電池を使うための方法をお伝えしていきます!

第一回の記事はこちらから⇒蓄電池とは一体何?蓄電池が予想以上に便利な理由とは

 

蓄電池の耐用年数はサイクル回数か使用期間で決まる

蓄電池の寿命を表すのに「サイクル数」という単位が使われます。100%充電されている状態から0%まで放電することを1回として考えたときに、そのサイクルを何回行うことが出来るかというのが蓄電池の寿命となります。

蓄電池と一口によっても使われている原料や仕組みによって、いくつかの種類があります。種類によって特徴も異なりますし、使われた方も様々です。ここでは、主に使われている蓄電池の種類別の寿命についてご紹介していきます!

 

蓄電池別の寿命

 

鉛蓄電池

 

鉛蓄電池は蓄電池の中でも歴史が古く、リサイクル体制なども確立されています。主には自動車のバッテリーや非常用のバックアップ電源などに使われています。

鉛蓄電池のサイクル回数は約3000回、使用年数では約17年くらいと言われています。安価で耐用年数も長いという点で優れています。

一方、鉛蓄電池は非常に大きく、重いことや、中の触媒に希硫酸が使われているので、漏れたり破損したりすると危険な場所には設置出来ません。ですので、屋外設置が基本になるのですが、気温が低い地域では中の液が凍って使えなくなってしまうこともあるため家庭用蓄電池としての需要は高くありません。

 

リチウムイオン電池

 

今、流通している家庭用蓄電池のほとんどがこのリチウムイオン電池です。携帯電話やノートパソコンなどのバッテリーにも使われています。小型で大容量で寿命も長いため、広く使われるようになりました。性能は非常に高いのですが、原料にリチウムやコバルトなどのレアメタルを使用するため、製造コストが高いのが難点です。

家庭用電池の蓄電池はメーカーや容量によっても様々ですが、6,000サイクル~12,000サイクルと言われています。年数にすると15年くらい~20年くらいと言われています。

 

ニッケル水素電池

 

ニッケル水素電池はパナソニックから発売されている「eneloop」が有名ですね。今までは使い捨てだった乾電池が、充電して繰り返し使うことが出来るようになった画期的な商品ですね。

ニッケル水素電池は自己放電(使用していなくても時間が経てば充電した電気が勝手に減っていってしまう)があることや、メモリー効果(電気を使い切らずに継ぎ足し充電すると、起動時の電圧が低くなって、一部の電子機器が正常に使えなくなってしまう現象)などがわずかに見られます。性能面ではリチウムイオン電池の方が優れていると言えるでしょう。

ただ、製造コストがリチウムイオン電池と比べると安価で製造できるというメリットがあります。

eneloopのサイクル回数は約2000回ほどで耐用年数としては5年程度だと言われています。

 

NAS電池

 

日本ガイシによって開発されたメガワット級の超大容量の蓄電池です。産業用の大規模な発電施設や工場などで使用するのに適しています。家庭用蓄電池では一般的には5kw~15kwくらいのものが使われるので、数百kw以上の容量があるNAS電池を設置することはまずないでしょう。

入手しやすいナトリウムや硫黄などが原料のため、製造コストも安価で、安定しているため今後のさらなる改良に期待されています。

ただ、起動時にはかなりの高温状態を保たないといけないことや、ナトリウムや硫黄といった危険物が使われているため、安全面での対策が進められています。

サイクル回数は約4500回で約15年程の寿命が期待されています。

 

蓄電池の寿命=故障ではない

 

蓄電池が寿命を迎えると「全く本来の機能が使えなくなってしまう」ということではないです多くの蓄電池は寿命を迎えても機能面は生きていることが多いです。

蓄電池にとっての寿命とは「設置した当初よりも数十%の蓄電容量が低下する」とお考えいただくのが良いでしょう。携帯電話のバッテリーも年と共に充電が減るのが早くなっていくので、みなさんご経験があるのではないでしょうか。

寿命を迎えた蓄電池は年数が経つにつれて蓄電容量がどんどん減っていき、最終的には交換が必要になります。

 

蓄電池の寿命を伸ばして長く使うためには

蓄電池にはあらかじめサイクル寿命がありますが、せっかく使うのだから少しでも長く安定して使っていきたいですよね。蓄電池の寿命を少しでも長く保っていくための秘訣をご紹介します。

 

高温多湿の場所に設置しない

 

蓄電池は高温の状態で使い続けると劣化が早まったり、火災の原因になることもあります。屋外設置型の蓄電池は日中高温になる、直射日光の当たる場所には設置することが出来ません。直射日光の当たらない、風通しの良い場所を選んで設置するようにしましょう。

また、屋内設置型の蓄電池の場合は設置場所を確保できず、換気が十分でない押し入れやクローゼットの中などに設置されることも良くあって注意が必要です。

また、分電盤などが脱衣所や洗面所などに設置されていることが多いので、その近くに蓄電池を設置することも多いです。ただ、脱衣所や洗面所などは湿気が多いので、蓄電池の設置環境としてはあまり適していないことも知っておいてください。

 

過充電や過放電をしすぎない

 

家庭用蓄電池に使われているリチウムイオン電池は100%充電されている、もしくは放電しきって電力が残っていない状態になると急激に劣化が進みます。太陽光発電を既に設置してあるご家庭様では、パネルの発電量に見合った容量の蓄電池を選ばないと、過充電の状態が続いて劣化が進みやすくなってしまうので、注意が必要です。

 

耐用年数の長い蓄電池の探し方

蓄電池もメーカーによって耐用年数とサイクル回数が様々異なります。主な蓄電池製造メーカーが発表している保証年数を一覧にしましたので、参考にして下さい!

メーカー保証年数その他
SHARP10年有償で最長15年
Panasonic10年有償で最長15年
京セラ15年自然災害の10年保証付き
OMRON10年遠隔モニタリングサービスに申し込めば15年保証
nichicon10年一部商品は15年のものも有
伊藤忠商事10年商品名はスマートスターL

ほとんどのメーカーの蓄電池が無償で10年の保証が付いています。有償で15年になるメーカーもあることから、メーカーで保証されているサイクル寿命は約4000回と考えることが出来るでしょう。

保証期間が終わってもすぐに故障することは稀ですので、実際のところとしては6000回~8000回程度問題なく使える蓄電池が多いようですね!

 

蓄電池のご検討ならエコの王様にお任せ

エコの王様でも太陽光発電の固定買取期間(FIT)の満了を迎え、卒FITされたお客様を中心に蓄電池導入についてのご質問やご相談を頂いております。

もちろん、エコの王様でも今日ご紹介したようなメーカーの蓄電池を各種取り揃えております。蓄電池だけでも毎月数十件の工事実績がございます。

「蓄電池について興味があるけど、まだどういうものかよくわからない。」方から、「他で見積もりを取ったので比較してみたい」という方まで幅広く丁寧に対応させて頂いております。蓄電池をご検討の際にはぜひエコの王様にもお声掛けください!

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蓄電池の耐用年数のまとめ

蓄電池の耐用年数について簡単にまとめていきました。

蓄電池は「寿命を迎える」=「容量の低下が顕著にみられる」ということになります。すぐ故障して使えなくなってしまうわけではないですが、だんだん電池の容量が減っていってしまい、いずれ交換が必要になってしまいます。

現在、家庭用蓄電池に広く採用されているリチウムイオン電池は、高温多湿を避けた場所に設置することが必須です。

屋内型の蓄電池は特に押し入れやクローゼット中や脱衣所などに設置することが多いのですが、耐用年数のことを気にするなら、他の場所に設置するのが望ましいでしょう。

設置場所やご利用方法に気を付けていれば、15年、20年と使えるものもございます。少しでも長持ちするよう大切に扱っていきましょう。

監修:中尾信一
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