
エコキュートで長期不在するなら設定変更をしておこう!そのわけとは
2021/05/10
こんにちは!エコの大臣です!
突然ですが、お家の給湯器の熱源はガスですか?電気ですか?
ガスの給湯器と違って、オール電化で使われているような電気の給湯器は、大きなタンクの中にお湯をためておくタイプの給湯器になっています。
使いたいときに使いたい分のお湯を沸かして使うガスの給湯器と違って、電気の給湯器はタンクの中に常にお湯をためて保存しておくように設計されています。
「え?それって家に誰もいないときにはどうしたら良いの?」ってことになりますよね。
そうなんです!エコキュートは家に誰もいない間にも、電源が入っていれば自動でお湯を作り続けてしまいます。
そこで、今回は家にしばらく誰もいないときに、エコキュートはどうしておくのか良いのか。ということについてお伝えしていきます!
目次
長期不在でエコキュートをそのままにしてはいけない理由
家にだーれもいない状況が続くのであれば、エコキュートをそのままつけっ放しにしていてはいけません。
給湯器の設定って忘れがちですよね。そもそもエコキュートを付けっ放しにして家を不在にしてはいけないということもあまりご存じないかと思います。
エコキュートをそのままにしてお家を長期間空けてしまうと、どんな良くないことがあるのでしょうか。
電気代がかかる
エコキュートは深夜電力を使って、夜の間に一日の内に必要なお湯の量を自動で沸かすように設計されています。
タンクの中にためられたお湯は誰も使っていなくても時間の経過とともに、徐々に温度が下がっていきます。
夜になれば、タンクの中のお湯をまた温め直し…。ということを毎日繰り返していきます。
使いもしないのにお湯を沸かしてためておくので、まるきり無駄になってしまいますね。
タンク内の水が汚くなる
タンクの中には最後に使った日からずーっと同じ水がたまったままになっているので、下手をすると1年とか2年前の水がそのまま出てきます。
1か月以上前のお湯は不衛生だというふうに言われていますので、使用を再開する場合にはご注意ください。
タンクの中のお湯を直接飲むわけではないので大丈夫だと思いますが、1年前のお湯につかるというのは何とも…。
1年前からのお湯はどんな感じなのか、体験したことがある人はぜひ教えて頂きたいです。
真冬は凍結の可能性がある
タンクの中に水が残っていると、冬には配管の中で水が凍結して故障の原因になることがあります。長期不在から帰宅してみると割れた配管から水漏れして大変なことになっているということもあります。
貯湯タンク、ヒートポンプともに中の水を抜いてから外出するようにしましょう。
特に12月~2月の冷え込みの厳しい期間に家を空けられる場合には、タンクの中の水を抜いておくことをおススメします。
配管の凍結に対する対処方法などはこちらの記事を参照ください⇒エコキュートの凍結予防と凍結してしまった時の対処方法
長期不在でやっておきたいエコキュートのこと
長期間(2週間以上)旅行などで家を空けられる場合に、トラブル防止のために事前にやっておきたいことを挙げていきます。
電気代の削減、故障の防止のためにも外出前には忘れずにおこなってくださいね!
タンク内の水を抜いておく
タンクの中に水が残ったままになっていると、配管が凍結して故障の原因にもなります。
真夏の時期であれば凍結の心配はありませんが、タンクの中に古くなった水がずっとたまった状態になって不衛生です。1か月以上外出される場合には、タンクの中の水を抜いておきましょう。
本体の電源を落としておく
エコキュートの電源が付きっぱなしになっていると、不在時にもお湯を自動で沸き増しをし続けてしまいますので電気代の無駄になります。
お湯を使っていないのに沸き増しするの?と不思議に思われるかもしれませんが、放っておいても自然に放熱してタンクの中のお湯の温度は下がっていきます。それで、夜になるとまたお湯を沸かし直してしまうんですね。
長期の外出になるのが事前にわかっている場合には、前もってエコキュートの電源を切っておきましょう。
タンク本体にエコキュートの電源が付いていますので、外出前にOFFにしておけば大丈夫です!
タンク本体の電源の場所がわからない場合には、お家の中にあるエコキュートのブレーカーを落としておくことでも電源を落とすことが可能です。
1年以上の長期外出の場合には、エコキュートに限らずお家全体の電気や水道などを止めていくことも考えた方が良いでしょうね。
長期不在から自宅に戻ってきたときのエコキュートの対処法
タンクの水を抜いて、電源を落としたエコキュート。外出から戻られたら元通りエコキュートが使えるようにしていかないといけませんよね。
エコキュートが元通りお湯を使えるようにするために、以下の手順を忘れずに行ないましょう。
タンク内の水を満タンにする
まずは、タンクの中に水を入れて満水の状態に戻しましょう。
満水にする手順は以下の通りです。
・タンク下部の脚部カバーを取り外します。(カバーはオプション品ですので付いていない場合もございます)
・排水栓を「閉」の状態にします。
・給水の元栓を開いてタンクの中に水を入れていきます。
・タンク上部の逃し弁を上げてしばらく待ちます。(30分~40分かかります)
・排水管から水が連続して出てきたら満水の合図です。
・逃し弁を下げて、脚部カバーを取り付けます。
タンクが満水になったら次の手順に進みましょう。
エコキュートの電源を入れる
タンクの中に水が満水になったら、エコキュート本体の電源を入れましょう。
外出時にお家の電気を止めている場合には、電力会社に連絡して使用再開の連絡をしましょう。
ブレーカーを落としている場合には、ブレーカーを上げて電気が使える状態にして下さい。
下の図の画像のような、タンク正面のカバーの内側にエコキュートの電源スイッチが入っています。
ここでエコキュートの電源のON/OFFを切り替えることが出来ます。
上の図の赤い囲みのところです。(メーカーや型式によって異なる場合がございます)
その中に付いている電源を「入」にすれば完了です。
入れ終わったらお家の中のリモコンなどの電源が点くのかを確認しましょう。
リモコンの時刻設定やエコキュートの設定などもそのときに合わせてやっておきましょうね
。
エコキュートの本体をONにしたらスグにお湯が使えるわけではない
タンクに水を入れて、電源を入れたら機能は元通り復旧です。
ですが、エコキュートは電源をONにしてもすぐにお湯が使えるというわけではありません。電源を入れるとすぐに沸き上げが始まりますが、十分な量のお湯が沸くまでには少し時間がかかります。
タンクの中がお湯で満タンになるまで3~4時間ほどの時間がかかります。
エコキュートの長期不在のまとめ
今回は長期間不在にする際に、エコキュートをどのようにしていけばよいのかということと、再度使い始めるときの手順や注意点についてまとめていきました。
エコキュートによっては2週間までは不在モードに設定できるものもありますので、そちらを活用することをおススメします。3~4日くらいの外出であれば設定の変更だけで大丈夫です。
気温の高い夏場は電源を落としておくだけでも問題ないですが、冬場は配管の凍結の可能性が高いですのでタンクの中の水を抜いてからの外出を強く推奨します。凍結はエコキュートの故障原因の中でも高い割合を占めますので、冬場は特に注意するようにして下さい。
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