王様のためになる話

エコキュートとは?これからはじめて導入する初心者に向けてどこよりも詳しく解説

2021/02/13

こんにちは!エコの大臣です!

突然ですが、みなさん普段お家で使っているお湯は何を使って沸かしているかご存じですか?

ガス?電気?今までそんなこと気にしたことないという方も多いのでは?

さらに同じ熱源の給湯器の中でもいくつかの種類があって、そこまで細かくご存じないという方も多いのではないでしょうか。

私たちは電気の給湯器の専門店ですので、ガスの給湯器の細かい解説はガス屋さんにお任せするとして…。

今回は電気の給湯器である「エコキュート」について、古いタイプの「電気温水器」と「エコキュート」の違いや、メリットデメリットなどをご紹介していこうと思います。

意外に知らない給湯器の深い部分、気になりませんか?

 

エコキュートとは?

 

まずは、「エコキュートって何?」というところからご紹介していきましょう。

エコキュートはガスや灯油などを燃料にしてお湯を沸かすのではなく、空気中に存在する熱を集めてその熱を利用してお湯を作ります。

「え?何も燃やさないのにどうやってお湯を温めるの?」と不思議に思いますよね。

エコキュートは実は通称で、正式名称は「家庭用自然冷媒ヒートポンプ式給湯器」と言います。

これがエコキュートの実物の写真になります。写真の右側の背の高い物がお湯をためておくタンク、左側の機械がヒートポンプと呼ばれるもので、エコキュートはこの2つのパーツから構成されています。

左側のヒートポンプという機械が、空気中の熱を集めてお湯を作る働きをしています。冷媒に二酸化炭素を使っているので、環境に与える影響も小さくて済みます。

集めた空気を圧縮し、空気中の熱を凝縮させることで、水温を90度にまで上昇させることが可能です。

ガスの給湯器と違って瞬時に大きな熱量を産み出すことは出来ないので、同じ量の水を沸きあげるのに時間がかかります。

そのため、沸かしたお湯を貯湯タンクに一旦ためておき、必要な分だけそこから取り出して使うというような仕組みになっています。

タンクの大きさは何種類かありますが、タンクの中にはお風呂の浴槽にして2杯分以上のお湯をためられるようになっていますので、たっぷりお湯を使うことが出来ます。

家のエネルギー源をすべて電気でまかなうようになっている「オール電化住宅」の給湯設備として毎年50万台以上のエコキュートが販売されています。

国が導入を進めている「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」を採用した新築住宅では実に70%以上が給湯設備としてエコキュートを採用しており、その高い省エネ性能や太陽光発電システムとの相性の良さなどが評価されています。

※ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは・・・住宅の高断熱性、エコキュートなどの省エネ設備、太陽光発電などの創エネ設備を導入することで、お家で消費するエネルギーよりも住宅が産み出すエネルギーの方が大きくなるように設計された住宅のこと。

ざっくりまとめると「エネルギーの自給自足を達成」した住宅のことです。

 

電気温水器との違い

「電気温水器とエコキュートは何が違うの?」というお問い合わせも結構多く頂きます。

実際、「エコキュート」の交換工事ということでお伺いさせて頂いたところ、付いているのは「電気温水器」だった!ということもよくあります。

15年ほど前はエコキュートもまだまだ高額だったので、オール電化にするときにエコキュートでなく電気温水器を採用された方も多いと思います。

電気温水器はタンクの中にヒーター(電熱線)が付いており、その熱でお湯を作ります。

エコキュートはヒートポンプで熱を「集める」方法でお湯を作るのに対して、電気温水器はヒーターで熱を「産み出す」方法でお湯を作りますので、エネルギーの効率が悪く電気代がかかります。

そのため、電気温水器が故障して交換が必要になった場合には、エコキュートに切り替えるという方が圧倒的多数です。

お湯を沸かす仕組み以外の部分は、エコキュートとほとんど同じです。普段の使い勝手もどちらもほとんど変わりありません。

 

エコキュートのデメリット

エコキュートの導入にあたっては、デメリットの部分もきちんと知ったうえで検討を進めて頂きたいというのが販売店側の本音だったりします。

ここからは、エコキュートのデメリットに関してもきちんとお伝えしていきます。

 

初期費用が高め

 

元々の本体価格がエコキュートの方が高額ですので、電気温水器と比べると、エコキュートの方が初期費用が高いです。

同じタイプの給湯器で比較すると10万円~20万円ほど、エコキュートの方が高いです。

初期費用を抑えて、給湯器を新しいものに交換したいという場合には電気温水器のままご利用されたほうが良いこともあるでしょう。

 

設置場所が必要

 

エコキュートは、貯湯タンクとヒートポンプユニットと呼ばれる2つのパーツで構成されています。ガスの給湯器などと比べるとかなり大きいものになりますので、エコキュートを設置するためには広めのスペースが必要になります。

電気温水器からのお切り替えの場合にも、タンクのサイズはほとんど差がないですが、ヒートポンプユニットが増えるので、場所は取ります。

 

お湯切れの可能性がある

 

エコキュートは夜の間に一日に必要な量のお湯を沸かしてためておき、それを使っていくタイプの給湯器になります。

タンクの中にためられているお湯がなくなってしまうと、お湯切れの状態になってしまい、新たにお湯を沸きましさせるまでお湯が使えなくなってしまいます。

ガスや灯油の給湯器から、初めてエコキュートにお切り替えをされる場合には注意が必要です。

 

エコキュートのメリット

エコキュートは、後発の給湯器になりますので、今までの様々な給湯器よりも優れている部分も多くあります。

エコキュートを設置した場合に得られるメリットについてご紹介していきます。

 

光熱費が削減できる

 

エコキュートは、従来の電気温水器と比べても省エネ効率がかなり高く、給湯にかかる光熱費を約3分の1に抑えることが出来るといわれています。

初期費用は少しかかりますが、ランニングコストはエコキュートを利用することで大幅に抑えられます。

 

災害時にタンクのお湯が使える

 

貯湯タンクの中には常に水やお湯が満タンに入っています。一般的な370Lのタンクですと2Lのペットボトルにして185本分もの水が入っています。

災害時に水道が止まってしまったとしても、タンクの中の水を取り出して使うことも出来ますので、万が一の時には非常に役に立ちます。

 

エコキュート導入後のメンテナンス

エコキュートは設置してから10年以上は使い続けられる製品になります。基本的にはメンテナンスフリーでお使いいただけるものですが、ちょっとのお手入れで、より長くお使いいただくことが出来ます。

エコキュートの定期的なメンテナンス方法をご紹介いたします。

 

フィルター

 

浴槽の中にあるお湯の循環口となるアダプターは、汚れが詰まったりするとエラーが出る原因になります。

1週間~2週間に1度、お風呂の掃除のときに古くなった歯ブラシなどで掃除しておくと良いでしょう。

 

配管

 

エコキュートには配管の自動洗浄機能というのが付いていますが、水を流すだけの洗浄になりますので、2~3か月に1度は洗浄剤を使って配管の清掃を行うことをおススメします。

 

タンクの水抜き

 

設置から年数が経ちますと、エコキュートのタンクの底にも汚れがたまってきます。半年に1度はエコキュートに付いている「逃がし弁」を開いて、タンクの底の汚れを水と一緒に洗い流してしまいましょう。

詳しい手順をご紹介!(メーカーによって多少の違いがございます)

  1. タンク下部に付いている化粧カバーを外す
  2. タンクに付いている漏電遮断器を「切」にする
  3. 給水の元栓を閉じる
  4. 逃がし弁のレバーを上げる
  5. 排水栓を開いて、約2分間排水する(熱いお湯が出ることがあります)
  6. 排水栓を閉じて、給水の元栓を開いてタンクを満水にする(排水管から水があふれたら満水のサインです)
  7. 逃がし弁のレバーを下げて、漏電遮断器を「入」にする

定期的にタンクの水抜きをすることで、タンクの中をより清潔な状態に保つことが出来ます。

 

エコキュートは電気料金プランとの組み合わせで節約できる

 

エコキュートは深夜電力を活用することで、毎月の電気代を安く抑えることが可能になります。

エコキュートを設置した後に、関西電力の「はぴeタイムR」や中部電力の「スマートライフプラン」といった深夜電力を利用するプランに切り替えることで、エコキュートの電気代を節約する機能を最大限に活用することが出来ます。

エコキュートやオール電化の設置工事をした工事店が、電力のプランの切り替えの申請もしてくれますので、工事の前に依頼すればほとんどの場合無償で行なってくれます。

 

エコキュートとはのまとめ

エコキュートとはどんなものなのか。特徴やメンテナンス方法などお伝えしていきました。

新しい給湯機器として、この20年間に急速にシェアを拡大してきたエコキュート。上手に活用すれば、お家の光熱費の削減に大きく貢献してくれること間違いなしです。

エコキュートの設置・交換をご検討の際はぜひエコの王様までご連絡ください!

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