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太陽光発電と蓄電池のセットは元が取れる?仕組みや電気の動きについて解説!

2022/08/02

「太陽光発電と蓄電池を同時に設置すると、費用も高いし元が取れるかが心配。」、「そもそも同時に設置することによって得られるメリットやデメリットはなんですか?」など、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置した場合のお問い合わせを良く頂きます。

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置することによって、元が取れるご家庭もあれば取れないご家庭もあります。

そこで今回は、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置して元が取れるかや、同時設置のメリット・デメリットについて詳しくお話します!

 

太陽光発電と蓄電池の仕組みについて

家庭用太陽光発電システムがどのような仕組みで発電されて、家庭用蓄電池がどのような仕組みで充電されているかを知っている人は、意外と少ないです。

家庭用太陽光発電システムも家庭用蓄電池も発電方法や充電方法は違いますので、仕組みについて詳しくお話させて頂きます。

 

太陽光発電

家庭用太陽光発電システムも産業用太陽光発電システムも発電の仕組みは同じです。

太陽光発電システムを構成する太陽電池(モジュール)は、マイナスの電気が帯びやすいn型シリコン半導体とプラスの電気が帯びやすいP型シリコン半導体を貼り合わせて構成されています。

n型シリコン半導体とp型シリコン半導体の境目に太陽光が出す光エネルギーが当たると、n型シリコン半導体はマイナス極になりp型半導体はプラス極になります。

光エネルギーが当たると太陽電池内は乾電池と同じような状態になります。

太陽光パネルと太陽光パネルを電線で繋ぐことによって電気が流れ、太陽光が当たっている間は発電し続けます。

太陽光発電システムの発電方法に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の仕組みってどんなの?発電方法や必要な機器・売電方法までを公開!

 

蓄電池

家庭用蓄電池はさまざまな種類がありますが、基本的には私たちが一度は使ったことのある乾電池と同じような仕組みで充放電されています。

家庭用蓄電池の中は、硫酸などの電解液のなかにプラス極とマイナス極になる金属を入れることによって電流が生まれる仕組みです。

プラス極側にはプラスイオンが溶けにくい金属、マイナス極側にはプラスイオンに溶けやすい金属が使われています。

プラスイオンとマイナスイオンが引っ付いた電子がマイナス極側に流れることによって、放電されます。

乾電池の場合は、マイナス極側に入っている金属が無くなると電池交換が必要です。

ですが、家庭用蓄電池は乾電池とは違う金属が使われているため、充電しながら放電できる仕組みになっています。

家庭用蓄電池の仕組みに関する詳しい記事はこちら⇒家庭用蓄電池とは?仕組みやメリット・デメリットを初心者向けに解説!

 

太陽光発電と蓄電池の電気の動きはどうなっているの?

家庭用太陽光発電システムで発電された電気は直流電流です。

直流とは、電気が電線に流れる時の向きや電圧の強さが変わらない電気の流れを指します。

私たちが普段使っている電気は、交流電流です。

交流とは、電気の流れる向き、電流・電圧が周期的に変化する電気の流れを指します。

私たちが普段使っている電気は、交流電流のため家庭用太陽光発電システムで発電された直流電流をそのまま各電化製品には使えません。

家庭用太陽光発電システムで発電された直流電流を各電化製品で使えるように、交流電流に変換してくれるのがパワーコンディショナーです。

パワーコンディショナーは、直流電流を交流電流に変換するだけでなく、発電された電気を売電するために電気を電線に戻す役割も持っています。

電気の性質上、電圧が高い所から低い所にしか電気が流れないため、売電する時にパワーコンディショナー側の電圧が低い時は、電圧を上げる逆潮流を起こすのもパワーコンディショナーの役割です。

家庭用蓄電池に貯められている電気は、家庭用太陽光発電システムで発電された電気と同様に直流電流です。

家庭用蓄電池に貯められている電気は、家庭用太陽光発電システムで発電された余剰電力(交流電流)と電気代の安い深夜電力(交流電流)です。

余剰電力と深夜電力を家庭用蓄電池に貯める時は、家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーを経由して交流電流を直流電流に変換します。

逆に家庭用蓄電池に貯められている電気を各電化製品で使う時も、家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーを経由して、直流電流を交流電流に変換して使えるようにします。

パワーコンディショナーの役割に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の仕組みってどんなの?発電方法や必要な機器・売電方法までを公開!

 

太陽光発電と蓄電池は元が取れるの?

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を設置して元が取れるかどうかは、家庭用太陽光発電システムの発電量と昼間の電気使用量によって変わります。

エコキュートとIHクッキングーヒーターを導入しているご家庭では、ナイトタイム(23時~翌朝7時)の電気代が安くなって、デイタイム(10時~17時)の電気代が高くなります。

関西電力のはぴeタイムRを使われているご家庭の料金形態は、デイタイムの電気代が1kWhあたり26.33円(税込)に対して、ナイトタイムの電気代が1kWhあたり15.2円(税込)です。

昼間の電気代が高くなるため家庭用太陽光発電システムを導入していないご家庭では、在宅時間が長くなればなるほど昼間の電気代が高くなります。

ですが、家庭用太陽光発電システムを設置すれば発電している時間帯は、電力会社から昼間の高い電気を買う必要がなくなるため電気代を抑えられます。

例えば、年間の電気使用量が4,800kWh(関西電力のはぴeタイムR)を利用していて6,000kWh発電する家庭用太陽光発電システムを設置した場合、

家庭用太陽光発電システムで発電された電気のうち自家消費量は、各ご家庭の家族人数などによって多少の違いはありますが、約40%と言われています。

6,000kWhに40%を掛けると2,400kWhが1年間の自家消費量になります。

1年間の自家消費量に関西電力のはぴeタイムRの昼間の電気代26.33円(税込)/kWhを掛けると、1年間の電気代の節約額が分かります。

残りの3,600kWhに2022(令和4)年度の売電価格の17円(税込)/kWhを掛けると、1年間の売電収入が分かります。

 

計算式に直すと次の通りです。

・2,400kWh×26.33円(税込)=63,192円(1年間の節約額)

・3,600kWh×17円=61,200円(1年間の売電収入)

・63,192円+61,200円=124,392円(1年間の経済効果)

家庭用太陽光発電システムの設置費用が、1,200,000円(税込)だとすると約10年で元が取れるということになります。

家庭用太陽光発電しシステムだけでなく家庭用蓄電池を導入すれば発電量が不十分な雨や曇りの日や発電しなくなった夕方以降に放電することによって、さらに電気代が下がるので家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置して元が取れる可能性が高くなります。

家庭用太陽光発電システムの発電量に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の発電量について!初心者でも分かる計算方法について

参考資料:関西電力 はぴeタイムR HP

 

太陽光発電と蓄電池はセットで買うと安い?

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池をセットで購入した場合、設置費用は安くなる可能性はあります。

同時に設置することによって設置費用が安くなる理由は全部で2つあるので、それぞれご紹介します。

 

パワーコンディショナー

パワーコンディショナーは、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池にとって最も大事な製品です。

パワーコンディショナーとは、家庭用太陽光発電システムで発電された直流電流を各電化製品で使えるように交流電流に変換したり、家庭用蓄電池に充電する場合は、交流電流を直流電流を変換する役割を担っています。

パワーコンディショナーがなければ電気の変換ができないため、発電された電気や貯められている電気を使えません。

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置する場合は、ハイブリッド型蓄電池を設置します。

ハイブリッド型蓄電池とは、家庭用太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが一体になったシステムを指します。

パワーコンディショナーの設置費用は、太陽光パネルメーカーや容量によって多少の違いはありますが、約200,000円(税込)~約300,000円(税込)が一般的です。

家庭用太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが別々になっている単機能型の家庭用蓄電池を選ぶとパワーコンディショナー代が高くなります。

また、家庭用太陽光発電システム用のパワーコンディショナーの寿命が約10年~約15年と言われています。

パワーコンディショナーが2つある単機能型を設置している場合は、寿命ごとにパワーコンディショナーの交換代金が高くなります。

パワーコンディショナーが1つであれば、その分交換費用が抑えられるため将来的にも費用を抑えられます。

ハイブリッド型と単機能型に関する詳しい記事はこちら⇒家庭用蓄電池とは?仕組みやメリット・デメリットを初心者向けに解説!

 

工事代金

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時設置することによって工事代金を抑えられる可能性は高くなります。

家庭用太陽光発電システムの工事代金は、システム全体の発電量によって多少の違いはありますが220,000円(税込)~440,000円(税込)が一般的です。

その一方で、家庭用蓄電池を単体で設置した場合の工事代金は、販売店によって多少の違いはありますが約220,000円(税込)が一般的です。

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を別々で設置すると、両方の工事代が掛かるため費用が高くなります。

両方を同時に設置することによって販売店によっては、本体代と工事代金が安くなる可能性が高いです。

※販売店によっては、両方を同時に設置したとしたも設置費用が安くならない可能性もあります。

家庭用太陽光発電システムの設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】太陽光発電の設置費用はいくら?導入前にチェックするべきこと

家庭用蓄電池の設置費用に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】家庭用蓄電池の価格や相場はいくら?少しでも安く購入するための方法

 

太陽光発電と蓄電池を同時に設置するメリット

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置することによって得られるメリットは、全部で3つあるのでそれぞれご紹介します。

 

災害時に役立つ

自然災害などが原因で停電が起きたとしても、家庭用太陽光発電システムを設置しているご家庭であれば、発電された電気を非常用電源として使えますが発電しなくなった夕方以降は停電状態になります。

家庭用太陽光発電システム用のパワーコンディショナーは性能上、停電時の最大出力は1,500Wまでしか出力できないため使える電化製品が限られます。

消費電力の大きい電化製品を何種類も使うとブレーカーが落ちます。

そのため、家庭用太陽光発電システムは停電時の非常用電源としては不向きと言えます。

家庭用蓄電池は家庭用太陽光発電システムとは違い、家庭用太陽光発電システムの余剰電力と電気代の安い深夜電力を貯められます。

貯められている電気を停電時に使えるので、朝晩関係なく電気を使えます。

家庭用蓄電池には、停電時に家中の電気をバックアップできる全負荷型とあらかじめ決められた場所の電気しか使えない特定負荷型の2種類があります。

全負荷型の家庭用蓄電池は、エアコンやIHといった200V電源を必要とする電化製品も停電時に使えます。

家庭用蓄電池の停電時の最大出力は、メーカーやグ性能によって多少の違いはありますが、3,000W~5,900Wまで出力できるため一度に多くの電気が使えます。

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池の両方があれば、家庭用蓄電池の電気が使いながら減った分の電気を停電時でも発電された電気で賄えるので、両方あったほうが災害時の対策としては最適です。

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池の災害時の役割に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】蓄電池のメリットってあるの?デメリットと比較して導入しよう!

各電化製品の消費電力に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の容量はどれくらいが適切?失敗しない蓄電池の選びかた

 

光熱費の削減が可能

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池の両方を設置することによって光熱費が削減できる可能性は高いです。

家庭用太陽光発電システムが発電している間は、高い昼間の電気代を電力会社買う必要が無くなるため電気代の削減ができます。

また、家庭用太陽光発電システムが発電しなくなった夕方以降に安い電気で充電された家庭用蓄電池の電気を放電することによって、電気使用量のピークカットができるので、電気代が安くなります。

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を設置することによって削減できるのは電気使用量と再エネ賦課金です。

再エネ賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)とは、各電力会社が家庭用太陽光発電システムをはじめとする再生可能エネルギーで、発電した電気を買い取るための費用を電気使用量に応じて全国民に負担してもらう課金制度を指します。

再エネ賦課金制度が始まった2012(平成24)年頃の価格は、1kWhあたり0.22円(税込)でした。

そこから毎年再エネ賦課金は上昇しており2022(令和4)年5月の価格は3.45円(税込)です。

再エネ賦課金制度が始まった2012年と比べると約1,600%価格が上昇しています。

今後も再エネ賦課金は上昇していき2030(令和12)年度には、1kWhあたり5円(税込)になる見込みです。

この課金制度はどの電力会社に入っても支払う制度なので、再エネ賦課金を削減するためには普段から電気使用量を節約するか家庭用太陽光発電システムや家庭用蓄電池を設置して電気使用量を減らすしかありません。

自分で電気を節約するのには限界があるた、2022(令和4)年8月現在では、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を導入して再エネ賦課金を削減しているご家庭が増えています。

再エネ賦課金に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】太陽光発電の設置費用はいくら?導入前にチェックするべきこと

再エネ賦課金に関する詳しい動画はこちら⇒【知らないと絶対損する】再エネ賦課金って何?これから電気代はもっと高くなる?

 

単体使用よりメリットは大きい

家庭用太陽光発電システムも家庭用蓄電池もメリット・デメリットがあります。

そのため、単体で使うよりも家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池の両方を使うほうがよりメリットが出やすくなります。

家庭用太陽光発電システムは、気候や天候によって発電量が変わります。

家庭用太陽光発電システムの発電量が多いのは一番太陽光が当たる7月~8月だと思われていますが、実際のところ最も発電量が多いのは3月~5月、9月~11月頃です。

「なんで夏場じゃないの?」と思われているかもしれませんが、夏場に発電量が少ない理由は気温です。

2022(令和4)年8月現在、日本で最も多く販売されている太陽光パネルは「シリコン系」です。

シリコン系の太陽光パネルは、気温が高くなればなるほど発電効率が落ちる特性を持っているため夏場の発電量は少ないです。

気温だけでなく家庭用太陽光発電システムは、雨や曇りの日が続くと発電量は落ちます。

発電量が不安定な家庭用太陽光発電システムのデメリットを補うのが、家庭用蓄電池です。

家庭用蓄電池は、家庭用太陽光発電システムの余剰電力や電気代の安い深夜電力(23時~翌朝7時)を貯められるので、家庭用太陽光発電システムの発電量が不十分な時に必要に応じて放電することによって電気使用量を抑えられます。

その反面、家庭用蓄電池は家庭用太陽光発電システムの余剰電力や電気代の深夜電力を貯めることよって力を発揮します。

家庭用太陽光発電システムを設置していない(できない)自宅に家庭用蓄電池を設置すると、充電先が深夜電力しかないため1kWhあたり価格が安いとはいえ、満充電にしようとすると電気代は高くなります。

また、停電時に家庭用蓄電池に貯められている電気を使うと充電がすぐに無くなります。

停電しているため深夜電力を使っての充電ができないため、充電が0になると電気を使えません。

ですが、家庭用太陽光発電システムがあれば余剰電力と深夜電力を使って充電できるため、電気代が抑えられますし停電時に使った電気を余剰電力で補えます。

そのため、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池は単体で使うよりもセットで使ったほうが良いです。

家庭用太陽光発電システムの発電効率に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電の発電量について!初心者でも分かる計算方法について

 

太陽光発電と蓄電池を同時に設置するデメリット

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置することによって、電気代の節約や災害時の対策ができるといったメリットがあります。

その反面、デメリットもあります。

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置することによって発生するデメリットは、全部で4つありますのでそれぞれご紹介します。

 

費用負担が大きい

2022(令和4)年8月現在の家庭用太陽光発電システムの設置費用は、メーカーや太陽光パネルの性能によって多少の違いはありますが、1kWhあたり275,000円(税込)で販売されています。

4kW発電する家庭用太陽光発電システムを設置した場合の価格は、1,100,000円(税込)です。

家庭用蓄電池はメーカーや性能・容量によって多少の違いはありますが、1,300,000円(税込)~2,500,000円(税込)で販売されています。

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時設置した場合の費用は、2,400,000円(税込)~3,600,000円(税込)になります。

2,000,000円以上の費用が掛かるため、即決できない人が居るのも事実です。

そのため、家庭用太陽光発電システムを先に導入して、売電期間が終わる10年後に家庭用蓄電池を設置するご家庭も多いです。

 

メンテナンスがどちらも必要

家庭用太陽光発電システムの太陽光パネルも家庭用蓄電池もメンテナンスをしないと発電効率や充電量が落ちます。

太陽光パネルに付いた砂やホコリは、雨で洗い流されるので発電効率が落ちる可能性は低いですが、鳥の糞や落ち葉が降り積もるとその部分が影になって発電効率が落ちます。

少なくとも2年に1回程度は、太陽光パネルの洗浄や発電量の確認・ケーブルの緩みなども確認しておくと良いでしょう。

家庭用蓄電池は、満充電の状態で充電をし続ける過充電と充電量が0に状態にも関わらず放電をし続ける過放電を繰り返して行うと、蓄電池内のリチウムイオン電池が劣化して、寿命を早めてしまう可能性があります。

また、配線などが劣化して緩んでくるとしっかり充電できなかったり放電できなかったりする可能性があります。

そのため、家庭用蓄電池も2年に1度程度は充放電の状況や配線の状態などを点検するメンテナンスを行うと、家庭用蓄電池を長く使えます。

少しでも長く家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を使うためには、メンテナンスは絶対にしたほうがいいです。

家庭用太陽光発電システムのメンテナンスに関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電はメンテナンスしないといけない?その理由と長持ちさせる方法

 

設置スペースが必要

家庭用太陽光発電システムを設置する場合は、ある程度の屋根の広さが必要です。

2022(令和4)年8月現在販売されている家庭用太陽光発電システムの平均搭載容量は、4kW~5kW程度です。

4kW~5kWの家庭用太陽光発電システムを設置するため、必要な屋根面積は約20平方メートル~約25平方メートルです。

勘違いしやすいのは、家の屋根のどこかに約20平方メートル~約25平方メートルがあれば良いという話でありません。

家庭用太陽光発電システムを設置して最も発電効率が良いのは南面です。

もちろん南面と他の方角と合わせて屋根面積が確保できれば、ある一定の発電量が確保できます。

家庭用太陽光発電システムは北面には設置できません。

北面に設置できない理由は、発電量が確保できないだけでなく反射光などのトラブルが起きやすいため、太陽光パネルメーカーだけでなく販売店も推奨していません。

その一方で、家庭用蓄電池も設置スペースが必要です。

家庭用蓄電池は、エアコンの室外機を一回り小さくしたぐらいの大きさがあって、重たい家庭用蓄電池になると200kg以上する製品もあります。

2022年現在販売されている家庭用蓄電池は、メーカーによっては小型軽量化されて室内設置できる製品も増えてきていますが、基本的に設置場所を屋外です。

屋外であればどこにでも設置できるわけではなく、家庭用蓄電池内のリチウムイオン電池は高温になる場所に長時間が設置しておくと、爆発してしまう可能性があります。


家庭用蓄電池の適正な設置場所は次の通りです。

・南面ではなく北面

・一日を通して影になる時間が長い場所

・風通しが良い場所

家庭用蓄電池の種類に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の種類は?特徴や用途・家庭用産業用についてを比較!

 

出力は無限ではない

家庭用太陽光発電システムも家庭用蓄電池も出力は無限ではありません。

そもそも家庭用太陽光発電システムは、太陽光がパネルに当たらないと発電しません。

雨や曇りの日が続くと、発電しなくなるため出力ができません。

停電時はパワーコンディショナーの性能上、1,500Wまでしか出力できないため使える電化製品が限られます。

天候に左右されやすい家庭用太陽光発電システムは、出力は無限とはいえません。

家庭用蓄電池は、家庭用太陽光発電システムとは違い停電時の最大出力は5,900Wまでです。

停電時に一度に多くの電化製品が使えるため便利なように感じますが、電化製品を使い過ぎると家庭用蓄電池に貯められている電気が早く無くなります。

電気が無くなると再び使えるようになるまでに数時間掛かります。

電気が充電されるまでは停電状態になるため、家庭用蓄電池も出力は無限ではないです。

家庭用蓄電池の出力に関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の容量はどれくらいが適切?失敗しない蓄電池の選びかた

 

太陽光発電と蓄電池は同時設置か後付けどちらがいいの?

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時設置するか後付けにするかどうかは、各ご家庭の考え方によって変わります。

家庭用太陽光発電システムで発電された電気を売電して収益を上げたい人は、家庭用蓄電池は売電期間が終わる10年後でも大丈夫です。

逆に売電価格が安くなっているため、売電せずに家庭用太陽光発電システムで発電された電気を売電せずに自家消費したい人や、停電時の対策として家庭用蓄電池を使いたい人は、同時設置をおすすめします。

購入する前にあらかじめ家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池をどのように使いたいかを決めておくと良いでしょう。

家庭用太陽光発電システムの売電に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年】太陽光発電の買取価格はいくらくらい?年々下がり続けている理由について

 

太陽光発電と蓄電池なら専門店に相談しよう!

2022(令和4)年8月現在、家庭用太陽光発電システムも家庭用蓄電池を販売しているメーカーはたくさんあってメーカーによって特徴があるため種類もたくさんあります。

これから家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池の購入をご検討されている人は、各メーカーのカタログを見たり口コミなどを見たりして自分の家にどのメーカーのどの製品が良いかを見ていると思います。

ですが、自分自身で調べるのにも限界があります。

各販売店は、各メーカーの商品説明会に参加してお客様以上の商品知識を持っています。

分からないことは、専門の人に任せるのが一番です。

家庭用太陽光発電システムメーカーに関する詳しい記事はこちら⇒【2022年】太陽光パネルのメーカーについて!おすすめできるメーカーを公開

家庭用蓄電池メーカーに関する詳しい記事はこちら⇒【2022年】蓄電池メーカー13社を徹底調査!シーンごとで選ぶべきポイント

 

太陽光と蓄電池のまとめ

みなさんいかがだったでしょうか?

今回のお話をまとめると、

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置したほうが設置費用が安くなる可能性がある!

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時した時のメリットは、全部で3つある!

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時した時のデメリットは、全部で4つある!

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置するかどうかは、各ご家庭の考え方によって変わる!

家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池のことで分からないことがあれば、専門店に相談するのが1番!

全世界で「脱炭素化」や「カーボンニュートラルの実現」に向けて動き出しています。

日本も全世界の動きに合わせて、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池の普及が進んでいます。

両方を同時に設置することによって電気代の節約が出来たり停電時の対策ができるというメリットがあります。

その反面、設置費用が高いことや設置スペース必要といったデメリットがあります。

これから家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置するか別々に設置するかを悩まれている人は、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池をどのように使いたいかを考えて購入すると良いでしょう。

メーカーも種類もたくさんあるので、どの機種が自宅に合っているかを自分で調べるのには限界があります。

機種選びでお悩みの人は、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を販売している専門店に相談するのが一番です。

エコの王様にも家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池に詳しいスタッフが居ますので、お気軽にご相談下さい。

お客様に最適な製品をご提案させて頂きます!

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