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【2024年最新版】オール電化の電気代っていくら?高くなる理由や節約する方法を紹介!

2024/10/13

「オール電化にしたいけど電気代はどれくらい掛かるの?」、「うちの家は家族4人なんですけどオール電化にすると電気代はどれくらいですか?」、「近所の人がオール電化にして電気代が高くなって聞いたけどそんなことあるの?」、「オール電化にして電気代を節約する方法を教えて下さい。」など、オール電化の電気代に関する問い合わせが非常に多いです。

2024(令和6)年10月から政府の電気代に対する補助金が終わるなど電気代が高騰する可能性があります。

そこで今回は、オール電化の世帯人数別電気代や節約方法、電気代が高くなる理由について詳しく説明します!

 

オール電化とは

ール電化とは、通常給湯や台所のコンロ、暖房などをガスや灯油を使用していたのを全て電気に変えて使うことを指します。

有名な製品としては、給湯に使うエコキュートや台所に使うIHクッキングヒーターなどです。

家庭によっては、浴室暖房や床暖房も電気で賄っている自宅もあります。

2022(令和4)年度の資料を見てみると、全国の既設住宅の約10%、新築住宅の約30%がオール電化になっている報告も出ているので、これからもオール電化は普及すると見込まれています 。

オール電化の仕組に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】オール電化とは?メリット・デメリットを徹底解説!

参考資料:富士新聞オンライン

 

オール電化のメリット

オール電化にして得られる全部で3つあるので詳しく説明します!

 

光熱費が削減できる

オール電化の最大のメリットは、光熱費は削減できることです。

ガス代や灯油代の約7割~8割は給湯に使われていると言われていて、給湯部分をエコキュートに変更することによってお湯を沸かしていたガス代や灯油代が無くなりますし、台所もIHに変更することによってガス基本料金を払う必要が無くなります。

また、オール電化にすると昼間の電気代が高くなって夜間(23時~翌朝7時)の電気代が安くなる時間帯別電灯契約に切り替わります。

電気代の安い深夜帯にお湯を沸かして使用するため、光熱費全体が約3割~約4割安くなる可能性がある自宅が多いです。

 

火事や火傷する可能性が低い

オール電化にすればガス給湯や灯油ボイラーのように、ガス漏れや灯油漏れが起きる可能性はないので放火されることもありません。

また、ガス給湯器や灯油ボイラーは寿命が来ると、不完全燃焼を起こして爆発する可能性もありますがエコキュートはその心配はありません。

台所に目を向けて見ると、ガスコンロから出る炎なかで最も高い温度である青い部分は、年齢と共に見えにくくなってくるという医学的報告も出ています。

見えにくくなっている青い炎を触ってしまうと火傷する可能性がありますが、IHは炎が出ないため火傷する可能性が限りなく0に近づきますし、台所で起きる火災で1番の原因となっている「ガスの消し忘れ」もIHにすると自動で電源を落としてくれるなどの機能も付いているので安心です。

 

オール電化のデメリット

オール電化にすることによって得られるメリットもありますがデメリットもあります。

オール電化のデメリットは全部で2つあるので詳しく説明します!

 

初期費用が高い

オール電化は、ガス給湯器とガスコンロを合わせて交換するよりも費用は高くなるのがデメリットです。

オール電化を構成するエコキュートは、メーカーや容量・性能・タンク形状によって異なりますが、工事代込で440,000円~880,000円程度の費用が掛かるのに対して、ガス給湯器は性能によって異なりますが、220,000円~275,000円程度で設置できます。

IHもメーカーや性能によって異なりますが88,000円~220,000円程度に対して、ガスコンロは性能によりますが77,000円~198,000円程度で設置できます。

数字からも分かるようにオール電化の方が割高になっていることが分かります。

※税込価格で表記しています。

エコキュートの価格に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの価格っていくら?価格相場とおすすめを徹底解説!

 

災害時に使えない可能性がある

オール電化は全てのエネルギーを電気にしているため、災害などが原因で停電が起きるとエコキュート・IHとも使えなくなります。

ガス給湯器・エコキュートとも電気で動いているため停電なると使えなくなりますが、エコキュートは貯湯タンクにお湯や水が残っていれば生活用水と使用可能です。

台所のコンロに関しては、ガスコンロを使っていれば乾電池で動いているためそのまま使えますが、IHは電気のため使えないというデメリットがあります。

エコキュートと災害についての詳しい記事はこちら⇒エコキュートは災害対策に最適って本当!?災害時の使い方やポイントを紹介!

 

調理器具に制限がある

ガスコンロであれば、セラミックや土鍋、中華鍋など市販されている調理器具を使用できますがIHは発熱する性質上、磁石がひっつく素材でなければならないですし、鍋底が平面になっている物ではないとうまく熱を伝えることができないため使用できません。

2024(令和6)年10月現在、ガスでもIHにも対応している調理器具も販売されていますが、ガス調理器具と比べると購入費用は高いです。

 

家族人数別電気代

オール電化は光熱費が安くなる可能性が高いということで多くの家庭で導入が進んでいますが、なかには「実際にはどれくらいの金額になるかを知りたい。」と思っている人も多いはずです。

そこで今回は、関西電力の資料をもとに1人~4人家族の電気代を紹介します!

※税込価格で表記しています。

※この価格は平均額のため必ずしもこの金額になるとは限りません。

※オール電化の電気代に関しては、燃料調整費・再エネ賦課金は加味していません。

※ガス代・電気代は、「総務省統計局 家計調査 家計収支編2023年 世帯人数・世帯主の年齢階級別」より抜粋しています。

参考資料:オール電化世帯人数別の平均電気代 関西電力

 

オール電化にして電気代が高くなる理由

「オール電化にすると電気代が光熱費が安くなるんじゃないの?」と思っている人がほとんどだと思いますが、場合によってはオール電化にしていても電気代が高くなる可能性があります。

オール電化にして電気代が高くなる理由は全部で3つあるので詳しく説明します!

 

家族人数が増えた

家族人数が増えると自分たちの部屋で過ごす時間が長くなります。

そうすると光熱費を削減できるオール電化にしても電気代が高くなる傾向にあります。

下の図で比較してみると、2人家族から3人家族に変わると月額で3,463円、年間で41,556円、10年で415,560円の差が出ます。

もちろん電気の使い方にもよりますが、家族人数が増えると電気代が高くなることはしっかり覚えておきましょう。

 

昼間にエコキュートの沸き増しや在宅時間が長い

オール電化にして電気代が高くなる1番の理由は、「昼間にエコキュートの沸き増し。」、「在宅時間が長い。」です。

なぜこの2つが電気代の高くなる理由かというと、「料金プラン」にあります。

オール電化(エコキュートだけでも可)にすると電気の料金プランが、「従量別電灯契約」から「時間帯別電灯契約」に切り替わります。

時間帯別電灯契約になると「昼間」の電気代単価が高くなって「夜間」の電気代単価が安くなります。

金額差を関西電力でみて見てみると夜間の約2倍が昼間の電気代単価になります。

電気代単価が高い時間帯にエコキュートの沸き増しをしたり在宅時間が長かったりすると電気代は高くなります。

※昼間の電気代と夜間の電気代差は電力会社によって異なります。

引用画像:関西電力HP

 

オール電化にして電気代を節約する方法

ではここで気になるのが、「オール電化にしてどうすれば電気代が節約できるのか。」だと思います。

もちろんオール電化にしても電気代は節約できます。

オール電化にして電気代を節約する方法は、全部で3つあるので詳しく説明します!

 

太陽光発電を使う

エコの王様でも「せっかくオール電化にするなら太陽光発電も設置したほうが良いですよ。」といった話を良くお客様にします。

なぜ、オール電化にするなら家庭用太陽光発電システムも設置してほうが良いというのでしょうか?

その理由は、料金プランにあります。

オール電化(エコキュートだけでも可)にすると時間帯別電灯契約に切り替わり昼間の電気代単価が高くなって、夜間の電気代単価が安くなります。

家庭用太陽光発電システムがあれば発電している日中は、電力会社から高い電気を買う必要が無くなりますので、電気代の節約ができますし自家消費して余った電気は、売電もできますので経済効果が得られます。

オール電化と家庭用太陽光発電システムはお互いのデメリットを消してくれる製品であることを覚えておきましょう。

オール電化と家庭用太陽光発電システムの相性に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】オール電化と太陽光発電の相性が良いって本当?相性が良いと言われている理由を徹底解説!

 

電力会社や料金プランを見直す

オール電化にして電気代を節約するためには電力会社や料金プランを見直すのも1つの方法です。

今はソフトバンク電気やAU電気などの新電力も多くの家庭で使われていますが、オール電化(エコキュートだけでも可)の料金プランは、基本的には大手電力会社しか提供していません。

ですが、なかには大手電力会社よりも深夜電力も昼間の電気も安い電力会社もあります。

関西地方ではec(イオ)電気という電力会社は、関西電力のオール電化プランである「はぴeタイムR」と比べても深夜電力が約1円、昼間の電気が1.3円違う電力会社もあります。

各地域でec電気のような電力会社もある可能でもあるのでオール電化で電気代が高いと思ったら新しい電力会社を探すのも1つの方法です。

<eo電気オール電化料金プラン>

引用画像:eo電気HP

 

家電の使い方を見直す

太陽光も設置して電力会社やプランを見直してさらに電気代を節約するためには家電の使い方を見直すの1つです。

その理由も今回何度もお話しさせて頂いた料金プランにあります。

やはり電気代の単価が高い時間帯に消費電力の高い電化製品を使うと電気代は高くなります。

電気代の単価が低い時間帯にあたる23時~翌朝7時に消費電力の高い洗濯機や食器洗い乾燥機、エアコンなどを使えば電気代の上昇を抑えられます。

 

まとめ

今回は、オール電化の電気代についてのお話しをさせて頂きました。

オール電化にすれば全体的な光熱費が3割~4割程度節約できるエコな商材ではありますが、家族人数が増えたり、電気代の単価が高い時間帯に在宅時間が長かったりエコキュートの沸き増しなどをすると電気代が高くなってしまうのも事実です。

電気代が高くなった場合は、家庭用太陽光発電システムを併用したり、電力プランを見直したり、消費電力の高い電化製品は夜間に使ったりするなどの工夫が必要です。

オール電化だけに頼らず普段から節電、省エネを心掛ける必要もあります。

エコの王様では、各メーカーのエコキュート・IHクッキングヒーターを取り扱っております。

また、併用して使える家庭用太陽光発電システムも取り扱っておりますので、これからオール電化やエコキュート、家庭用太陽光発電システムをご検討されているお客様は是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!

この記事を書いた人: 清家 和馬
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