
【2025年最新版】太陽光発電の設置は後悔するって本当?後悔しないためにやるべきこととは
2025/05/25
「近所の人が太陽光発電を設置して後悔したって言ってたけどなんで?」、「太陽光発電のメリットが知りたい!」、「ネットとかでも太陽光発電するを設置して後悔したって言っているけど、後悔しないため方法はないですか?」など家庭用太陽光発電システムに関する問い合わせが増えています。
近年の電気代高騰もあって家庭用太陽光発電システムが今再注目されています。
電気代節約や売電収入が得られる、停電した時の非常用電源になるといったメリットがある家庭用太陽光発電システムですが、設置した人のなかには「太陽光発電を設置して後悔した。」と思っている人がいるのも事実です。
そこで今回は、「太陽光発電を設置して後悔した。」と言われている理由と家庭用太陽光発電システムのメリット、設置して後悔しないための方法を徹底解説します!
目次
太陽光発電を設置して後悔する理由とは
家庭用太陽光発電システムを設置することによってさまざまなメリットが生まれる反面、「太陽光発電システムを設置して後悔した。」と思っている人がいるのも事実です。
家庭用太陽光発電システムを設置して後悔してしまうケースは、全部で5つあるので詳しく説明します!
設置費用が高額
家庭用太陽光発電システムを導入する際に全員が重要だと思っているのが設置費用です。
家庭用太陽光発電システムが本格的に普及し始めた2009(平成21)年頃と比較すると各メーカーの企業努力や技術革新などによって安くなりましたが、搬入経路によって販売価格は大きく異なります。
最も高いのが訪問販売で契約するケースです。
訪問販売業者は、周辺住宅の屋根を見て多くの太陽光パネルが載せられる自宅を見つけて訪問します。
営業マンは言葉巧みに迫っていき、無理矢理契約させようとします。
押し負けてしまって高額な契約金額で工事をして後日、同じように家庭用太陽光発電システムを設置した人に「その金額は高過ぎるよ。」と言われてしまい「高い契約をしてしまって後悔した。」と思っている人がいます。
売電価格が安い
太陽光発電システムや風力発電、地熱発電でされた電気は、国が決めた売電価格で買い取ってくれる固定価格買取(FIT)制度があります。
家庭用太陽光発電システムの売電制度が始まった2012(平成24)年頃の売電価格は1kWhあたり42円だったですが、そこから年々売電価格は値下がりしており2025(令和7)年度は、1kWhあたり16円にまで下がりました。
42円の頃と比べると約3分の1まで下がっていることが分かります。
2030(令和12)年頃には、1kWhあたり11円程度にまで値下がりすると見込まれています。
そのため、売電価格が下がっている状態で家庭用太陽光発電システムを設置した人のなかには「売電価格が低いから後悔した。」と言っている人がいます。
<売電価格の推移>
※税込価格で表記しています。
参考資料:経済産業省HP
施工不良による雨漏り
太陽光パネルは、屋根の載せる製品のため施工件数が少ない販売業者が設置すると場合によっては、施工不良が原因で雨漏りが発生することもあります。
屋根材によって太陽光パネルの設置方法は異なりますが、瓦屋根の場合は瓦を1枚1枚剥がして太陽光パネルを置くための架台に必要なビスを打ち込みます。
瓦を元に戻す際にガタガタな状態にしておくと隙間から雨水などが入って雨漏りが起きます。
また、スレート屋根の場合、屋根材に直接ビスを打ち込みますが打ち込んだあとに防水コーキングをしないで架台を設置するとビスと屋根材の間から水が染み出して雨漏りを起こします。
それだけでなく、雨漏りを防ぐために設置されている防水シートに穴を開けてしまって雨漏りが発生することもあります。
施工不良を防ぐためには施工件数が多い販売店で購入すると良いでしょう。
近隣住民とのトラブル
家庭用太陽光発電システムを設置すると近隣住民とのトラブルに発展することがあります。
トラブルとして多いのが「反射光」です。
そもそも反射光とは、ある方向から入ってきた光が一方向に出ていく現象を指します。
太陽光パネルに限ったことではありませんが、反射光は反射の法則に従って入射角と等しい方向に反射します。簡単にいうと入射角が30°だった時の反射角は30°です。
反射光のトラブルが発生するのが太陽光パネルを北面に設置した場合です。北面は日光がほとんど当たらないため発電量が確保できないため基本的にメーカーも販売店も推奨していません。
発電量が確保できないだけでなく太陽光の入射角が低いため入射角も低くなり近隣住宅に光が入り込んで裁判になった事例もあります。
特に太陽光パネルは光の吸収を良くするためにパネル表面に強化ガラスが付けられていますので、反射光も強くなるためトラブルに発展しやすいです。
太陽光パネルが南面に設置されている理由は発電効率が最も良いということもありますが、入射角も高いため近隣住宅に反射光が入り込まないためです。
<反射光の図解>
反射光に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光発電は反射するの?近隣とトラブルにならないためにやるべきこと
アフターフォローが少ない
太陽光パネルは1度設置すると半永久的に発電するため販売当初から「メンテナンスフリー」と言われるほど高耐久性、高寿命の製品として知られています。
そのため、設置した人自身がメンテナンスをし忘れることが多いです。
太陽光パネルは定期的にメンテナンスしないと発電効率が悪くなって発電量が落ちたり太陽光パネルの故障原因となる事象が起きることがあります。
ですが、どの販売店もメンテナンスを見積もりに入れていないことがあるため、メンテナンスを依頼しても有料になることが多いです。
家庭用太陽光発電システムを設置した人のなかには「太陽光発電はアフターフォローやメンテナンスが無いから後悔した。」と言っています。
太陽光発電のメリット
家庭用太陽光発電システムは数多くのメリットがあります。
そのなかでも代表的なメリット3つを紹介します!
電気代を節約できる
家庭用太陽光発電システムの最大のメリットは電気代節約ができることです。
家庭用太陽光発電システムが稼働している日中は、近年高騰し続けている昼間の電気代を電力会社から買う必要がなくなるため電気代を節約できますし、燃料調整費や再エネ賦課金といった電気使用量に応じて課金される料金も抑えられます。
また、家庭用太陽光発電システムを設置して10年以上が経過して売電価格が下がった自宅であれば家庭用蓄電池を導入して、売電を優先するよりも充電した自家消費に使えば1日を通して電気を買う必要が無くなるためさらに電気代節約にも繋がります。
災害時の非常用電源として使える
近年、自然災害の強大によって日本のさまざま場所で停電が発生してるとテレビ報道などで目にすることが増えてきました。
災害時の非常用電源としても家庭用太陽光発電システムは今注目集めています。
家庭用太陽光発電システムが発電している日中は、停電が発生したとしてもパワーコンディショナーの自立運転によって家の非常用電源として使用できます。
パワーコンディショナーの性能上1,500Wまでしか出力できませんがテレビや冷蔵庫、扇風機、携帯電話、スマートフォン、照明器具に使えるので災害時に重要な情報収集や安否確認などができます。
また、家庭用蓄電池のなかでも全負荷型と呼ばれる停電時に家中の電気をバックアップできる製品を導入すればエアコンなどの200V電源を必要とする電化製品も使えます。
「蓄電池の充電が無くなったどうするの?」という質問も良く受けますが、停電時でも家庭用太陽光発電システムが発電してる間であれば家庭用蓄電池の充電をしてくれるので安心して生活できます。
以前より設置費用が安くなった
日本国内で家庭用太陽光発電システムが販売され始めた2009(平成21)年頃の販売価格は、メーカーなどによって多少異なりますが1kWあたり50万円~60万円程度で販売されていました。
日本平均搭載枚数で4kW~5kWを2009年当時で購入すると200万円~300万円になります。
それに対して、2025(令和7)年3月に経済産業省の調達価格等算定委員会が出した「令和7年度以降の調達価格等に関する意見」を見てみると、2025(令和7)年度の1kWあたりの販売価格は、1kWあたり28万6,000円が相場だと記載されています。
2009年頃と比べると約半分になっていることが分かります。
多くの人が気になっているところは、「売電価格も下がっているし元は取れるの?」だと思います。
確かに売電価格は下がっていますが、家庭用太陽光発電システムの販売価格の考え方は、「売電で元が取れる程度の価格設定」になっているため売電価格が下がったとしても十分に元が取れる可能性が高くなっています。
※税込価格で表記しています。
参考資料:経済産業省「令和7年度以降の調達価格等に関する意見」
売電できる
家庭用太陽光発電を設置する理由の大きな目的に売電収入を得られるという部分があります。
家庭用太陽光発電システムの売電制度であるFIT(固定価格買取制度)が本格的に始まった2012(平成24)年の売電価格は、1kWhあたり42円でした。そこから毎年売電価格は下がっており2025(令和7)年度は、1KWhあたり15円です。
「売電価格が半額以下になっているから意味がない!」と思っている人もいるかもしれませんが、太陽光パネルの性能が2012年よりもはるかに向上しています。
2012年頃に販売されていた太陽光パネル1枚発電量を示す公称最大出力は、100W~180Wだったのに対して2025年現在販売されている太陽光パネルの公称最大出力は、メーカーによって多少異なりますが340W~455Wまでありますし、太陽光の光を受けて電気に変える発電効率も20%を超える製品がほとんどです。
そう考えると、確かに売電価格は下がっていますが設置費用も下がっていますし太陽光パネルの性能が向上しているのでそれなりの売電収入も得られますし、損しないように安心してください。
太陽光発電を設置して後悔しないための方法
これから家庭用太陽光発電システムの設置を検討している人の多くは、「せっかく設置するなら後悔したくない!」と思っているはずです。
家庭用太陽光発電システムを設置して後悔しないための方法は全部で3つあるので詳しく説明します!
相見積もりを取る
家庭用太陽光発電システムを設置する上で一番重要なのが設置費用です。
設置費用を知るためには、3社以上からの相見積もりをおすすめします。
3社以上の相見積もりを取ることによって自分たちが設置しようとしている太陽光パネルの価格が適正かを知ることができます。
特に訪問販売になると人件費や交通費、利益などの載せて販売しているケースがほとんどなので設置費用は高額です。逆にエコの王様などのネット業者は人件費も掛からないため設置費用はかなり抑えられます。
ですが、逆に安過ぎると工事当日に見積書にない追加工事をされて高額な工事代金を後日、徴収された事例も実際にあるので「安ければ安いほどいい。」という考え方は避けたほうがいいでしょう。
また、保証内容も比較できるので3社以上からの見積もりと取って一番内容の良いところと契約すると良いでしょう。
有名メーカーの太陽光パネルを選ぶ
2025(令和7)年5月現在、日本国内では国内外を合わせると数多くの太陽光パネルメーカーが販売を実施しています。
家庭用太陽光発電システムが本格的に販売され始めた2009(平成21)年~2012(平成24)年頃までは、海外メーカーの太陽光パネルが費用は安いが品質が悪かったので国内メーカーの太陽光パネルが設置されていました。
ですが、その後海外の太陽光パネルメーカーも技術革新や企業努力によって太陽光パネルの大量生産や品質の高いパネルの生産に成功しました。
2025年5月現在では、国内メーカーよりも海外メーカーの太陽光パネルのほうが設置費用も安く性能が良いとのことから多く設置されています。
国内メーカーも国内メーカーで品質の高い太陽光パネルを作り続けていますので、設置する場合は有名メーカーを設置すると良いでしょう。
各メーカーの特徴に関する詳しい記事はこちら⇒【2025年最新版】太陽光発電おすすめ6選!各メーカーの特徴とおすすめを紹介!
施工実績が多い販売店から購入する
太陽光パネルは、自宅屋根に穴を開けて設置するため施工方法を間違えると雨漏りや屋根の強度が落ちます。
そのため、施工件数が多く経験豊富な販売店から購入すると安心できます。
施工実績が多い販売店を見つける方法として有効なのがホームページを確認することです。
各販売店はホームページ上に施工実績を載せているところが多いため、施工件数が多くある販売店に問い合わせてみましょう。
さまざまな屋根形状の施工実績があるのでどのように工事されているかや工事の丁寧さも分かるので、信頼できそうなところに依頼すると安心できます。
エコの王様の太陽光発電の施工実績はこちら⇒太陽光発電の設置・工事実績
まとめ
今回は、太陽光発電を設置すると後悔すると言われている理由についてお話しさせて頂きました。
家庭用太陽光発電システムは、電気代節約ができたり災害対策として有効な製品である反面、設置費用が高額だったり、売電単価が安くなったり、近隣住民とトラブルになった発展したりするケースもあります。
家庭用太陽光発電システムを設置して嫌な思いをした人たちからすると「太陽光発電を設置して後悔した。」と思っています。
ですが、多くの人は家庭用太陽光発電システムを設置して「電気代が安くなった。」、「売電収入も入ってくるし設置して良かった。」と感じています。
家庭用太陽光発電システムを設置して後悔しないようにするためには、目先に設置費用の安さに捉われるのではなく、相見積もりを取ったり、パネルメーカーを選んだり、施工件数が多い販売業者に設置してもらうのが一番です。
エコの王様は、年間で100件以上の家庭用太陽光発電システムの施工実績がありますし、国内外の太陽光パネルを取り扱っております。
今から家庭用太陽光発電システムの導入を検討している人は、施工実績の多いエコの王様に是非1度問い合わせ下さい!
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