エコキュート 追い炊きと高温たし湯の違いとは?正しい使い方で節約しよう!
2019/02/22
ライフスタイルの多様化に伴って、昔のように沸かしたお風呂に続けてみんなで入るということが難しくなっている現状では、お風呂の追い炊き機能というのは非常にありがたいですよね。
エコキュートにはお風呂の追い炊き機能と高温の足し湯の機能が付いています。今回はその2つの機能の違いと、どちらがお得に使っていけるのかというところをご紹介していきたいと思います。
目次
エコキュートの追い炊き機能って何?
エコキュートの中でもフルオートタイプの製品には、お風呂のお湯張りを自動で行なう機能に加えて、時間が経って冷めてしまったお湯を元の温度まで温め直す追い炊きの機能が付いています。
追い炊き機能を使うと、浴槽のお湯を捨てずに温めなおすことが出来るので水道代の節約になります。
追い炊きでタンク量が減少する理由は?
エコキュートで追い炊きする際には、タンクの中に溜まっているお湯から熱交換器で熱だけを取り出して冷めたお湯を温める仕組みになっています。そのため、追い炊きした分だけタンク内のお湯の温度が下がっていくため、使用可能なお湯の量も減っていきます。
高温たし湯と追い炊き・保温の違い
フルオートタイプのエコキュートにはお湯を温める機能が「高温足し湯」と「追い炊き」の2種類、それとは別に「自動保温」の機能も付いています。それぞれの機能の特徴と効率的な使い方について確認しておきましょう!
追い炊き
エコキュートの追い炊きは浴槽内のぬるくなったお湯を一度タンク内に戻し、熱交換器を利用し温めて再び浴槽に戻します。浴槽のお湯とタンク内のお湯が混ざってしまうことはありません。ご安心ください。
追い炊きの場合はお湯を循環させて使うので、水道代はほとんどかかりません。ただ、タンク内の熱を利用するので、追い炊き機能を使うとタンク内のお湯の残量は少なくなります。真水ほど冷たくなってしまったものを温め直すのには効率が悪く、かなりの量のお湯を使うので残量に注意が必要です。
高温たし湯
高温たし湯は名前の通りタンク内の熱いお湯を放出し浴槽内を温めます。熱いお湯が直接出るので追い炊きよりも短時間でお湯を温めることが出来ます。ぬるくなったお風呂を温め直すという点では「高温たし湯」の方がスピーディーです。足し湯の場合は浴槽にお湯を流し込むので、お風呂のお湯があふれないようにする必要があります。また、足し湯は使った分だけ水道代がかかります。
保温
お湯張りした後、時間が経ってもお湯が冷めないように設定した温度に保ってくれる機能です。あらかじめ設定した時間は一定の温度を保ってくれます。その間は追い炊きと同じような状態になるので、タンク内のお湯の残量は徐々に少なくなっていきます。設定時間が過ぎると自動で停止します。
お湯張りしてから最後の人がお風呂あがるまでの時間が比較的短い場合は保温設定しておいた方が良いでしょう。入浴の間隔が数時間も空くようであれば保温を切って、追い炊きや足し湯などで温め直した方が良いでしょう。
追い炊きと高温足し湯のどちらを利用するべき?
お風呂のお湯を温め直す機能には「追い炊き」と「高温足し湯」の2種類があります。この2つの違いに関しては以下の表のようになります。
名前 | 追い焚き | 高温足し湯 |
特徴 | 水(お湯)を温めなおす | 熱いお湯を浴槽に継ぎ足す |
水道代 | かからない | かかる |
残湯量の減り方 | 多い | 少ない |
その他 | 完全に冷めている場合は不向き | お湯があふれる可能性が有る |
高温足し湯はタンク内の熱いお湯を浴槽に直接流し込みます。お湯を足す分水道代がかかりますが、その反面お湯が温まるのも早いです。
追い炊きは浴槽のお湯をタンク内のお湯が持っている熱を使って温めなおします。水道代はかかりませんが、残っているお湯の量や温度によっては使えるお湯の量がかなり減るので、使いすぎると逆にお湯が足りなくなることがあるので注意が必要です。
1~2時間前に張ってまだ少しぬるいくらいのお湯を温めなおすには「追い炊き」を、完全に冷めきってしまったお風呂を温めなおす場合は「高温足し湯」、もしくは一度お湯を捨ててから新たにお湯を張りなおすことをおススメします。
エコキュートの追い炊きまとめ
今回はエコキュートの追い炊きと高温足し湯機能の違いについてお伝えしていきました。
冷めた浴槽は「高温たし湯」で温め直す方が経済的です。真水ほど冷たくなった浴槽は半分ほど水を抜いてから「高温足し湯」を行うか、水道代を含めても湯はりをし直す方が省エネです。
追い炊きは冬場の入浴中などにぬるくなったお湯を温めるのに効率的です。
追い炊き機能と高温足し湯の機能でエコキュートをより経済的に利用していきましょう。
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