エコキュートの凍結予防と凍結してしまった時の対処方法
2019/02/14
こんにちは!エコの大臣です!
さむーい冬の時期になると朝方には植木に霜が降りていたり、小さい水たまりが凍っていたりすることがありますよね。夜のうちに配管の中の水も同じように凍ってしまうと、朝蛇口をひねったときに水が出なくなってしまったりします。
今日はエコキュートの配管が凍結してお湯が出なくなってしまう原因とその対処方法についてお伝えしていきます!
目次
配管が凍結する理由
エコキュートには水道水をヒートポンプで集めた熱で温めてタンク内に循環させる管が存在します。
ヒートポンプは外気の熱を取り込んで圧縮し、高温にしたものを利用してお湯を作る機械です。外の空気を機械の中に取り込んで、その中にある熱を集めます。ヒートポンプから出される空気は、熱を集めた後の冷たい空気ですから、エコキュートの周辺は気温が低くなりがちです。そのため、ヒートポンプ周辺の配管は比較的凍結しやすくなっています。
特に外気温が氷点下近くなる場合には、凍結の可能性が高くなりますので注意が必要です。
エコキュートが凍結した時の対処法と注意点
配管が凍結してしまったら、「蛇口からお湯が出なくなる」、「リモコンにエラーコードが表示される」などの症状が見られます。
溶けるまではお湯が使えなくなってしまうので、困ってしまいますよね…。
凍結した場合の対処法がいくつかありますのでご紹介していきます。
自然に溶けるのを待つ
基本的に凍結が起こるのは夜中〜朝型にかけての一番気温が低くなる時間帯です。
朝起きて、お湯を出そうと思ったら全く出てこなくて凍結に気付くということが多いと思います。
日が昇り、外気温が上がってくると自然と氷が溶けて解決します。
外の温度が暖かくなったら、台所リモコンに表示されたエラーを解除して再度エコキュートを運転させてみてください。
ほとんどのケースはこれで症状が改善します。
急いで使いたい場合は配管にぬるま湯をかける
貯湯タンクとヒートポンプの給水配管、給湯配管、ふろ配管部分をタオルなどで覆い、人肌程度のぬるま湯をかけて徐々に温めます。
注意点は、すぐに溶かしたいからといって熱湯を凍結している配管にかけると、急激な温度差により配管が破損してしまう恐れがあります。
お湯をかけ終わった後は、配管からしっかりとお湯を拭き取りましょう。
かけたお湯をそのままにしておくと、せっかく溶かしたのに外気に冷やされてまた凍ってしまう可能性があります。
凍結を起こさないための予防策
冬の朝に急にお湯が使えないとなると、不便ですよね…。
夜間の冷え込みが予想される場合には、事前に凍結防止対策をお勧めします。
凍結防止運転を使う
メーカーによっては自動で凍結を防止するために、浴槽内の残り湯をゆっくり循環させてくれる機能が存在します。(※フルオートのみ)
入浴後排水をせず、お風呂にお湯を残しておきます。(※ポイントは循環口の中心から10cm以上)
外気温が約3℃より低くなると風呂配管の凍結予防運転を自動で行います。
残り湯がない場合は、水を張ってください。(水がないと循環口から水が出たり、30分おきに作動音がします。)
すでにエコキュートを使用されている方は凍結防止運転搭載であるかメーカーにご確認下さい。
水を出しっぱなしにしておく
水の流れが止まってしまうと凍結しやすくなります。川や海の水がなかなか凍らないのはこれと同じ仕組みです。
蛇口から水を出しっぱなしにしておくことで、凍結させにくく出来ます。
このとき、少しは「お湯」を出しておかないと、エコキュートの配管が凍結してしまいます。1分間に200ml(コップ一杯程度の量)の水が出るようになっていれば、凍結防止に大きな効果があります。
ご利用されている水栓の種類にもよりますが、必ず「お湯」が出る状態にしておいてください。
この時、お湯の温度が高いままだと翌日に使えるお湯の量が減ってしまうので、リモコンの温度設定を「水」に切り替えておきましょう。
配管を保温する
エコキュートに接続されている給水・給湯配管、ふろ配管、ヒートポンプ配管は、保温と配管の保護のために断熱材で覆われています。
良心的な施工業者だと、寒冷地であれば配管に保温材を重ねて巻いたり、ヒーターバンドを設置するなどの保温工事も工事の際に案内してくれます。
ですが、使用年数の経過とともに断熱材が破損してしまうことがあります。
配管に直接風があたると、熱を奪われ配管の温度が下がり凍結しやすくなりますので、保温材が剥がれていたり、破損している箇所がある場合には事前に保温材を巻き直す等などの対策を取っておくと安心できますね。
風よけ用に配管を覆うようについたてを立てる、もしくはビニールシートやタオルなどをかぶせておくのも対策になります。
配管の凍結のまとめ
エコキュートの配管が凍結する原因や対処方法をお伝えしていきました。
配管が凍結するとそこから配管が破損して水漏れの原因になってしまうこともございます。
エコキュートの凍結防止運転の機能などを使って、まずは配管が凍結を予防しましょう!
凍結してしまっても、時間が経てば自然に溶けていきますので、お急ぎでない場合はしばらく待ってみましょう。それでも、エラーが解除されないという場合にはエコの王様までお問い合わせ下さいませ!
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