東芝のエコキュートは入浴剤厳禁って本当!?その真実に迫る!
2019/12/13
最近はお風呂でスマートフォンやタブレットを使えるような商品も出ていて、長湯をされる方には非常に便利な世の中になりましたね。半身浴で毎日30分以上お湯につかっていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。そんな方は当然、入浴剤にもこだわりがあることと思うのですが、実はエコキュートと相性の悪い入浴剤もあるということはご存じでしょうか?
今回はそんなエコキュートと相性がよくない入浴剤と入浴剤を使う時に知っておいていただきたいことをお伝えしていきます!
目次
東芝エコキュートと入浴剤の相性が悪いのか
そもそもどうしてエコキュートは入浴剤との相性が悪いと言われるのか?ということなのですが、単純にエコキュートが世に出てからの期間が浅く、メーカー側で様々なタイプの入浴剤に対して、十分な検証が出来ていないというのが大きな理由かと思います。
何せ、メーカーの推奨品としてあげられている入浴剤は
●「バブ」「マイクロバブ」(にごりタイプは除く)(「バブ」「マイクロバブ」は花王(株)の登録商標です)
●「バスクリン」「きき湯」(にごりタイプは除く)(「バスクリン」「きき湯」は(株)バスクリンの登録商標です)
●「バスロマン」(にごりタイプは除く)(「バスロマン」はアース製薬(株)の登録商標です)
と、これだけです。
もちろん、メーカーとしても十分な動作確認が出来ていない製品に対して「これは大丈夫です!」と断言することはリスクが大きいですから、「メーカー推奨品」として挙げられているのはごくごく一部の入浴剤に限られます。それを、「え!これだけの種類しか使えないの!?」という一部ユーザーの勘違いもあって「エコキュート 入浴剤 使えない」というようなイメージを持たれているのかなという印象です。
今回この記事を書くにあたって、某大手通販サイトで入浴剤の販売数を調べてみましたが、思っていたよりも出品数が合って驚きました…。
これだけの種類があるのを1つ1つ確かめていくというのはメーカー側でも大変な時間と手間がかかることとと思います。もちろん、この中の入浴剤でもエコキュートで使える入浴剤もあれば、使用に適していない入浴剤もございます。
東芝エコキュートで使えない入浴剤
推奨品以外は次の入浴剤を使わないでください。
・硫黄、酸、アルカリ、塩分、ミルクやミルク成分を含んだもの
・浴槽に沈殿物(にごり成分)が残るもの
・生薬(固形のもの)
・発泡系のもの
※入浴剤の注意書きをよく読んで、製品に影響のないことを確認してください。
引用:東芝キヤリア エコキュートよくあるご質問 より
酸やアルカリ、硫黄や塩分などは金属部分と相性が悪く、故障や腐食の原因になりやすいので、東芝エコキュートに限らず相性は良くないです。
ミルク成分やにごり成分の入った入浴剤には、ほとんどが炭酸カルシウムが含まれています。水にカルシウム分が含まれていると、配管にスケールと呼ばれる堆積物が発生しやすくなり、追い炊き用の配管やフィルターの目詰まりの原因になり、寿命が縮む原因になってしまいます。
菖蒲やゆずなどの固形成分もフィルターのつまりの原因になりますので、ご利用をお控えになられた方が良いでしょう。
入浴剤を使うときに絶対に気をつけるべきこと
入浴剤を使いながら、エコキュートも長くお使い続けて頂きたいというのがエコの王様の願いではあります。そのためにユーザーの皆様の方で気を付けて頂きたいことが何点かございますので、お伝え致します。
凍結予防運転をOFFにする
エコキュートには冬場の配管の凍結を防止するために、お風呂の残り湯を自動で循環させる凍結予防運転の機能が付いています。入浴剤の入ったお湯を循環させてしまうと、入浴剤の成分が配管の中に残りやすくなり、普段よりも入浴剤の蓄積が起こりやすくなります。入浴剤を使った場合はこの機能をOFFにしておくか、一旦お湯を捨てて新たにお湯を張り直すようにしてください。
自動配管洗浄機能をフルに使うこと
東芝エコキュートには配管の自動洗浄機能が付いていますので、こまめにその機能をご利用頂くことで配管内を清潔に保つことが出来ます。
配管洗浄の方法は東芝ESTIAの公式HPよりご確認下さい。
浴槽フィルターを掃除すること
浴槽に付いているフィルターはエコキュートから出てきたお湯が浴槽に出入りするときの玄関部分。この部分が一番汚れがたまりやすい部分になりますので、1~2か月に一回は掃除をするように心がけてください。
入浴剤を混ぜないこと
異なる種類の入浴剤を混ぜるとどんな成分や影響が発生するかがわからないので、お控え下さい。お湯にあまり入浴剤を入れすぎても、エコキュートだけでなく人体にもあまり良い影響を与えないのでご注意ください。
東芝エコキュート入浴剤のまとめ
いかがでしたでしょうか。
結論としては、東芝エコキュートが特に入浴剤と相性が悪いという訳ではなく、ご利用できる入浴剤も数多くあるということをご理解いただけますと幸いです。
入浴剤を使うからということで、日々のお手入れにも気を遣うようになれば、逆に入浴剤を使わないけれど全くお手入れもしていないという状態のエコキュートよりも寿命も長く使って頂けるかもしれません。
適切なご利用方法でより快適なバスライフを送って頂ければと思います!
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