蓄電池の訪問販売に要注意!絶対に詐欺やトラブルにあわないために
2020/05/10
こんにちは!エコの大臣です!
蓄電池の購入を考えたときに色々な購入ルートがございます。
ネット、家電量販店、地元の電気屋さん、訪問販売・・・etc。
今日はそんな中から、訪問販売で蓄電池の勧誘をされた場合にどう対処するのが良いのか?
その場の勢いで思わず契約してしまったけど、取り消したい場合にはどうしたら良いの?
そういった疑問にお答えしていきます。
目次
今どき蓄電池の訪問販売ってあるの?
結論から申し上げますと、まだまだ訪問販売は健在です。
太陽光発電やオール電化が売り出し始めた時期もそうでしたが、こういう業界をけん引しているのは、訪問販売の業者の力によるところが大きいです。
新製品の売り出しのときには、「おお!これはすごく良いものだ!早速問い合わせてみよう!」という早耳で行動力のある方ももちろんいらっしゃいます。
こういった方は、実はかなりの少数派ではないでしょうか。
ほとんどの方は、「今まで何となく噂くらいは聞いたことがあったけれど、どこで話を聞いたらわからない。そもそも調べるのも面倒。」という感じじゃないでしょうか。
そういう方にとって、「わざわざ自宅まで訪問してくれて、商品の説明を熱心にしてくれる」訪問販売というのは、一般ユーザーにとっては「ありがたい」と思える側面があるのは確かです。
特に「販売しに来る人の顔がわからないと不安だ。」と感じる方もまだまだいらっしゃいますからね。
「蓄電池」という商品の販売数が伸びていくにつれて、徐々に使用者の口コミも広がっていき、ネットにも情報が出てくるようになって、次第に売れていくという流れがあるのも確かです。
ただ、一方でいわゆる「悪徳」な訪問販売業者が一部存在するのも事実です。
ですので、訪問販売で契約をする場合に注意しておきたいことをいくつかお伝えします。
蓄電池の訪問販売にあってしまった場合に注意すること
先ほどもお伝えした通り、消費者庁から営業停止処分を受ける業者も居る以上、すべての訪問販売業者が良心的に営業活動とは言い切れません。
無理やり即決を迫ってくる
「今、申し込まないと補助金がなくなってしまいますよ!」
「期間限定、数量限定で案内しているのでこの値段で買えるのは早い者勝ちですよ!」
など、様々なセールストークを使って、その場で強引に契約を迫ってくる場合は注意が必要です。
「一旦、ゆっくり考えたい。」、「今すぐには決められない。」とはっきり伝えることが大切です。
後述しますが、あまりにもしつこく居座ってくる場合には、一旦契約書にサインをして帰ってもらい、後日クーリングオフの手続きを取って解約するというのも1つの手段です。
蓄電池のメリットばっかり教えてくる
「蓄電池を設置すると毎月の電気代が〇〇%お得になりますよ!」
「10年、15年で必ず元が取れるので付けないと勿体ない!」
などなど、蓄電池のメリットばかりを伝えてデメリットの部分を何も教えてくれないという場合にも注意が必要です。
設置工事の内容や、設置後のメンテナンス、アフターフォローなど、経済的なメリット以外の詳細もきちんと確認しておくことが重要です。
ライフスタイルに合った蓄電池の提案をしてくれない
特に訪問販売の場合、特定の機種を安く大量に仕入れて、それを売りさばいていくという販売スタイルが基本です。
訪問販売の営業マンは基本的には「〇〇のメーカーの△△という商品を売ってきなさい!」と言われていることがほとんどなので、その商品がいかに素晴らしくて良い商品であるかを全力でPRしてきます。
商品そのものはメーカー製造の信頼できるものですので、「モノ」自体は決して悪くありません。ネットで買っても、家電量販店で買っても同じ性能です。
ただ、提案された蓄電池が、購入するお客様のご利用状況や、既設の太陽光発電システムなどご自宅の設備にマッチしているかは別問題だということです。
中にはその蓄電池以外の詳細を知らない、素人同然の営業マンが来ることも…。
「提案された蓄電池以外の機種についての詳しい説明をしてくれない」
「他の蓄電池に関する質問をすると急に歯切れが悪くなる。」
という場合にも注意が必要です。
会社名や訪問者の名前を名乗らない
さすがにここまでひどい業者はもういないと思いますが…。このレベルの業者はとにかく家に入れないことが重要です。
普通の訪問販売業者では、名刺や社員証などの身分証を携帯しています。
ウソの説明をする
2019年問題のときに良く耳にしましたが、「余剰電力の固定買取期間が終わると必ず蓄電池を設置しないといけなくなる。」などウソの説明をして、契約を迫るといったこともあったようです。
ちなみに、これは真っ赤なウソです。
設置から10年を経過した太陽光パネルを設置していても、蓄電池の設置義務はありませんのでご安心下さい。
訪問販売で無理やり契約させられた場合
訪問販売が来たとしてもその場の勢いで即決してしまわないことが一番です。
もし、訪問販売の業者と契約した後で、「騙された!」と思った場合、どんな対処法があるのでしょうか。
期限内にクーリングオフをすること
一番良いのは、後日クーリングオフをすることです。
訪問販売で契約をしてしまった場合でも、契約日から8日以内であれば原則として契約を解除することが出来ます。
誠実な訪問販売業者であれば、契約後にクーリングオフに関しての説明や、クーリングオフ用のはがきを渡してくれます。
クーリングオフは必ず書面で行ないましょう。
クーリングオフをする際に、はがきなどに記入するのは以下の10項目です。
タイトル(通知書)
契約年月日
商品名
契約金額
会社名
ハガキを書いた年月日
契約者の住所
契約者の氏名
代金返還を求める旨(※すでに代金を支払っている場合)
商品の引き取りを求める旨(※商品の引渡しや設置工事が終わっている場合)
送付前に必ずはがきの両面をコピーして控えを取っておくのをお忘れなく。
また、送付の際も簡易書留や内容証明郵便など送った証拠が残る方式で行ないましょう。
公的な記録があれば相手方も言い逃れが出来ませんからね。
以下のような場合には、8日の期限が過ぎていてもクーリングオフ出来る場合もあります。
「契約書にクーリングオフについての記載がない」といった書類不備の場合
「クーリングオフが出来ない」など販売業者が事実に反することを告げた
「クーリングオフするとひどい目に合わせる」など脅迫してきた場合
蓄電池をお考えなら安心できる業者にお願いすること
蓄電池も最低でも100万円前後するものです。決して安い買い物ではございません。
購入するときには信頼できる業者に依頼することが大切です。
一番危険なのは、一社だけから話を聞いて決めてしまうことです。いくつかの販売店から見積を取ったり、説明を聞くことで、
「検討している蓄電池は自宅にマッチしているのか。」
「提示された金額が高すぎるのか安すぎるのか。」
「工事の内容や設置後のアフターサービスはどうなっているのか。」
などを総合的に判断することが出来ます。
説明や金額、付帯サービスに納得がいかなければ、導入を見送っても良いでしょう。
その場の勢いで決断してしまうことが一番危険だということを頭に入れておきましょう。
ちなみにインターネットなどの通信販売は、基本的にはクーリングオフ出来ないので、そちらも合わせてご注意ください。
蓄電池の訪問販売まとめ
蓄電池の訪問販売について、注意するポイントや契約してしまったときの、クーリングオフ出来る期間や方法などについてお伝えしていきました。
クーリングオフはあくまでも最終手段です!
少しでも不審に思うところがあれば、安易に契約書にサインしないのが一番です。
「訪問販売業者が置いていったこの見積もりはどうなの?」と疑問に思われた方もエコの王様までご連絡下さい!専門のアドバイザーが親身になってご相談を受けさせて頂きます!
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