オール電化で乾太くんは使える?使えない?その真実に迫る!
2021/11/13
こんにちは!エコの大臣です。
突然ですが、みなさん衣類乾燥機はご利用されていますか?
雨が続いて部屋干しが続くと、何となくにおいが気になるから嫌だという方も多いでしょう。最近では、花粉の季節には外干しすると花粉がたくさん付いて花粉症がひどくなるからと言う理由で、洗濯物を外に干したくても干せないというかたもいらっしゃるようです。
そんなときに重宝するのが家庭用の衣類乾燥機!乾燥機が自宅にあれば、雨天時はもちろん急ぎで乾かしたいものがあるときにもこれ一台あればとても助かります。
ただ、どうしても電気式の乾燥機はガス式のものと比べると乾くまでにかかる時間も長く、仕上がりもガスの方がふんわりしていて気持ち良いという声も…。
乾燥機の中ではリンナイの「乾太くん」という商品が人気があってよく売れています。ガスの乾燥機ですが、オール電化と併用してご利用されている方もいらっしゃいます。
そこで、今回は乾太くんの商品のご紹介と、オール電化住宅で乾太くんを導入するメリット・デメリットに関してお伝えしていきます。
目次
乾太くんとは?
乾太くんはリンナイが製造しているガス式の衣類乾燥機です。
「ホームランドリー化計画」と題されたホームページの中央に燦然と輝く乾太くん。
乾太くんの詳細な商品説明は公式ホームページにお譲りしますが、5kgの洗濯物を乾燥させるのに約52分で出来ちゃう驚きの早さ!電気式の乾燥機だと倍以上の時間がかかりますので、大幅に時短が可能です。
専用台を利用することで、洗濯機の上にそのまま設置出来るので、洗いあがった洗濯物をそのまま乾太くんに放り込むだけで乾燥まで出来ちゃいます。
しかも、乾燥した後の仕上がりも柔らかくふんわりしたままで保てるということで、利用者からは大変喜ばれています。
乾太くんはガスの契約が必須!
乾太くんはガス式の乾燥機ですので、都市ガス、もしくはプロパンガスの契約がないと使えません。また、設置場所の近くにガス配管が来ていないと設置することが出来ません。後付けで乾太くんを設置する場合には、近くにガスの配管を新しく引き込む工事が必要になります。
オール電化+ガスで乾太くんは使用できる
オール電化住宅は文字通り「エネルギー源が全部電気」ですので、乾太くんを利用することは出来ない…。というわけではありません。
都市ガスやプロパンガスを再度契約することで、乾太くんを利用することが出来ます。
オール電化にしても乾太くんを利用するためだけに、ガスを残してリフォームされる方もいらっしゃいます。
乾太くんのメリット
オール電化住宅でも導入されるほど人気の高い「乾太くん」。それほどの人気の理由はどこにあるのでしょうか?乾太くんのメリットについて勉強していきましょう。
生乾きから解放される
洗濯物を室内干しすると、気になるのが生乾き臭ですよね。生乾き臭の原因はモラクセラ菌という菌で、何処にでもいる菌で繁殖すると雑巾のような臭いの元になります。
モラクセラ菌は65℃の熱に10分間さらされると発育が抑制されるというデータが出ているのですが、乾太くんは80度以上の温風で洗濯物を乾燥させるので、菌の繁殖を抑え、生乾き臭から解放されます。
乾燥中でも洗濯機が使える
ドラム式の洗濯乾燥機が日本では人気があります。洗濯から乾燥まで1台で出来て便利ですよね。ただ、洗濯機と乾燥機が一体になっているので、乾燥している間は次の洗濯が出来ません。
洗濯機と乾燥機を別々の物を使えば、先に洗濯した物を乾燥させているうちに次の洗濯をすることが出来ます。
特に電気式の洗濯乾燥機は乾燥にかかる時間も長いので、次々と家事を終わらせてしまいたいという場合には乾燥機を別で用意するほうが時短になって良いこともあるでしょう。
洗濯物を干さなくてもよくなる
乾燥機の便利なところは、洗濯した後に取り込んだ洗濯物をそのまま乾燥機に入れるだけで良いので、衣類を外に干す手間が省けるところですね。ガス乾燥機の乾太くんなら乾燥までに約1時間程度と短時間で仕上がります。
外に洗濯物を干すよりも短時間で乾燥出来て、しかも手間も省けると一石二鳥の性能です。
乾太くんのデメリット
反対に、乾太くんを導入した場合のデメリットについて見ていきましょう。
導入費が高め
乾太くんは性能も高く、人気のある商品なのですが、やっぱり気になるのはそのお値段…ですよね?
本体のメーカー希望小売価格は、スタンダードタイプの5kgタイプで140,800円、大きめの8kgタイプで173,800円となっています。(いずれも税込価格)
実際には販売店の方で少し割り引いて購入できるので、実売価格は10~15万円程度になるのではないでしょうか。
また、乾太くんはガス式の乾燥機になりますので、ガス栓の引き込みなどガス業者によるの設置工事が必要です。
ご自宅の状況にもよりますが、5~10万円ほどの工事費用が必要になります。
総額で20万円ほどの費用が必要になります。
オール電化にはガスをひきこまないといけない
すでにオール電化にリフォームしているご家庭では、乾太くんを導入するためにガスを引き込まないといけません。そのため、都市ガスやプロパンガスの業者と新たにガスの契約をして家の中でガスを使えるようにしましょう。
乾太くんだけを利用するのに、ガス契約の初期費用や基本料金が発生するので、割高に感じるかもしれません。
場所を取る
乾太くんは、リンナイのホームページでも洗濯機の上に架台を置き、そこに設置することを前提としています。
洗濯した物をそのまま入れたいので、洗濯機の付近に乾太くんを設置するのが理想です。ただ、洗面所にはガス栓がないご家庭も多いと思います。また、乾太くんを設置する際には「排湿筒」を設置しないといけません。壁に穴を開けて通す工事が必要になります。
新築の場合には、乾太くんの設置をハウスメーカーに希望すれば、それに合った提案をしてくれますが、後付けの場合には希望の場所に設置出来ないこともありますので、事前に工務店に確認してもらうのが良いでしょう。
オール電化住宅でも乾太くんを導入すべき?
乾太くんはその性能から、ガス乾燥機の中では1番と言っても良いほどの人気があります。
ただ、オール電化住宅で乾太くんを使用するためには、都市ガスを引き込むかプロパンガスのボンベを設置する必要があります。オール電化にしてせっかくガス代の支払いがなくなったのに…。と思うかもしれません。
費用面を重視するのであれば、電気式の乾燥機やドラム式の洗濯乾燥機の方がおススメです。
乾燥までにかかる時間、乾燥後の仕上がりなどは電気式乾燥機と比べても導入する価値は十分にある商品です。
ドラム式乾燥機の仕上がりまでにかかる時間や、仕上がりに不満をお持ちの方はリフォームの際に乾太くんの導入を考えて見てはいかがでしょうか。
オール電化の乾太くんのまとめ
今回はガス乾燥機の乾太くんに関する記事をまとめていきました。
ガス乾燥機の中では最も人気のある機種で導入件数もどんどん伸びています。
乾燥にかかる時間や、洗濯物の仕上がりなどはバツグンに良いので、洗濯物の量が多いご家庭などで便利なこと間違いなしです。
オール電化住宅の場合は、乾太くんのためにわざわざガスを開栓しないといけないので、コストパフォーマンスは決して良いとは言えないですが、刺さるご家庭には刺さる商品です。
リフォームのときや、洗濯機や乾燥委の買い替えの際には一度、けんとうしてみてください