エコキュートはおすすめしないは嘘!その理由について解説
2021/01/21
こんにちは!エコの大臣です!
ガスや灯油、電気とお家の給湯設備の熱源は様々です。
それぞれに良いところ、悪いところがあり、得意とする分野が違うのはもちろんです。
ガスを使うのが合っているご家庭もありますし、オール電化にした方が良いご家庭もあるのが当たり前なのですが、なぜかオール電化やエコキュートに関してはネガティブなイメージを持っておられる方が一定数おられるのか、「エコキュートだけはやめた方が良い」とか「エコキュートは全然安くならない!だから、詐欺!」みたいな意見がまだまだ散見されるのが実態です。
そこで、今回は「エコキュートに関するネガティブなイメージは事実なのか」、「本当にエコキュートは導入する価値のないものなのか」ということをお伝えしていきます!
目次
なぜエコキュートがおすすめできないの?
エコキュートやオール電化に関しては、普及し始めた頃からものすごくネガティブなイメージをお持ちの方がいらっしゃるようで、「絶対にエコキュートだけはしない!」という方も少なくはないようです。
「エコキュート、ダメ、絶対!」みたいな方の主張をまとめると・・・。
・初期費用が高すぎる
・湯切れする(使えるお湯の量に限りがある)
・深夜電力が嫌
・過去に騒音問題があったから
だいたい上の4つの理由に収束されるようです。
それぞれの主張の内容や根拠について詳しくご紹介させて頂きます。
初期費用が高すぎる
これが一番多い理由になるかと思います。ちょっと調べただけでも「エコキュートは元が取れない」というような記事をよく見かけます。
「初期費用がガスの給湯器とと比べると高額なので、元を取るのにものすごく時間がかかる」というのが主な主張です。
内容をよく見てみると、記事によっては、「エコキュートの設置費用は7~80万円くらいかかる」と少し古い内容が書かれていることもあったりします。
最新の価格相場と違う情報が掲載されていて、「そりゃこの金額じゃ家庭によってはメリットが出にくい」と思えるような価格設定がなされていることもあります。
実際に、エコの王様では30万円台~60万円までの間で工事をさせて頂くことがほとんどです。
工事費用込みで、40万円~45万円くらいの価格帯の商品のお申込みが多いです。
ランニングコストも加味すれば、これくらいの金額で購入が出来れば、エコキュートの費用対効果も高くなるのではないでしょうか。
もちろん、それでもガスの給湯器と比べると交換費用は高いのは事実です。
・普段からあまりお湯を使わない
・まとまった費用を用意するのが大変
という場合には導入を見送った方が良いでしょう。
お湯切れがおきるから
エコキュートは夜の間に、大きなタンクにお湯を沸かしてためておき、それを一日の間に使っていくタイプの給湯器になります。
ですので、タンクにたまっている容量のお湯を使い切ってしまうと、それ以上はお湯が使えなくなってしまいます。
「最近のエコキュートは湯切れしなくなっている」というのは間違いです。
物理的に不可能ですし、お湯を沸かすスピードもガスと比べるとかなり遅いので、途中で沸き増しをしながら使ったとしても、お湯の使用量が多いと実際に湯切れします。
基本的にお風呂のお湯張りは「一日一回」という前提で設計されていますので、家族の入浴時間がばらばらで、朝も夜もお湯を張り直して入浴するというようなご家庭様では、日常的にお湯切れが発生する可能性が高いです。
・毎日何回もお風呂のお湯を張り替える
・お湯を使う量を気にして使いたくない
という方にもエコキュートはおススメできません。
深夜電力に頼ってしまうから
エコキュートを導入して光熱費を安く抑えるためには、深夜電力が使える料金プランと組み合わせる必要があります。
深夜電力を活用するとエコキュートの運転時間にあたる23時~翌朝の7時までの時間帯は安く電気を使えます。
反面、10時~17時までの時間帯は、少し電気代が割高になります。
お家全体の光熱費の約3分の1を占めると言われている「給湯」にかかる光熱費。エコキュートに切り替えることで、確かに節約することが出来ますが、その他の部分にかかる電気代とのバランスも大切です。
昼間家に居る時間が多く、電気を使う量が多いご家庭様ではエコキュートを導入したことにより得られるメリットは小さいかもしれません。
エコキュートの音が気になるから
エコキュートは深夜電力の安い電気を使ってお湯を作りますので、運転は深夜~明け方にかけての行われます。
閑静な住宅街で、隣家との距離が近いなどの理由から、「エコキュートの運転音がうるさくて夜眠れない」などのご近所との騒音トラブルに発展することがございます。
事実、過去にエコキュートの騒音問題に関する訴訟が行なわれ、エコキュートの撤去や移設を命じる判決が出たこともございます。
「ヒートポンプ」と呼ばれるエアコンの室外機に似た装置から発生する音が原因で、音の大きさ自体はエアコンの室外機とほとんど変わりません。
設置場所が狭かったり、お隣の寝室の前に付いていたりすると音や振動が伝わりやすく、トラブルになりやすいです。
一度設置してしまうと、場所を移すだけでも数万円の費用がかかります。
ぎりぎりのスペースに設置することになりそうな場合は、事前に工事業者や近隣の方に確認をしておいた方が良いでしょう。
エコキュートはデメリットよりもメリットが強いから選ばれる
エコキュートにはデメリットが多いのでおススメできないというのも、きちんとした根拠に基づいて言われていることです。
しかし、エコキュートは今では年間50万台も販売されています。
「デメリットだらけの欠陥商品」がここまで売れ続けるはずがないでしょうから、導入されるにはそれなりの理由があるはずです。
そこで、実際にエコキュートを導入した場合のメリットの部分についてもご紹介したいと思います。
電気代が安くなる
「電気代が高くなると言ったり、安くなると言ったり一体どっちなの?」と思いますよね。
誤解のないようにお伝えしておきますが、エコキュートが4人家族のお湯を作るのにかかる1か月あたりの電気代は、関西電力エリアでは年間平均で約1,800円ほどと言われています。
従来の電気温水器と比べても省エネ効率がかなり高くなっていますので、エコキュートそのもののランニングコストはかなり安いです。
ただ、エコキュートを導入すると時間帯別に電気の単価が決まっている料金プランに変更になります。
エコキュート以外に使う電気に関してもその影響を受けてしまうので、出来る限り電気代の安い時間に電気を使うようにすれば、そのメリットを最大限引き出すことが出来ます。
太陽光発電との組み合わせでお得になる
深夜電力の導入で高くなってしまった昼間の電気代に関しては、太陽光発電で発電した電気を利用することでまかなうことが可能です。
日中は太陽光パネルが発電した電気を利用して、その他の時間帯には電力会社から安い電気を買えば良いので、毎月の電気代を更に安く抑えられます。
まだまだ導入費用は高いですが、太陽光発電に加えて蓄電池も導入すれば、電力会社からの電気の供給に頼らない「電気の自給自足」の生活をすることも可能になります。
断水時もお湯が使える
エコキュートはタンクにお湯をためておくタイプの給湯器になります。
普段は「使えるお湯の量が限定される」というデメリットになりますが、災害などで断水になった場合にもタンクの中にたまっているお湯や水は取り出して使うことが出来ます。
お風呂の浴槽の2杯分以上の水が常時たまっていますから、ここぞというときに役に立つことは間違いないでしょう。
火事やガス中毒になる危険性が低い
ガスや灯油の給湯器と違って、エコキュートは燃料を燃やした熱でお湯を作るわけではないので火事や不完全燃焼によるガス中毒になる危険性が低いです。
燃料が漏れて引火するということのないので、火事に対する安全性はエコキュートの方が高いと言えるでしょう。
エコキュートはおすすめしないは間違い!
エコキュートにはメリットばかりではなく、デメリットもございます。
電気やお湯のご利用状況によってはエコキュートが合わないお客様もいらっしゃいます。
メリット・デメリットの部分をきちんと理解した上で、導入するかどうかを決めることをおススメ致します。
良い面ばかりだけを見て、後で「こんなこと知らなかった!」とならないようにはしておきましょう。
エコキュートのおすすめしないのまとめ
エコキュートは「本当におススメ出来る商品ではないのか」ということについてまとめていきました。
メリットもありますが、当然デメリットに感じる点も多くございます。
良い点と悪い点の両方をきちんと知ったうえで、本当に必要なものなのかどうかを考えたうえで導入することをおススメします。
給湯器も一度設置すると10年間は普通に使い続けられるものですから、その場の勢いだけで決めてしまわないことが肝要です。
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