
【2026年版】エコキュートとエコワンはどっちがお得?違い・光熱費・向き不向きを徹底比較
最終更新日:2026/07/04
「エコキュートとエコワン、結局どっちがお得なの?」「光熱費が安くなるのはどっち?」「うちにはどちらが合うの?」などの疑問をお持ちではありませんか?
エコキュートもエコワンも省エネ性能が高く、光熱費を抑えやすい給湯器です。ただし、仕組みも向いている家庭も異なります。
本記事では、エコキュートとエコワンの違い・光熱費・初期費用・向いている家庭を給湯器のプロが比較します。読み終えると、自分の家庭にどちらが合うかを判断できるはずです。ぜひ最後までご覧ください。
【結論】エコキュートとエコワンなら、多くのご家庭ではエコキュートがおすすめ

結論からお伝えすると、ランニングコストと初期費用の両面から、多くのご家庭にはエコキュートがおすすめです。エコキュートは電気代の安い夜間電力でお湯を沸かせるうえ、ガス代もかからず、初期費用もエコワンより抑えやすいためです。
ただし、床暖房やミストなどガス設備を活かしたい家庭、一度に大量のお湯を使う家庭ではエコワンが向くこともあります。どちらが合うかは「お湯を使う量」「家族の人数」「ガスを残すかどうか」によって変わります。以下で違いを順番に見ていきましょう。
エコキュート・エコワンとは?それぞれの違いと比較表を紹介

エコキュートとは?
エコキュートとは、デンソーが開発したヒートポンプ技術を使い、2001年に給湯器メーカーのコロナが世界ではじめて家庭用として販売を始めた給湯器です。正式名称は「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」です。
お湯を貯める貯湯タンクと、空気中の熱を集めてお湯を温めるヒートポンプユニットで構成されます。空気中の熱を利用して沸かすため、ガス給湯器や電気温水器よりも光熱費を抑えやすいのが最大の特徴です。日本冷凍空調工業会によると、2025年3月末時点で累計の国内出荷台数が1,000万台を超えています。

<エコキュートの仕組み>
引用画像:三菱電機HP / 一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センターHP
エコワンとは?
エコワンとは、ガス給湯器メーカーのリンナイが2010年に発売したハイブリッド給湯器です。「ヒートポンプ」「高効率ガス給湯器(エコジョーズ)」「貯湯タンク」の3つで構成されます。
ふだんはヒートポンプでお湯を沸かして貯めておき、湯切れしそうになったり大量のお湯が必要になったりすると、自動でガス給湯に切り替わる仕組みです。電気とガスの良いところを組み合わせた給湯器といえます。


<エコワンの仕組み>
引用画像:リンナイエコワンHP
エコキュートとエコワンの違い一覧(比較表)
両者の違いを一覧で整理すると、次のとおりです。詳しい中身はこのあと順番に解説します。
| 項目 | エコキュート | エコワン |
|---|---|---|
| 燃料 | 電気(ヒートポンプ) | 電気+ガスのハイブリッド |
| タンク容量 | 主に370〜550L(製品により180L台も) | 70〜160Lほど(小容量) |
| 光熱費の傾向 | オール電化・夜間電力で安い | ガス併用。床暖房等が多い家庭で有利な場合も |
| 初期費用の目安 | 約40〜80万円 | 約80〜100万円(高め) |
| 設置スペース | 大きめ | 小さめ |
| 向いている家庭 | オール電化・夜間電力・太陽光 | ガス併用・床暖房・大量にお湯を使う |
エコキュートとエコワンを「光熱費」「初期費用」で比較

光熱費(ランニングコスト)で比較
オール電化で夜間電力を活かせる家庭では、エコキュートのほうが光熱費を抑えやすい傾向にあります。
実は、ガス代や灯油代の多くは給湯に使われており、エコキュートに変えると給湯のガス・灯油が不要になります。さらに、夜間の単価が安い時間帯(時間帯はプランにより異なります)にお湯を沸かすため、光熱費全体が3割〜4割ほど安くなる場合があります。
一方のエコワンも省エネ性は高く、従来型のガス給湯器と比べて一次エネルギー消費量を大きく削減できる省エネ性能を備えています。ただし、初期費用も含めた総額では、多くの家庭でエコキュートのほうが負担を抑えやすい傾向です。
なお、光熱費は契約プランや使用量によって変わります。正確な比較は、見積もり時のシミュレーションで確認してください。
初期費用(本体+工事)で比較
初期費用の面でも、エコキュートに分があります。エコキュートは容量や性能によって約40万〜80万円、エコワンは約80万〜100万円が目安で、同じガス系のエコジョーズ(20万〜40万円ほど)と比べても高めです。
なお、「給湯省エネ2026事業」では、エコキュート7万円、エコワンなどのハイブリッド給湯機10万円の補助金を受け取れます。性能要件を満たすと最大でそれぞれ10万円/台・12万円/台まで増額できるのでお得です。詳しくはエコの王様にお問い合わせください。
エコキュートのメリット・デメリット

こちらでは、エコキュートのメリットとデメリットを紹介します。
メリット① 光熱費(ランニングコスト)を抑えやすい
エコキュート最大のメリットは、光熱費を削減できることです。 ガス代や灯油代の約80%は給湯に使われているといわれ、給湯をエコキュートに切り替えると、その分の光熱費を抑えられます。
「電気を使うなら電気代が高くなるのでは」と思うかもしれませんが、実際には電気の使用量が増えても電気代は安くなります。料金プランを昼間が高く夜間が安い「時間帯別電灯」に切り替えると、単価の安い夜間帯(23時〜翌朝7時)にお湯を沸かせるためです。
ガスや灯油からエコキュートに交換した家庭では、光熱費全体が3割〜4割ほど安くなる可能性があります。同じ電気でお湯を沸かす電気温水器と比べても、お湯の沸かし方が違うため、電気代はおよそ3分の1程度といわれています。
メリット② 初期費用がエコワンより抑えやすい
初期費用の面でも、エコキュートに分があります。 本体と工事を合わせた費用は、エコキュートが約40万〜80万円、エコワンが約80万〜100万円が目安です。
また、国の「給湯省エネ2026事業」では、エコキュートに基本7万円/台(性能要件を満たすと最大10万円/台)の補助金を利用できます。
メリット③ ガスを使わずオール電化にできる
エコキュートは火を使わずにお湯を沸かすため、ガス漏れや火災のリスクが低く、ガスの基本料金も不要にできます。
給湯をガスに頼るエコワンと違い、ガス契約そのものをなくしてオール電化にできる点は、エコキュートならではの強みです。
メリット④ 太陽光発電と相性が良い
エコキュートは単体でも節約効果がありますが、太陽光発電と組み合わせるとさらに効果が高くなります。
その理由は、エコキュート向けの料金プランにあります。昼間が高く夜間が安い時間帯別の契約では、昼間と夜間の1kWhあたりの単価差が2倍〜3倍ほどあります。
太陽光が発電している日中なら、電力会社から高い電気を買わずに済み、余剰電力が多ければ昼間に沸き増しをして夜間電力を使わずに済みます。
また、太陽光の電気でお湯を沸かす「おひさまエコキュート」もあります。詳しくは「【初心者必見】おひさまエコキュートとは?通常エコキュートとの違いやメリット・デメリットを紹介!」をご覧ください。
デメリット① お湯切れすることがある
エコキュートのデメリットは、お湯切れする可能性があることです。 貯湯タンクは370L〜550Lで、お湯を無制限に使えるものではありません。お湯の使い過ぎや蛇口の閉め忘れがあると、お湯切れを起こす場合があります。
沸き増しには3時間〜4時間ほどかかるため、湯切れしそうになるとガスで補えるエコワンのほうが、この点では強いといえます。
デメリット② 大容量タンクの設置スペースが必要
エコキュートは貯湯式のため、設置スペースが必要です。 一般的な角型のサイズはメーカーにより多少異なりますが、高さ1,890mm×幅650mm×奥行730mmほどです。
狭い場所向けの薄型でも、高さ1,813mm×幅1,075mm×奥行438mmほどあります。導入前には設置スペースを確認するか、販売店に現地調査を依頼しましょう。
エコワンのメリット・デメリット

メリット① お湯切れに強い(ガス併用で大容量のお湯)
エコワン最大のメリットは、お湯切れに強いことです。 ふだんはヒートポンプで沸かしたお湯を使い、タンクのお湯が少なくなると自動でガス給湯に切り替わります。そのため、タンク容量が小さくてもお湯切れがほとんど起きません。
家族が多く一度に大量のお湯を使う家庭でも、湯切れを気にせず使えます。タンクを使い切ると沸き増しに時間がかかるエコキュートと比べ、この点はエコワンの強みです。
メリット② 床暖房・ミストなどガス設備と相性が良い
ガスを併用するエコワンは、ガス設備との相性が良い点も魅力です。 ガス温水床暖房やミストサウナなどは、ガスの強い熱量を活かせる設備です。エコワンならこうした設備を給湯とあわせて効率よく動かせるため、ガスの快適さを残したい家庭に合います。
メリット③ タンクが小さく省スペース
エコワンのタンク容量は70L〜160Lほどと小さめで、エコキュートよりも設置スペースを取りません。設置場所に余裕がない住宅でも導入しやすい点が魅力です。
デメリット① 初期費用が高め
エコワンのデメリットは、初期費用が高めなことです。 設置費用は約80万〜100万円が目安で、エコキュート(約40万〜80万円)や、同じガス系のエコジョーズ(20万〜40万円ほど)と比べても高くつきます。
給湯省エネ2026事業ではハイブリッド給湯機として基本10万円/台(最大12万円/台)の補助金を使えますが、それでもエコキュートより導入時の負担は大きくなりがちです。
デメリット② ガス代がかかる(オール電化にはできない)
エコワンはガスを併用するため、ガスの基本料金や使用料がかかり続けます。ガスを完全になくすオール電化にはできないため、ガス契約を解約したい家庭には向きません。
デメリット③ 家庭によっては光熱費が安くならない
エコワンは、生活スタイルによって光熱費があまり下がらない場合があります。具体的には、次のような家庭です。
・もともとの光熱費が安い
・お湯をあまり使わない
給湯器は10年〜15年使って費用対効果を考えるため、こうした家庭ではエコワンの導入を慎重に検討しましょう。
エコキュートとエコワンはどんな家庭に向いている?

エコキュートが向いている家庭
多くの一般家庭にはエコキュートが向いています。とくに次のような条件に当てはまる家庭は、エコキュートの強みを活かせます。
まず、ガスを使わずオール電化にしたい家庭です。給湯を電気でまかなえるため、ガスの基本料金がなくなり、光熱費を電気に一本化できます。火を使わない安心感も得られます。
次に、夜間の安い電力を活かせる家庭です。日中は外出が多く、夜から朝にかけてお湯をよく使う生活であれば、安い時間帯に沸かしたお湯を効率よく使えます。
加えて、初期費用を抑えたい家庭にも向いています。本体と工事を合わせた費用はエコワンより安く、補助金も利用できるため、導入時の負担を軽くできる点は大きなメリットです。
エコワンが向いている家庭
一方で、ガスの良さを残したい家庭にはエコワンが向いています。
料理でガスコンロを使い続けたい、災害時に電気とガスの両方を確保しておきたい、といった理由でガスをやめたくない家庭に合うでしょう。
また、ガス温水床暖房やミストサウナを使う家庭にも適しています。こうした設備はガスの強い熱量と相性がよく、エコワンなら給湯とあわせて効率的に動かせます。
加えて、家族が多く、一度に大量のお湯を使う家庭にもおすすめです。エコワンはタンクのお湯が減ってもガスで補えるため、湯切れの心配がほとんどありません。
エコキュートとエコワンの比較でよくある質問

エコキュートとエコワン、光熱費はどっちが安い?
契約プランや使用量によって変わりますが、オール電化で夜間電力を活かせる家庭では、一般にエコキュートのほうが安くなりやすい傾向です。床暖房などガス設備をよく使う家庭では、エコワンが有利になる場合もあります。
結局どっちがおすすめ?
多くのご家庭では、ランニングコストと初期費用の両面でエコキュートがおすすめです。ガスを残したい家庭や、一度に大量のお湯を使う家庭は、エコワンも選択肢の一つです。
エコワンとエコジョーズ・エネファームの違いは?
エコジョーズは高効率のガス給湯器、エコワンはそのエコジョーズにヒートポンプを組み合わせたハイブリッド給湯器です。エネファームはガスで発電しながら給湯する家庭用燃料電池で、目的が異なります。
まとめ
エコキュートとエコワンには、それぞれにメリットとデメリットがあります。ランニングコストと初期費用の両面から、多くのご家庭にはエコキュートがおすすめです。一方で、湯切れがほとんど起きないエコワンは、お湯をたくさん使う家庭やガス設備を活かしたい家庭に向いています。
エコの王様はエコキュートの専門店です。各メーカーのエコキュートを取り扱い、使い方や電力プランの切り替えもサポートしています。どちらが合うか迷う場合や、エコキュートへの交換・導入を検討している場合は、お電話(0120-407-565)またはLINEからお気軽にご相談ください。







