
【2024年最新版】エコキュートの故障にはどんなのがあるの?症状や対処方法、修理費用を紹介!
2024/10/17
「エコキュートも故障すると思うけどどんな故障があるの?」、「エコキュートの故障の理由が知りたい。」、「修理する場合の費用について詳しく説明して欲しい。」など、エコキュートの普及と共に故障に関する問い合わせが増えています。
エコキュートはさまざまシステムが集まって構成されているため故障症状もさまざまです。
そこで今回は、エコキュートの故障症状や対処方法、修理費用について詳しく説明します!
目次
エコキュートの寿命
エコキュートは、2001(平成13)年に電子部品メーカーであるデンソー(DENSO)が開発したヒートポンプユニットの技術をもとに給湯器メーカーでコロナが世界ではじめて家庭用エコキュートして販売を開始しました。
2023(令和5)年8月までに出荷台数が900万台を突破するなど全国に普及している給湯器の1つです。
そんなエコキュートの寿命は、メーカーや性能、使用頻度、設置場所によって異なりますが10年~15年と言われています。
エコキュートの寿命に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートの寿命は何年!?少しでも寿命を伸ばすための方法を詳しく解説!
よくあるエコキュートの故障
エコキュートは寿命が近づいてくると故障が多くなります。
ですが、エコキュートをはじめて使う人たちからすると「どの症状が故障なの?」と感じている人も多いはずです。
エコの王様に問い合わせ頂くなかでも多い、よくあるエコキュートの故障7つを紹介します!
エラーコードが頻繁に表示される
エコキュートに何かの不具合が発生すると台所リモコンや浴室に「Er〇〇」などのエラーが表示されます。
「リモコンにエラーが出てるから故障だ!交換しないといけない!」という訳ではありません。
エコキュートの故障には、「自分で対処できる故障。」と「専門業者やメーカーでないと対処できない修理。」の2種類があります。
自分で対処できるエラー表示で多いのが、浴槽内のお湯が出る丸いアダプターの詰まりや汚れに関するエラーです。
この程度であれば自分でアダプターを外し、ブラシや浴槽の配管を綺麗にしてくれるジャバなどを使って綺麗にすればエラーコードが解除されるケースも多くあります。
「自分で対処できる。」か「メーカーや専門業者じゃないと対処できない。」かが分からない人は、エコキュートの取り扱い説明書にエラーコード一覧がありますので一度確認するのも良いでしょう。
<カタログ内のエラーコード表示>
引用画像:三菱エコキュートHP
エコキュートのメンテナンス方法に関する詳しい記事はこちら⇒【初心者必見】エコキュートはメンテナンスが必要って本当?理由や方法を一挙公開!
水しか出ない
「追い炊きや足し湯・指し湯をしても水しか出ない。」、「蛇口から出てくるのも水。」である場合の主な原因は貯湯タンク内のお湯が残っていない、いわゆる「湯切れ」が原因になっていることが多いです。
ですが、沸き増しなどをして貯湯タンクにお湯が貯まっているのにもかかわらず水しか出ない場合は、基板故障の可能性があります。
エコキュートにはさまざまな基板がありますが、水しか出ない出ない場合は温度制御系が故障してる可能性が高いため、専門業者もしくはメーカーに連絡して点検してもらいましょう。
お湯がぬるい
エコキュートは、貯湯タンクに貯めてあるお湯を出湯するときに水道水と割って出湯します。
そのため、同時に違う場所で出湯すると出てくるお湯がぬるく感じる可能性があります。
このような症状が見られるのは冬場が多いため、数カ所で同時にお湯を使いたい場合は、「設定温度を上げる。」、「貯湯タンクの沸き増しをする。」など行うと症状が解消するかもしれません。
上記のことをしても症状が改善されない場合は、温度制御系の基板が故障している可能性がありますので、専門業者、メーカーに点検を依頼しましょう。
貯湯タンクやヒートポンプから水漏れしている
エコキュートの故障の中で最も多いのが、「貯湯タンクやヒートポンプユニットからの水漏れ」です。
エコキュートの水漏れは、貯湯タンクやヒートポンプユニットの排水や結露が主な原因ではありますが、「熱膨張」によって起きた余分な水分が出ているため故障ではありません。
排水口以外で水漏れが起きている場合は貯湯タンク内に配管に亀裂が入っている・断線・腐食など起きている可能性があります。
排水口以外の水漏れを放置しておくと水道代がどんどん高くなっていきますので、気付いた段階で専門業者・メーカーに連絡して修理してしてもらいましょう。
温度にムラがある
蛇口やシャワーから出るお湯が「あつい」、「ぬるい」、「冷たい」といった温度にムラが発生している場合は、エコキュートの温度制御系の基板が故障している可能性があります。
どこか1カ所だけで出てくるお湯の温度にムラがある場合は、エコキュートの故障ではなくカランや蛇口の故障の可能性もあります。
温度にムラがある場合、「出湯箇所全てにムラがあるのが1カ所だけなのか。」を確認してから次の対応を考えましょう。
異音がする
エコキュートを設置して音が発生する場所といえばヒートポンプユニットです。
そもそもヒートポンプとは、ファンを回して空気中の熱を集めて圧縮して、その熱を使ってお湯を作る仕組みになっています。
ヒートポンプユニットは、エアコンの室外機とも同じ仕組みになっていますので、稼働中は音が発生します。
稼働中に発生する音は、50db程度と言われていて静かな事務所、日常会話、エアコンの室外機と同じ大きさです。
基本的に静かな製品でありますが、故障などが起きると今までに聞いたことが無いような大きな音がしたり異音を発したりします。
ヒートポンプユニットから異音した場合は、自分では対処できませんのですぐに専門業者やメーカーに修理依頼しましょう。
水やお湯が止まらない
エコキュートが故障していたら設定した湯量になってもお湯や水が止まらなくなることがあります。
水やお湯が止まらなくなる理由として多いのは、「循環口が汚れている」、「浴槽内にお湯が残っている。」などがあります。
上記した内容が解消したとしてもお湯や水が止まらな場合は、エコキュートに付いている「水位センサーの異常」、「三方弁の異常」などがあります。
エコキュートの内部で故障であれば専門業者やメーカーに依頼して修理してもらいましょう。
故障の原因
エコキュートの故障には、「初期故障」、「摩耗故障」、「偶発故障」の3種類があります。
それぞれの故障の原因について詳しく説明します。
初期故障
初期故障(初期不良)とは、エコキュートを設置して1年~2年程度で起きる故障です。
この故障は、エコキュートが出荷された段階で何らかの故障があった場合や施工店側の施工ミスが主な原因です。
初期故障は、メーカーや販売店に連絡すれば故障箇所を無償で直してくれる場合がほとんどです。
摩耗故障
摩耗故障は、エコキュートの故障の中で最も多い原因です。
そもそも摩耗故障とは、エコキュートを使い続けることで起きる故障を指します。
エコキュートの寿命は、使用頻度・設置場所などのよって異なりますが、10年~15年と言われていて設置して10年以上が経過すると貯湯タンク内やヒートポンユニットは摩耗して故障しやすくなります。
保証期間内であれば無償で修理してくれますが、期間外であれば有償になります。
修理費用は、故障箇所によって異なりますので注意が必要です。
偶発故障
偶発故障とは、エコキュートを設置して3年~7年で起きる故障を指します。
エコキュートにはさまざまな精密機械が搭載されていますので、いつ故障が起きるかが分からない状態です。
そのため、常日頃からエコキュートのメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
稀にですが、偶発故障はメンテナンス不足ではエコキュートの個体差による場合も報告されています。
偶発故障であっても保証期間内であれば無償で修理してくれますが、期間外であれば有償になりますので注意しましょう。
各メーカーの保証年数
エコキュートの各メーカーは初めから商品保証を付けています。
各メーカーの保証年数は次の通りです。
エコキュートは、10年~15年使える製品でありながらどのメーカーも保証期間は1年~3年と短くなっています。
偶発事故にしても摩耗故障にしても3年~7年程度で起きる可能性があります。
保証期間外になって故障すると少なからず修理費用が掛かりますし、修理して直らなくても出張費用・修理費用・部品代を請求されます。
各メーカーとも有償ではありますが最大10年まで保証を延長できる制度もありますし、各販売店も10年保証を付けているところが多いです。
10年保証を付けると設置費用は高くなりますが、目先に設置費用よりも長い付き合いになるエコキュートのアフターフォローが充実している販売店からの購入をおすすめします。
エコの王様では、商品購入時に商品保証10年、工事保証10年を付けております。
アフターフォローを重視されたい人は、是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
※工事保証とは、エコキュート本体以外の工事に使用した配管・配線に関する販売店側の保証を指します。
エコキュートの修理に掛かる費用
エコキュートの延長保証をしてもいつかはエコキュートも完全に壊れて使えなくなります。
では、エコキュートが故障した場合は、どれくらいの費用が掛かるかをみなさん知りたいと思います。
エコキュートが故障した場合に掛かる費用を紹介します。
部分修理で済む場合
エコキュートは故障箇所によって本体ごと変えなくても修理すれば直る可能性があります。
今回は三菱エコキュートが故障した場合に掛かる費用で紹介します。
※全て税込価格で表記しています。
・電源が入らない:16,500円~48,400円
※落雷などの自然災害で壊れた場合は、上限を超える可能性があります。
・お湯が沸かない・お湯が出ない:18,700円~66,000円(エラーコードが表示されている場合) 73,700円~188,100円(ヒートポンプユニットが故障している場合)
・ふろ自動運転しない・追い炊きできない:18,700円~66,000円
・湯張りができない:18,700円~66,000円
・リモコンの不具合:27,500円~49,500円
・水漏れ:16,500円~68,200円
・各エラー表示の修理:18,700円~176,000円
本体ごと交換する場合
エコキュートを設置して10年未満であれば部分的に修理することもおすすめしていますが、設置して10年以上が経過するメーカーにも修理する部品が無いことが多いため、メーカーから交換を勧められる話をよく耳にします。
もし部品があって修理できたとしてもすぐに他の場所が壊れるケースも良くあります。
修理するたびに費用が発生することを考えると本体ごと交換したほうが良い場合が多いです。
2024(令和6)年10月現在のエコキュートの販売価格は、メーカーや性能・容量・タンク形状によって異なりますが、400,00万円~800,000円が相場です。
「やっぱり高いじゃない!」と感じている人もいると思いますが、180,000円の修理を3回すれば540,000円掛かります。
540,000円の費用があれば370L~460Lの角型フルオートが設置できます。
エコキュートを設置して10年以上が経過した場合は、修理よりも新しい機種にすることをおすすめします。
まとめ
今回はエコキュートの故障についてお話しさせて頂きました。
精密機械や複数のシステムからエコキュートが構成されているため、故障の症状や理由はさまざまです。
少しでも長く使うためにメンテナンスは不可欠ですが、それでもエラーが出たり故障してしまったりすることがあります。
そんな時に重要なのが、「保証」です。
エコキュートの修理といっても修理箇所によっては、200,000円近くする場合もありますが、保証年数内であればメーカーも無償で修理してくれます。
この記事を見ている人のなかには、「少しでも安く購入したい。」と考えている人もいるかもしれませんが、2024(令和6)年現在エコキュートを販売している多くの販売店は10年保証が基本です。
販売店のなかには、「保証を短くしている。」、「保証がない。」状態にして安く販売するところもあるようですが、あとあとそういったところは修理で費用を取るところがあるのも事実です。
「最初買った時は安かったけど、何度か修理したら高くなった。」という話も聞いたことがあります。
エコの王様では、エコキュートの販売時に商品も工事も10年保証を付けていますし、定期的にメンテナンスにもお伺いさせて頂いております。設置したお客様から「エコの王様にして良かった。」との声もたくさん頂いています。
エコキュートのアフターフォローを気にされている人は、是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
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