【2025年最新版】太陽光発電の訪問販売はどうなの？契約していけない理由を解説！
2025/05/28
「太陽光発電を訪問販売で契約した人が失敗したっているけどなんで？」、「実際のところ太陽光発電を訪問販売で契約するのはどうなの？」、「太陽光発電をい訪問販売で契約して後悔しないためにはどうしたらいいですか？」など、家庭用太陽光発電システムを訪問販売で契約することに関する問い合わせが非常に増えています。
2025（令和7）年5月までに最も多く家庭用太陽光発電システムを販売しているのが訪問販売です。
過去に訪問販売による家庭用太陽光発電システムの購入は、トラブルのもとと言われていたこともあって今も敬遠されがちです。
そこで今回は、家庭用太陽発電システムを訪問販売で購入しないほうが良いと言われている理由や悪徳業者を見抜く方法について詳しく説明します！
目次
太陽光発電の販売方法
2025（令和7）年5月現在、家庭用太陽光発電システムを販売方法ちして、「訪問販売」、「工務店・ハウスメーカー」、「家電量販店」、「ネット販売」の4種類があります。
それぞれの販売方法の特徴について説明します！
訪問販売
家庭用太陽光発電システムの訪問販売は、販売が本格的に開始された2009（平成21）年ごろからある古い販売方法です。
訪問販売業者の営業マンが日当たりが良く太陽光パネルがたくさん載せられる自宅を見つけて訪問してきます。
訪問販売の場合、契約金額が高くトラブルになりやすい販売方法でもあります。
訪問販売には、地域を回って直接インターホンを押すパターンと電話が掛かけてアポを取って別の営業マンが自宅にくるパターンと、ショッピングモールなどで行われている催事も訪問販売業者が企画していることが多いので訪問販売に該当します。
引用画像：自然エネルギー庁HP
工務店・ハウスメーカー
自宅や建ててくれたりリフォームしてくれたりする工務店やハウスメーカーも家庭用太陽光発電システムの販売を行っています。
自分たちの家を建ててくれたという安心感は非常に大きいです。
特にハウスメーカーは、家を建てる時に家庭用太陽光発電システムの設置も進めているイメージが強いです。
家と同時に太陽光パネルも設置されるので、そこまで価格が高いかどうかを判断するのは難しいですが、実際のところ訪問販売の次に設置費用は高いです。
「太陽光発電の設置は後でもいいかなー。」と思っている人は、ハウスメーカーや工務店で設置しないほうがいいでしょう。
家電量販店
ヤマダデンキやエディオンといった家電量販店も家庭用太陽光発電システムの販売をしています。
テレビCMなどでも良く出てくるので知名度の部分ではどの販売方法よりも優位に立っています。
家電量販店の場合、太陽光パネルだけを扱っている訳でないので各メーカーの家庭用太陽光発電システムの特徴などといった専門知識は、どの販売方法よりも持っていないイメージです。
専門的なことを知ってから設置したいのであれば、ネット販売や工務店、ハウスメーカーから購入すると良いでしょう。
ネット販売
エコの王様をはじめさまざまネット販売業者も家庭用太陽光発電システムを販売しています。
ネット業者は訪問販売のように人件費や交通費、利益を上乗せして販売することもないため設置費用は最も安く抑えられます。
また、各メーカーの特徴やおすすめ商品などに関する知識も豊富なため購入しやすいです。
ですが、対面での商談を行っていないので「顔を見て話をしないと不安。」と言う人は、ネット販売以外の購入方法で購入すると良いでしょう。
太陽光発電を訪問販売で購入していけない理由
家庭用太陽光発電システムを訪問販売で購入していけないと良く言われています。
ですが、みなさんはなぜ「家庭用太陽光発電システムを訪問販売で購入していけないのか。」と言われている理由をご存知でしょうか？
家庭用太陽光発電システム訪問販売から購入していけない理由は全部で4つあるので詳しく説明します！
契約金額が高額
訪問販売業者から家庭用太陽光発電システムを購入していけない理由の1つとして挙げられるのが設置費用が高額であるということです。
2025（令和7）年2月3日に経済産業省の調達価格等算定委員会が出した「令和7年度以降の調達価格などに関する意見」を見てみると、2025年度の家庭用太陽光発電システムの設置費用は、太陽光パネル、パワーコンディショナー、架台、各種ケーブルと工事代を合わせて1kWあたり287,000円が相場と明記されています。
それに対して、訪問販売業者は人件費、交通費、利益を上乗せして販売しないと人材が確保できないことから、1kWの販売価格は40万円～45万円で販売されていることが多いです。
政府が出している相場価格よりも約13万円～約24万円程度高く販売しています。
数字だけでも分かるように1kWあたりの価格は相場を大幅に超えているため購入しないほうがいいと言われています。
<家庭用太陽光発電システムの販売価格の相場>
※訪問販売業者以外の販売方法でも設置枚数によって1kWあたりの価格が高くなる可能性があります。
※税込価格で表記しています。
引用画像：調達価格算定員会「令和7年度以降における調達価格等に関する意見」
契約するまで居座る
家庭用太陽光発電システムを訪問販売業者から購入する時に多いトラブルが、契約するまで居座ることです。
訪問販売業者は、「契約するまで帰りません。」と脅しをかけて無理矢理契約させるケースが実際にあります。
訪問された人が、「一度検討します。」「今回、設置を見送ります。」と言った段階で商談が終わっているので、それでも長く居座る場合は不法侵入に該当するので警察に通報して対処してもらうと良いでしょう。
即決を求めてくる
家庭用太陽光発電システムの訪問販売業者は、「この価格は今日この場で契約している場合のみです。」や「契約するまで帰りません。」などと言って即決を求めてきます。
家庭用太陽光発電システムを購入する時は、どの販売方法で購入する場合も2社以上から相見積もりを取ることが一般的です。
ですが、訪問販売業者は言葉巧みに即決を求めてきて契約してしまって工事後に後悔した人がいます。
契約内容が分かりにくい
家庭用太陽光発電システムを訪問販売業業者から購入すると稀に契約内容が分からない時があります。
契約時には必ず販売業者側が「工事請負契約書」（契約書）を作成して渡します。
工事請負契約書の内容は次の通りです。
・商品代金（太陽光パネル・パワーコンディショナー・ケーブル等の必要な部材）
・工事代金（設置・電気・運搬代金）
・保証内容（商品保証・工事保証・自然災害補償など）
・商品代金+工事代金（税抜）
・申請費
・割引額（税抜）
・消費税（10％）
・総額
この内容で一部でも分からないことがある場合は、工事後に別の請求が追加されることがあるので、不自然だなと思った項目についてはその場で営業マンに確認して下さい。
工事当日に追加工事をして後日高額請求をしてくる
設置費用や契約書、営業方法に問題が無く契約したしても、なかには工事当日に必要のない追加工事をされて後日、請求書を見た時に契約書に書かれていない金額を請求されるケースがあります。
金額は販売業者によって異なりますが、悪質な業者の場合は20万円～30万円を請求してくることがあります。
基本的に家庭用太陽光発電システムの設置工事を行う場合は、工事業者が現場調査をするので最終見積が出たあとに金額が変わることはありません。
もちろん、不測の事態が起こって追加工事をしたことはエコの王様でもあります。
ですが、エコの王様が追加工事をしたとしても費用は5万円～10万円程度なので、20万円～30万円という金額はあまりにも高額です。
必要のない工事をして追加費用を請求してくるので訪問販売から家庭用太陽光発電システムを設置していけないと言われています。
全ての訪問販売が悪い訳では無い
実は、設置費用が高額だったり契約するまで居座ったり、工事当日に必要のない工事をして高額な工事代金を請求してくる訪問販売業者はごくごく1部です。
ほとんどの訪問販売業者は、訪問先の人のことを1番に考えて商品や設置費用を提案してくれますし、商談が上手く行かなくなった時も居座ったりすることなく帰ります。
なかには訪問販売業者の担当者がとても丁寧で契約したケースが数多くありますので、全ての訪問販売業者が悪い訳では無いことが分かります。
こんな訪問販売業者は要注意
ここで多くの人が気になっている「どの訪問販売業者悪い業者なのかが分からない。」と思っているはずです。
そこで、悪質な訪問販売業者の特徴を5つ紹介します！
名刺や資料を持ち帰る
悪質な訪問販売業者は、名刺や用意した資料を持ち帰ろうとします。
名刺や資料を持ち帰る理由は、「自分たちの情報を残さないようにするため。」です。
怪しい訪問販売業者ほど口コミで悪く書かれていますし、ホームページが無かったり他と金額を比較されると契約解除されてしまうため資料を残しません。
話を聞くとなった場合は、名刺を出さない人には「名刺をください」や破断後に資料を持ち帰ろうとする人には「今後の参考したいので資料を置いていってください。」と言ってみると良いでしょう。
優良な販売業者は、名刺や資料は必ずおいて帰りますので見極めるようにしましょう。
大幅値下げをしてくる
ありえない金額の値引きをしてくる訪問販売業者がなかにはいます。
「モニター価格」や「今契約すると半額です。」、「消費税はこちらで負担します。」などと言ってくることがあります。
消費税を販売店側が負担するのは法律違反ですし、「今日契約して貰えるなら〇〇万円値引きします。」というのは訪問販売業者が日常的に使っている営業テクニックなので騙されてはいけません。
多くの訪問販売業者は、割引額も適正ですし消費者が「大丈夫？？」と思うような値引きはしません。
商談中や断った時に大幅な値引きをしてくる訪問販売業者は怪しいので注意したほうがいいでしょう。
不安を煽ってくる
訪問販売業者のなかには、消費者の不安を煽って契約を迫ってくるケースがあります。
不安を煽ってくるフレーズは次の通りです。
・太陽光発電を設置しないと後悔する。
・太陽光発電はこれから義務されるから早い段階で設置しておいたほうがいい
・この金額で契約できるのは今日だけです。
家庭用太陽光発電システムは立地条件や屋根の大きさなどによって得をする自宅もあれば損をする自宅あります。
そのため、設置したからと言って損をしないとは言い切れないです。
太陽光発電システムの義務化が注目を集めていますが2023（令和5）年4月現在、太陽光発電システムの義務化を決定しているのは東京都・京都市・川崎市の3都市です。
今後は太陽光発電システムの義務化も進んでくる可能性はありますが、決定までにはまだまだ時間が掛かることなので今すぐ設置する必要はありません。
「この金額で購入できるのは今だけ！」と言うのは、日常的に使っている言葉なので注意が必要です。
怪しい訪問販売業者が言っていることはほとんどが嘘なので鵜呑みにして契約しないようにしましょう。
メリットしか言わない
家庭用太陽光発電システムだけでなくどんな電化製品もメリット・デメリットがあります。
メリットだけを聞くと「太陽光発電は設置したほうがいいな！」と消費者は思って契約します。
ですが、家庭用太陽光発電システムは「設置費用が高い。」、「実はメンテナンスが必要。」、「条件などによっては設置できない可能性がある。」などのデメリットがあります。
ほとんどの訪問販売業者は、メリット・デメリットの両方を伝えて話を進めます。
また、家庭用太陽光発電システムの導入を前向きに検討している人は、デメリットがあったからと言って契約しないといったことはありません。
メリットより先にデメリットを伝えてくれる業者のほうが安心して購入できます。
家庭用太陽光発電システムのメリット・デメリットに関する詳しい記事はこちら⇒【2025年最新版】太陽光発電の設置は後悔するって本当？後悔しないためにやるべきこととは
太陽光発電を訪問販売で契約してしまったらすぐに対応を！
家庭用太陽光発電システムを怪しい訪問販売業者から購入してしまった時は、「騙させてしまった。」、「契約解除ができない。」、「ものすごい金額で購入してしまった。」と悩んでいると思います。
ですがみなさん安心して下さい！日本には消費者を守る特定商取引法があってそのなかの「クーリング・オフ制度」を使えば契約を解除できます。
そもそもクーリング・オフ制度とは、「いったん契約の申し込みや契約の締結をした場合でも、契約を再考できるようにし、一定の期間であれば無条件で契約の申し込みを撤回したり、契約を解除したりできる。」を指します。
クーリング・オフ制度を活用すれば契約解除ができますが、今回の家庭用太陽光発電システムを訪問販売業者から購入した場合は契約日を含む8日間の間に契約解除の申告しなければ逆に違約金を取られたりする事案もあるので日にちを間違えないようにしましょう。
昔は、電話や手紙でないとクーリング・オフできませんでしたが2022（令和4）年6月からはメールやFAXなどでも申請できるようになりました。
自分にとって不利益な契約をしてしまった場合は、クーリング・オフ制度を活用すると良いでしょう。
※契約内容や購入方法によってはクーリング・オフ制度が適用されない場合があります。
参考資料：消費者庁HP
まとめ
今回は、家庭用太陽光発電システムを訪問販売業者から購入するのは良いかのか悪いのかについてお話しさせて頂きました。
結果だけを言えば、訪問販売で購入するのが悪い訳でありませんが、1部の悪徳業者の影響で悪く見られているイメージです。
ほとんどの訪問販売業者は、消費者のことを考えて提案してくれますし、強引に契約させられることもありません。
実際に2025（令和7）年5月までに家庭用太陽光発電システムを一番多く設置しているのは訪問販売です。
ですが、設置費用が高いのは事実なので設置費用を抑えたいのであればエコの王様のようなネット販売で購入するのも良いでしょうし、訪問してきた人が信頼できる人ならば訪問販売で購入するのも良いでしょう。
エコの王様 カスタマーサポートセンター
オール電化・太陽光発電・蓄電池の専門スタッフが24時間対応いたします！
自身が提案したお客様宅での施工不良に起因するお客様トラブルを経験するうちに、「提案された商品が安心・安全に使えるような状態でお客様のところに届けられる誠実で質の高い施工業者を作りたい」という思いで職人の世界へ。
業界内ではまだまだ若手の部類だが、オール電化や太陽光発電の施工経験・知識も豊富で頼れる職人頭。
