蓄電池ってぶっちゃけどうなの?利用してみた結果驚きの事実が!
2020/04/19
こんにちは!エコの大臣です!
近頃、蓄電池に関するお問い合わせもエコの王様の元にもぼちぼちと届いております。
エコの王様は関西エリアを中心にオール電化や蓄電池の設置、販売をさせて頂いておりますが、さすがは関西のお客様ですね、「蓄電池て実際どうなん?」とざっくり聞かれることも結構あります。
そこで、蓄電池があると便利になるところや、ベストな導入時期などについてお伝えしていこうと思います。
目次
蓄電池はどういうことに役立つの?
では、実際に蓄電池を設置すると一体どういうところに役立ってくれるのかを簡単に見ていきましょう。
電気代の削減に期待できる
引用:オムロン蓄電池商品ページより
オール電化や太陽光パネルをご利用しているご家庭様は、ほぼ100%の方が深夜電力が安くなる、時間帯で電気料金が変わるプランに加入されていることと思います。
蓄電池を設置すると、夜間の電気が安い時間帯に蓄電池に充電をしておくことで、たまった電気を昼間の電気代の高い時間帯に使うことで、電気代を削減することが出来るようになります。
2019年11月以降は10年間の太陽光発電の余剰電力買取制度(FIT)の期間満了を迎えるご家庭も増えてきます。
FITの期間満了を迎えた、いわゆる「卒FIT」をされたご家庭様においては、余剰電力の買取金額が48円だったのが、8円~11円になることが決定しています。
今までは太陽光パネルで発電して余った電気は電力会社に売っている方が利益が大きかったのですが、これからは深夜電力も含むすべての時間帯で、
「電力会社から買う電気代」>「売電で得る利益」
という構図になってきます。
蓄電池を設置すると、パネルで発電した電気をより多く自家消費にまわすことが出来ます。結果として電力会社から電気を買わなくて済むようになりますので、電気代の削減に繋がります。
停電時に電気を使用できる
蓄電池を設置することの最大のメリットは、万が一の停電時にも、蓄電池にためられた電気を使うことが出来るので、普段と変わらない生活を送ることが出来るというところでしょう。
太陽光発電とセットで導入することで、昼間に太陽光パネルで発電した電力を使いつつ、余った電気を蓄電池に充電。日が沈んだ後は蓄電池にたまった電気を使って照明や空調などに電気を使うことが出来ます。
太陽光発電と蓄電池があれば、大きな災害などで停電が長期にわたったとしても、電気はいつも通り使うことが出来ます。
売電ができる
これから太陽光発電を設置する方は、蓄電池をセットで導入することでパネルで作った電気をより多く売電に回すことが出来ます。
例えば、スマートスターLなどの一部の蓄電池は、夜間の安い電気を蓄電池に充電して、昼間に家の中で使う電気に蓄電池にためられた安い電気を使い、太陽光パネルで発電した電気を全て電力会社に売電出来るような仕組みをもったものもあります。
これは蓄電池の「押し上げ効果」と呼ばれます。
押し上げ効果の付いた蓄電池を設置していると、今までは「ダブル発電」として太陽光発電の買取単価が安くされていたのでメリットが薄いご家庭も中にはありました。
2019年度からは太陽光発電だけを設置している「シングル発電」も「ダブル発電」も同じ買取単価になりました。(2020年度は21円/1kwh)
今後、太陽光発電を設置を検討される方にとっては、蓄電池を同時に設置することで売電量の底上げにも期待できます。
蓄電池のベストな導入時期
蓄電池のベストな導入時期としては、「売電の固定買取期間の10年が終了した後」が良いと考えています。
既に設置してある太陽光パネルで発電した電気を、安い値段で売電しておくよりも、蓄電池にためて自家消費に充てていくことが経済的にもメリットにも繋がります。
蓄電池があれば、停電時の備えにもなって一石二鳥です。
これから毎年数万件の固定買取制度が終了するご家庭が出てきます。
蓄電池の需要が高まれば、太陽光発電やオール電化と同じように、蓄電池の販売価格も徐々に下がってくることが予想されます。
固定買取期間の終了を迎えたご家庭様は一度は蓄電池の導入をご検討してみてはいかがでしょうか。
蓄電池は太陽光発電と相性がバッチリ
蓄電池と太陽光発電をセットで導入することで、昼に太陽光パネルで発電した電気を蓄電池にためて、一日中使うことが出来るようになります。
そうすると、電力会社から電気をほとんど買わなくて済むので「電気代実質0円生活」の実現が可能なご家庭もございます。
太陽光発電が導入済みのご家庭には、蓄電池ももれなくセットで導入されているのがこれからのスタンダードになっていくでしょう。
蓄電池どうなののまとめ
今回は「蓄電池って実際のところどうなの?」という疑問にお答えしていきました。
蓄電池を設置することの主なメリットとしては「停電時にも電気が使えるようになる」、「電気代の削減につながる」といったところが大きいでしょう。
特にこれから卒FITを迎える方や、既に固定買取期間が終了してしまったご家庭様にとっては、蓄電池の設置も検討する価値があります。
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第二回⇒家庭用の蓄電池の耐用年数はどれくらい?長く使うためにやるべきこと
第三回⇒蓄電池の種類っていくつあるの?最適な蓄電池の選びかた
第四回⇒蓄電池の価格はどれくらい?メーカー別で調査してみた!
第五回⇒蓄電池の寿命って何年が限界?長く使い続けるためのとっておきの方法