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ハイブリッドな蓄電池って何?他とはどう違うのかを解説

2020/08/14

こんにちは!エコの大臣です!

今日は蓄電池を選ぶうえで重要なポイントになる「ハイブリッド」型の蓄電池について掘り下げていこうと思います。

今から蓄電池の設置をしようという方にとっては、そもそも「ハイブリッド型」って何だ?となるかたも多いと思います。

そこで、今回はハイブリッド型と呼ばれる蓄電池の特徴や他の蓄電池の違い、メリットやデメリットについてお伝えしていきます!

 

一般的に考えるハイブリッドとは?

「ハイブリッド」という言葉は「違う種類のものを組み合わせたもの」という意味の言葉です。

ハイブリッドという言葉で一番なじみが深いのは自動車かなと思います。

「ハイブリッドカー」と言えば動力にガソリンと電気の二つの動力を組み合わせて走行するタイプの車ですね。

何か異なるもの2つの良いところを組み合わせて、新しいものを生み出そうという考え方ですね!

 

ハイブリッド蓄電池と普通の蓄電池との違いについて

家庭用蓄電池には大きく分けて2種類ございます。1つが「単機能型」と呼ばれる蓄電池。もう1つが今回ご紹介している「ハイブリッド型」と呼ばれる蓄電池です。

 

単機能型蓄電池とは

 

単機能型の蓄電池とは、「蓄電池単体でも機能して充放電が可能なタイプ」の蓄電池のことです。機能が単純とか、単細胞の単という意味ではないのでご安心下さい。

家庭用蓄電池は、実際に電気をためておくための「蓄電ユニット」と、蓄電池にためる電気を変換するための「パワーコンディショナー」と呼ばれる2つの機械が最低限必要になります。

蓄電池用のパワーコンディショナーが必要になるのが「単機能型」と呼ばれるタイプの蓄電池になります。

上の設置図で赤色の四角で囲まれているのが蓄電池側のパワーコンディショナー、青色の四角で囲まれているのが太陽光発電側のパワーコンディショナーです。

このように太陽光発電には太陽光発電の、蓄電池には蓄電池用のパワーコンディショナーが必要になるのが、「単機能型」の蓄電池です。

 

ハイブリッド型蓄電池とは

 

ハイブリッド型蓄電池とは、太陽光発電と蓄電池で同じパワーコンディショナーを共有するタイプの蓄電池です。

太陽光発電と蓄電池を組み合わせて使うところが「ハイブリッド」と呼ばれる由来になっているポイントです。

 

電気をためておくための蓄電ユニットではなく、接続するパワーコンディショナーの種類によってタイプが変わるということを覚えておいて下さい!

 

ハイブリッド蓄電池のデメリット

さて、ハイブリッド型の蓄電池というからには優れているところばかりだから、こっちの方が良いんじゃないの?と思ってしまいそうですよね。

ハイブリッド型の蓄電池にはデメリットの部分もあります。悪いところもきちんと理解した上で、設置を検討されるのが良いでしょう。

 

本体価格が高い

 

同じ容量の蓄電池で比較したときに単機能型とハイブリッド型の蓄電池では、ハイブリッド型の蓄電池の方が費用が若干高めになっていることが多いです。

ただ、最近ではハイブリッド型でも随分費用が安くなってきていて、だいたい130万円~150万円前後が相場になってきているかなというところですね。

 

太陽光発電の設置が必須

 

ハイブリッド型蓄電池は、システムの構成上、太陽光発電システムと連携して使うことが前提になります。

太陽光発電システムが設置されていないご家庭には設置する意味があまりありません。

 

既設の太陽光発電によっては設置が出来ない

 

現在、ご利用中の太陽光パネルの枚数や型番、設置状況によってはご希望の蓄電池が設置出来ないということがございます。

特に太陽光発電システムの保証期間がまだ残っているという場合、ハイブリッド型の蓄電池を設置することで、太陽光発電システムの保証が切れてしまうことがございます。事前に担当者によく確認をしておいた方が良いでしょう。

 

ハイブリッド蓄電池のメリット

ハイブリッド型の蓄電池は設置に関するデメリットが多いですね。

逆に言えば、設置の問題さえクリアしてしまえばメリットも大きいです。

 

蓄電池に充電する効率が良い

 

停電時に太陽光発電から蓄電池に充電する効率が、ハイブリッド型の方が圧倒的に優れています。

単機能型の蓄電池では、停電時には太陽光発電の自立運転の1.5kwしかご家庭内で電気を使うことが出来ません。

仮に太陽光パネルが5kwの電気を発電していたとしても、そのうちの1.5kwしか使えません。

しかも、その全てが蓄電池の充電に充てられるわけではなく、1.5kwのうち、家庭内で消費されている電力を除いた部分しか蓄電池にためることが出来ません。

単機能型の停電時の動作のイメージは下の図のような感じです。

単機能型の蓄電池では、停電時に使える太陽光発電の発電量はかなり少なくなってしまいます。

一方、ハイブリッド型では太陽光発電で発電した電気をそのまま蓄電池にためたり、お家の中で使うことが出来ます。停電時にも十分な量の電気を使うことが出来るというのが大きなメリットになります。

省スペース

 

太陽光発電と蓄電池で1台のパワーコンディショナーを共有して使うので、パワーコンディショナーが2台必要な単機能型と比べて省スペースです。

 

電気のロスが少ない

 

ハイブリッド型の場合、パワーコンディショナーと呼ばれる変換機が1台で済みますので、太陽光パネルで作った電気の変換の際のロスが少なくて済みます。

 

最近のパワーコンディショナーも高性能になってきており、変換効率は95%前後のものが多いです。

単機能型の場合、太陽光パネルで発電した電気は、太陽光側と蓄電池側のパワーコンディショナーで2回変換が行なわれます。仮にパワーコンディショナーの変換効率が95%だった場合、蓄電池に送られる電気の量は

100%×95%×95%=90.25%

となります。

これが、ハイブリッド型であれば変換が1回で済みますので、蓄電池に送られる電気の量は95%になります。

わずか5%の差と思われるかもしれませんが、15年以上の利用を前提としている蓄電池にとってはこの差はかなり大きいです。

 

古くなったパワーコンディショナーも交換できる

 

太陽光発電は実際に電気を作るモジュールの方は20年以上は発電し続けられると言われていますが、電気を変換するパワーコンディショナーは10年~15年で交換が必要だと言われています。

既に太陽光発電を設置してから10年以上が経っている場合は、古くなったパワーコンディショナーの交換も視野に入ってきます。設置したときに入っていた保証も切れてしまっていることがほとんどですからね…。

パワーコンディショナーだけを交換するのにも20万円~30万円ほどの費用がかかります。蓄電池を設置すると共に、古くなったパワーコンディショナーも新しく出来るのはかなりお得感がありますよね。

 

蓄電池のハイブリッドのまとめ

今回はハイブリッド型の蓄電池の特徴や、メリット・デメリットについてお伝えしていきました。

設置の際にいろいろ考えないといけないという手間はございますが、設置さえ出来れば快適にお使い頂けるのは間違いないでしょう。

特に卒FITを迎えられたお客様にとっては、パワーコンディショナーの保証も切れていることも相まってハイブリッド型の蓄電池の設置がおススメです。

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監修:中尾信一
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