エコキュートとプロパンガス併用は得するの?両方を徹底比較
2021/04/13
こんにちは!エコの大臣です!
「冬のガス代が高い!」とお悩みの方も多いと思います。
冬場はお湯を使う機会も増えるので、ガス代は普段よりも高くなりがちですよね。
特に都市ガスと比べてプロパンガスは使用量が高いということもあって、冬が来るたびどうしようと思っている方も少なくないようです。
給湯器の交換が必要になったタイミングで、ガス給湯器のまま利用するのか。エコキュートにするのかどちらにするのか悩むという方もいらっしゃると思います。
そこで、今回はプロパンガスと電気を併用する場合とオール電化を主に費用面に重点を置いて比較してみたいと思います。
それでは、参りましょう!
目次
そもそもエコキュートとガス併用は可能?
お家の中でガスを使うのは主に台所のガスコンロとお風呂の給湯器の2か所ですね。床暖房やガスファンヒーターなどのガスの暖房器具をご利用されている方もいらっしゃると思いますが、すべてのご家庭に設置されているわけではないので、今回は割愛。
エコキュートはお湯をつくる給湯器なので、台所はガスコンロのままで、給湯器だけをエコキュートに切り替えることも可能です。
逆に、台所をIHクッキングヒーターにして、給湯器はガスというご家庭もございます。
ちなみに台所のガスコンロとIHクッキングヒーターに関してはどちらを使っても光熱費はほとんど差が無いので完全に好みで選んでいただいて大丈夫です。
IHクッキングヒーターに関しての詳しい記事はこちら⇒徹底比較!IHとガスコンロどちらがおすすめなのかを公開!
プロパンガスのメリット
プロパンガスを利用するメリットについてまずは見ていきましょう。ご自宅が都市ガスかプロパンガスかわからないという方は、ご自宅の外にガスのボンベが置いてあるかどうかを確認して下さい。
上の写真のようなボンベが置いてあれば、あなたのお家はプロパンガスを使っているという認識でOKです!
どこでも使える
プロパンガスは非常に安定性が高く、ガスのボンベに入れておけばどこにでも持ち運ぶことが出来ます。
都市ガスであれば、お家の中にガス管を引き込まないといけないですし、そもそもガス管が近くまで来ていなければ利用することが出来ません。
ボンベとガス器具さえあればすぐに使えるようになるので、設置が容易というのが大きなメリットです。
初期費用が安い
プロパンガスは、オール電化や都市ガスと比べても初期費用は安く設定されていることが多いです。
ほとんどの場合、設備費用も格安になっていることが多いので、最初にまとまった金額を用意するのが難しいという方には大変重宝します。
ただ、この初期費用が安い代わりにいろいろな制約があるのが、プロパンガスの厄介なところなのですが…。
熱量が高い
プロパンガスは都市ガスと比べて高火力なのが特徴です。プロパンガスの方が約2倍もの熱量が出せるので、大火力が必要な中華料理店などではプロパンガスが重宝されています。
ただ、一般家庭のガスコンロも都市ガス用の物は多くガスが出るようになっていることが多いので、実際にはあまり恩恵を受けることは少ないかも…。
都市ガスと比べるとガスの使用量は少なく済みます。これは嬉しいポイントですね!
災害にも強い
プロパンガスはボンベさえあればガス器具が使えますので、都市ガスの供給が断たれたとしても使うことが出来ます。
都市ガスは一度ガスが漏れているかもしれないとなると、点検・復旧にかなり時間がかかります。
ガスボンベさえ運べれば、いつでもどこでも容易に使えるようになるので、プロパンガスは災害に強いと言えるでしょう。
プロパンガスのデメリット
反対にプロパンガスを選んだ場合のデメリットについて見ていきましょう。
ランニングコストが高すぎる
プロパンガスは都市ガスと違って、ガスの卸売業者が自由に値段設定をすることが出来ます。
電気やガスも自由化になりましたので、むちゃくちゃ高いプロパンガス業者というのは以前よりは少なくなったようですが、それでもランニングコストに関しては割高です。
原因に関してはもちろんボンベの運び賃などの人件費も必要ですから、値段が高くなるのは仕方がないですよね。
ちなみに、プロパンガスの場合の初期費用が安いのは、毎月のガス料金に給湯器や周辺機器代金がが上乗せされているからです。
「給湯器は無料で良いですよ」という場合には、間違いなく毎月の支払いに給湯器代金が含まれています。物によっては数十万円するものをただで付けてくれるわけがないですからね。
こういう仕組みになっているので、プロパンガスの契約は途中で解約できないように契約期間に縛りが設けられていることがほとんどです。期間内に解約しようとすると結構な違約金を請求されます。
機器の購入などを一括でされた場合には、利用料金はそこまで高くないです。ただ、そういう選択が出来るかどうかは設置業者との交渉次第というところでしょうか。
突然値上げされる可能性がある
プロパンガスの毎月の使用料金はプロパンガス業者の方で自由に設定することが出来ますので、燃料費の高騰などを理由に、突然使用料金が値上がりするということもございます。
確かに日本ではガスはほとんど輸入に頼っていますので、原料費が高くなると値上げも仕方がないのかな?という側面もあります。
ただ、一度上がったガス料金が値下がりすることはほとんどありません。下がったとしても、値上がり幅の方が大きいので、長いスパンで見ていくと右肩上がりに値上がりしてしまっていることがほとんどです。
エコキュートのメリット
続いて、給湯器だけをガスからエコキュートにした場合のメリットについて見ていきます。
ランニングコストが安い
台所と給湯器をガスでご利用されている一般家庭の場合、ガス代の支払いの60%~70%は給湯に使うガス代が占めると言われています。
ガス代の請求が毎月10,000円のご家庭では6,000~7,000円が給湯にかかるガス代ということになります。
一方、エコキュートに切り替えた場合の毎月のランニングコストは1か月平均で1,800円ほどと言われています。
給湯器をエコキュートに切り替えるだけでもトータルコストは安くなる可能性が高いです。
断水時に水が使える
エコキュートは貯湯式のタンクを設置するタイプの給湯器ですので、災害などで水道がストップしてしまっても、タンクの中にたまっている水はそのままご利用頂くことが出来ます。
プロパンガスも災害には強いですが、エコキュートであれば「水」がたまっているので、いざというときの安心感はより高まると思いますね。
エコキュートのデメリット
続いてエコキュートに切り替える場合のデメリットについてご紹介していきます。
初期費用が高い
エコキュートに切り替える場合には、初期費用がかかります。本体代金や設置する基礎や電気工事などの代金も含めると40万円~80万円ほどの費用がかかるのが一般的です。
「最初にまとまった費用を用意するのが難しい」、「このまま今の家に住み続けるかわからないので、そこまでお金をかけたくない…。」という方にはあまりおススメは出来ません。
昼間の電気代が高い
エコキュートで電気代を節約するためには、深夜電力が安いプランに加入して、安い電気を使ってお湯を沸かすというのが前提になります。
その分、昼間の電気は割高になってしまいます。給湯にかかる光熱費が安くなっても、その他の部分にかかる費用が高くなっては意味がないですよね?
ご家庭の生活スタイル、電気の使い方によっては今よりも電気代が高くなってしまう可能性もあります。
エコキュートを導入するときには、その部分をしっかりと把握してから購入するようにしましょう。
エコキュートとガス併用は今のガス代によってはあり!
今のガス代が高いから切り替えたい!という方はエコキュートに切り替えると安くなる可能性が高いです。
毎月のガス代が平均すると10,000円を超えるという場合には、給湯器だけをエコキュートにしてもメリットが出やすいです。もちろん、台所もIHにしてオール電化にすれば、さらにお得になる可能性は高いですが…。
逆に毎月4~5,000円のガス代しか払っていないという場合には、経済的なメリットが出づらいです。
今のガスの使用料金や家族の人数、生活スタイルなどによっても変わりますので、あくまでも目安として覚えておいて下さい。
エコキュートとガス併用のまとめ
エコキュートとガスの併用に関してまとめていきました。
毎月のガスの使用料金によってもメリットが出やすい・出にくいご家庭様がございます。
給湯器をエコキュートに変えるだけでも光熱費が安くなることもございます。
ガス代が高いとお悩みの場合には、ぜひ1度エコキュートのことも検討してみてください。
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