370Lのエコキュートはどんな環境で選ぶべき?そのメリットや選ぶ理由について
2021/04/19
こんにちは!エコの大臣です!
エコキュートを選ぶときにまず決めないといけないのがタンクの容量です。
家族の人数に合わせて様々な容量のエコキュートが販売されていますが、種類も様々なのでどれを選ぶか悩んでしまいますよね。
そこで、今回は370Lサイズのエコキュートがぴったりあてはまる方の特徴をご紹介します!
目次
370Lのエコキュートは3人家族におすすめ
370Lのエコキュートはずばり!3人家族に、もっともおススメのサイズです。余程のことがなければ、「お湯が足りなくて困る…。」ということは起きにくいです。
4人家族だと条件によっては370Lでは容量が少し足りないことも出てきてしまうので、注意しましょう。
370Lはどれくらいのお湯が使えるの?
実際に370Lのタンクではどれくらいの量のお湯が使えるのでしょうか?
一日のお湯の使用量の目安としては以下のようになります。
お湯張り1回=180L
シャワー1回=35L
洗面と台所(1人当たり)=35L
※冬季 設定温度40度での目安
3人家族ですと、180L+35L×3+35L×3=390Lというのが一日のお湯の使用量の目安になります。
ちなみに、エコキュートのタンクの中には80~90度の温度のお湯がためられています。
使う時には、水道水と混ぜて40度くらいのちょうどいい温度にして出湯しますので、タンクの中にあるお湯の量よりも実際には多く使うことが出来ます。
370Lのタンクは冬の時期にでも460L程度のお湯を使うことが出来ます。3人でも安心してご利用頂けます。
エコキュートで370Lを選ぶときの注意事項
エコキュートのタンクの容量を選ぶときに注意が必要な3つのポイントをご紹介します!
容量を間違えると…
・途中でお湯が足りなくなって不便
・昼に沸き増しするので電気代が高くなる
などのデメリットがありますので、ご注意ください。
寒冷地か温暖地かどうか
エコキュートはお湯をつくるときに、空気中の熱を集めて利用します。そのため、外気温も水温も低い冬の時期には、お湯を沸かす効率が悪くなります。
また、夜中に沸かしたお湯をタンクにためておくので、時間の経過とともにお湯の温度も少しずつ下がっていきます。冷え込みの厳しい地域では普段よりもお湯が使える量が少なくなることがあります。
山間部の標高が高い場所などにお住まいの場合は少し大きめのタンクを選んだ方が良いでしょう!
お湯をどれだけ使うのか
私たち販売店も基本的には、一日のお湯張りは一回だという前提で商品をご提案しています。
ですので、一日に何度もお湯を張り直したり、シャワーを複数回使うなどお湯の使用量が多いという場合にも、大きい容量のエコキュートを選んだ方が良いです。
先ほどの項目でもお湯の使用量の目安をご紹介しましたので、ご自宅でのお湯の使用状況はどんな感じかを一度調べてみて下さい。
マンションの場合は容量変更不可
オール電化のマンションにお住まいの場合、規約や設置スペースの関係で容量を変更が出来ないことが多いです。
後々トラブルに繋がったりすることもありますので、事前に管理組合などに確認をしておきましょう。
370Lのエコキュートが難しいならワンサイズアップで対応しよう
370Lのエコキュートで容量が足りなくなりそうな場合には、1つ容量の大きい460Lのエコキュートをお選びになるのが良いでしょう。
サイズをアップすると…
・設置費用が2~3万円ほど高くなる
・タンクの寸法が30cmほど高くなる
というデメリットがあります。
高さは370Lのエコキュートで約180cm、460Lで約210cmの物が一般的です。エコキュートは屋外に設置することがほとんどですから、設置するときに高さが問題になることは少ないです。
設置費用は少し高くなりますが、それでも沸き増しにかかる電気代や、頻繁にお湯切れして不便な思いをすることを考えるとそれだけの値打ちはあります。
迷ったら大きい方を選んでおくのが良いでしょう!
370Lでおすすめのエコキュート
せっかくなので、各メーカーのエコキュートのスペックの比較でもしてみましょう。
各メーカーの一番性能の良い370Lのエコキュートを集めてみました。
メーカー | 三菱 | パナソニック | 日立 | ダイキン |
形名 | SRT-S375UA | HE-JU37KQS | BHP-F37SD | EQ37VFV |
年間給湯保温効率(JIS) | 3.4 | 3.5 | 3.4 | 3.3 |
給湯圧力 | 290kPa | 280kPa | 500kPA | 320kPa |
貯湯ユニット寸法 (高さ×幅×奥行)mm | 1820×630×760 | 1810×600×680 | 1771×650×730 | 1825×630×730 |
ヒートポンプ寸法 (高さ×幅×奥行)mm | 715×809(+65)×300(+16) | 672×867×332 | 720×792(+117)×299(+62) | 635×825(+74)×300 |
メーカー希望小売価格 | 885,000円 | 838,000円 | 875,000円 | 830,000円 |
※年間給湯保温効率は、1の電気エネルギーに対して、どれだけの熱エネルギーを生み出せるかを数値で表したものです。数値が高い方が電気代の節約効果が高くなります。
水圧の高さは日立が一番ですね。ガスの給湯器と変わらない水圧でシャワーが使えるので、初めてエコキュートに切り替える方には最適な商品です。タンクの中のお湯がそのまま出てくるわけではないので、そのまま飲用にも使えるというのが日立の特徴です。今と使い方をあまり変えたくないという方には非常に人気のあるエコキュートです。
パナソニックは機能が多いですし、wifi環境さえあれば、スマホと連携してお家の外からでもエコキュートを操作できるようになっています。太陽光発電との連携機能なども付いているので、卒FIT後の自家消費にエコキュートを活用したいという方にはおススメです。
三菱もマイクロバブルでのおそうじ機能や、UVを照射することでお湯の中の雑菌の繁殖を防ぐ機能が付いており、お湯や配管の衛生面が気になるというお客様には大変ご好評頂いております。
ダイキンのエコキュートは正直「うおおお!すげええ!」となるような目玉機能がないんですよね…。しいてあげるなら、ダイキンさんは交換用のヒートポンプユニットだけを商品化もしています。エコキュートはヒートポンプユニットが故障してダメになることが多いので、故障してもヒートポンプユニットだけを交換することが出来るというのは助かります。ヒートポンプはすぐに交換できるので、お湯が使えるようになるのが早いのは助かりますね。
エコキュート370Lのまとめ
今回は370Lのエコキュートが最適なケースと、370Lでおススメのエコキュートをご紹介していきました。
ご利用する家族の人数が2人、3人という場合には370Lのエコキュートが最適です。エコキュートを初めて導入する場合には、ぜひ参考にしてみて下さい!
また、今まで大きいサイズのエコキュートをご利用されていた場合でも、「ご家族の人数が以前よりも少なくなった」など、ご利用状況に変化があった場合にも、サイズの変更を検討してみるのが良いでしょう。
容量を間違えても、10年間はそのままでお使い頂くことになりますのでくれぐれも慎重にお選びになってくださいね!
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