
オール電化のアンペアはどれくらい?6kVA・10kVAの違いと60Aで足りないときの対策
最終更新日:2026/05/24
家の中で電気を使いすぎて、バチンとブレーカーが落ちて真っ暗になってしまった経験をお持ちの方も多いと思います。
電力会社と契約するアンペア数によって、家の中で一度に使える電気の量が決まります。
エコキュートやIHクッキングヒーターは比較的消費電力の多い電化製品なので、契約容量が少ないままだと頻繁にブレーカーが落ちて大変です。
そこで今回は、オール電化住宅に切り替えた場合のアンペアの選び方や、エコキュート設置時の必要アンペアなどを詳しく解説します。
エコキュートに関する疑問やお悩みがある場合は、「エコの王様」までお気軽にお問い合わせください。
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目次
オール電化のアンペアはどれくらい必要?6kVAと10kVAの違い

オール電化住宅に切り替えると、台所や給湯器など今までガスを利用していた設備が電気に切り替わるため、家全体の電気使用量が増えます。
契約容量が小さいままだと頻繁にブレーカーが落ちてしまうので、適切なアンペアを選びましょう。
オール電化に切り替えた場合の契約容量は、6kVA(60A)か10kVA(100A)のどちらかが一般的です。
「1kVA(キロボルトアンペア)=10A(アンペア)」と覚えておくと分かりやすくなります。
6kVA(60A)で足りる家庭の特徴
オール電化住宅でも、次のような家庭は6kVA(60A)で十分足りることが多い傾向です。
- 1〜3人世帯
- 日中の在宅時間が短い
- 家電を同時にたくさん使わない
- 家のサイズが標準的(3LDK程度まで)
オール電化に切り替えても1人で生活していれば、6kVAでよほどのことがない限りブレーカーが落ちることはありません。
2〜3人で生活している場合も、6kVAで問題ないことがほとんどです。
容量不足になるとすれば、台所でIHと電子レンジを使用しているときに、別の人がアイロンかドライヤーを使うという場面くらいです。
10kVA(100A)が必要な家庭の特徴
次のような家庭は、10kVA(100A)への増設を検討したほうが良いでしょう。
- 4人以上の家族
- 家が大きく、複数の部屋で同時に電気を使う
- IH・エコキュート・エアコン・ドライヤー・電子レンジなどを同時に使うことが多い
- 在宅ワークなど、日中に家電を多く使う
- 床暖房や蓄熱式暖房を使っている
4人家族・5人家族でも、生活スタイル(在宅時間・同時使用の頻度)によって変わります。
「冬場にIH・エコキュート・エアコン・ドライヤーを同時に使うとブレーカーが落ちる」と感じるようなら、10kVAへの増設を検討しましょう。
なお、関西電力の「はぴeタイムR」や、中部電力の「スマートライフプラン」などのオール電化向けプランでは、10kVA(100A)まで基本料金が一律になっていることがあります。
基本料金が変わらないなら、最初から10kVAで契約しておくのも選択肢の一つです。
オール電化でブレーカーが足りない!落ちるときの対処法

オール電化に切り替えた後、「60Aで足りない」「頻繁にブレーカーが落ちる」と感じることがあります。
ここでは、ブレーカーが足りない時の対処法を具体的に紹介します。
60Aで足りないときの見直しポイント
60Aで頻繁にブレーカーが落ちる場合、まずは次のポイントを見直してみてください。
- 同時に使う家電を減らす(IH+電子レンジ+ドライヤーの同時使用を避けるなど)
- 時間帯をずらす(深夜帯にエコキュートが沸き上げする時間はIHやドライヤーの使用を控える)
- エコキュートの沸き上げ時間帯を確認する
- 古い家電を省エネタイプに買い替える
それでも頻繁にブレーカーが落ちる場合は、契約容量を10kVA(100A)に増やすことを検討しましょう。
ブレーカー容量を上げる工事の費用と流れ
ブレーカー容量を上げる工事の流れは次のとおりです。
- 契約している電力会社に電話して、アンペア変更を希望する旨を伝える
- 電力会社の職員が現地調査に訪問
- 必要に応じて幹線(家への引き込み線)の張替え工事や分電盤の交換工事を実施
- ブレーカーの設置・撤去作業(工事中は一時停電します)
6kVA(60A)までへの変更は原則無料です。
10kVA(100A)への増設は、5〜10万円程度(幹線張替え・分電盤交換・単二→単三切替が必要な場合)がかかります。
また、家の設備状況によっては追加工事が必要になるケースがあります。
アンペアの変更は原則として年に1回しか行えないため、「電気の使用量が多い夏と冬だけ上げて、その他の季節は戻す」ということはできません。
エコキュート設置時に必要なアンペア
オール電化の主役とも言えるエコキュートですが、設置時にどれくらいのアンペアが必要なのか、IHクッキングヒーターと合わせた合計はどうなるのか、具体的に見ていきましょう。
エコキュートの消費電力とアンペアの目安
エコキュートの消費電力は、ヒートポンプユニットの動作中に約1,000〜1,500W程度です。
200V電源を使用するため、アンペア換算では約5〜8A程度になります。
ただし、エコキュートは深夜帯(23時〜翌7時頃)の電気代が安い時間帯にお湯を沸かす運転をするため、その時間帯に他の家電を多く使わなければブレーカー容量への影響は限定的です。
エコキュート単体での消費電力は決して大きくありませんが、IHクッキングヒーターなどと合わせると一気にアンペアが上がるため、合計で考える必要があります。
エコキュート+主な家電の合計アンペア
オール電化住宅で同時に使う主な家電のアンペアを足し合わせると、次のようになります。
- IHクッキングヒーター(200V):30A程度
- エコキュート(200V):5〜8A程度(運転時)
- エアコン:5〜7A
- 電子レンジ:15A
- ドライヤー:10〜12A
- 冷蔵庫:3〜5A
- 照明・テレビ・洗濯機など:合計10A程度
IHでフル稼働(30A)+電子レンジ(15A)+ドライヤー(12A)+エアコン(7A)+冷蔵庫(5A)+その他(10A)を同時に使うと、合計で約80Aになります。
これに加えて深夜帯にエコキュートが沸き上げ運転すると、60Aの契約では容量オーバーになります。
オール電化でエコキュートとIHを併用するなら、4人家族以上は10kVA(100A)への増設が安心です。
エコキュート設置で電気代がどう変わる?
エコキュートを設置すると、電気料金プランを時間帯別電灯(深夜の電気代が安いプラン)に切り替えることで光熱費を抑えられます。
深夜の電気代が安い時間帯にお湯を沸かして1日かけて使うため、ガス給湯器や灯油ボイラーから切り替えると、光熱費を3〜4割削減できる可能性があります。
さらに、給湯省エネ事業などの補助金を活用すれば、初期費用も抑えることが可能です。
「エコの王様」では、お住まいの環境や家族構成に合わせて、最適なエコキュート機種と契約アンペアをご提案しています。
お気軽にお問い合わせください。
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オール電化のアンペア別電気料金の違い

アンペア数によって、毎月の電気代の基本料金が変わります。
お住まいの地域によって料金体系が異なるため、それぞれ確認しましょう。
アンペア制の地域(東京電力・中部電力など)
アンペア制を導入している地域の電力会社(北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・九州電力)にお住まいの場合には、契約容量が大きくなると毎月の基本料金がその分高くなります。
例えば、中部電力ミライズの「従量電灯B」プランの基本料金は次のとおりです。
| 契約電流 | 基本料金 |
| 10A | 321.14円 |
| 15A | 481.71円 |
| 20A | 642.28円 |
| 30A | 963.42円 |
| 40A | 1,284.56円 |
| 50A | 1,605.70円 |
| 60A | 1,926.84円 |
契約容量が10A大きくなるにつれて、基本料金が約321円ずつ高くなります。
容量が足りないとブレーカーが落ちて不便ですが、必要以上に大きい容量で契約していると年間で約3,853円以上の出費になります。
適切な容量を選びましょう。
アンペア制のない地域(関西電力・中国電力など)
関西電力、中国電力、四国電力、沖縄電力管内では、アンペア制ではなく使用量に応じた最低料金を支払う設定になっています。
これらの地域では、6kVA(60A)までは料金が変わりません。
そのため、アンペア数を下げても毎月の電気料金は変わりません。特別な事情がない限りは、最大の60Aで契約しておくのが一般的です。
オール電化向けプランの場合、関西電力「はぴeタイムR」や中部電力「スマートライフプラン」では、10kVA(100A)まで基本料金が一律になっています。
実質的に1kVA〜10kVAまで同じ料金で電気が使えるため、最大の10kVAにしておくのが一般的です。
ただし、6kVAから10kVAに切り替えるときは、家の中に引き込まれている電線を太いものに張り替える工事や、分電盤の交換・増設工事などが必要になります。
家の設備状況にもよりますが、5〜10万円ほどの費用がかかることが多い傾向です。
そもそもアンペアとは?基礎知識と問題点

「そもそもアンペアって何?」「アンペア数が合っていないとどんな問題が起きる?」と気になる方のために、基礎知識を整理しておきます。
アンペアとは
アンペアとは、電流の量を表す単位です。家庭の電力契約の場合は、家全体で一度に使える電気量の上限を表しています。
一般家庭では、10A〜100Aくらいまでが利用されています。
自宅にある電化製品の消費電力は大小さまざまですが、一つひとつの電化製品を動かすのに大きな電力は必要ありません。
ただし、家族の人数が多い場合は、同時にさまざまな電化製品を使うことも多く、契約している容量を超えるとブレーカーが落ちてしまいます。
例えば、20Aの容量で契約している場合、15Aの電子レンジや10Aの掃除機をそれぞれ単独で使うことはできます。
しかし、2つ合わせると15+10=25Aになってしまうため、この場合は電子レンジと掃除機を同時に使うことはできません。
アンペア数が大きすぎる場合の問題
実際に使用している電気に対して、アンペア数が大きすぎる場合です。
アンペア数が大きいということは、それだけ一度に多くの電気を使えるので、日常生活で困ることは少なく、むしろ便利です。
問題点としては、単純に毎月の電気代が高くなります。
契約容量によって基本料金が決まるプランも多いので、アンペア数が大きくなるにつれて電気代も上がります。
家族人数が減るなどの理由で一度に使用する電気の量が少なくなった場合は、アンペアを下げて電気代を節約しましょう。
アンペア数が小さすぎる場合の問題
使用状況に対してアンペア数が小さすぎると、頻繁にブレーカーが落ちてしまいます。
例えば、電子レンジで冷凍食品をチンしている間にドライヤーで髪を乾かそうとした場合、アンペア数が小さいとそのタイミングでブレーカーが落ちます。
ブレーカーが落ちると作業が中断されるだけでなく、電子レンジなどの時計設定をやり直さないといけないことも多く、面倒です。
なお、オール電化への切り替えやエコキュート設置の際に最適なアンペア数が分からない場合は、「エコの王様」までご相談ください。
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現在のアンペア数の調べ方

現在の電気の契約容量がわからないという方のために、ご自宅のアンペア数を確認する方法を紹介します。
分電盤を確認する
ご自宅の契約アンペアは、分電盤の中にあるブレーカーに書かれている数字や色で判断することが出来ます。

ご自宅の契約アンペアは、分電盤の中にあるブレーカーに書かれている数字や色で判断できます。
一番左にある「サービスブレーカー」が契約容量を表しています。
分電盤の中のブレーカーに数字が書かれていたり、電力会社によってはブレーカーのラベルが色分けされていたりするので確認してみましょう。
| ブレーカーの色 | 契約アンペア数 |
| 赤 | 10A |
| 茶 | 15A |
| 黄 | 20A |
| 緑 | 30A |
| 灰 | 40A |
| 紫・緑 | 50A |
| 灰・黒 | 60A |
関西電力では、基本料金はアンペア数にかかわらず一定なので、一般的な住宅では50A(5kVA)、オール電化住宅では60A(6kVA)か100A(10kVA)に設定されていることがほとんどです。
請求書や検針票で確認する
毎月電力会社から届く電気代の請求書や検針票にも、契約中のアンペア数の記載があります。
最近では請求書の送付をしていないことも多いですが、その場合にはWeb上でも確認できるようになっています。
契約している電力会社の会員ページなどから確認してみましょう。
必要なアンペア数の計算式

契約容量によって電気代が変わる地域にお住まいの場合は、ご自宅の電気の契約は何Aが最適なのか気になりますよね。
家庭で使用する電化製品の主な消費電力から、必要なアンペア数を求めていきましょう。
電化製品には「消費電力」が表記されています。「W」とか「kW」という単位で表され、その電化製品を使うとどれくらいの電気を使うのかが分かります。
家の電化製品は100Vか200Vの電源を使います。
例えば、500Wの消費電力の冷蔵庫を使うのに必要なアンペア数は「500W÷100V=5A」となります。
電子レンジは1,500Wくらいのものが多いですが、「1,500W÷100V=15A」となります。
代表的な電化製品の消費電力の目安を表にしましたので、参考にしてください。
| 電化製品 | 消費電力 |
| IHクッキングヒーター | 15A |
| 電子レンジ | 15A |
| アイロン | 14A |
| 炊飯器 | 10~13A |
| ドライヤー | 10~12A |
| 掃除機 | 10A |
| エアコン | 5~7A |
| こたつ | 5A |
| 冷蔵庫 | 3~5A |
| テレビ | 2A |
| 洗濯機 | 2A |
| 照明(電球型) | 0.5A |
※上記の表はあくまでも目安です。メーカーやサイズによってアンペア数は異なります。
アンペアの合計が契約容量を超えなければ問題ないので、同時に器具を使う機会の少ない1〜2人暮らしのご家庭では、30Aくらいの容量でも頻繁にブレーカーが落ちることはないでしょう。
アンペア数の変更手続き方法

アンペア数を変更したい場合には、契約している電力会社に電話して変更の希望を伝えましょう。
契約アンペアの変更を依頼すると、電力会社の職員が訪問してブレーカーの設置・撤去などを行います。
ブレーカー工事の作業中は停電しますので注意してください。
アンペアの変更は、電力会社が無料で行ってくれます。
ただし、幹線の張替えや単二→単三への切替が必要な場合は有料になります(5〜10万円程度)。
アンペアの変更は原則として年に1回しか行えません。
電気の使用量の多い夏と冬だけアンペアを上げて、その他の季節にはまた戻すということはできないので注意してください。
オール電化のアンペアに関するよくある質問
オール電化のアンペア選びについて、よくいただく質問にお答えします。
4人家族のオール電化なら何アンペア必要ですか?
4人家族のオール電化住宅では、6kVA(60A)〜10kVA(100A)の範囲が目安です。
一般的なライフスタイル(共働きで日中の在宅時間が短い等)なら6kVAで足りることが多いですが、IH・エコキュート・エアコン・ドライヤーなどを同時に使うことが多い場合は、10kVAへの増設を検討しましょう。
特に冬場はエアコン・床暖房・浴室乾燥などで電気使用量が増えるため、冬にブレーカーが落ちることが多い場合は10kVAが安心です。
エコキュートの消費電力は何アンペアですか?
エコキュート単体の消費電力は、運転時で約1,000〜1,500W(200V電源で約5〜8A)です。
エコキュートは深夜帯にお湯を沸かす運転をするため、その時間帯に他の家電を多く使わなければ、ブレーカー容量への影響は限定的です。
ただし、IHクッキングヒーター(30A)やドライヤー(12A)などと同時に使うと、すぐに合計アンペアが大きくなります。
エコキュート単体ではなく、家電全体の同時使用パターンで必要アンペアを判断しましょう。
アンペアを下げると電気代はどれくらい安くなりますか?
アンペア制を採用している地域(中部電力・東京電力など)では、契約容量を10A下げると基本料金が月額約300〜320円安くなります。
年間では約3,800円〜4,000円の節約です。
ただし、容量を下げすぎると頻繁にブレーカーが落ちる不便さが発生します。
家族構成や家電の使用状況に合わせて、適切なアンペア数を選びましょう。
関西電力・中国電力・四国電力・沖縄電力など、アンペア制ではない地域では、アンペアを下げても基本料金は変わりません。
まとめ:オール電化のアンペアは家族構成と使い方で決めよう

オール電化の場合は、6kVA(60A)か10kVA(100A)で契約することがほとんどです。
家族構成・使用する家電の同時使用パターン・お家の大きさによって適したアンペアを選びましょう。
アンペアを上げる工事は基本的には無料ですが、お家の設備状況によっては配線の交換工事などに別途費用がかかる場合があります(5〜10万円前後)。
必要ならばアンペア数を上げる選択肢を取りましょう。
「エコの王様」では、オール電化への切り替えやエコキュート設置の際に、最適な契約アンペアもあわせてご提案しています。
「自分の家には何アンペアが必要?」「エコキュート設置で電気代がどう変わる?」などのご相談は、お気軽にお電話やLINEからお問い合わせください。
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