オール電化に火災保険は必要!?その理由について詳しく解説!
2021/11/15
こんにちは!エコの大臣です。
新築でオール電化住宅を選択した場合、火事にならないので火災保険はいらない?と考える方もいるようです。
火事にならないからと言っても、火災保険の加入は必要です。
今回はオール電化住宅でもなぜ火災保険が必要なのか?火災保険に加入する際の注意点も合わせてお伝えしていきます。
目次
オール電化に火災保険は必要!
結論から言えば、オール電化住宅であっても火災保険の加入は必要です。
そもそも、火災保険は名前こそ「火災」となっていますが、火災以外にも「台風などの強風で飛んできたもので窓ガラスが割れた」という風害や、「落雷の影響で電化製品がショートして故障した」という落雷による被害なども火災保険での補償の範囲に含まれています。
住んでいる間にどんなことが起こるかまでは予測できませんし、もし何かあった場合の損害額が大きいですから、一戸建ての住宅を購入してお住まいになる場合には、しっかりと火災保険に加入しておきましょう。
火災保険は火災以外でも保証対象になる
火災保険は「火災」による被害以外にも、「落雷による電化製品のショートなどによる故障」や強風による被害である「風害」、「雪害」なども補償範囲に含まれます。
保険会社によっても補償の内容や範囲も異なりますが、本当に火事による被害だけをカバーしている火災保険の方が少ないですね。
火災保険が対象となる自然災害の具体例に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートの故障で火災保険が使える!?適用条件について徹底解説
オール電化だからと言って火事の心配がないわけではない
オール電化にリフォームしたからと言って、火事の心配が全く無くなるわけではありません。オール電化住宅でも火事の被害に遭ってしまうパターンをいくつかご紹介します。
家電からの火事
オール電化住宅で使うIHクッキングヒーターや電子レンジ、アイロンなどの熱を発生させる機械は、間違った使い方をすれば火事になってしまう危険性はあります。
自動停止機能など、安全性はかなり向上していますが、だからと言って油断は禁物です。これらの電化製品を使用している間は、その場から離れないようにする。どうしても急ぎの用事がある場合には、スイッチを切ってからにするなど安全に使用するための注意は怠らないようにしましょう。
コンセントの緩みや断線が原因で漏電が発生したり、たまったホコリに引火して火事になることもあります。
長い間使っていない電化製品がある場合(田舎の普段は要らない客間などにあるふるーいテレビなどは要注意です。)には、コンセントを抜いておくなどして注意しておきましょう。
近隣での火事が燃え広がる
隣家で起こった火事のもらい火や消火の際の放水で水浸しになってしまうことも…。
隣家からの出火が原因で、自宅の一部に延焼した場合、火事の原因が住人の故意、もしくは重過失によらない場合には損害を賠償してもらうことは出来ません。もちろん、隣家の住人が経済的にも余裕があって、ご近所関係も良好という場合には、損害にあたる分の金額を支払ってくれる場合もあるでしょうが…。
その場合、ご自身が加入されている火災保険で直すか、全額自腹で修繕するということになります。
いくら自宅はしっかりしていても隣家の火事までは防ぐことが出来ないので、しっかりと火災保険に加入しておいた方が良いでしょう。
放火による火事
放火が原因とみられる火事も意外と多いのです。失火原因が特定されているだけでも年間で1,500件以上の放火事件が起こっています。1日あたり4~5件はどこかで放火事件が起きている計算になります。
放火犯が捕まり、犯人に十分な資力があれば賠償してもらうことも可能ですが、おそらく難しいでしょうから…。
火災保険に入ったり、日頃から人の恨みを買わないようにするなど「自分の身は自分で守る」の精神が大切です。
オール電化なら火災保険が割引対象になる?
オール電化は原則としてガス器具を家の中で使わないので、火事になる危険性が一般的な住宅と比べると少ないです。保険というのはリスクが少ないほど保険料が安くなるようになっていますので、以前はほとんどの保険会社がオール電化住宅には火災保険を割引サービスをしていました。
2010年に保険法が改正され、多様なサービスが生まれすぎて複雑怪奇になっていた保険サービスがわかりやすい簡素なものに変更されました。そのときに、オール電化割引も廃止されてしまいました。
しかし、一部の保険会社では、現在でも火災保険の加入時にオール電化住宅であることを申請すれば、保険料の割引を受けることが出来ます。
割引率は7~17%ほどとなっており、建物の構造や加入する保険の内容によっても割引率が変わります。
オール電化割引を受けるときの注意点
火災保険加入時にオール電化割引を申請するときに注意しておくべきポイントを確認しておきましょう。
火を使う器具が屋内にないこと
オール電化住宅であっても、石油ストーブやガスファンヒーターなどを利用したいという方もいらっしゃると思います。その場合には、保険会社の約款上、オール電化の割引が受けられないことがあります。加入する保険会社によっても規約が異なりますので、事前に加入条件をきちんと確認しておきましょう。
オール電化であること
前提として、住んでいる住宅がオール電化である必要があります。例えば、台所のコンロはIHクッキングヒーターで給湯器はガスを使用しているという場合にはオール電化ではないので割引の適用外になります。
基本的には、台所の調理器具、給湯設備、空調設備のすべてを電気でまかなっていることが条件になります。
火災保険と地震保険はセットで!
阪神大震災が起こった時は、地震による建物の倒壊などの被害もそうでしたが、火災による被害もまた大きいものでした。地震による建物の損壊や火災などの被害は火災保険の対象外となっているので、地震の被害で家が全壊しても1円も保険がおりません。そのため、地震の被害を補償するためには、火災保険とは別に地震保険にも加入しておく必要があります。
南海トラフなど、大規模な地震がこの数十年内に起こる可能性があるということも言われ続けています。万が一のときのことを考えると地震保険にも合わせて加入しておいた方が良いでしょう。
気を付けないといけないのは、地震保険は火災保険とセットでないと加入することが出来ないという点です。毎月の保険料や補償内容などを総合的に判断して契約する保険会社を選ぶようにしましょう。
オール電化の火災保険のまとめ
今回はオール電化住宅でも火災保険に加入する必要があるのか?という疑問についてお答えしていきました。
いくらオール電化住宅でも火災保険には加入しておいた方が良いでしょう!
火災保険は「火災」以外にも風水害や雪害、窃盗などの被害までカバーできるような保険になっています。必要な保険をご自身で選択して加入することも出来ますので、一戸建てにお住まいの方は必ず加入しておくことをおススメします。
保険会社によっては、オール電化住宅ということで保険料の割引が受けられることもございます。せっかくオール電化にするんだから、そのメリットを存分に活かしたいという方はそういった保険会社を選ぶのも良いでしょう。
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