【これからの人必見!】給湯器にはどんな機種があるの?種類や特徴を紹介!
2024/12/05
「今使っている給湯器も古くなって来たし、新しい給湯器にしたいけど何にすれば良いかが分からない。」、「今ってどんな給湯器があるの?」、「それぞれのメリット・デメリットが知りたい。」など給湯器の種類やメーカー」、給湯器の種類に関する問い合わせが増えています。
2024(令和6)年現在、たくさんのメーカーや種類の給湯器が販売されています。
販売されている給湯器のなかにもメリット・デメリットがありますし、各家庭にあった給湯器は販売されています。
そこで今回は、給湯器の種類と特徴について詳しく説明します!
目次
給湯器の種類
2024(令和6)年現在販売されている給湯器は、「ガス給湯器」、「エネファーム」、「ハイブリッド給湯器」、「エコキュート」、「電気温水器」、「灯油ボイラー」の6種類です。
それぞれについて説明します!
ガス給湯器
日本で最も多く設置されているのがガス給湯器です。
設置率は戸建て、マンション、集合住宅などを合わせると80%が利用していると言われています。
ガス給湯器の仕組みは、水道水を瞬間的にガスを使った熱源で温めて出湯する「水道直圧給湯方式」を採用しています。
2002(平成14)年には、省エネ効率が高いエコジョーズが販売されてさらにガス給湯器が普及しました。
エコジョーズは、今まで無駄になっていた排熱を次の出湯に向けて再利用することによって省エネ性能が旧式ガス給湯器の約15%伸びました。
省エネ性能も高いことから旧式のガス給湯器からの切り替えも進んでいます。
設置費用も旧式と数千円程度しか変わらないため、今からガス給湯器の交換を検討している人はエコジョーズがおすすめです。
エコジョーズに関する詳しい記事がこちら⇒【2024年最新版】エコキュートとエコジョーズの違いとは?それぞれのメリット・デメリットを紹介!
エネファーム
エネファームは、自宅で電気とお湯を同時に作り出す燃料用電池を指します。
名称の由来は「エネ=エネルギー」、「ファーム=農場」の文字を取っています。
エネファームは、都市ガスやLP(プロパン)ガスから取り出した水素と酸素を化学反応させて電気を作り、発生した熱を使ってお湯も沸かします。
発電された電気は、内臓されているリチウムイオン電池に貯められていき、災害時に非常用電源として使えるため災害対策として普及しています。
設置費用が、2024(令和6)年現在販売されている給湯器のなかで最も設置費用が高いというのがデメリットです。
エネファームについての詳しい記事はこちら⇒エコキュートとエネファームの違いとは?それぞれのメリット・デメリットを紹介!
ハイブリッド給湯器
ハイブリッド給湯器とは、エコジョーズとエコキュートの良い所だけを取った次世代の給湯器を指します。
ハイブリッド給湯器の仕組みは、エコキュートのようにヒートポンプユニットを使って大気中の熱を集めてその熱を使ったお湯を作ります。
作られた一定量のお湯は、貯湯タンクに貯められ湯切れしそうになったら自動でガス給湯器でお湯を沸かす仕組みになっています。
ハイブリッド給湯器で有名なのが、リンナイが販売した「ECOONE(エコワン)」と呼ばれる機械です。
エコワンは、旧式のガス給湯器よりも省エネ性能が約40%向上したため毎年販売台数が増えています。
これから大注目の給湯器と言えるでしょう。
エコワンに関する詳しい記事はこちら⇒エコワンとは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説
エコキュート
エコキュートは、2001(平成13)年に給湯器メーカーであるコロナが電子部品メーカーであるデンソー(DENSO)が開発した技術をもとに、家庭用エコキュートとして販売したのが始まりです。
エコキュートの仕組みは、大気中の熱をヒートポンユニットのファンを回して集め、二酸化炭素の「冷媒」に伝えます。
冷媒に伝わった熱は更に高温になり、その熱を使ってお湯を作ります。
エコキュートが登場する前の電気温水器の約3分の1の電気代でお湯が作れますし、ガス給湯器や灯油ボイラーから交換しても電気代とガス(灯油)代を合わせて約3割~約4割程度を削減できる可能性が高いです。
省エネ性能が高いことから日本全国で普及していて2023(令和5)年には出荷台数が900万台を超えるなどこれからも普及していくと見られています。
<エコキュートの出荷台数推移>
電気温水器
電気温水器は、エコキュートが販売されるまでの主力電気温水器です。
エコキュートとは仕組みが異なり、深夜帯にのみ通電して貯湯タンク内にある電熱ヒーターを使って水を温めてお湯を作ります。
簡単に言えば電気ポットと同じ仕組みです。
エコキュートと比べると電気代が約3倍になるデメリットはありますが、マンションや戸建て住宅などで今も多く設置されています。
電気温水器に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年度】エコキュートのと電気温水器の違いとは?それぞれのメリット・デメリットを解説!
灯油ボイラー
灯油ボイラーはガス給湯器の同じ仕組みになっていて、燃料がガスかと灯油かの違いだけです。
都市ガスやLP(プロパン)ガスが通っていない地域で普及しました。
灯油と言う燃料がガスに比べて安いため、多くの家庭で導入されました。
ですが、3年~4年の間で原油価格が高騰し、灯油ボイラーの魅力であったランニングコストの安さが失われつつあります。
また、灯油は近所のガソリンスタンドや農協で自分で買うか運搬してもらうかの2種類でしか購入できないので、高齢になってくると「灯油を運ぶことや入れるのが大変。」という声も良く聞かれます。
そのため、灯油ボイラーからガスやエコキュートに交換する家庭が増えています。
給湯性能の種類
2024(令和6)年現在販売されている各給湯器には、「フルオートタイプ」、「セミオート(オート)タイプ」、「給湯専用タイプ」の給湯性能があります。
それぞれの給湯性能について詳しく説明します!
フルオートタイプ
2024(令和6)年12月現在、最も多い給湯性能が「フルオート」タイプです。
フルオートタイプとは、リモコン1つで「自動湯張り」、「追い炊き」、「沸き増し」、「高温足し湯」、「配管自動洗浄」などができるシステムです。
性能が良い分各給湯器でも金額が高いのがデメリットです。また。さまざま動作を行うためオートタイプや給湯専用と比べると故障が多いというデメリットもあります。
家族人数が多いや入浴時間がバラバラな自宅には、フルオートタイプがおすすめです。
※沸き増しは、「エコキュート」と「電気温水器」にのみ付いています。
セミオート(オート)タイプ
セミオート(オート)タイプは、「自動湯張り」、「沸き増し」、「高温足し湯」が出来るシステムを指します。
フルオートタイプとオートタイプの違いは、「追い炊き」機能が付いているかいないかです。
追い炊き機能が無い分、設置費用が抑えられますし故障もフルオートタイプと比べると少ないです。
頻繁に追い炊きを使わない人は、セミオートタイプを選ぶと良いでしょう。
給湯専用
給湯専用タイプは各給湯器の中で最もシンプルで「蛇口からお湯を出す」だけのシステムです。
シンプルな作りをしているため故障率はどの給湯性能よりも低いですし、設置費用も抑えられます。
2024(令和6)年12月現在販売されている給湯専用タイプは、リモコンで湯量を設定しておけば自動で湯張りを止めてくれます。
一人暮らしや2人家族など少人数家族には、給湯専用タイプをおすすめです。
給湯器のサイズの見方
給湯器によって大きさの見方は異なります。
全ての給湯器のサイズの見方について紹介します!
※エネファームは、家族人数によってサイズが変わることはありません。
ガス給湯器
ガス給湯器の大きさは「号数」で表記されていることが多いです。
そもそもガス給湯器の号数は表す意味は、「1分間に水温プラス25℃のお湯を何リットル出せるか。」を表しています。
2024(令和6)年12月現在、一般家庭に多く付けられている号数は、次の通りです。
・16号・・・1人暮らし向き
・20号・・・夫婦二人暮らしなど向き
・24号・・・4人家族など向き
例えば、16号のガス給湯器を使っている場合は、1分間に水温プラス25℃のお湯が16リットル出せるという事になります。
この表を見てもわかるように家族が増えれば複数箇所でお湯を使うことも増えるので、号数も大きくなります。
これから家族の増減がある場合は、号数を大きくしたり小さくしたりすると良いでしょう。
ハイブリッド給湯器
ハイブリッド給湯器には、貯湯タンクが付いていてサイズランナップは、50L・100L・160Lの三種類があります。
何人家族向きかは次の通りです。
・50L・・・1暮らし向き。熱源機・貯湯タンクの一体型。給湯・暖房に対応している。
・100L・・・2人以上家族向き。初期費用を抑えたい人におすすめ。
・160L・・・4人以上家族向き。
こちらも家族人数に合わせて、タンク容量を決めると良いでしょう。
エコキュート(電気温水器含)
エコキュートは、貯湯タンク式の給湯器のためタンクサイズを間違えると湯切れなどを起こす可能性があります。
2024(令和6)年現在、販売されているエコキュートのタンクサイズは次の通りです。
・370L・・・1人~4人家族向き
・460L・・・4人~6人家族向き
・550L・・・6人~8人家族向き
ガス給湯器、ハイブリッド給湯器と比べると各サイズで家族人数がバラバラになっていますが、記載した容量であれば湯切れの心配もありません。
そのため、370Lでも家族人数が多い場合やお湯を使う量が多い場合、1サイス大きい貯湯タンクを選んでおくと良いでしょう。
灯油ボイラー
灯油ボイラーの性能やお湯が出せる量は、「KW(キロワット)」や「キロカロリー」で表されています。
2024(令和6)年現在の主流は、46.5KW(40,000キロカロリー)か36.0kW(30,000キロカロリー)のどちらかです。
46.5kWはガス給湯器でいうと24号、36.0kWは20号よりも少し高い給湯性能という認識で大丈夫です。
36.0kWは少人数家族、46.5kWは4人以上家族で使用されている場合が多いです。
家族人数の増減が見込まれる場合は、性能の変更を考えておくべきでしょう。
給湯器の選び方
結論から言えば、2024(令和6)年在で販売されている給湯器は、ガス・灯油・電気の3種類しかありません。
そのため、3種類の中から選ぶ必要があるのですが、それぞれメリット・デメリットがあります。
3種類の給湯器のメリット・デメリットは次の通りです。
ガス給湯器のメリット(エネファーム・ハイブリッド給湯器を除く)
・設置費用が安い
・使い時に使いたい量のお湯が使える
・省スペースで設置できる
・ガスの暖房器具と組み合わせることで割引が受けられる
ガス給湯器のデメリット
・ガス代が急激に高くなることがある(プロパンガスは注意が必要)
・自然災害などでガスが不通になると、普及までに時間が掛かる
・全ての給湯器の中で寿命が一番短い
灯油ボイラーのメリット
・ランニングコストが安い
灯油ボイラーのデメリット
・灯油を貯めておくタンクを設置する必要がある
・灯油の自分で補充しなければならない手間がある
・燃料代の上下が激しい
電気給湯器のメリット
・光熱費が大幅に削減できる可能性がある
・災害時にもお湯や水が使える
・火を使わないため、火事の危険性がない
電気給湯器のデメリット
・設置費用が高い
・災害に使えなくなる可能性がある
・設置スペースが必要
・騒音問題が起きる可能性がある
・湯切れする可能性がある
それぞれにメリット・デメリットがあります。
イニシャルコスト(導入費用)を考えるのであればガス給湯器や灯油ボイラーが良いでしょうし、電気やガス(灯油)をたくさん使うや災害対策したいのではあればエコキュートが良いです。
将来的にオール電化にしたいのであればエコキュートか電気温水器が必ず必要です。
寒い地域に住んでいて床暖房などを使いたいのであれば早く温まるガスがおすすめです。
初期費用やランニングコストを抑えたいのであれば灯油ボイラーもおすすめです。
それぞれの家庭にあった給湯器を選ぶのが一番重要です。
まとめ
今回は、給湯器の種類についてお話しさせて頂きました。
2024(令和6)年現在、主な給湯器はガス・灯油・電気の3種類、給湯性能もフルオート・セミオート(オート)・給湯専用の3種類、メーカーもたくさんあるためどれを選ぶかがとても重要です。
各家庭のライフスタイル、家族人数、給湯器をどのように使いたいかによって変わります。
自分たちにあった給湯器を選ぶためには、故障してからではなくその前に相談するのが一番です。
エコの王様では、各メーカー・各性能のエコキュートを取り扱っております。
これからエコキュートの導入を検討している人は、是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
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