【最新版】オール電化と相性が良い暖房器具は何?寒い冬でも効率的に使う方法を紹介!
2024/12/24
「寒くなって来たし、お風呂だけでなく家のなかでは暖かく過ごしたい。」、「オール電化と相性が良い暖房器具が知りたい。」、「電気代を抑えられる暖房器具はありますか?」、「オール電化と暖房器具を併用して使うために事前に調べておくことは何かありますか?」など、寒い日が増えてくるとともに暖房器具とオール電化やエコキュートの相性や使い方に関する問い合わせが増えています。
そこで今回は、オール電化と相性が良い暖房器具や暖房器具の効率的な使い方や、併用して使う前に知っておいたほうが良いことについて詳しく説明します!
目次
オール電化と相性が良い暖房器具
オール電化は光熱費が削減できたり、災害時に使えたりする非常に省エネ性能が高い電化製品です。
2024(令和12)月も年末に差し掛かり毎朝や毎晩が非常寒くなってきました。
「お風呂だけでなく家に居る時は、ずっと温かく過ごしたい。」と考えている人がほとんどだと思います。
では、みなさんは「オール電化と相性がいい暖房器具。」について考えたことあるでしょうか?
ここでは、エコの王様がおすすめするオール電化と相性がいい暖房器具は全部で7つあるので詳しく説明します!
エアコン
オール電化住宅のみならずほとんどの家庭で導入されているのがエアコンです。
エアコンの正式名称は、「Air Conditioner(エアーコンディショナー)」で直訳すると「空気の調整機」です。
夏場は部屋の空気を冷やしたり、梅雨時期は除湿したり、冬場は部屋の空気を暖めたりできます。
ガスストーブや石油ファンヒーターなどとは違い、火を使わないため火事の危険性もありませんし化石燃料を使わないので換気を小まめにする必要も無いというメリットがあります。
床暖房
床暖房といえば「ガス」という一点しかないイメージでしたが、2024(令和6)年12月現在では電気の床暖房も人気が出てきました。
床暖房は床下に熱源が張り巡らされていて、熱源を通して直接床を暖めます。また、温まった床面から伝わる輻射熱によって部屋全体が暖められます。
エアコンのように空気が流れないためホコリなどが出ることもありませんので、衛生面的にも良く使い心地が良い暖房器具の1つです。
2024年12月現在販売されている床暖房は、「温水式」と「電気ヒーター床暖房」の2種類が販売されています。
温水式は、エコキュートと同じでヒートポンプユニットで作られたお湯を床下に流して床を暖めます。お湯で床を暖めるだけでの低温やけどなどもしにくくなっています。
導入費用は通常のエコキュートより高くなりますが、ランニングコストを抑えられるため新築住宅では電気ヒーター式よりも温水式の設置件数が増えています。
エコキュートの種類に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの選び方!後悔しないためのポイントを徹底解説!
蓄電暖房機
蓄熱暖房機は、電気代の安い深夜電力(23時~翌朝7時)を使って蓄熱レンガなどを加熱して熱を貯めておき、日中放熱することによって家中を暖房します。
エコキュートと同じ深夜電力を使って蓄熱するため、ランニングコストを抑えられます。
それだけでなく蓄熱された熱は自然に外へ解放されるため、スイッチの入/切は使用開始時と使用終了時のみで大丈夫なので使い勝手が良いです。
<蓄熱暖房機>
ホットカーペット
ホットカーペットも冬場の暖房器具としては優秀です。
床から直接温めるため、腰から上しか温かくならないエアコンよりも足元を暖められます。
ですが、他の暖房器具のように家中を暖められないので他の暖房器具と一緒に使うことが必須条件です。
こたつ
こたつは日本に昔からある暖房器具の1つです。
こたつは、エアコンや床暖房のように広い部分を暖めるのではなく、狭い部分を暖めるので電気代は抑えられます。
ですが、ホットカーペットと同じで温められている場所を離れると体は寒くなってしまうので、他の暖房器具や防寒対策が必須というデメリットがあります。
電気ストーブ
電気ストーブは電熱線に電気を流して発熱させて、その熱を使って周辺を暖めます。
熱源に使われている素材があって種類は様々です。
石油やガスストーブとは違い、燃料を燃やして暖房するわけでないので空気も汚れにくいですし、換気もあまり必要が無いので使いやすい暖房器具の1つです。
電気ストーブは、他の暖房器具とは違い電気代が割高であることと、コンセントや本体に引っ掛かって転倒する可能性があるというデメリットがあります。
電気ストーブは、背が高い物が多く転倒しやすいことや消し忘れることもあるので、タイマーでスイッチを切れる者や転倒すると安全装置が働いて自動停止する機械を選ぶと良いでしょう。
<電気ストーブ>
電気毛布
電気毛布は、毛布内に電熱線が埋設されています。コンセントに繋ぐと電気が毛布に行き渡り温めてくれます。
2024(令和6)年12月現在販売されている電気毛布は、敷布団用と掛布団用、敷布団と掛布団の両方が使える商品が販売されています。
狭い場所を暖めるので電気代は抜群に安く、就寝用だけでなく敷布団用はひざ掛けにも使えるので便利です。
ですが、就寝してからずっと温かい状態が続くため夜中の脱水症状や低温やけどになる可能性もあるので注意が必要です。
脱水症状や低温やけどにならないようにするためには、タイマー設定をしておくか就寝時には電源を切る様にすると良いでしょう。
電気代が抑えられる暖房器具
オール電化と組み合わせて電気代が抑えられる暖房器具は、全部で3つあるので詳しく説明します!
エアコン
エアコンは家中の部屋を暖めるのに最も効率的です。
エアコンを選ぶ時は、冷房よりも暖房を重視して選ぶと良いと言われています。
エアコンの強さを選ぶ指標としては、「畳数」で選ぶことが多いです。
良くエアコンのカタログを見ると、「〇畳~〇畳用(〇平方メートル~〇〇平方メートル用)」と書かれていることが多いです。
これはエアコンを動かしたときに「最大でこの広さまでなら温めたり冷やしたりすることできる。」ということを指します。
では、「10畳のリビングに10畳用のエアコンを設置すれば良いのか?」という考えに多くの人がなると思います。
実際のところは設置場所や家の構造によって適切な畳数は変わるため、エアコンを買う時は冷房・暖房能力が1つ高い製品を選ぶと暖まるまでの時間が短かったり運転音が静かだったり、電気代を節約できる可能性もありますので余裕もったサイズを選ぶと良いでしょう。
<エアコンの選び方>
参考資料:ダイキンHP
こたつ
狭いスペースを暖めるならこたつがおすすめです。
こたつは狭いスペースを暖めるため消費電力が他の暖房器具よりも少ないため電気代を抑えられます。
1時間あたりの電気代の少ないため、2人~4人であばこたつで充分でしょう。
電気毛布
「自分一人が温まりたい。」ということであれば電気毛布をおすすめします。
電気毛布は、購入費用も安いですし消費電力も少ないため上手く使えば電気代節約できます。
就寝時間以外は電気毛布を膝掛けとして使えますし、就寝時間の時もエアコン代わりに使えます。
電気毛布では、暖められる範囲が限定されるので家族が集まる夜や朝の時間帯はエアコンと併用して使えば快適な時間を過ごせます。
オール電化で暖房器具を効率良く使う方法
オール電化で暖房器具を上手く使う際は、どこを暖めたいかを考えて使用するととても効率的です。
今回は、4つの場面でどの暖房器具を使えば良いかを紹介します!
部屋全体を暖めたい
部屋全体を暖めたいならエアコンや床暖房、蓄熱暖房機が効果的です。
空気は、「暖かい空気は上に向かい、冷たい空気は下に向かう」という性質持っています。
できるだけで早く部屋全体を暖めたいのであればサーキュレーター使って部屋中の熱を循環させるようにすれば効率的に暖められます。
エアコンは稼働時に一番電気を使うため、暖かくなったとしても電源を切らずに設定温度など調整して付けたままの方が電気代を抑えられます。
短時間だけ暖めたい
短時間だけ暖めたいのであれば電気ストーブがおすすめです。
エアコンやこたつなどとは違い、電気ストーブが電源を入れればすぐに温まり始めます。
帰宅後すぐや起床後であれば電気ストーブを使ってエアコンで部屋が暖まるまでの補助器具として使えば効率的です。
電源を入れるとすぐに暖まり始める分、消費電力が他めの暖房器具より高いため長時間使う場合は注意が必要です。
狭い場所で使いたい
部屋のどこか一部で暖を取りたい時は、こたつ、電気毛布、ホットカーペットがおすすめです。
狭い場所しか暖めないため消費電力も小さく電気代節約が可能です。
起床後ですぐに暖まりたい場合は、狭い場所をすぐに暖められる暖房器具をおすすめします。
体の一部が寒い
真冬に近くになると洗い物をしたり洗濯物を干したりしたあとに手が悴(かじか)んだり、起床後つま先が冷たくなった経験はないでしょうか?
「すぐに暖まりたい。」と思った時は、電気ストーブやホットカーペットなどが効果的です。
電源を入れたらすぐに暖まりますし、ホットカーペットも2分割や3分割できる製品も多いためごく一部だけを暖めるたい人にはおすすです。
オール電化と暖房器具を併用する時に調べておくこと
オール電化と暖房器具を併用して効率的に過ごすためには、使用前に調べておくべきポイントが全部で4つあるので詳しく説明します!
省エネ性能を確認する
オール電化のなかでもエコキュートは、どのメーカーも比較的省エネ性能が高い製品が高いです。
オール電化と併用して使う暖房器具の省エネ性能が高ければ電気代節約も可能です。
2024(令和6)月12月現在販売されている暖房器具の多くは、国の省エネ性能の条件に達している製品は多いです。
そのため、オール電化と省エネ性能の高い暖房器具を上手く使って過ごすことが以前に比べるとしやすくなりました。
「この暖房器具は省エネ性能に達しているかどうかが知りたい。」場合は、資源エネルギー庁が出している「省エネ型製品情報サイト」を見ると分かりやすく公開されています。
暖房器具の電気代を知る
一般的には、各電化製品の電気代は、「使った電化製品の消費電力(kWh)」によって決まります。
kWhとは、各電化製品を1時間使い続けた場合の消費電力を指します。
暖房器具を使った時の電気代は「消費電力÷1000×時間×電気代単価」で割り出せます。
関西電力のオール電化プランである「はぴeタイムR」を使用していて、電気代単価最も高い昼間1kWhあたり26.24円で計算してみましょう。
消費電力5kWhの暖房器具を5時間使った場合の電気代は、
5÷1000×5×26.24円
2024(令和6)年12月現在販売されている暖房機具と概算の電気代を割り出してみたいと思います。(はぴeタイムRの26.24円で計算しています。)
表からも分かるように部屋全体を暖めたり、電源を入れてすぐに暖かくなる暖房器具は消費電力も大きいため電気代が高くなり、狭い場所を暖められる暖房器具は消費電力が小さいため電気代も抑えられます。
タイミングや2つの暖房器具を併用して温度を下げたりするとより効率良く電化製品が使えます。
※※が付いている暖房器具は深夜電力(23時~翌朝7時)で稼働しているため8時間で電気代単価15.2円(税込)で計算しています。
※住宅環境や外気温、室温によって消費電力、電気代は変わります。
参考資料:東京電力HP
参考資料:関西電力HP
安全性を考える
暖房器具は冷房器具と比べると火災が起こる可能性が高いです。
暖房器具を使う場合は安全性を考える必要もあります。
2024(令和6)年現在販売されている暖房器具のほとんどは、転倒した時に自動で電源が切れるモードだったり転倒しにくい構造にしている製品ばかりです。
また、自動で使用してから数時間で電源が切れる電気ストーブなどもあるので購入する時は、消費電力が少なく安全性が高い製品を選ぶと良いでしょう。
電気代が安くなる時間を知っておく
「暖かい部屋で過ごしたいけど電気代も気になる。」という人がほとんどだと思います。
できるだけ電気代を抑えて暖房器具を使うためには、使う時間帯が重要です。
オール電化(エコキュートだけでも可)を導入した場合は、時間帯によって電気代が変わる「時間帯別電灯契約」に切り替わります。
時間帯別電灯契約に切り替わると昼間の電気代が高くなって夜間の電気代が安くなります。
関西電力のはぴeタイムRでは昼間(デイタイム:午前10時~午後5時)までの電気代が1kWhあたり26.24円に対して、深夜電力(ナイトタイム:23時~翌朝7時)までが1kWhあたり15.3円になります。
金額を見るとナイトタイムの電気代はデイタイムの約6割安いことを考えると、電気代単価の安い深夜帯に暖房器具を使うほうが電気代を抑えられます。
ですが、年末に近づけば近づくほど日中も寒い可能性もあるので日中に暖房器具使う時は、「防寒対策をする。」、「暖房器具を併用して温度を下げる。」などの工夫が必要です。
まとめ
今回は、オール電化と相性が良い暖房器具についてお話しをさせて頂きました。
これから寒くなる日が続きどうしても暖を取りたい日が出てきます。
2024(令和6)年現在販売されている暖房器具は以前と比べると省エネ性能も高くなり暖房性能も良くなりました。
また、「暖めたい場所。」、「暖めたい箇所」などによって暖房器具を使い分ければ効率的かつ経済的にオール電化と暖房器具を使えます。
エコの王様では、エコキュートやオール電化の紹介だけでなく暖房器具の使い方も説明させて頂いておりますので、これからエコキュートやオール電化と暖房器具を使いたい人は是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
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