
【2019年問題】太陽光発電の余剰電力は自家消費!お昼に余った電気でエコキュートのお湯を沸かそう!
2019/09/01
「2019年問題」の対策と選択肢
約56万件の住宅用太陽光発電がFITによる買取期間の終了を迎え、従来と比べて売電価格が一気に下がってしまう2019年を迎えて、色々な対策を考えられている方も多いのではないでしょうか。売電のメリットがほとんどなくなっても、人々が太陽光発電を継続させるために、行政も民間もさまざまな手を打ちはじめました。
なぜ昼間にお湯を沸かすとお得になるの?
太陽光発電を設置している家庭の多くは、自宅で発電した電気を自宅で全て使い切ることができません。余った余剰電力は固定価格買取制度を利用して「売電」して収入を得ていますよね。
しかし固定価格買取が満了すると、売電価格は一気に10円程度にまで下がります。この10円という水準は、家庭が購入する電気の価格(東電エリアで26.2円/kWh程度)を下回るため、売電するより自宅で使った方がお得になります。ソーラーパネルが発電している時間帯にエコキュートを運転させることで、余剰電力を減らして自家消費を増やすことが出来ます。
夜間電力単価と売電単価の差額を利用する
夜間電力の単価と売電単価に差があることがポイントになっています。
エコキュートを設置している家庭では、深夜の料金単価が安くなるプランを契約していることが多いと思います。こうした深夜電力プランの深夜帯の料金単価は低価格になっているものの、固定価格買取終了後の売電価格を上回る水準です。したがって、売電するよりも自宅で消費した方がお得です。しかも、昼間にお湯を沸かすことで、必要な電気が少なくなるのは節約にもつながります。
まとめ
こうしてトレンドが売電から自家消費に変化しており、エコキュートメーカーは日中の余剰家電でエコキュートのお湯を沸かすシステムを発表しています。太陽光発電からの売電を制度的に定めた2009年から早10年経過しましたが、日々進化して行く省エネ業界に今後も目が離せません。