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給湯器にも寿命があるのって知ってる!?こんな症状は寿命が近づいている可能性アリ

2019/11/13

「モノを大切にしないとバチが当たるわよ!」

子供時代に1度や2度、こんな風に叱られましたよね。ただ、どんなものでもどんなに大切に使っていたとしても、時間の経過とともに衰えていったり、壊れてしまうことは避けられませんよね。それは、お家の給湯器であっても変わりません。今回はそんな給湯器の耐久年数や、寿命が近づいてきたことを示すサインとなる症状をお伝えしていきます。

 

給湯器にも寿命アリ!耐用年数は10年~15年程度

給湯器にも寿命はあります。給湯器の耐用年数はその種類によって変わってきます。

〇エネファーム・・・約10年(燃料電池は40000時間か4000回の発電)

〇ガス給湯器(エコジョーズ含む)・・・約8年~10年

〇灯油ボイラー・・・8年~10年

〇電気温水器・・・15年~20年

〇エコキュート・・・10年~15年

 

燃料の種類などによって多少の差はありますが、おおよそ10年程度が目安になるでしょう。

これは、単に部品自体の耐久性だけでなく、給湯器の製造メーカーが給湯器の修理用の部品の保存期間を製造中止から10年と定めているというのが1つの理由です。給湯器の基盤や台所や浴室のリモコンもこの部品に含まれます。

11年目以降に部品の交換が必要になるような修理をしないといけない場合には、部品が調達できなくて修理できないといったケースもありうるということです。

製造中止から10年を越えて使用し続ける場合にはこの点に注意が必要でしょう。

 

 

給湯器の設置場所や種類によって寿命は異なる

ご家庭によって寿命に差が出る要因としては、その給湯器のご利用されている環境によるものが大きいです。

設置場所としては、雨風直射日光にさらされやすい場所は基盤なども傷みやすくなります。

もちろん、屋外型の給湯器はそういった環境を前提につくられていますが、激しい雨などであれば給湯器の内部に雨が入って中のホコリが湿ってしまって、火点きが悪くなったりということがあるようですので、少しでも長く使いたいというのであれば避けた方が良いでしょう。

 

また、大きな道路沿いや砂埃などの多いホコリっぽい場所に設置してあれば、吸気口や換気口からホコリなどを吸い込んでしまって故障の原因をつくりやすくなってしまいます。

 

空気の流れの悪いところでも同様に、排気した空気をまた取り込んでしまったりするので給湯器が傷みやすくなります。

 

あと、気を付けたいのは給湯器の容量を越えてお湯を使い続けるとその分劣化も早くなってしまいます。

エコキュートや電気温水器であれば、タンクの容量以上のお湯を使ってしまうと、お湯が出なくなってしまいますよね。そうなると、お湯を沸かし直すために普段よりも余分にエコキュートを動かさないといけませんよね。

 

ガス給湯器であれば給湯器の性能を表す「号数」というのがあります。

「号数」とは、水温+25℃のお湯が、1分間に出る量のことです。
例えば1分間に24Lのお湯が出せれば、24号となります。16号、20号、24号などが一般的です。

元の水温によって給湯器に必要なエネルギーも変わってきます。冬場に給湯器の故障が多いのは、水温の低い冬場では給湯機にかかる負担も大きくなるからと言えるでしょう。

家族の人数やご使用量に合わせて給湯器を選ぶのが一般的ですが、中古住宅の場合は前の住人が使用していた給湯器をそのまま使われていることも多く、知らず知らずのうちに給湯器の容量を超えたご使用をされている方もいらっしゃいます。

他にも、家族の人数が急に増えてしまったり、台所とシャワーで同時にお湯を使ったりして、給湯器の許容量を超えるようなご使用を続けられるとやはり早く寿命を迎えてしまいます。少しでも長くお使い頂くためにも、タンクの容量や号数などは余裕をもって使えるものをお選びいただくのが良いでしょう。

 

給湯器の寿命が近づいているサインに気付こう!

給湯器が故障してしまうと大変不便な思いをしてしまうことと思います。特に冬場の故障が多い時期などでは、業者も大変大忙しで、場合によっては2週間ほどの間お湯が全く使えなくなってしまうこともあります!

ただ、何の前触れもなく壊れてしまうのと、「そろそろ寿命かな?」と思っていて事前に壊れたときの備えをしておけるのとでは、いざ壊れてしまったときの心構えが全然違いますよね!

給湯器が壊れる前によくみられる症状を何点かお伝えしていきます。

 

お湯の温度が一定ではなくなった

設定温度よりも低い温度のお湯が出たり、逆に急に熱いお湯が出てきたりするのは給湯器の寿命が近づいているサインです。日常使っていて一番異常に気付きやすいポイントですね。あれ?と思われたときにわかりやすく給湯器の能力を試す方法がございます。

その方法とは、1度水道の蛇口を全開にしてお湯を出してみてください。もし、出てきているお湯が設定温度よりも低く、ぬるくなっているといった場合には給湯器の能力が衰えてきている証拠です。

 

給湯器から変な音がする

給湯器から通常出ない音が出ている場合は寿命が近づいてきているサインです。通常の運転中にもモーターやファンが回ったりすると多少の動作音は発生しますが、音が以前よりも大きくなったり、いつもと違うピーという高音や爆発するようなボスッという音がするような場合には注意が必要です。

 

設定したお湯の量よりも多く(少なく)お湯張りされる

自動お湯張りの機能の付いたタイプの給湯器をご利用のお客様では、給湯器の寿命が近づいてくると、設定してあるお湯の量よりも実際に張られるお湯の量が多くなったり、少なくなったりすることがあります。

 

給湯器からガス・灯油の匂いがする

ガスや灯油の給湯器であればガス、灯油の匂いが多少はするのですが、以前と比べて匂いが強くなっているときは注意が必要です。ガスが漏れていたり、不完全燃焼している可能性があるので、直ちにご使用を停止してください。

給湯器から煙が上がっている(ガス・灯油給湯器の場合)

給湯器から黒いススが混ざったような煙が上がってくるようであれば、寿命が近づいているサインです。特にこの場合は給湯器の内部でガスや灯油が不完全燃焼している可能性があります、一酸化炭素中毒や火事の原因にもなりますので、直ちにご利用をやめるようにしてください。

 

給湯器の寿命のサインがあらわれたら修理交換を

 

こういった症状がみられるようになった場合には、取り付けてもらった業者やメーカーに連絡して修理、交換を検討した方が良いでしょう。

先ほどもお伝えしましたが、設置後10年程度でこれらの症状はよく見られるようになってきますが、まだご利用年数が浅いのにこういった症状が表れた場合には初期の製品不良や、設置の際の不備の可能性もございます。メーカーにすぐ問い合わせた方が良いでしょう。保証の範囲内であれば無償で新しいものに交換できることもございます。

また、設置年数が経過している給湯器でも早めの対応であれば修理で済むこともございます。放置せずに早めに対応することが一番だと思いますので、お気づきになられた場合には早め早めに対応をお願い致します。

 

給湯器の寿命のまとめ

給湯器の種類やご利用状況にもよって変わってきますが、おおむね給湯器は10年を目安として故障が増えてくるようになっています。

特にガス給湯器や灯油ボイラーなどをご利用のお客様では故障してしまったまま使い続けてしまうと火事などの原因にもなってしまうのでご注意くださいませ。

監修:中尾信一
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