エコキュートのヒートポンプから水滴が!水漏れ?原因と対処法
2019/07/07
こんにちは!エコの大臣です!
エコの王様でもエコキュートやその周辺からの「水漏れ」に関する内容の問い合わせを数多く頂きます!
今日はその中でもエコキュートの「ヒートポンプユニット」からの水漏れについて、「正常」なのか?「故障」なのか?どうして水漏れが発生するのかについて、解説していきます。
目次
ヒートポンプからの水滴が気になる
2001年に発売が開始されたエコキュート。2020年には累計出荷台数が700万台を突破し、現在に至るまで販売台数は右肩上がりとなっています!
従来の電気温水器が電熱線を使って直接熱を産み出してお湯を作っていたのに対して、エコキュートは空気中の熱エネルギーを集めて活用する「ヒートポンプ」を導入しました。
家庭で消費するエネルギーの約1/3を占める「給湯」分野において、大幅なエネルギー消費の抑制を可能にし、一般家庭での省エネに大きな影響を与えたことが普及に繋がった大きな理由になります。
また従来のガス・灯油給湯器からエコキュートへ切り替えを行う世帯も多く、特に都市ガスの通っていない地域では普及率もかなり高く、地域によっては90%以上の家庭で給湯にエコキュートが採用されている地域もあります。
かなりの勢いで普及していったエコキュート。そんな中で「ヒートポンプから水が漏れている」というお声をよく頂きます。
今回はヒートポンプから出てくる水滴の原因と、水漏れの対処法をお伝えしたいと思います。
ヒートポンプの下が濡れている場合は水漏れではない
結論からお伝えすると、ヒートポンプから出る水滴はエコキュートがお湯を沸かすときにできた結露水(空気中の水分が結露したもの)で故障・水漏れではありません。
と、言ってもエコキュートを最近利用し始めたという方は「結構たくさん水が出てるけど本当に大丈夫?」と思うかもしれません。
なぜ、ヒートポンプから水滴が落ちるのでしょうか。その理由をここで整理しておきましょう。
氷水を入れたグラスと同じ
ヒートポンプユニットは、空気中の熱を集めて、その熱でお湯を作ります。
このとき外から集められた空気は、熱を奪われて冷えた状態になり、吸い込んだ空気が冷やされて出ています。
ヒートポンプユニットから出てくる水は、空気中の水分が空気熱交換器によって冷やされて結露したものです。
氷水を入れたグラスの周りに水滴がつくのと同じ原理です。
冬場などそもそも外気温が低いときには、結露水が凍って空気熱交換器に霜が付くことがあります。
霜が付くとお湯を沸かす力が弱くなるので、時々霜を融かす運転(霜取り運転)をおこないます。霜が解けるとヒートポンプユニットから水が流れ出ます。
時々、霜が溶けるときに湯気が出て、白い煙に見えることがありますがこちらも故障ではありませんので、慌てなくてもご安心下さい!
理由はわかったけど水滴が気になる!
ヒートポンプからの水漏れの原因や、その時の対処法をまとめていきました。
朝方などにヒートポンプの周りが水で濡れているような場合は、通常のエコキュートの動作の範囲内であることが多いので、ご心配は無用です。
昼間など、エコキュートが本来運転していないような時間帯にも、水がぽたぽた漏れてしまっているようであれば、どこかの配管から水が漏れている可能性がありますので、発見されたらすぐにエコの王様までご連絡頂ければと思います!
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