オール電化と相性の良い暖房器具はどれ?オトクに効率よく寒い冬を乗り切ろう!
2021/12/14
こんにちは!エコの大臣です!
今年も寒い季節がやってきましたね。外から帰っても部屋が寒いままだと気持ちまで冷え込んでしまいますよね…。エアコンやファンヒーター、電気こたつなど、暖房器具も多種多様ですよね。
ただ、暖房をたくさん使いすぎると、体は暖かくなりますが、今度はお財布の中身が冷え込んでしまいますよね…。
オール電化の場合は、夏のクーラーよりも冬の暖房の方が電気代が高くなることが多いので、寒いからと言ってガンガン暖房をかけていると後から電気代の請求を見てびっくりすることも…。
使い方を間違えると1か月で4、5万円の電気代が請求されることもあるようです…。
そこで今回はオール電化と相性の良い暖房器具や効率の良い使い方をご紹介していきます!
目次
オール電化と相性の良い暖房器具
まずは暖房器具の中で、オール電化住宅と相性の良いものをご紹介していきます!
エアコン
オール電化住宅で一番使われている暖房器具がエアコンですね。部屋の温度を調整する空調設備です。エアコンは暖房にも冷房にも使えます。温風を送って部屋を暖めるので、広い範囲を暖めるのに向いています。
もちろん火を使わないので、やけどや火事になる心配もないので小さい子供やペットだけ残しても安心して外出できます。
床暖房
電気式の床暖房も人気があります。床暖房は床の下に設置した熱源を通して、床面を直接暖めます。また、暖まった床面から伝わる輻射熱を使って部屋全体を暖めます。エアコンと違って空気の流れもないので、ホコリが舞い上がったり空気も乾燥しづらいので使い心地が良いです。
オール電化の場合は電気ヒーター式の床暖房か温水式の床暖房の2種類が主流です。ヒーター式の方が施工も簡単で初期費用も安いですが、ランニングコストが高めです。
新築やリフォームで導入する場合は温水式の床暖房が増えてきています、エコキュートと同じヒートポンプを利用して作った温水を流し、床を暖めます。お湯の熱で暖めるので、低温やけどにもなりにくくランニングコストも抑えられるというメリットがあります。
蓄熱暖房機
蓄熱暖房機は夜の間に蓄熱レンガなどの物体を加温して熱をためておき、その熱を日中放出して家じゅうを暖める暖房器具です。
エコキュートと同じように深夜電力を利用して蓄熱するので、安い電気代で家じゅうを暖房することが出来ます。
たまった熱は自然に放熱されていきますので、スイッチのON/OFFはシーズンの始まりと終わりに切り替えるだけでOK!蓄熱暖房機にたまった熱は対流を利用して放出されていきますので、ワンシーズンずっと自然な暖かさで快適に過ごすことが出来ます。
ホットカーペット
ホットカーペットも冬の優秀な暖房器具です。床から直接暖めるので、足元が寒くなりがちなエアコンと組み合わせて使うことで快適に過ごすことが出来ます。
触れている間は暖かいのですが、それ以外の場所は寒いままになってしまうので、他の暖房器具と組み合わせて使うことが必須になります。
コタツ
こたつも日本の冬を快適に過ごさせてくれるアイテムの1つです。こたつの中はあったかくてぬくぬく過ごすことが出来ます。
エアコンと違って暖める範囲が狭いので、電気代は安く抑えられます。ホットカーペットと同じく、こたつの外に出てしまうと寒いので、部屋全体を暖かく快適に保つためには他の暖房器具との併用が必須です。
電気ストーブ
電気ストーブはヒーターに電気を流して発熱させ、その熱で周辺を暖めていく商品になります。熱源に使われている素材によって種類が様々です。
石油やガス式のヒーターと違って、燃焼させるストーブではないので空気も汚れにくいですし、換気もあまり必要がないので使いやすいというメリットもあります。
その分、電気代が他の暖房器具と比べて割高なのと、転倒する危険性があるので注意が必要です。
電気ストーブは背の高い物も多いので、転倒したときに自動で停止する機能が付いている商品を選ぶのがおススメです。
電気毛布
電気毛布は毛布の中に電熱線が埋め込まれています。電気毛布は布団の中に敷く専用のものと、敷く用にも掛ける用にも両方使えるタイプのものがあります。敷くタイプは就寝時に、掛けるタイプはひざ掛けとしても使えますし、持ち運び出来て便利です。
電気毛布は他の暖房器具と比べてもバツグンに電気代が安いので、就寝時に使うのにおススメです。
就寝時に使用する場合には脱水症状を起こさないように注意が必要です。設定温度を下げたり、タイマーを設定するなどしましょう。
また、長時間使用する場合には低温やけどにも注意しましょう。
電気代の安い暖房器具
オール電化住宅でよく使われる暖房器具もいろいろな種類があります。その中でも電気代を節約するために効果的な暖房器具を3つご紹介します!
エアコン
リビングなどの部屋の広い範囲を暖めるのはエアコンが一番効率的です。エアコンを選ぶときには、冷房よりも暖房の方を重視して選んだ方が良いです。
エアコンの適切な畳数を下回っていると、暖まるまでの速度も遅くなります。エアコンは設定温度にするまでに一番電気を使うので、小さいエアコンだと電気代も余計にかかります。
エアコンを購入する際は、適切な畳数の物を選ぶのと合わせてエアコンの持っている能力にも注目しましょう。
エアコンのカタログなどに記載されている「kW」がエアコンの持っている能力になります。この数値が大きければ大きいほど、冷暖房のパワーが強いということになります。
「能力が高いってことは電気代も高くなるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、kwの大きいエアコンの方が省エネ性能も高く作られていることが多いです。
エアコンを買い替える際には、「適用畳数」と「出力」に注目して選ぶのが良いでしょう。
こたつ
狭いスペースを暖める器具としてはこたつがおススメです。こたつの場合は限られたスペースを暖めるので、消費電力も少なくてすみます。
1時間当たりの電気代も他の暖房器具と比べても安いです。部屋全体を暖めなくても少人数で暖を取れれば良いという場合にはこたつで十分でしょう。
電気毛布
電気毛布は値段も安いですし、ランニングコストも抑えられるので上手に活用すれば電気代の節約に大きく貢献してくれます。電気毛布をひざ掛けとして使ったり、就寝時にエアコンの代わりに使えば電気代を節約することが出来ます。
電気毛布だけでは暖められる範囲は非常に狭いので、リビングに家族が揃っているときなどはエアコンと一緒に活用するのが良いでしょう。エアコンの設定温度を緩めにして、足元を電気毛布で暖めるようにすると効果的です。
オール電化で暖房器具の効率の良い使いかた
暖房を使う際にも、場面に合わせて適した使用器具を選択しましょう。ケース毎に最適な暖房器具の使い方をお伝えしていきます。
部屋全体を暖房したい
お部屋全体など広い範囲を暖房したいという場合には、エアコンや蓄熱暖房機を利用するのが効果的です。
暖かい空気は部屋の上の方にたまりやすいので、風の向きは下向きに調整しておくことで、足元からしっかり暖めることが出来ます。広い範囲を暖める場合はエアコンだけを使うのではなく、サーキュレーターと組み合わせて使うことで、部屋の空気を循環させ効率良く部屋を暖めることが可能です。
また、エアコンは電源を点けてから設定温度になるまでの間に一番電力を消費します。部屋が暖かくなった後も電源を切るのではなく、設定温度を下げて温度調整をするなどの工夫をしましょう。
短時間だけ暖めたい
短時間で部屋を適温に暖めたいという場合には、ハロゲンヒーターなどの電気ストーブや電気のファンヒーターが効果的です。スイッチを入れたらすぐに暖まります。暖まる範囲は狭いですが、エアコンで部屋が暖まるのを待つ間に活用するには十分です。
ただ、電気ストーブは他の暖房器具と比べると電気代が高いので、長時間使用する場合には気を付けましょう。
狭い場所で使いたい
狭い場所や部屋での暖房は電気ストーブやファンヒーター、こたつやホットカーペットなどが適しています。電気ストーブやファンヒーターはスイッチを入れるとすぐに暖まりますので、短時間だけ暖を取りたい場合にも向いています。
電気ストーブは長時間使用し続けると電気代が高額になるので、長時間使う場合にはこたつなどの方が経済的ですね。
体の一部が寒い
洗い物をした後や外出から帰った後などで手先がかじかんでしまっている場合には、電気ストーブやファンヒーターが良いでしょう。暖まるまでのスピードが速いので、ストーブの前でしばらくじっとしていましょう。
「エアコンを付けていても足元が寒くて…。」という場合にはホットカーペットや電気毛布、こたつなどを使いましょう。
ホットカーペットも暖める範囲を2分割、3分割出来るタイプの製品もあるので、必要な部分だけ使うようにすれば電気代を節約しつつ暖を取ることが出来ます。
オール電化で暖房器具の選びかた
オール電化住宅では、昼間の電気代は割高で夜の電気代は安いという特徴があります。オール電化の特徴を最大限引き出すための暖房器具の選び方について見ていきましょう。
省エネなどの機能が備わっている
オール電化は文字通りエネルギー源をすべて電気でまかなうので、同じエアコンでも消費電力が少なくて済むような器具を選びましょう。
エアコンなどには省エネ性能の基準の達成度合いが表示されている商品もございます。買い替えの際にはそちらの数値を参考に選ぶことをおススメします。
最近では人感センサーやecoモードなどの節約機能が付いている器具も増えているので、お得に活用できそうな商品を選びましょう。
暖房器具の電気代を知る
電化製品を使った時の電気代は消費電力(kWh)によって決まります。消費電力はその製品を1時間使い続けた場合に消費する電力量のことです。
暖房器具を使用したときの電気代は「消費電力×使用した時間×電気代の単価」で求めることが出来ます。
オール電化の場合は昼と夜で電気代が違うので、関西電力の「はぴeタイムR」で一番電気代の高い昼の時間に電気を使ったと仮定して電気代を求めてみましょう。
例えば、消費電力が1kWhの製品を5時間使った場合の電気代は
1×5×26.33=131.65円となります。
一般的な暖房器具の消費電力と5時間利用した場合の電気代を比較してみましょう。
暖房器具 | 消費電力(目安) | 5時間使用した場合の電気代 | 1か月間の電気代 |
電気毛布 | 50W | 約7円 | 約210円 |
こたつ | 100(弱)~200W(強) | 約13~27円 | 約390~780円 |
電気ストーブ | 500(弱)~1200W(強) | 約66~158円 | 約2,000~4,700円 |
ホットカーペット(2畳用) | 500W | 約66円 | 約2,000円 |
エアコン(10畳用) | - | 約130円 | 約4,000円 |
温水式床暖房(8畳用) | 1,200W | 約158円 | 約4,700円 |
蓄熱暖房機(10畳用) | 4,000W | ※約486円 | ※約14,600円 |
※関西電力のはぴeタイムRのデイタイム料金(26.33円/kWを、元に試算)
※蓄熱暖房機のみはぴeタイムRのナイトタイム料金(15.2円/kW)で8時間稼働で算出
※外気温やお家の環境により数値は上下します。
エアコンや床暖房など部屋など広い範囲を暖めるのに使用する暖房器具は値段が少し高めですね。
ちなみに、今回はオール電化にとって不利な昼の高い電気代を使用した場合を想定して算出しています。
昼間以外の時間帯に使う場合は、この表の金額よりも30~50%安く使うことが出来ます。
安全性を考える
電気ストーブは、転倒したときに引火する危険性があったり、直接触るとやけどしてしまう可能性があります。
特に小さいお子様が居らっしゃる場合には、安全性を考慮して暖房器具をお選びになるのが良いでしょう。
床暖房やホットカーペットなどは長時間使用し続けると低温やけどになる可能性もあります。夏と違って冬は汗をかかないので、水分を取ることも少なく、知らないうちに脱水症状になっていることも…。定期的に水分を補給するように注意して下さい。
オール電化の暖房器具のまとめ
今回はオール電化住宅におススメの暖房器具や電気代の目安などをお伝えしていきました。
暖房器具を選ぶポイントは「暖める範囲の広さ」と「暖まるまでのスピード」です。
部屋全体を暖める暖房器具の王道はやはりエアコンになりますね。部屋の広さや家族の人数などによってこたつやホットカーペットなどを組み合わせていくのが良いでしょう。
新築や大規模リフォームでオール電化を導入する場合には、床暖房や蓄熱暖房機などの導入を合わせて検討してみるのも良いでしょう。
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