オール電化でお風呂のお湯が出なくて超寒い!地獄から抜け出すためにやるべきこと
2020/03/11
こんにちは!エコの大臣です。今年の冬もたくさんのお客様から「お湯が出なくて…」というご連絡を頂きました。もちろん、給湯器の故障が原因でお湯が出なくなっていて、お客様の方ではどうしようもないという場合もあるのですが、1ヵ月に1回くらいただの湯切れでご連絡を頂くことがございます。今日は改めて、お湯が出なくなってしまう原因とその対処法をお伝えしていきます。
目次
オール電化でお風呂のお湯がでない理由
みなさん、長い人生で一度は蛇口からお湯が出ない経験をされたことがあるかと思います。給湯器からお湯が出なくなってしまう原因は以下のようなものが考えられます。
お湯の使いすぎでタンク内でお湯切れが発生
電気温水器やエコキュートをお使いになられている場合、タンクに貯まっている容量以上のお湯を使うとお湯切れしてしまうことがあります。
最新のエコキュートには、毎日必要な量のお湯を自動で沸かしてくれる学習機能が付いています。ですので、普段通りにお使いいただくときにお湯がなくなってしまうということはほとんどありません。
急な来客があったり、年末年始にご親戚の方が集まられたときにお湯が足りなくなったというお話はよく伺います。事前にお湯を沸かす量を普段よりも多めに設定しておけば防ぐことが出来ますが、頭に留めておいた方が良いでしょう。
配管が凍結している
気温が0度以下になると配管内部の水が凍結してしまうことがあります。
凍結を予防するにはフルオートタイプのエコキュートであれば、お風呂配管の凍結予防運転機能が付いていますので、そちらをご活用下さい。また、洗面所の凍結を予防するには設定温度を水にしてほんの少しでも流し続けておくのが効果的です。
それでも配管が凍結してしまったという場合には、自然に氷が溶けるのをお待ちいただくのが一番良いでしょう。
もし、「今すぐお湯を使いたい!」という場合には人肌くらいのぬるま湯を少しずつかけるようにしましょう。その際、配管に直接かけるのではなく、タオルなどを使って少しずつ熱を伝えるようにした方がより安全です。
急ぐあまり熱湯を直接かけてしまうと、配管が破損してしまうことがありますので、ご注意ください。
給湯器が故障している
給湯器自体が故障していてお湯が出なくなってしまっていることもございます。故障が原因の場合は、エコキュートのリモコンにエラーコードが表示されていると思います。そちらの内容をご確認の上、応急処置をする。
商品の延長保証に加入している場合は、購入した販売店やメーカーに問い合わせをするようにして下さい。
保証が切れている場合はこちらからお問い合わせ頂きますよう、お願い致します。
各メーカーのエラーコードに関してはこちらからご確認下さいませ。
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止水栓が閉まっている
近所で断水や水道工事が行われるときには、事前にエコキュートに付いている止水栓を止めておかないと汚水が混ざってしまうことがあるので、閉めておく必要があります。
その後、閉めた止水栓を開くのを忘れてお湯が出ないということもありますので、近々に止水栓を閉めたというお客様はご注意ください。
止水栓の場所や止め方などの詳しい記事はこちら⇒エコキュート断水時に行うべきこと
オール電化でお風呂のお湯が出なくなったら
急にお湯が出なくなってしまうと慌ててしまうと思いますが、以下の手順をご確認いただいて状況に応じて対処していきましょう。
タンク内にお湯がないのなら再湧き上げを
タンク内のお湯がなくなってしまっているのであれば、沸き上げの機能を使ってお湯が沸くのを待ちましょう。
台所リモコンに「沸き増し」や「満タン」といったボタンが付いていますので、そちらを押してしばらくお待ちください。
毎日のようにお湯が足りなくなってしまうという場合には、お湯の量を「自動お任せ」にするのでなく、「多め」に設定しておくなどしておきましょう。
お昼の沸き増しを多用すると電気代が余計にかかってしまうので、ご注意ください。
応急処置でIHクッキングヒーターでお湯を沸かして使う
給湯器の故障や不具合が原因でお湯が出ないという場合には、IHクッキングヒーターを使ってお湯を沸かすなどして対処しましょう。停電の場合はIHクッキングヒーターも使えなくなってしまうので、オール電化のご家庭でも停電などに備えてガスの卓上コンロなどをご用意頂いておいた方が良いでしょう。
エラーコードが表示されていれば取扱説明書をチェック
リモコンにエラーコードが表示されている場合には、先ほどのリンクよりエラーの内容をご確認いただいた上で、応急処置をするか、メーカーや販売店にご連絡ください。
販売店の延長保証に加入している場合には、他のところで修理を依頼すると保証が使えなくなってしまいます。保証書の内容などを、事前によく確認したうえでご連絡くださいませ。
すでに保証が切れてしまっている場合や、販売店が倒産して既になくなっているという場合には、以下のお電話番号までお問い合わせ下さい。
タンク内のお湯を使いきらないように調整しよう
普段お使い頂く上で、一番重要なのはエコキュートや電気温水器からお湯がなくなってしまうのを防ぐことです。お湯切れを防ぐ方法をいくつかご紹介します。
エコキュートの設定を変える
エコキュートには学習機能が付いていますので、普段お湯を使う量に合わせてお湯を沸かせます。ただ、冬の寒い時期などにお湯の使用量が多くなったりして、お湯が足りなくなりがちという場合には、エコキュートのおまかせモードをOFFにしてお湯を沸かすモードを「多め」や「満タン」などに設定を切り替えておきましょう。
昼間の沸き上げを上手に活用する
エコキュートは本来、深夜の電気代が安い時間帯にお湯を沸かす機械です。安い電気をフル活用するためにエコキュートの設定を「深夜のみ沸き上げ」にしているご家庭も多いと思います。
深夜のみ沸き上げの状態でお使い頂くのが一番理想的なのですが、頻繁にお湯が足りなくなってしまって困るという場合には、昼間の沸き上げも許可するようにエコキュートの設定を変更してください。
追い炊き機能を使わない
前日に張って冷え切ったお湯を全部追い炊きして温め直すと、タンクの中のお湯を大量に使ってしまいます。せっかく張ったお湯が少し勿体なくても、新しくお湯を張り直す。
または、半分くらい捨てて、高温足し湯の機能をお使い頂いた方が良いでしょう。
オール電化のお風呂でお湯がでないまとめ
オール電化のお風呂でお湯が出なくなってしまう原因と、お湯切れしないようにする対処方法をいくつかお伝えしていきました。
お湯切れしてしまって、昼間に沸かし直しをすると電気代が余計にかかってしまうので、夜間に沸かす量を多めに設定していて極力昼間の沸き増しをしないようにしておきましょう。
もちろん、お湯を使う量を減らすというのも有効な手段です。手を洗ったり、歯を磨いたりするときにお湯を出しっぱなしにしないようにすると、節水にもなって水道代も節約することが出来ますよね!
この記事が皆様のお湯切れを解消する一因になれば幸いです!最後まで読んで頂いてありがとうござました。