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【2023年】エコキュートが値上がりするって本当?買うタイミングについて解説!

2023/03/14

こんにちは!エコの王様です。

2022年末から食料品などの日用品や電気代、ガス代などの光熱費がどんどん値上がりしているということが頻繁にニュースでも取り上げられています。特に光熱費に関しては前年比で20~30%も値上がりしており、政府が対策に乗り出すほどの事態になっています。

そんな中、残念ながらエコキュートに関しても各メーカーより値上げの通達が出ております。

そこで、今回はエコキュートの値上がりの実態だけでなく、いつ買うべきか、今後値下がりしていくのか?などの疑問にもお答えしていきます。

 

エコキュートが値上がりしているって本当?

まず、エコキュートの価格ですが…。これに関してはここ数年間違いなく値上がりを続けています!この数年間で20%、金額にすると20万円近い金額で値上がりしているメーカーもあるくらいです。

値上がりの理由は食料品や他の商品と同じようなものが多いですが、念のため確認しておきましょう。

 

新型コロナウイルス関係

新型コロナウイルスの流行による国内外の工場の一時的な稼働停止や、ロックダウンの影響で原材料や製品の流通がストップするなどエコキュートの生産状況の悪化による品不足と、流通コストの増加がそのまま価格に転嫁されていることが値上がりの原因となっています。

 

半導体不足

エコキュートなどの家電製品に使用されている半導体部品の供給不足、値段の高騰も今回の値上がりの原因の1つとなっています。

以前からスマートフォンやPCなどの電化製品の世界的な需要の高まりに対して不足気味だった半導体製品ですが、そこに加えて、コロナウイルスによる物流の悪化、半導体の製造拠点となっていた台湾や国内の大型工場が相次いで大規模火災に見舞われたことなどの影響もあり、世界的な半導体不足に見舞われました。2020年~2022年までは本当にエコキュートも深刻な品不足に陥っていましたが、2023年に入り供給量は戻りつつありますが、価格に反映されるのはまだ少し先になるでしょう。

 

世界的事情

2022年2月に発生したロシアによるウクライナへの軍事侵攻は世界に衝撃を与えました。現在でも平和的解決には至っておらず、欧州諸国はロシアに対する経済制裁を続けている状況です。実は、先ほどお伝えした半導体部品の製造に必要なレアメタルやレアガスなどの産出量はロシアやウクライナでが高いシェアを占めています。そのため、紛争による生産規模の縮小やそれに伴う原材料費の高騰は避けられない状態となっています。

 

2023年はエコキュートがどれくらい値上げしているの?

エコキュートが値上がりし続けているのは事実ですが…。実際にはどれくらい値上がりしているのでしょうか?メーカーによって値上げの時期や金額について違いがありますので、整理してみました。

 

三菱

2022年に新シリーズへの切替のアナウンスがあり、2023年1月からすでに発売が開始されています。

本体価格は従来のシリーズから約10%の値上げ、専用リモコンは定価40,000円だったものが60,000円と大幅値上げとなりました。

 

ダイキン

従来から細かいモデルチェンジの多いダイキン。毎年のように型番の変更があり、それに伴って金額の見直しがされています。

2022年に以前のモデルから10%値上がりしたばかりなのですが、2023年モデルはさらにそこから5%ほど値上がりするようです。値上がりするのは仕方ないんですけど、毎年のように型番を替えられると古いのが在庫になる可能性が出てくるから嫌なんですよね…。

 

東芝

2022年に従来のシリーズから約10%値上がりしました。「型番と値段だけ変わって中身は以前と全く一緒ってそりゃないぜ!」と当時は結構不満だったのを覚えています。他メーカーが続々値上げしていったおかげ(?)で最安エコキュートの座に返り咲きました。

価格重視で検討される方には真っ先にお勧めしたいメーカーです。

 

パナソニック

パナソニックもぎりぎりまで値上げせずに頑張っていましたが、とうとう2023年の6月以降の納品分より値上げするとの案内がございました。値上げ幅は約16%とかなり大きいです。パナソニックはハウスメーカーへの商品供給が多いので、買い替えよりも新築でエコキュート・オール電化を導入する場合への影響が大きそうです。

 

コロナ

コロナは2022年に約10万円ほどの値上げを実施しました。コロナ製のエコキュートは2022年中は大幅に製造が遅れており、私たちのような販売店向けの交換用エコキュートはほとんど納品がなかったので、「値上げしてたんだなー」というのが正直なところです。こちらもパナソニックと同じく新築向けの販売が多いので、そちらへの影響が大きいかなというところです。

 

エコキュートが将来的に値下げする可能性は?

「高くなったエコキュートは、いつ値下がりするか?」今のところは値下げの見通しは全く立っていません。

色んなところで値上がりばかりが続いている近頃の日本ですが、今回のエコキュートの値上げに関しては、単に家電メーカーの懐事情によるものとは言い難く、どちらかと言うと世界的な半導体不足や新型コロナウイルスの流行、国際紛争による情勢不安の影響など様々な要因が絡み合っているよるので、長期化することが予想されます。

「コロナ」・「円安」・「半導体不足」この辺りが良くなってくれば…。とは思いますが、まだまだ先になりそうですね。

 

2023年はエコキュートを買うべき?ベストタイミングは?

「エコキュートは値上がりしているので、今は買わない方が良い」そう思っている方も多いかもしれません。意外にもそうではなく、2023年はエコキュートの買い替えにここ数年内では最も適した年と言えるのです。「値上がりしているのに買い替え時とは一体どういうこと?」と不思議に感じる方も多いと思います。

実は、2023年中にエコキュートの買い替えをすると国から「補助金」が受け取れるのです。値上がりしているからなのか、2050年のカーボンニュートラルに向けて省エネ性能の高い給湯器を普及させたいのか、国の思惑はわかりませんが、とにかく補助金が受け取れます!それもなんと、5万円も!ここまでの補助額が受け取れることはもう何年もありませんでしたので、今年はかなりチャンスです。

補助金の対象機種が限定されていますので、機種選びには注意が必要ですが、それでも利用しない手はありません。

「最近、お湯の出が悪くなった」、「リモコンにエラーが表示されることがある」など給湯器の不調を感じている方はこの機会に交換するのが良いでしょう。

2023年のエコキュートの補助金に関する詳しい記事はこちら⇒2023年のエコキュート補助金はいつから?金額や国・エリアの制度について

 

エコキュートの値上げに影響されない買いかた

エコキュートは確かに値上がりしています。値上がりしていますが、その中でも安く購入する方法が全くないというわけでもありません。エコキュートを少しでも安く購入するための方法を3つご紹介します!

 

補助金を利用する

エコキュートを購入するときに補助金が受け取れる場合があります。特に2023年は国から5万円の補助金が受け取れることが確定しています。また、それに加えてお住まいの市町村から補助金が受け取れたり、関西電力や中部電力などの大手電力会社がキャンペーンを実施していることもあります。活用するほどお得になりますので、購入の際には積極的に利用するようにしましょう。

 

相見積もりをして適正価格で買う

エコキュートを購入する前には2~3社から見積りをとっていくつか比較した方が良いでしょう。1社からの見積りだけだと本当にその金額が妥当なのかという判断が難しいことがあります。

また、金額以外にも保証の内容や期間、追加工事の有無など見比べておいた方が良いポイントもあります。見積書の金額では安く見えるけれども、追加費用がいろいろかかるので結局高くなるということもあります。「こんなに値段(内容)が違うなんて知らなかった!」と後悔しないように、事前に調べておくことをおススメします。

 

値上げ率の低いメーカーやエコキュートを選ぶ

主要メーカーのほとんどがこの数年で値上げを行なっていますが、その中でも値上げの幅が小さかったり、そもそもの値段が安いメーカーというのは存在します。今回のように全てのメーカーのエコキュートが値上がりしているということは、相対的に見れば、もともと高いメーカーの商品は他と比べても高いままだということです。

他にも、カタログに載っている定価は同じでも、実際にメーカーから納品される卸価格が全然違うこともあります。そういったメーカーや商品を避けて購入すれば、安く購入することも可能です。詳しい話は直接販売店に問い合わせて確認することをおススメします。

また、大型の販売店にあることですが、値上がりする前の商品や型落ちになった1つ前のモデルの商品が在庫として残っていることがあれば、安く手に入れることが出来るかもしれません。モデルチェンジが行われたから数か月間であれば、まだ在庫として残っている可能性がありますので、問い合わせたときにダメ元で聞いてみるもはありかもしれません。業者としても売れ残りがいつまでも倉庫にあるのも困りものですので、相場より安く提供してくれる可能性が高いです。

 

エコキュート値上げのまとめ

今回はエコキュートの値上がり状況や値上げ額、少しでも安く購入するための方法についてお伝えしていきました。

簡単にまとめますと・・・

・ここ数年でエコキュートの定価は約10%、10万円前後値上がりしている。

・今回の値上がりは、円安や半導体不足などが原因となっているため、長期化する可能性が高い。

・値上がりしているが、2023年は国から5万円の補助金が出ることになっているので、今までよりも安い金額で購入できる可能性もある。ぜひ活用してほしい。

何でも高くなって本当に嫌になっているという方も多いかと思いますが、残念ながらエコキュートも値上がりしてしまっています。ただ、物価上昇の影響もあってか2023年はエコキュートの購入にあたって国から5万円の補助金が出るようになっています。補助金を利用して設置すれば、値上がり前とほとんど変わらない金額で最新型のエコキュートに交換することも出来ます。

2023年はエコキュートの買い替え時ではあります。設置して10年以上経過していて最近調子が悪いと感じておられる場合には、交換を検討してみても良いかもしれません。

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この記事を監修した人: 清家 和馬
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