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【2024年最新版】エコキュートの電気代どれくらい?少しでも節約できる方法を紹介!

2024/10/10

「エコキュートを設置すれば光熱費が抑えられるのは知ってるけど、エコキュートに掛かっている電気代はどれくらいなの?」、「エコキュートを設置して電気代が高くなった人がいるって聞いたけど本当?」、「エコキュートを使って電気代を節約する方法を教えて下さい。」など、エコキュートの電気代に関する問い合わせが増えています。

なぜこのような問い合わせが増えているかをテレビを見ながら考えていたところ、10月1日から物価高騰対策で政府が出していた電気代の補助金が無くなったと報道されていました。

そこで、今回はエコキュートに掛かっている電気代やエコキュートを使って電気代が高くなる理由、少しでも電気代が節約できる方法を紹介します!

 

エコキュートの仕組み

エコキュートの正式名称は、「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」です。

エコキュートに使われているヒートポンプとは、石油・石炭・天然ガスなどの燃料を使わずに空気中の熱を集めて給湯などに使う技術を指します。

この技術は、エコキュートだけでなくエアコンや自動販売機などにも使われており私たちの生活に深く関わっています。

ヒートポンプは政府が2030年までに目指している「カーボンニュートラル社会実現の切り札」とも言われていて、1の電気エネルギーで3~7の熱エネルギーを作り出すことができる日本が世界の最先端技術でもあります。

高効率のヒートポンプで空気中の熱を集めて圧縮してお湯を作り、貯湯タンクに貯めて使う仕組みです。

参考資料:一般社団法人ヒートポンプ・蓄熱センターHP

<エコキュートの仕組み>

 

エコキュートの1ヵ月あたりの電気代は一体いくら?

世界の最先端技術が使われているエコキュートですが、ここで気になるのが「エコキュートに掛かっている電気代」だと思います。

現在の電力プランや使用頻度、貯湯タンクの性能、設置地域、家族人数などによって異なりますが、年間で18,000円~30,000円程度と言われています。

1ヵ月にすると1,500円~2,500円程度の費用がエコキュートだけに掛かっている電気代です。

この数字を見るとエコキュートだけに掛かっている電気代が安いのが分かりますね。

※2024(令和6)年10月から電気代の補助金が無くなるため金額に変動がある可能性があります。

 

給湯器別エコキュートとの光熱費差

今回の話のなかで最も気になるのが「エコキュートとその他でどれくらい光熱費に差が出るか。」だと思います。

2024(令和6)年現在販売されている電気温水器・ガス給湯器・石油給湯機(灯油ボイラー)をエコキュートに交換した場合の光熱費の差について詳しく説明します。

※関西地方の電気代・ガス代・灯油代で計算しています。

※今回は、PanasonicエコキュートJPU37LQS(年間保温効率4.0)で計算されているため、メーカーや性能によっては金額が前後します。

 

電気温水器

エコキュートが販売されるまでは、電気給湯器と言えば電気温水器が主流でした。

電気温水器は、夜間に通電して貯湯タンクのお湯や水を温めて使う仕組みになっていました。

そのため、エコキュートと比較すると電気代は大きく変わります。

エコキュートの年間ランニングコストが約20,400円なのに対して、電気温水器の年間ランニングコストは約80,400円掛かっています。

エコキュートの約4倍ランニングコストが掛かっていることが分かります。

※使用頻度や設置地域によって金額は変わります。

※税込価格で表記しています。

 

ガス給湯器(都市ガス)

2024(令和6)年10月現在、最も多く設置されているのがガス給湯器です。

ガス給湯器は、電気とは違い市場の影響を受けやすい給湯器とも言われています。

日本はガス給湯器に使う天然ガスなどを海外から輸入しているため、円相場や国際情勢によって金額が上下します。

そのため、エコキュートと比較すると光熱費は大きく変わります。

エコキュートの年間ランニングコストが約20,400円なのに対して、ガス給湯器のランニングコストは約86,700円となっています。

エコキュートの約4.5倍のランニングコストが掛かっていることが分かります。

※使用頻度や設置地域によって金額が変わります。

※プロパンガスの場合は、金額が高くなる可能性があります。

※税込価格で表記しています。

 

石油給湯機(灯油ボイラー)

石油給湯機(灯油ボイラー)は、都市ガスが開通していない地域やプロパンガスが無い地域で普及しました。

都市ガスやプロパンガスと比べても灯油は単価が安く、ガソリンスタンドや農協などもでも購入することができるため今でも多くの地域で使われています。

ですが、近年では都市ガスと同じように原油価格が高騰しているため、1Lあたりの金額は高くなり始めています。

エコキュートの年間ランニングコストが約20,400円なのに対して、石油給湯機のランニングコストは約63,600円となっています。

エコキュートの約3倍のランニングコストが掛かっていることが分かります。

※使用頻度や設置地域によって金額は変わります。

※税込価格で表記しています。

参考資料:Panasonic「住まいとの設備と建材」HP

 

エコキュートの電気代が高くなる理由

 

どの給湯器から交換したとしても光熱費の削減が見込めるエコキュートですが、ライフスタイルや使い方によってはエコキュートのみならず家全体の電気代が高くなる可能性があります。

エコキュートを使って電気代が高くなる理由は全部で3つあるので詳しく説明します!

 

昼間に沸き増しを行っている・昼間の在宅時間が長い

エコキュートのみならず家全体の電気代が高くなっている理由のほとんどが、「昼間の沸き増しを行っている。」もしくは「昼間の在宅時間が長い。」ためです。

「エコキュートって電気代が高くなるんじゃないの?」と思っている人も多いはずです。

エコキュートをはじめオール電化を導入すると、従来の「従量電灯契約」から昼間の電気代が高くなって夜間(23時~翌朝7時)までの電気代が安くなる「時間帯別電灯契約」に自動的に切り替わります。

エコキュートで光熱費が安くなる理由の1つに、「深夜の電気代単価が安い時間帯にお湯を作る。」があります。

昼間の電気代単価が高い時間帯にエコキュートの沸き増しを行ったり、在宅時間が長いと必然的に電気代が高騰する仕組みになっています。

 

沸き増し時間がずれている

前述したようにエコキュートは、深夜の電気代単価が安い時間帯にお湯を沸かして貯湯タンクに貯めて使用するため電気代の節約ができる製品です。

ということは、電気代単価が安くない昼間や午前8時以降にお湯を沸かすと電気代は必然的に高くなります。

特に時間のズレが起きやすいのが停電時や長期間自宅を離れるためにエコキュートの電源を切ったあとなどです。

エコキュートのリモコンで「沸き上げ時間設定」ができるようになっています。

そういった時は、台所リモコンを見て沸き上げ時間がずれている場合は、正しい時間に戻すようにしましょう。

 

型式が古い

どのような電化製品でも古くなると性能や効率が落ちてきます。

それは、エコキュートにも同じような現象が見られており、設置してから10年以上が経過すると、貯湯タンクのお湯を保ってくれる断熱効果が低くなります。

断熱効果が低くなるとお湯がぬるくなり温めるにいつも以上に電気を使うため電気代が高くなります。

お湯張りなどをした時に少しでもぬるく感じたら断熱効果が低くなってきていると同時に寿命の可能性もありますので、買い替えを検討しはじめると良いでしょう。

エコキュートの寿命に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートの寿命は何年!?少しでも寿命を伸ばすための方法を詳しく解説!

 

エコキュート設置して少しでも節約する方法

エコキュートを設置すれば光熱費が抑えられる可能性が高くなりますが、「さらに家全体の電気代をお得にする方法」を知りたいと思っている人も少ないはずです。

エコキュートを設置して少しでも家全体の電気代をお得にする方法は全部で3つあるので詳しく説明します!

 

太陽光発電を設置する

エコキュートを設置すると、昼間の電気代が高くなって夜間の電気代が安くなる時間帯別電灯契約になります。

昼間の在宅時間が長くなったり、昼間にエコキュートの沸き増しなどを行うと電気代は高くなりますし、普段の生活のなかで節電を心掛けることは大切ですが自分自身で昼間の節電をするには限界があります。

そこで昼間の電気代節約として最も有効なのが家庭用太陽光発電システムです。

家庭用太陽光発電システムがあれば発電している日中は、高い単価の電気を電力会社から買う必要がなくなります。

買電する必要が無くなれば電気代は節約できます。

また、2022(令和4)年からは、ダイキンなどのエコキュートメーカーが家庭用太陽光発電システムの余剰電力でお湯をつくる「おひさまエコキュート」も販売されています。

こういったことからエコキュートと家庭用太陽光発電システムの相性の良さが分かります

エコキュートと家庭用太陽光発電システムの相性に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】オール電化と太陽光発電の相性が良いって本当?相性が良いと言われている理由を徹底解説!

おひさまエコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【初心者必見】おひさまエコキュートとは?通常エコキュートとの違いやメリット・デメリットを紹介!

 

消費電力が大きい電化製品は夜間に使う

消費電力とは、各電化製品の動かす時に必要とする電力を指します。

消費電力が大きければ大きいほど電気代は高くなる傾向にあって、エコキュートを設置して電気代単価が高い昼間に使うと電気代が高くなります。

各家庭のライフスタイルにもよりますが、消費電力の大きい洗濯機や食器洗い乾燥機などは電気代の単価が安い時間帯に使うことをおすすめします。

そうすることによって電気代の上昇を抑えられます。

 

適切なタンク容量を選ぶ

エコキュートのタンク容量選びはとても重要です。

タンク容量によって価格が変わってきますし、小さい容量を選ぶと湯切れする可能性があります。

湯切れすると沸き増しする必要が出てきます。

湯切れして満水するまでに季節やタンク容量によって異なりますが3時間~4時間程度掛かりますし、時間帯によっては電気代も高くなる可能性もあります。

そのため、エコキュートのタンク容量を選ぶ時は家族人数を参考にする良いでしょう。

<家族人数とエコキュートのタンク容量>

引用画像:三菱エコキュートHP

 

まとめ

今回はエコキュートの電気代についてお話しさせて頂きました。

エコキュートを設置することによって今まで給湯に掛かっていたコストをカットできるだけでなく、家中の電気代も削減できる可能性が高い製品です。

上手く使えば思った以上の経済効果が得られる反面、使う時間帯やタンク容量選びを間違えると電気代が高くなる可能性あります。

エコの王様では、各メーカーのエコキュートも取り扱っておりますし、エコキュートを使ってより良く電気代が節約できる方法なども教えております。

はじめてエコキュートの導入を検討している人や電気温水器からエコキュートへの交換を検討している人は是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!

この記事を書いた人: 清家 和馬
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