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【2025年最新版】蓄電池の寿命って何年?種類別と長持ちさせる方法を紹介!

2025/06/07

「蓄電池って寿命はあるって聞いたけど本当?」、「蓄電池の寿命って何年ですか?」、「蓄電池の寿命を伸ばす方法を教えてください。」など、家庭用蓄電池の普及と共に寿命に関する問い合わせが増えています。

家庭用蓄電池は、テレビや冷蔵庫などと同じ電化製品のためいつかは寿命が来ます。

ですが、家庭用蓄電池が販売されて15年程度しか経っていないため本当の寿命は分からないの現実です。

そこで、今回は家庭用蓄電池の寿命は何年なのかということと寿命を伸ばす方法について詳しく説明します!

 

蓄電池の寿命ってどれくらい?

2025(令和7)年6月現在販売されている家庭用蓄電池の寿命は、メーカー、設置場所、内臓されている電池の種類によって異なりますが10年~15年と言われています。

実際のところ家庭用蓄電池が市場に出回り始めて15年程度なので「故障した。」、「電気が貯められなくなった。」といった事象の報告が余りないためはっきりとした寿命が分かっていないのが現状です。

<家庭用蓄電池の出荷台数の推移>

参考資料:一般社団法人日本電機工業会HP

 

蓄電池の寿命を示す単位は2種類

2025(令和7)年6月現在販売されている家庭用蓄電池の寿命を示す単位は、「サイクル数」と「使用年数」の2つです。

メーカーによって表示方法は異なりますが、多くの場合はこの2つで記載されています。

サイクル数と使用年数のについて説明します。

 

サイクル数

多くの家庭用蓄電池メーカーのカタログに寿命として記載されているのが「サイクル数」です。

そもそもサイクルとは、家庭用蓄電池の充電が0の状態から満充電になって使い切るまでの期間のことを1サイクルとしています。

ということは、1日1サイクルで家庭用蓄電池を使用した場合、10,000回充放電が可能な蓄電池という事になります。

2025(令和7)年現在販売されている家庭用蓄電池のサイクル数は、メーカーや性能によって異なりますが6,000サイクル~12,000サイクルが多いです。

※1日の充放電回数が増えると寿命サイクル数は短くなるとされています。

 

使用年数

使用年数も家庭用蓄電池の寿命年数として各メーカーのカタログに記載されていることが多いです。

使用年数は、寿命サイクル数を1年間の放電回数で割ると使用年数を出せます。

11,000サイクルの家庭用蓄電池を1日1サイクルで1年間使用した場合の使用年数は、

*POINT*

・11,000サイクルの家庭用蓄電池を1日1サイクルで1年間使用した場合の使用年数は、

11,000サイクル÷365日≒30.13年

 

・11,000サイクルの家庭用蓄電池を1日2サイクルで1年間使用した場合の使用年数は、

11,000サイクル÷7300日≒15.06年

となります。

2025(令和7)年現在は、1日2サイクルで充放電していることが多いので寿命は15年と考えておいたほうがいいでしょう。

※使用年数は、設置場所などによっても変わります。

 

蓄電池別の寿命

2025(令和7)年6月現在、では「ニッケル水素電池」、「リチウムイオン電池」、「鉛蓄電池」、「NAS電池」の4種類の電池が販売されています。

電池別の寿命を紹介します。

※全ての電池において使用頻度や設置場所、保管場所によって寿命は変わります。

 

ニッケル水素電池

私たちの生活の中で最も良く見かけるのが乾電池です。

そのなかで充放電可能な乾電池はニッケル水素電池を使った製品です。

ニッケル水素電池のメリット・デメリットは次の通りです。

ニッケル水素電池の寿命が、使用頻度によって異なりますが50サイクル~100サイクルと言われています。

 

リチウムイオン電池

2025(令和7)年6月現在販売されている3kWh以上の家庭用蓄電池のバッテリーとして、最も多く使われているのがリチウムイオン電池です。

リチウムイオン電池は鉛蓄電池よりも小型軽量化され大容量の電気を充放電できる電池として開発されました。

そのため家庭用蓄電池だけでなく、パソコン、スマートフォンや携帯電話、デジカメ、最近では電気自動車やプラグインハイブリッド車のバッテリーとしても使われています。

リチウムイオン電池のメリット・デメリットは次の通りです。

リチウムイオン電池は、メーカーや性能、使用頻度、設置場所によって異なりますが、3,000サイクル~17,000サイクルが寿命と言われています。

 

鉛蓄電池

日本で最も古くあるのが鉛蓄電池です。

鉛蓄電池の原料である鉛は、リチウムイオン電池に使われているマンガンやリチウム、イオンといったレアメタルと比較すると材料費を抑えられますし、他の蓄電池よりも高電圧の電気を放電できます。

ですが、原料である鉛は高重量なため家庭用よりも重さ感じにくい自動車のバッテリーとして使われていることがほとんどです。

鉛電池のメリット・デメリットは次の通りです。

鉛蓄電池は、使用頻度などによって異なりますが3,150サイクルが寿命と言われています。

 

 

NAS電池

NAS電池とは、日本ガイシ株式会社が開発した蓄電容量が1,000kWh以上ある蓄電池を指します。

バッテリーの原料に使われているナトリウムは、火災が発生した時に通常の消火方では消火できないことやコンテナ程度の大きさがあるため家庭用としては販売されていません。

学校や体育館、官公庁施設で導入されています。

NAS電池のメリット・デメリットは次の通りです。

NAS電池は使用頻度によって異なりますが、4,500サイクルが寿命と言われています。

引用画像:日本ガイシ株式会社HP

 

蓄電池は寿命が来るとどうなる?

多くの人が疑問に感じていることは、「蓄電池も冷蔵庫やテレビみたいに寿命が来たら壊れて使えなくなるの?」という点だと思います。

家庭用蓄電池の寿命は、冷蔵庫やテレビのように寿命が来たら壊れてつかえなくなるのではなく、「蓄電容量の低下。」を意味します。

家庭用蓄電池に使われているリチウムイオン電池は、設置して使い始めると素材の特性で設置場所や使用頻度によって多少異なりますが、経年劣化で毎年0.2%~0.5%ずつ蓄電能力が低下していきます。

家庭用蓄電池を15年間使い続けると3%~7.5%の蓄電容量の低下が認められることになります。

これから家庭用蓄電池の導入している人のなかで寿命を気にしている人は、「完全に壊れて使えなくなるのではなく、蓄電能力が下がる。」と覚えておくと良いでしょう。

※電気を変換するパワーコンディショナーやリモコンは、寿命が来ると交換しなければならない可能性があります。

 

蓄電池は寿命が来ると交換が必要?

家庭用蓄電池を設置する場合、メーカーや容量、性能によって異なりますが130万円~250万円程度の設置費用が掛かります。

そのため、すでに高額な費用を払って家庭用蓄電池を設置した人もこれから家庭用蓄電池の導入を検討している人も考えていることは、「蓄電池は寿命が来たら交換が必要なのかどうか。」だと思います。

家庭用蓄電池が販売されて15年程度なので、寿命が来たからと言って家庭用蓄電池の交換が必要かどうかが分からないのが現状です。

ですが、2025(令和7)年6月現在家庭用蓄電池の寿命が原因で交換したという報告はどこのメーカーにも来ていません。

逆に電気を変換するパワーコンディショナーやリモコンは寿命が来たら交換しなければならない可能性は高いです。

 

蓄電池の寿命を伸ばすための方法

家庭用蓄電池を設置する場合、メーカーや容量、性能によって異なりますが130万円~250万円程度の設置費用が掛かります。

そのため多くの人が「蓄電池を少しでも長く使いたい。」と考えています。

家庭用蓄電池の寿命を伸ばす方法4つをエコの王様がお教えします!

 

過充電・過放電をしない

過放電や過充電が続くと家庭用蓄電池に内蔵されているリチウムイオン電池に負担が掛かり寿命を縮めてしまう可能性があります。

そもそも過充電とは、充電量が100%の状態になったあとも充電され続けている状態を指し、過放電とは充電量が0に近い状態になっても放電され続けている状態を指します。

2025(令和7)年6月現在販売されているほとんどの家庭用蓄電池は、過充電・過放電にならないようなシステムが内蔵されていますが、モニターなどを時々自分の目で見て確認すると良いでしょう。

 

大容量の蓄電池を設置する

過充電・過放電を避けるためにも思っている蓄電容量よりも1サイズ大きい家庭用蓄電池を選ぶと良いでしょう。

容量を大きくすることによって過充電・過放電を避けられるだけでなく電気代節約にも繋がります。

ですが、多くの人は「そもそも蓄電池の容量ってどうやって選べば良いの?」と思っているはずです。

適切な家庭用蓄電池の容量選びは、家庭用太陽光発電システムの総発電量をもとに考えると良いです。

年間発電量が4,000kWhの家庭用太陽光発電システムを設置している場合の適切な蓄電容量は次の通りです。

*POINT*

・4,000kWh×0.3=1,200kWh

・4,000kWh-1,200kWh=2,800kWh

・2,800kWh÷365/日≒7.7kWh

この家庭の場合だと8kWhの家庭用蓄電池があれば1日の電気が賄えることになります。

大容量サイズとなると9kWh~10kWh程度の家庭用蓄電池が必要です。

10kWh以上の容量になると深夜電力(23時~翌朝7時)を使っての充電量が増えてしまうため電気代が逆に高くなってしまう可能性があります。

家庭用蓄電池の容量選びは、価格や性能に大きく影響しますので不安がある人は、エコの王様のような専門店に相談すると良いでしょう。

※「0.3」という数字は、家庭用太陽光発電システムを設置した場合の全国平均自家消費量を指します。

※今回紹介した数値はあくまでも平均的な数値なもので必ずしもそうなるとは限りません。

 

設置場所を考える

実は家庭用蓄電池の設置場所は寿命に大きく影響します。

2025(令和7)年6月現在販売されている家庭用蓄電池に内蔵されているバッテリーで最も多く使われているのがリチウムイオン電池です。

リチウムイオン電池は、「熱に弱い」という特性を持っているため高温になりやすい場所や風通しの悪い場所に設置すると寿命を縮めてしまう可能性が高くなります。

家庭用蓄電池の適切な設置場所は次の通りです。

*POINT*

・一日中、日が当たる自宅南面よりも日が当たりにくい自宅北面

・風通しが良い場所

設置する前には、販売店や工事店と設置場所について十分な打ち合わせをおすすめします。

家庭用蓄電池のデメリットに関する詳しい記事はこちら⇒【2025年最新版】蓄電池はやめたほうがいいって本当?理由と後悔しない方法を紹介!

 

保証の長い蓄電池を設置する

家庭用蓄電池の寿命を伸ばすためには、保証の長いメーカー・製品の購入をおすすめします。

2025(令和7)年6月現在家庭用蓄電池に付いている保証は次の通りです。

*POINT*

・本体保証

・容量保証

・周辺機器保証

・自然災害補償(メーカーによって有償)

・工事保証

 

保証内容は次の通りです。

・メーカー保証:蓄電池本体に関する保証

・容量保証:蓄電容量に関する保証

・周辺機器保証:パワーコンディショナーやモニターなどに関する保証

・自然災害補償:自然災害が原因で蓄電池が壊れた場合の保証(メーカーによって有償)

・工事保証:蓄電システム以外の施工時に使った部材に関する保証(販売店側の保証)

ほとんどのメーカーは、保証期間を10年~15年間提供しています。

大手の電機メーカー、例えばシャープやPanasonicなど、有償で最大20年まで延長できるオプションを提供しています。

メーカー保証はもちろん重要ですが工事保証も重要です。

蓄電システムに問題が発生した場合、保証期間内であれば無償で修理または本体交換が行われます。

しかし、工事に関連する問題で充電量が減少した場合、それについてはメーカーではなく各販売店が対応します。

修理費用は販売店や修理箇所によって異なりますが、交通費を含めて22,000円~110,000円程度かかることもあります。

初期費用を抑えたいと思って安価の工事代金で購入したとしても、将来的な修理費用を考えると有償になったとしても工事保証を付けておくことが賢明です。

 

まとめ

今回は家庭用蓄電池の寿命についてお話しさせて頂きました。

家庭用蓄電池が本格的に販売されて2025年(令和7)年で15年が経過しようとしています。

使用頻度や設置場所などによって異なりますが、家庭用蓄電池の寿命は10年~15年と言われており、2025年現在そのためどのメーカーにも「蓄電池の寿命が来たから交換した。」といった事例は報告されていないのが現状です。

ですが、家庭用蓄電池もテレビや冷蔵庫といった同じ電化製品のためいつかは寿命が来ます。家庭用蓄電池の寿命は他の電化製品と異なり、壊れて使えなくなるのではなく「蓄電能力の低下。」であることをみなさんに知っておいて欲しいと思います。

家庭用蓄電池を設置するためには、ある程度の費用が掛かるため少しでも寿命を伸ばしたいと思っている人がほとんどです。

寿命を伸ばすためには、設置場所を考えたり、過充電・過放電にならないようにしたり、容量を1つ上げたりすることが必要です。

エコの王様では、家庭用蓄電池の施工件数も年間100件以上御座いますので、容量選びや製品選びも各家庭にあった製品を提案できる自信があります。

これから家庭用蓄電池の設置を検討している人は、是非一度エコの王様に相談下さい!

エコの王様 カスタマーサポートセンター

オール電化・太陽光発電・蓄電池の専門スタッフが24時間対応いたします!

この記事を書いた人: 清家 和馬
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