ベンツはV2Hに対応しているの?車種や今後の流れについてを解説!
2022/07/10
「海外の電気自動車やプラグインハイブリッド車は、V2Hには対応していないの?」、「ベンツの電気自動車はV2H対応?」など、V2Hシステムが注目されるようになってから、海外の電気自動車やプラグインハイブリッド車も注目を集めるようになって来ました。
今までは、海外自動車メーカーの電気自動車やプラグインハイブリッド車は、V2Hシステムには対応していませんでした。
ですが、現在では海外自動車メーカーも日本市場で電気自動車やプラグインハイブリッド車を販売するために、V2Hシステム対応車種を増やす傾向にあります。
今回は、日本でも大人気のベンツの電気自動車がV2Hシステムに対応しているのかや性能について詳しくお話します!
目次
ベンツとは?
ベンツとは、ドイツに本社を置く世界最古の自動車メーカーの1つです。
正式名称は、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)です。
歴史は古く、1886(明治19)年にドイツの技術者であったカール・ベンツ氏によって世界で初めて、自動車を開発し特許を取得したメーカーでもあります。
1933(昭和8)年からはナチス・ドイツに協力して軍用車両や戦車などの製造も行っています。
2022(令和4)年現在も軍用車両や戦車を製造していた時の技術が生かされており、ボディーは傷つきにくく、エンジン回りもしっかりしているなどのことから全世界で愛されている高級自動車メーカーです。
2021(令和3)年度の全世界での販売台数は、約243万台です。
ベンツはV2Hに対応している?
ベンツも他の海外メーカーと同様に電気自動車やプラグインハイブリッド車を販売しています。
ですが、2022(令和4)年現在、ベンツの電気自動車やプラグインハイブリッド車はV2Hシステムに対応していません。
V2Hシステムは、電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められている電気を自宅で使うために開発されました。
ベンツだけでなく海外自動車メーカーの電気自動車やプラグインハイブリッド車は、「貯められている電気は、走行だけに使うもの。」として考えられているため、V2Hシステムに対応していません。
V2Hシステム対応車種に関する詳しい記事はこちら⇒【2022年最新版】V2Hの対応車種を完全網羅!メーカーや車種を解説
ベンツEQAやEQCはV2H対応?
2022(令和4)年7月現在、日本で販売されている電気自動車はEQAとEQCの2車種です。
ですが、どちらの車種もV2Hシステムには対応していません。
EQCは、ベンツが初めて日本で2019(令和元)年10月に販売した電気自動車です。
電気自動車は、ガソリン車よりもアクセルを踏んだ時に馬力が違うため、坂道などは不向きとされていました。
EQCはエンジン部分にモーターが2つ搭載されているため、高出力の電気自動車になりました。
後継車種として2021(令和3)年4月26日販売されたのが、EQAです。
基本性能は、EQCと同じですがバッテリー容量が変わっています。
EQCのバッテリー容量が80kWhに対して、EQAのバッテリー容量は66.5kWhです。
バッテリー容量だけをみると、EQAのほうが小さくなっていますが、2022年現在販売されているV2Hシステム対応車種のバッテリー容量が、最大で62kWhまでしかないため、大容量と言えます。
EQCとEQAの性能は次の通りです。
車種名 | EQC |
バッテリー容量 | 80kWh |
充電時間 | 13時間(200V急速充電で充電した場合) |
連続航続距離 | 445km(WLTCモードで走行した場合) |
価格 | 960万円~ |
<EQC>
車種名 | EQA |
バッテリー容量 | 66.5kWh |
充電時間 | 11時間(200V急速充電で充電した場合) |
連続航続距離 | 423km(WLTCモードで走行した場合) |
価格(税込) | 773万円~ |
<EQA>
参考資料:メルセデス・ベンツ HP
ベンツEQSはEVでV2Hに対応している?
ベンツが2021(令和3)年3月22日にヨーロッパ市場で展開予定の新型電気自動車「EQS」を発表しました。
ヨーロッパでは、日本よりも電気自動車やプラグインハイブリッド車が普及しています。
そのため、あらゆる場所に電気自動車やプラグインハイブリッド車用の急速充電器や充電スタンドが設置されています。
ベンツの発表では、EQSを日本で展開する場合は、V2HシステムとV2L(Vehicle to Load)システムに対応させて販売するとしています。
EQSの性能は次の通りです。
車種名 | EQS |
バッテリー容量 | 107.8kWh |
充電時間 | 17時間(200急速充電で充電した場合) |
連続航続距離 | 770km(WLTCモードで走行した場合) |
価格(税込) | 決定しておらず |
<EQS>
※EQSの販売時期は決まっていないため、販売価格は不明です。
将来的にベンツのV2H事情はどうなるのか
ベンツだけでなく海外メーカーは、日本の電気自動車やプラグインハイブリッド車に対する考え方を参考して、日本で展開予定の電気自動車やプラグインハイブリッド車はV2Hシステム対応車種として、販売される可能性は高いです。
ベンツは、日本でも人気のある海外自動車メーカーのため、V2Hシステム対応車種になる可能性は高いです。
V2Hベンツのまとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回のお話をまとめと、
・ベンツが販売している電気自動車やプラグインハイブリッド車は、V2Hシステムには対応していない!
・ベンツが販売予定の新型電気自動車「EQS」は、V2Hシステム対応車種として販売される予定!
・将来的にベンツの電気自動車やプラグインハイブリッド車は、V2Hシステム対応になる可能性は高い!
全世界で電気自動車やプラグインハイブリッド車が普及していくなかで、日本国内では電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められている電気を、自宅で使えるようにしたのがV2Hシステムです。
海外の自動車メーカーの電気自動車やプラグインハイブリッド車は、貯められている電気は走行するだけの燃料として考えられています。
そのため、海外の自動車メーカーはV2Hシステムに対応していません。
ですが、ベンツが新しく販売予定の電気自動車「EQS」は、V2Hシステム対応車種として販売される予定です。
将来的には、海外メーカーの電気自動車やプラグインハイブリッド車も、V2Hシステム対応車種になる可能性は高いです。
エコの王様にはV2Hシステムに詳しいスタッフがおりますので、V2Hシステム対応車種のことで分からないことがあれば、お気軽にお問い合わせ下さい!
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