V2Hの設置はDIYで可能?プロに任せるべき理由について
2022/04/03
「V2Hは良いけどまだまだ費用が高いよね。」、「少しでも費用を抑えるための方法は無いの?」、「V2HってDIYで作れるって本当?」などSNSを見ていると書かれています。
電気自動車と家を繋ぐために開発されたV2Hシステムですが、依然として設置費用は高いままです。
そのような中でDIYでV2Hシステムを作る人たちがいます。
そこで、今回はV2HをDIYで作ったり設置したりすることが本当に出来るかやデメリットについて詳しくお話します。
目次
V2H本体のDIYは可能?
電気自動車の普及と共に注目されているのが、V2Hシステムです。
V2Hシステムとは、「Vehice to home」の略称で、直訳すると「車から家へ」という意味になります。
電気自動車に貯められた電気を自宅で使えるように開発されたシステムです。
V2Hシステムは、メーカーや性能によって多少の違いはありますが、販売価格は770,000円(税込)~1,500,000円(税込)が相場です。
決して安い買い物ではないので、購入すること躊躇している人が多いのも事実です。
そのため、2022年(令和4)年現在では、V2HシステムをDIY(直訳すると日曜大工)で作る人がいます。
DIYでV2Hシステムを作る時に必要なのがGTI(グリッドタイインバーター)と呼ばれる機械です。
GTIとは、簡単にいうと太陽光発電システムで発電した電気を電化製品に供給できる機械を指します。
販売価格は1万円(税込)からとなっており、ネット販売もされているので手に入れやすい電化製品です。
DIYで作ったV2Hシステムは、太陽光発電システムの余剰電力をGTIを経由して電気自動車に充電されます。
費用的には、3万円(税込)~5万円(税込)程度できます。
<グリッドタイインバーター>
<充電スタンド>
V2Hシステムについて詳しい記事はこちら⇒V2Hとは?家庭用電気にしてくれるその仕組みについて徹底解説!
V2Hの取り付けはDIYでできる?
V2Hシステムの取り付けをDIYでできるかどうかと聞かれると、「できるけど、しないほうが良い」が答えです。
そもそもV2Hシステムだけでなく太陽光発電システムや家庭用蓄電池などの施工は、製造しているメーカーの施工研修を受けた専門スタッフが行います。。
施工IDを持っていない一般の人が施工した場合は、保証期間内であったとしても故障した時の保証はありません。
V2Hシステムを修理費用は、修理箇所によっても変わりますが3万円(税込)~10万円(税込)以上の費用が掛かります。
DIYでV2Hシステムを設置して故障の度に修理代金を支払っていたら、V2Hシステムのメリットが少なくなってしまうので自分で設置できたとしても専門業者に任せるのが一番です。
V2HをDIYしてはいけない理由
DIYで作ったV2Hシステムのように充電だけでなく、電気自動車に貯められた電気を使えるようにしてくれる製品です。
給電と充電を両方を一度にできるシステムを開発するのは、非常に難しいです。
DIYでV2Hシステムを作ることが難しいため、辞めておいた方が絶対に良いです。
V2HシステムをDIYで絶対に作らないほうが良い理由は、全部で2つありますのでご紹介します。
高度な専門知識が必要
GTIを使ったV2Hシステムを作るためには、高度な専門知識が必要です。
DIYでV2Hシステムを作る場合は、太陽光発電システムの仕組みや各機械に掛かる電圧や電流、配線方法を知っておく必要があります。
作り方を間違えると、違法行為になる可能性もあるので、電気関係の法律なども知っておく必要があります。
金額が抑えられるからといって、DIYでV2Hシステムを作らないほうが良いです。
電気を使うため事故につながる可能性が高い
V2Hシステムは、電気を使うため感電するなどの事故が起こる可能性があります。
太陽光発電システムや家庭用蓄電池・エコキュートの工事を行う際には、第1種電気工事士・第2種電気工事士などの資格が必要です。
電気工事に関わる資格を持っている人たちは、どの場所が漏電しやすいかや、電圧・電圧が高い場所はどこかなどが分かっています。
そのため、感電事故は少ないですが、電気工事のことを知らない人がDIYでV2Hシステムを作ると漏電や感電などの事故は必ず起きます。
自分の命を守るためにも絶対にDIYでV2Hシステムは作らないほうが良いです。
V2HのDIYの情報が少ない
GTIを使ってV2Hシステムの代替え品を作ることは、ネットなどを見れば書かれていますが詳しい作り方までは載っていないことが多いです。
一般的なDIYであればさまざまな素材を使った作り方やデザインなどが良く紹介されていますが、DIYでできるV2HシステムはGTIを使ったものばかりで、その他の素材などを使った作り方は紹介されていません。
V2HシステムをDIYで作れる時代がくるかもしれませんが、作り方は難しく詳細な情報は出ることは限りなく低いです。
V2HのDIYのまとめ
みなさんいかがだったでしょうか?
今回のお話をまとめると、
・V2Hシステムは、DIYで作ることができる!
・V2Hシステムの取り付けはDIYではできない!
自分で勝手につけると保証が降りません。
・V2HシステムをDIYで作ってはいけない理由は、全部で3つある!
電気自動車の普及と共に注目されているのが、電気自動車と家を繋ぐV2Hシステムです。
2012(平成24)年に販売を開始してから順調に売り上げを伸ばしている一方で、設置費用が高いといったデメリットがあります。
少しでもV2Hシステムの設置費用を抑えるために、DIYでV2Hシステムを作っている人たちがいます。
DIYでV2Hシステムを作ったり設置したりすることができる知識や技術があったとしても、絶対に作らないほうがいいです。
その理由は、事故から自分の命を守ることができますし、故障した時にメーカーの保証を確実に受けるためです。
V2Hシステムを設置することによって得られるはたくさんありますので、ちゃんとした形で設置するのが一番です!
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