ガス給湯器の24号って何?給湯器を選ぶときのサイズ感とは
2020/01/31
こんにちは!エコの王様です!皆さんは給湯器をお選びになるときに何を基準に選ばれますか?金額・メーカー・省エネ性能・便利な機能・デザインなどなどいろいろポイントがあるかと思います。
意外と見落としがちなのが、給湯器の「号数」になるかと思います。そこで、今回はガス給湯器を選ぶときの目安になるガス給湯器のサイズ感と、適切な選び方についてご紹介していきます!
目次
ガス給湯器にも号数がある
電気温水器やエコキュートは貯湯タンクにお湯をためておく機械になりますので370Lや460Lといったようにタンクにためて置けるお湯の容量が記載されていますので、それを元にしてお選びいただくことが出来ます。
ガス給湯器はあらかじめお湯をためておくのではなく、水道から流れてきた水を給湯器内部でガスを燃焼させた熱で温めて熱湯を作ります。そこで出来たお湯を水道水と混ぜて適当な温度に調整して出湯します。
そのため、ガス給湯器の場合は「1分間に水温+25度のお湯を何リットル作れるか」を基準にして給湯器の性能が定められています。これを「号数」と呼びます。
例えば1分間に水温+25度のお湯を10リットル作ることが出来れば「10号」、20リットルなら「20号」というように表記されます。
一般家庭であれば、ガス給湯器の号数は16号~28号までで十分事足ります。
また完全に分かれているタイプの2世帯住宅などで、お風呂の場所も離れているという場合には、単純に号数を大きくするのではなく給湯器を2台設置する方が効率的な場合もあります。新築やリフォームの際には専門家の意見も聞きながらご判断下さい。
ガス給湯器の号数の目安
16号・・・シャワーが一年通して使うことが出来ます。シャワーを使いながら他の部分でお湯を使うことは出来ないので、1人暮らしの方向けです。
20号・・・シャワーを使いながら他の部分の給湯も出来ます。冬の水温が低い時期などでは同時に使うことが難しいこともあります。
24号・・・冬の寒い時期でもシャワーと他の部分の給湯をしても十分お湯を使うことが出来ます。1世帯でお住まいになられている場合はこのサイズまでで不自由なく生活できます。
28号・・・台所+シャワーとあともう1か所別のところでもお湯が使えるくらいのパワーがあります。2世帯住宅など大家族向けのサイズになります。
ガス給湯器の号数の選び方
さて、交換する前に今使っている給湯器になられている給湯器の号数を調べる方法をお伝えしましょう。
今使っているガス給湯器の号数の確認方法
まずは、ご自宅でご使用している給湯器の型番を調べる方法を確認していきましょう!給湯器には型番というものがございまして、どのメーカーのどの給湯器なのかを識別するために番号が割り振られています。
給湯器の正面もしくは側面に「FH-E248FA」といったアルファベットと数字の羅列があるかと思います。それが型番です。
このパロマの給湯器であれば、「FH-E248FA」の数字の部分の最初の2桁が号数になります。この給湯器は24号の給湯器だなということがわかるようになっています。
これが「FH-E168FA」だと16号の給湯器ということになります。
パロマの給湯器は「PH-」か「FH-」から始まる型番の最初の2桁が号数です。
ノーリツの給湯器の場合は「GT-2060SAWX-1 BL」の数字の部分の初めの2桁です。
この場合だと20号になります。
リンナイの給湯器の場合は「RUF-E2007AW」となっていて、これも初めの2桁が号数を表しています。この場合は20号の給湯器ですね。
その他のメーカーもだいたい同じような表記方法になっていますので、今使っている給湯器の号数を確認したうえで、次の給湯器の号数を選ぶようにしましょう。
冬場に必要なお湯の量に合わせた号数選びを!
一般のご家庭ではお湯張りの温度は42度くらいに設定しているご家庭が多いようですね。
水温が17度の時期には、20号の給湯器であれば17度+25度=42度になるので、表記の通り20リットルのお湯が得られます。
夏場の水温が高い時であればよりたくさんのお湯を作ることが出来ます。
逆に冬場の水温が冷たい5度くらいになってしまっている時期には、それよりも少ないお湯の量しか使えません。
給湯器を使用する時間が長くなると、その分だけ機械に負荷がかかり寿命を縮める原因になります。ですので、冬の水温の低い時期でも容量に余裕をもって動かせる給湯器をお選びになるのが良いでしょう。
給湯器の号数を変更するときの注意点
今使っている給湯器と違う号数の給湯器を設置する場合にはいくつか注意点がございます。
給湯器の号数を上げる場合
給湯器の出力を上げると一度に給湯できる量も増えるので大変便利です。特にこれから家族の人数が増えていく予定があったりする場合には、号数を上げておいた方が良いでしょう。
ただ、号数を上げることによるデメリットと取替時に注意するべきポイントがいくつかあるのでお伝えしていきます。
給湯器の本体価格が少し高くなる
ガスの使用量が増えるのでランニングコストが高くなる
どちらも費用的な面でのデメリットですね。容量が大きくなる分コストがかかってしまうのはある意味仕方のないことではありますが・・・。
ただ、号数が大きくなっても1サイズアップするのにかかる費用は1万円~2万円で済むこともありますので、現状不便な思いをされているという方なら思い切って切り替えてしまった方が良いでしょう。
ガス給湯器の本体価格の相場についてはこちら⇒ガス給湯器の交換時期や費用はいくらくらい?絶対に役に立つ情報を公開中
ガスメーターの切り替えが必要な場合も!?
ガス給湯器だけでなくガスメーターにも実は号数があってガスの供給の能力に差があります。16号から24号の給湯器に切り替える場合などでは、ガスメーターの交換が必要なこともございます。
メーターの交換は無料でガス会社が行ってくれるので問題はないですが、給湯器の号数を上げても十分な性能を発揮することが出来ないので、交換業者にもしっかりと確認をしてもらうようにしましょう。
ガス給湯器の24号をお探しならエコキュートも検討するべき
24号のガス給湯器の導入をご検討されているご家庭であれば、エコキュートに切り替えた方が今後かかってくるランニングコストを考慮に入れると、トータルでお得になるご家庭も!
24号の給湯器を導入する必要があるご家庭というのは家族の人数が4人以上いるご家庭になりますよね。そうなると必然的に毎月の電気代やガス代も結構掛かってきてしまうもの。毎月のガス代のお支払いだけで1万円前後お支払いになられているようなご家庭ではガス給湯器よりもエコキュートの方が断然お得に使って頂けます!
ガス給湯器とエコキュートの違いやメリット・デメリットに関してはこちら⇒給湯器の仕組みって超複雑!?初心者でもわかるお湯が出る仕組み
ガス給湯器の24号のまとめ
給湯器の号数の選び方や今の給湯器の号数の確認の方法などをお伝えしていきました。
簡単にまとめますと・・・
・号数を大きくすると同時にお湯の使える箇所が増えるという認識でOK!16号で1か所、20号で2か所というようなイメージで大丈夫。
・号数を大きいものにするときは、かかるコストも大きくなるので懐事情と相談して決めるようにしましょう。
ガス給湯器も一度設置すると10年近くお付き合いするものになりますので、号数の選定は慎重に!