蓄電池はレンタルするべき?購入するべき?後悔しないための選びかた
2020/05/09
こんにちは!エコの大臣です!
「蓄電池があると、便利だし非常時に役立つというのはわかっているけど、いざ買うとなると費用がねぇ…。」とお考えの方もたくさんいらっしゃると思います。
初期費用を抑えて導入するとなると、パッと浮かぶのはレンタルやリースでの蓄電池の導入という方法が考えられますね。
そこで、今回は蓄電池をレンタルやリースで導入することのメリットやデメリットについてお伝えしていきます!
目次
蓄電池にレンタルやリースってあるの?
そもそも、蓄電池のレンタルやリースを行なっているところはあるのでしょうか?
関西電力などの大手電力会社がオール電化の設備や蓄電池のリースを行なっています。
その他にも蓄電池のリース契約を行なってくれる民間の会社もございます。
ここからは、蓄電池をレンタルやリースで設置することのメリットやデメリットについてお伝えしていきます。
蓄電池をレンタルするデメリット
まずは蓄電池をレンタルで設置した場合のデメリットから見ていきましょう!
主なデメリットとしては以下の3つが考えられます。
契約年数が長く、中途解約すると大きな違約金が発生する
蓄電池のリースは契約期間が10年、15年と長期間に渡るものが一般的です。
設置してから転居などそこに住み続けられなくなるような事情があったとしても、契約期間内は利用し続けないといけません。
万が一、期間の途中で解約しようとすると高額な違約金が発生してしまいます。
ただ、蓄電池自体は10年以上の使用年数を想定して導入する設備ですので、10年という期間はあまり長くないと感じられるかもしれませんね。
自宅にあった蓄電池を設置出来ないことがある
蓄電池は今の電気の利用状況や太陽光発電システムなどの住宅設備の有無、設置状況などに合わせてご家庭に最適なものを選んでいくのがベストです。
ただ、レンタル、リース会社も全ての蓄電池を用意している訳ではありませんので、設置出来る蓄電池の種類に限りがあります。
希望のメーカーや性能を持った蓄電池の取り扱いがないということもありますので、注意が必要です。
また、リース元に指定された蓄電池を設置した結果、「使い勝手が悪い」、「生活スタイルと合わない」ということになっても、契約期間中は勝手に解約できないという点も注意が必要です。
長く利用しようとすると逆に高くなる
レンタルやリースの場合、契約期間が満了したとしても、蓄電池はリース元の会社の所有物なので、自分のものになることはありません。
例えば、関西電力が運営している「かんでんeハウス」で6.5kwhのオムロンの蓄電池を利用する場合、契約期間10年で、月額12800円(税抜)の117回払いになります。
10年間総額で1,497,600円(税抜)の支払いになります。
参考:「かんでんeはうす」かんでんeリース蓄電システムページより
10年の契約期間が満了すれば、新しい蓄電池の契約をし直すか、販売元に撤去してもらうかの二択になります。
契約を更新して蓄電池の使用を続けるとなると、そこからまた費用が発生するので、結果的に割高になってしまいます。
蓄電池をレンタルするメリット
反対に蓄電池をレンタルで導入する場合のメリットを見ていきましょう!
2つのポイントが考えられます。
まとまった費用がなくても蓄電池が導入できる
蓄電池も以前と比べると随分値段が安くなってきましたが、それでも購入するとなると、設置費用なども含めると100万円前後の費用がかかります。
「蓄電池には大きな魅力を感じているけれど、まとまった費用を用意するのが難しい。」という方には初期費用の一切必要ないレンタルというのは非常に魅力的な手段ですよね。
蓄電池の設置には通常20万円~30万円ほどの設置費用がかかります。
リースの場合には蓄電池の設置費用も毎月のリース料金に含まれているので、最初に大きな費用がかかることがないので安心です。
故障が起きても安心
蓄電池をリースで導入する場合の最大のメリットは、故障や不具合が起こったとしても費用を負担する必要がないというところでしょう。
蓄電池を設置した後の定期的なメンテナンスや部品の交換などは、全て契約元の会社が行なってくれるので、契約期間内は蓄電池を設置したことによるメリットだけを受けることが出来ます。
もちろん、撤去費用も契約元が負担してくれますので、最後まで安心して使えます。
蓄電池を購入する場合
なるほど。レンタルやリースも「良いところばかりではないな!」ということはご理解頂けたかと思います。
今度は逆に蓄電池を購入して設置する場合のメリット・デメリットについてお伝えしていきます。
蓄電池を購入するデメリット
蓄電池を購入した場合、レンタル・リースと比べてどんなデメリットがあるのでしょうか。
主に費用の負担に関するものになりますね。
初期費用がかかる
リースで導入する場合と比べて、購入する場合は大きな金額が必要になります。
本体と設置費用を含めて100万円~200万円ほどの導入費用がかかります。
メンテナンス費用が必要になることも
故障や不具合が起こったときに、場合によっては修理費用の一部、もしくは全額をお客様が負担しなければならないという場合もございます。
前もって、保証の内容や範囲などを事前によく確認しておくことが大切です。
「せっかく費用をかけて導入したのに故障してしまったらどうするんだ!?」と思われる方は、購入よりもリースの方が安心できるでしょう。
蓄電池を購入するメリット
続けて蓄電池を購入した場合のメリットを見ていきましょう!
自由に自宅にあった蓄電池を選べる
購入する場合は、すべてのメーカーのあらゆる蓄電池が選択肢に上がります。
今のご家庭のライフスタイルや、設置目的にかなった蓄電池を、自由に選んで設置することが出来ます。
長期間使いたい場合は結果的にお得になる
購入した場合、蓄電池本体が寿命を迎えるまではずっと使い続けられます。
リースの場合は利用を続ける限り、契約を更新して、費用を支払い続けないといけません。
蓄電池には各メーカーで10年の保証の製品が多いですが、保証期間が過ぎれば即使えなくなるという訳ではございません。
実際に使用年数はもっと長い15年、20年の使用を想定して設計されています。
10年以上の長期間の利用を想定している場合には、購入した方が安く納まります。
長期的に使うのであれば蓄電池は購入するべき
蓄電池も導入されてからまだそんなに長い年月が経っていませんが、今発売されている蓄電池に関しては設置後15年~20年は問題なく使用できると言われています。
「10年契約が満了した後にも延長して蓄電池を使いたい!」となれば、結果的にリースの方が費用負担が大きくなります。
販売店によっては、設置後のメンテナンスを無料で行なってくれるところもございます。
導入費用だけでなく、設置後のアフターフォローもよく面倒を見てくれるところを選べば、より安心して快適にご利用して頂くことが出来るでしょう!
蓄電池を購入するなら初期費用をカットすることでよりオトクに
初期費用がかかると言われますが、100%の方が現金一括購入をするわけではありません!
実際に蓄電池を購入する際にはローンをご利用される方も数多くいらっしゃいます。
ちなみに、エコの王様で、先ほど例に挙げたオムロンの同じ蓄電池を購入する場合。
「頭金0円で10年120回払いでローンでお支払い」頂いたとしても、総額の支払いはリースよりもお安くなります!
もちろん、ローンのお支払いが終わった10年目以降も、そのまま使い続けることが出来ます!
購入した場合の詳細な金額や月々の支払金額についての詳細は
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蓄電池のレンタルまとめ
今回は蓄電池をレンタル・リースで設置した場合のメリット・デメリットをお伝えしていきました。
「希望するタイプの蓄電池がうまく見つかって、初期費用をかけずに導入したい。」
「せっかくお金を払って設置した後に、何か修理や交換などでお金がかかるのが怖い。」と思われる方はレンタルやリースを選ばれた方が合っていると思います。
蓄電池は15年、20年と長期間使い続けるものなので、少し先のことまで見据えて、どちらの方がメリットが大きいのかを考えて導入しましょう!
蓄電池に関する特集記事はこちら!
第二回⇒家庭用の蓄電池の耐用年数はどれくらい?長く使うためにやるべきこと
第三回⇒蓄電池の種類っていくつあるの?最適な蓄電池の選びかた
第四回⇒蓄電池の価格はどれくらい?メーカー別で調査してみた!