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蓄電池の容量はどれにするべき?目安や計算方法・選びかたのポイント

2023/07/23

「蓄電池の容量選びが大事って聞いたけど本当?」、「容量選びをする上で重要ポイントは何ですか?」、「容量以外に蓄電池を選ぶポイントを教えてください。」など、家庭用蓄電池の容量に関する問い合わせが増えています。

家庭用蓄電池を選ぶ上で、容量選びはとても重要だったことをみなさんはご存知だったでしょうか?

容量選びを間違えてしまうと設置費用が高くなってしまったり思っていた経済効果が得られなかったり、停電時に貯められている電気が早く無くなってしまう可能性もあります。

そこで今回は、家庭用蓄電池の容量選びについて詳しく説明します!

 

蓄電池は容量と出力が大切?

2023(令和5)年7月現在販売されている家庭用蓄電池は、メーカーや種類がたくさんあるためどれを選べば良いかが分からない現状です。

容量が変われば家庭用蓄電池の設置費用や使える電気量が変わってくるため重要です。

ですが、カタログやネットを見ると「蓄電容量」、「初期実効容量」、「定格出力」などといった言葉を見た人も多いのではないでしょうか。

「蓄電容量」、「初期実効容量」、「定格出力」について説明します。

 

蓄電容量

蓄電容量とは、蓄電池に貯められる電気量を指します。

家庭用蓄電池の容量は、kWh(キロワットアワー)で表記されています。

KWhとは、1時間で消費できる電力量を指します。

家庭用蓄電池の蓄電容量が5kWhと書かれていたら5時間分消費できる電気を蓄えられる性能を持った製品になります。

 

初期実効容量

初期実効容量とは、「実際に使える電力量」を指します。

「蓄電池に貯められている電気は、全部使えるんじゃないの?」と感じている人もいるはずです。

2023(令和5)年7月現在、家庭用蓄電池に最も使われているリチウムイオン電池は、過放電や過充電を続けると寿命を縮めてしまう特性を持っています。

そのため、多くの家庭用蓄電池は100%充電できない、蓄電残量が0%にならないように初期実効容量を設定しています。

家庭用蓄電池を選ぶ時は、蓄電容量よりも初期実効容量が多い製品を選ぶと良いでしょう。

家庭用蓄電池の種類に関する詳しい記事はこちら⇒家庭用蓄電池とは?その仕組みやメリット・デメリットを解説!

 

定格出力

定格出力とは、一度にどれくらいの電気量が出力できるかという数値です。

出力を表す単位は、kW(キロワット)やW(ワット)で表記されます。

2023(令和5)年7月現在販売されている家庭用蓄電池の出力は、kWで表記されていることが多いです。

定格出力が3kWと書いてある家庭用蓄電池があれば、3kW一度に出力できる性能を持った製品になります。

停電時に一度に多くの電化製品を使いたい人は、定格出力が大きい家庭用蓄電池を選ぶと良いでしょう。

 

蓄電池の容量はどうやって決めるべき?

容量選びが重要と言われていますが、ここで気になるのが「どうやって容量を決めれば良いのか。」だと思います。

家庭用蓄電池のプロが教える、容量選びの3大ポイントについて詳しく説明します。

 

太陽光パネルの発電量

家庭用太陽光発電システムの発電量は、家庭用蓄電池の容量選びをする上で重要です。

重要な理由は、家庭用蓄電池の充電に家庭用太陽光発電システムの余剰電力を使うためです。

家庭用蓄電池の充電は、家庭用太陽光発電システムの余剰電力と電気代の安い深夜電力を使って行います。

発電された電気のうち家族人数や電化製品の使用頻度などによって違いはありますが、約30%~約40%が自家消費されています。

分かりやすく説明すると、1年間で4,500kWh発電する家庭用太陽光発電システムを設置している自宅の年間自家消費量は、1,350kWh~1,800kWhです。

自家消費して余る電気は、2,700kWh~3,150kWhです。

余剰電力を365日で割ると1 日平均7.4kWh~8.6kWhは電気が余っている計算になります。

この家庭の場合だと容量は、8kWh~9kWh程度あれば充分です。

この容量より小さかったり大きかったりすると、余剰電力が無駄になったり深夜電力を使っての充電量が増えるため、電気代が高くなる可能性があります。

家庭用蓄電池の容量を選ぶときは、家庭用太陽光発電システムの発電量をあらかじめ知っておくと選びやすいです。

※発電量は、天気や気温によって変わります。

家庭用太陽光発電システムの発電量に関する詳しい記事はこちら⇒太陽光の1日の発電量はどれくらい?期間や時間について解説!

 

電気使用量

家庭用蓄電池を選ぶ際には、普段どれくらい電気を使っているのかを知っておく必要があります。

家庭用蓄電池は、使える電気量に限りがあるため普段から使っている電気量が多ければ貯められている電気はすぐになります。

貯められている電気が無くなってしまうと電力会社から電気を買う必要が出てくるため、電気代が高くなったり停電時に使えなくなる可能性があります。

そのため、家庭用蓄電池を選ぶ時は普段からの電気使用量と停電時に「どの電化製品を使いたいか。」をあらかじめ決めておき、消費電力もどれくらいなのかも知っておくと良いでしょう。

※電気使用量は季節によって変わります。

 

家族の人数

家庭用蓄電池の容量を決める上で、家族人数は重要です。

家族人数が重要な理由は、電気使用量が変わるためです。

経済産業省の資源エネルギー庁が出している資料を見てみると、4人家族でオール電化を使用している場合だと1ヵ月あたり400kWh程度電気を消費しています。

1日あたりにすると約13kWh電気を消費していることになります。

同じオール電化を使っていても家族人数の増減によって消費電力は変わります。

家庭用蓄電池の容量を決める時は、家族人数も考えて選ぶと良いでしょう。

※電気使用量は、在宅時間や季節、電化製品によって変わります。

参考資料:「ひと月の電気代が10万円超え!?オール電化住宅の電気代を考える」経済産業省資源エネルギー庁HP

 

蓄電池の容量の目安「電化製品」

家庭用蓄電池の容量を決める上で重要なのが、私たち普段から使っている各電化製品の「消費電力」です。

電化製品の消費電力によっては、家庭用蓄電池に貯められている電気が思った以上に早く無くなってしまう場合があります。

私たちが普段から使っている7製品の消費電力お伝えします。

※消費電力はメーカーによって変わります。

 

電子レンジ

電子レンジは、スイッチ1つで冷えていた食べ物を温め直したり、冷凍食品の解凍ができます。

仕組みは、強力なマイクロ波を照射して極性をもった水分子などが、マイクロ波のエネルギーを吸収して振動・回転することによって温度が上がり、その熱で食品を温めたり、冷凍食品を解凍したりします。

強力なマイクロ波を一定時間照射し続けるため、電子レンジは他の電化製品よりも消費電力は高いです。

2023(令和5)年現在販売されている電子レンジの消費電力は、メーカーによって多少の違いはありますが、1,300W~1,500W程度です。

引用画像:電磁界情報センターHP

 

エアコン

エアコンは、季節によって部屋の温度を上げたり下げたりできる製品です。

エアコンの室外機と室内機は2本のホースで繋がれていて冷媒と呼ばれる液体ガスがホース内を循環していて、冷房のときは冷たい空気を暖房の時は暖かい空気を室内に送り込みます。

室内機は、冷房の時は暖かい空気を取り込み室外機で冷やして冷やされた空気を室内機が送り出します。

暖房の時は、冷房と反対の動きをして暖かい空気を送り出します。

暖かい空気を冷やしたり冷たい空気が温めたり運転開始時に大きなエネルギーを使うこともあって消費電力は非常に高いです。

2023(令和5)年7月現在販売されているエアコンの消費電力は、メーカーや使える広さによって多少の違いはありますが110W~2,480Wです。

<エアコンの仕組み>

引用画像:日立HP

 

冷蔵庫

冷蔵庫には、冷媒と呼ばれる冷蔵庫全体を冷やすためのパイプが張り巡らされています。

冷蔵庫内の熱を奪って液体の冷媒は気体になります。

液体の冷媒が気体になったことによって、冷蔵庫内の熱を奪って室内を冷やします。

液体が熱を奪って気体に変わることを「気化」と言います。

気体に変わった冷媒は、圧縮機に集められて圧縮されて液体に変化します。

液体になると冷媒の温度が上がり、熱を外に捨てる仕組みです。

冷蔵庫は庫内が冷えるまでは、相当な電力を消費しますが、一度冷えると一定の温度を維持し続けられます。

そのため、エアコンや電子レンジよりも消費電力は少なく、2023(令和5)年7月現在販売されている冷蔵庫の消費電力は、メーカーや容量によって違いがありますが150W~600Wです。

<冷蔵庫が冷える仕組み>

引用画像:経済産業省HP

 

テレビ

テレビは私たちは一番よく使っている電化製品の1つです。

海外では1900年代前半から開発されていましたが、日本では1948(昭和23)年にはじめて放映されました。

その頃のテレビは非常に高価な電化製品で、当時の価格で23万円でした。

当時の初任給が5,600円~10,000円程度だったためいかに高価だったかが分かります。

登場し始めた頃のテレビは、「ブラウン管テレビ」と呼ばれる仕組みの製品で、内部にある電子銃から発射された電子ビームが表面に設置された蛍光面を光らせて画像を映し出す仕組みです。

ブラウン管テレビの消費電力は、インチ数によって違いはありますが約150W~約180Wです。

テレビは進化を続けて、2023(令和5)年7月現在販売されているテレビは液晶テレビが主流です。

液晶テレビの原理は、影絵と同じ原理です。

液晶テレビ内部にある極小カラーフィルターで光量を調整してカラー画素にしています。

そのため、ブラウン管テレビより映っている色は鮮明になっています。

液晶テレビの消費電力はメーカーやインチ数によって多少の違いはありますが、100W~490Wです。

 

<ブラウン管テレビの仕組み>

 

<液晶テレビの仕組み>

引用画像:TDKHP

引用画像:SHARPHP

 

洗濯機

洗濯機は、2023(令和5)年現在販売されている洗濯機は、ドラム式と縦型の2種類があります。

洗濯機の種類によって構造も特徴、消費電力も異なります。

ドラム式と縦型の洗濯機の構造と特徴、消費電力について説明します。

 

ドラム式

ドラム式は、洗濯槽が横向きになっています。

洗濯方法は、ドラムを回転させて洗濯物を上から下に落として洗うたたき洗いが主流です。

縦型洗濯機のように衣類同士が擦り合わないため、衣類が傷つかないという特徴があります。

一回の洗濯で使う水量も縦型洗濯機よりも少ないため、節水に繋がりますし洗剤を高濃度で使うため皮脂汚れに強い特徴も持っています。

ドラム式洗濯機最大の特徴は乾燥機能です。

ドラム式は、ドラムの回転によって洗濯物が広がるため温風が全体に行き渡りやすく、短時間でふんわりとした仕上がりになります。

消費電力は次の通りです。

・通常洗濯時・・・200W

・乾燥機能使用時・・・1,300W

※メーカーや容量によって消費電力は変わります。

<ドラム式洗濯機>

 

縦型洗濯機

縦型洗濯機は、「洗い」・「すすぎ」・「脱水」を全自動でしてくれるタイプです。

縦型洗濯機は、優れた洗浄能力を持っています。

縦型洗濯機は、ドラム式とは違い洗濯槽に水を貯めてパルセーターと呼ばれる機械の回転によって、水を勢いよく回してその水流によって洗濯物動同士擦り合わせて揉み洗いします。

洗濯槽に水を貯めて洗濯するためドラム式より水量を使いますが、その分汚れた衣類をたっぷりの水で洗えるため高い洗浄能力を誇っています。

2023(令和5)年7月現在販売されている縦型洗濯機には、「乾燥機付」と「乾燥機なし」の2種類があります。

乾燥機付の場合は、ヒーターで乾燥させるため半乾きになる可能性があります。

縦型洗濯機の消費電力は次の通りです。

通常洗濯時・・・255W

乾燥機使用時・・・1,250W

※メーカーや容量によって消費電力は変わります。

<縦型洗濯機>

 

IHクッキングヒーター

IHの正式名称は、「インダクションヒーティング(電磁誘導加熱)」です。

磁力線の働きで鍋やプライパンが発熱します。

IHクッキングヒーター内の磁力発生コイル(誘導加熱コイル)に電流が流れると磁力線が発生して、磁力線が金属鍋を通る時にうず電流に変わり鍋の電気抵抗によって発熱します。

金属を温められる熱を電気で作り出すため、IHクッキングヒーターは消費電力が高い電化製品です。

2023(令和5)年現在販売されているIHクッキングヒーターの消費電力は、メーカーによって多少の違いはありますが、2,000W~3,000Wです。

<IHクッキングヒーターの仕組み>

引用画像:三菱IHクッキングヒーターHP

 

エコキュート

エコキュートの正式名称は、「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」です。

エコキュートのヒートポンプユニットを使って大気中の熱を取り込んで圧縮して、その熱を使ってお湯を沸かす給湯機です。

ガスや灯油を使わないため地球環境に優しい給湯機とも言えます。

エコキュートでお湯ができるまでの仕組みは次の通りです。

1大気中の熱をヒートポンプユニット内にある熱交換器の冷媒が取り込みます。

2集められた熱は圧縮機で高温になります。

3高温になった冷媒は、ヒートポンプ内の水側熱交換器で熱を水に伝えてお湯を作ります。

大気中の熱をヒートポンプユニットを使って集めたり、集めた熱を圧縮器で高温にしたり水を温めたりするときに電力を消費するので、エコキュートの消費電力は私たちの身の回りにある電化製品のなかでは高いです。

2023(令和5)年現在販売されているエコキュートの消費電力は、夏場で900W、冬場で1,500Wです。

※メーカーや容量、地域によって消費電力は変わります。

引用画像:ダイキンHP

 

蓄電池の容量の計算方法

家庭用蓄電池の容量を決める上で重要なのが、「停電時にどの電化製品をどれくらいの時間使いたいか。」を事前に決めておく良いでしょう。

家庭用蓄電池の容量はkWhで表記されています。

各電化製品の消費電力をkWhにすると、家庭用蓄電池の容量が選びやすくなります。

例えば、停電時にテレビ(100W)・冷蔵庫(150W)・照明器具(10W)・スマートフォンや携帯電話の充電(10W)・エアコン(1,000W)を5時間使用したとすると、消費電力は6.35kWhです。

この家庭であれば6.4kWh程度の容量が必要です。

ですが、実際に各電化製品の消費電力を調べて計算するのにも時間が掛かります。

「そこまでしないと蓄電池の容量を決められないの?」と感じている人も多いはずです。

自分で容量を決めるよりも専門のアドバイザーが居る販売店に相談するのが一番です。

エコの王様にも、数多くの蓄電池専門スタッフが在籍しておりますのでお気軽にご相談下さい。

 

蓄電池の選びかたは?

家庭用蓄電池の容量選びは、重要なポイントの1つです。

ですが、それ以外にも家庭用蓄電池選びをするときに重要なポイントは全部で4つあるので詳しく説明します。

 

サイクル数

サイクル数とは、家庭用蓄電池の寿命を指します。

充電量が0の状態から満充電になって使い切るまでが1サイクルです。

サイクル数が多ければ多いほど家庭用蓄電池の寿命が長くなります。

2023(令和5)年現在販売されている家庭用蓄電池の寿命は、メーカーや性能によって違いはありますが5,000サイクル~12,000サイクルです。

ここで気になるのが、「サイクル数って何年なの?」だと思います。

サイクル数は、寿命年数に変換できます。

サイクル数÷365日=寿命年数

 

例えば、10,000サイクルの家庭用蓄電池を1日1サイクルで稼働した場合の寿命年数は、

10,000サイクル÷365日≒27年

1日2サイクルで稼働した場合の寿命年数

10,000サイクル÷730サイクル≒14年

2023年現在販売されている家庭用蓄電池は、1日2サイクルで稼働している場合が多く、寿命年数は10年~15年程度と考えておくと良いでしょう。

「じゃあ寿命サイクル数に行ったら蓄電池は壊れるの?」と感じている人も多いはずです。

家庭用蓄電池の寿命とは、テレビや冷蔵庫などと同じように壊れて使えなくなるのではなく、「蓄電能力の減少」を指します。

家庭用蓄電池に使われているリチウムイオン電池は、使用し続けると経年劣化します。

経年劣化することによって蓄電能力が低下します。

家庭用蓄電池の寿命サイクル数が来たとしても壊れて使えなくなるわけではないので安心してください。

※寿命サイクル数は、使用頻度や設置場所によって変わります。

 

設置場所

2023(令和5)年現在販売されている家庭用蓄電池は、メーカーや容量によって多少の違いはありますが、エアコンの室外機1台分~2台分程度の大きさあります。

重量もメーカーと容量によっては、200kgを超える製品もあるため設置場所は基本的に屋外です。

ですが、家庭用蓄電池に使われているリチウムイオン電池は、高温になると爆発してしまう可能性があるため、屋外のどこでも設置できる訳ではありません。

家庭用蓄電池の設置場所として適している場所は次の通りです。

・家の北面

・一日を通して影になる時間が長い場所

・風通しが良い場所

2023年7月現在では、小型軽量化されていて屋内設置できる製品も数多く販売されていますが、電気を変換する時に音が出るため寝室や勉強部屋には設置できません。

そのため、家庭用蓄電池を購入するときは屋外設置にするか屋内設置にするかを考えてから製品を選ぶと良いでしょう。

家庭用蓄電池のサイズに関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の大きさはどれくらいが理想?目安についてを解説!

 

保証期間

家庭用蓄電池は、故障しにくい製品ではありますが蓄電量が設置してから数年で明らかに下がってしまったり、モニターが映らなくなったりする不具合も報告されています。

そのため保証年数は重要です。

各家庭用蓄電池メーカーの保証年数が次の通りです。

各メーカーの家庭用蓄電池に関する詳しい記事はこちら⇒【2023年】蓄電池おすすめ10選!人気メーカーや価格を徹底比較!

 

機能性

家庭用蓄電池を選ぶ際に機能性は非常に重要です。

2023(令和5)年現在販売されている家庭用蓄電池には「ハイブリッド型」・「単機能型」・「全負荷型」・「特定負荷型」の4種類があります。

特徴を知った上で、家庭用蓄電池を選ぶと良いです。

4種類の特徴について詳しく説明します。

 

ハイブリッド型

ハイブリッド型は、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが一体になったシステムです。

そのため、家庭用太陽光発電システムと家庭用蓄電池を同時に設置する自宅におすすめです。

家庭用太陽光発電システム用パワーコンディショナーの寿命が10年~12年程度と言われているため、ハイブリッド型に交換すれば古いパワーコンディショナーを新しい製品に交換できます。

家庭用太陽光発電システムを設置して10年以上経過した自宅にもおすすめです。

また、パワーコンディショナーが一体になっているため家庭用太陽光発電システムで発電された電気を効率よく貯められますし、貯められている電気を放電する時もロスなく放電できます。

ですが、性能が高いため設置費用が高めに設定されているのがデメリットです。

 

単機能型

単機能型は、家庭用太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが別々になっているシステムです。

パワーコンディショナーが別々になっているため太陽光パネルメーカーや設置年数に関係無く設置できますし、家庭用太陽光発電システムを設置していない自宅でも設置可能です。

ハイブリッド型のようにパワーコンディショナーが一体になっていないため、変換ロスが多かったりどちらかのパワーコンディショナーが壊れた時に20万円~30万円程度の費用が掛かったりするデメリットがあります。

ですが、ハイブリッド型よりも設置費用は安く抑えられますし、家庭用太陽光発電システムの設置年数に関係無く設置できるため、家庭太陽光発電システムを設置して年数は浅いが「電気代が高い」や「災害対策」をしたい自宅におすすめです。

 

全負荷型

全負荷型は、停電時に家中の電気をバックアップできるシステムです。

「ペット飼っている」・「小さな子ども、高齢者と一緒に住んでいる」などといった自宅におすすめです。

また、全負荷型の家庭用蓄電池の場合は、エアコンやIHといった200V電源を必要とする電化製品も使えるため、停電時でも普段と変わらない生活を送りたい自宅にもおすすめです。

ですが、停電時に家中の電気をバックアップできるため、家庭用蓄電池内に貯められている電気が早く無くなってしまいますし、設置費用が高くなるのがデメリットです。

 

特定負荷型

特定負荷型は、停電時にあらかじめ決められた部屋のコンセントからしか電気が使えないシステムです。

「必要最低限度の電気が使えれば良い」・「少人数家族」などいった自宅におすすめです。

全負荷型とは違い、停電時にあらかじめ決められた場所の電気しか使えないため、普段通りの生活ができないといったデメリットはありますが、その分家庭用蓄電池内の貯められた電気を長い時間使えるや設置費用を抑えられるというメリットがあります。

 

蓄電池容量のまとめ

家庭用蓄電池があれば、家庭用太陽光発電システムの余剰電力や深夜電力を貯めておけるので、電気代節約や停電対策ができます。

家庭用蓄電池の能力を最大限生かすために重要なのが容量選びです。

容量選びを間違えてしまうと、思っていた以上に電気代が節約できなかったり停電時に早く電気が無くなったりする可能性も出てきます。

停電時に「どの電化製品をどれくらいの時間使いたいか。」あらかじめ決めて消費電力を調べておくと選びやすいです。

家庭用蓄電池の選ぶ上で容量は重要ではありますが、その他にも選ぶべきポイントが数多くあります。

それ全部自分で調べるには限界があります。

家庭用蓄電池を選ぶ時は、自分で調べるよりも専門のスタッフがいる販売店に任せるのが1番です。

エコの王様にも家庭用蓄電池に詳しいスタッフが数多く在籍しておりますので、分からないことがあれば気軽にご相談下さい!

エコの王様 カスタマーサポートセンター

オール電化・太陽光発電・蓄電池の専門スタッフが24時間対応いたします!

この記事を書いた人: 清家 和馬
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