【2024年最新版】エコキュートとエコワンどっちがお得?それぞれの違いを徹底解説!
2024/09/19
「エコキュートのCMも良く見るしエコワンも最近よく見るけどどうなの?」、「エコキュートとエコワンのメリット・デメリットをそれぞれ教えてください。」、「結局のところエコキュートとエコワンのどっちがお得なの?」など、エコキュートとエコワンの違いに関する問い合わせが非常に多いです。
エコキュートもエコワンも省エネ性能が高く、光熱費を抑えられる可能性が高い給湯器です。
そこで今回は、エコキュートとエコワンの違いやそれぞれのメリット・デメリット、どちらを設置したほうがお得かを詳しく説明します!
目次
エコキュートとは?
エコキュートとは、電気部品メーカーであるデンソー(DENSO)が開発したヒートポンプユニット技術を使って、2001(平成13)年に給湯器メーカーであるコロナが世界ではじめて家庭用エコキュートの販売を開始しました。
正式名称は、「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」と呼ばれています。
エコキュートは、お湯を貯めておく貯湯タンクと、空気中の熱を集めて圧縮してお湯を温めるヒートポンプユニットの2種類に別れています。
エコキュート最大の特徴は、ガス給湯器や灯油ボイラー、電気温水器と異なり空気中の熱を集めて圧縮してお湯を温めて貯湯タンクに貯めておくので、土のどの給湯器よりも光熱費の削減ができることです。
順調に売れ行きを伸ばしていて2023(令和5)年には、国内出荷台数900万台を超えるなどこれから普及が見込まれている給湯器です。
<エコキュートの仕組み>
<エコキュート出荷台数推移>
引用画像:三菱電機HP
エコワンとは?
エコワン(ECOONE)とは、ガス給湯器メーカーであるリンナイ(Rinnai)が2009(平成21)年から販売を開始したハイブリッド給湯器です。
ハイブリッド給湯器とは、「ヒートポンプユニット」と「高効率ガス給湯器(エコジョーズ)」、「貯湯タンク」の3つで構成されている給湯器を指します。
エコワンの仕組みは、はじめにエコキュートと同じようにヒートポンプを使ってお湯を沸かして貯めておき、湯切れしそうになったり大量にお湯が必要になった場合は、自動でガス給湯に切り替わるようになっています。
エコキュートとガス給湯器の良い所だけ生かしている給湯器であり、今後も普及していくと見られている次世代の給湯器です。
<エコワンの仕組み>
引用画像:リンナイエコワンHP
エコキュートのメリット
エコキュートのメリットは全部で3つあるので詳しく説明します。
光熱費を削減できる
エコキュート最大のメリットは、「光熱費の削減です。」
ガス代やと灯油代の約80%は給湯に使われていると言われていて、エコキュートに変えることによって、給湯に使っていた電気やガス代が無くなるため光熱費を抑えられます。
「電気を使うから電気代が高くなるんじゃないの?」と感じている人も居ると思いますが、実際には電気の使用量は増えますが電気代は安くなります。
エコキュートを設置すると各大手電力会社は、料金プランを昼間の電気代が高くなって夜間の電気代が安くなる「時間帯別電灯契約」に切り替わります。
電気代の単価が安い夜間帯(23時~翌朝7時)にお湯を沸かすため、電気代を抑えられます。
ガスや灯油からエコキュートに交換された家庭では、光熱費全体が3割~4割程度安くなる可能性があります。
同じ電気でお湯を沸かす電気温水器ともお湯の沸かし方が違うため、電気代が3分の1程度安くなると言われています。
災害時にお湯や水が使える
エコキュートは、貯湯タンク式給湯のため災害時にお湯や水が残っていれば飲料用水として使用できませんが、体を拭いたり食器を洗ったりトイレ用水として利用できます。
ライフライン(電気・ガス・水道)のなかで水道の復旧は遅いですが、貯湯タンクのなかには容量によって異なりますが、2Lペットボトル約185本~約225本分のお湯や水が貯められてるため非常用水として使用できます。
メーカーによっては、断水や停電していなければお湯を沸かせるので入浴も可能です。
エコキュートと災害に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートは災害対策に最適って本当!?災害時の使い方やポイントを紹介!
太陽光発電システムとの相性が抜群
家庭用太陽光発電システムとエコキュートは相性が抜群と言われています。
その理由は、エコキュートを設置した時に切り替わる「料金プラン」にあります。
エコキュートを設置すると各電力会社は電気料金プランを「昼間を高く」、「夜間を安く」する時間帯別電灯契約に変わります。
電力会社によって多少異なりますが、昼間と夜間の1kWhあたりの単価差が2倍~3倍程度違います。
家庭用太陽光発電システムが発電している日中であれば電力会社から高い単価の電気を買う必要がなくなるため電気代の節約ができますし、余剰電力がたくさんあれば昼間に沸き増しをして深夜電力を使わなくても済みます。
2022(令和4)年から夜間電力ではなく家庭用太陽光発電システム発電された電気を使ってお湯を沸かす「おひさまエコキュート」も販売されているため、エコキュートと家庭用太陽光発電システムの相性は抜群と言われています。
エコキュートと家庭用太陽光発電システムとの相性に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートと太陽光発電の相性が良いって本当!?相性が良いと言われている理由について説明!
おひさまエコキュートに関する詳しい記事はこちら⇒【初心者必見】おひさまエコキュートとは?通常エコキュートとの違いやメリット・デメリットを紹介!
エコワンのメリット
次世代給湯器として注目されているエコワンのメリットは全部で3つあるので詳しく説明します!
優れた省エネ性
エコワンはエネルギー効率が良い給湯器として注目されています。
国土交通省が出している「第一次エネルギー消費量早見表」のデータを見てみると、石油・石炭・天然ガスといった第一次エネルギーの消費量がどの給湯器も少なく、従来のガス給湯器よりも45%削減できる省エネ性を実現しました。
光熱費を削減できる
エコワンもエコキュートと同様に光熱費を削減できる可能性が高いのが最大メリットです。
ガス給湯器の中でも高効率のエコジョーズと比較しても給湯省エネコストを63%削減に成功しました。
分かりやすくいうと年間の給湯コストが100,000円掛かっている家庭がエコワンを導入した場合、年間のガス代は63,000円削減できるということになります。
このようなことからエコワンもエコキュート同様、光熱費を抑えられるというメリットを持っています。
※税込価格で表記しています。
災害時にお湯や水が使える
エコワンもエコキュート同様と貯湯タンク内にお湯が余っていれば災害時の非常用水として使えます。
エコキュートは、電気でしたお湯を沸かせないため貯湯タンク内のお湯が無くなれば使用できませんが、エコワンはガス給湯も可能なので災害時の対策として有効性は非常に高いです。
エコキュートのデメリット
エコキュートのデメリットは、全部で3つあるので詳しく説明します!
湯切れする可能性がある
エコキュートの貯湯タンクは、370L~550Lの3種類があります。
そのため無限にお湯を使える訳ではありません。
お湯を使い過ぎたり、蛇口を閉め忘れたりするとお湯切れする可能性があります。
エコキュートがお湯切れして再度沸き増しが終わるまでに3時間~4時間程度の時間が掛かるのがデメリットと言えます。
設置スペースが必要
エコキュート最大のデメリットは、貯湯タンク式の給湯器のため設置スペースが必要であるということです。
一般的な角型のエコキュートのサイズは、メーカーによって多少異なりますが高さ1890mm×幅650mm×奥行730mmですし、狭小地域にも設置できる薄型エコキュートのサイズはメーカーによって異なりますが、高さ1,813mm×幅1,075mm×奥行438mmです。
そのため、エコキュートを導入する際には設置スペースを確認するか販売店に現地調査してもらいしょう。
騒音が問題になることがある
エコキュートは、ヒートポンプユニットを使ってお湯を沸かします。
ヒートポンプユニットはエアコンの室外機と同じ仕組みです。
そのため、稼働中は音が発生します。
稼働中に発生する音の大きさは、50db(デシベル)程度です。
50dbという音の大きさは、静かな事務所や日常会話程度の大きさではありますが設置場所によっては出る音が反響して騒音問題に発展する可能性があります。
そのため、エコキュートを設置する場合は、ヒートポンプユニットの設置場所に注意しましょう。
エコワンのデメリット
エコワンのデメリットは、全部で3つあるので詳しく説明します!
設置費用がエコキュートより高い
エコキュートの設置費用は、メーカーやタンク容量・形状・性能によって異なりますが、400,000円~800,000円なのに対して、エコワンは、メーカーや容量に異なりますが800,000円~1,000,000円程度で販売されています。
同じガス給湯器であるエコジョーズでも、20万~40万円程度で販売されていることを考えると設置費用は高めなのが最大のデメリットと言えます。
エコキュートの価格についての詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの価格っていくら?価格相場とおすすめを徹底解説!
※税込価格で表記しています。
家庭によっては光熱費が安くならない可能性がある
エコキュートの場合は、ガス代や灯油代も安くなるため光熱費全体が抑えられる可能性が高いですが、エコワンは家庭の生活スタイルによっては光熱費がや少ならない可能性があります。
エコワンで光熱費が安くならない可能性が高い家庭は次の通りです。
・お湯を余り使わない
どの給湯器も10年~15年使用して費用対効果を考えるため、元々光熱費が安いやお湯を余り使わない家庭では、エコワンの設置を避けるべきです。
エコキュートとエコワンどっちがお得?
さて、今回のメインテーマである「エコキュートとエコワンのどちらがお得なのか。」ですが、結論だけいえば「エコキュート」です。
エコキュートは、ガス給湯器と灯油ボイラーなど交換したから場合、今までお湯を沸かしていたガスや灯油が無くなりますし、電気代の安い深夜電力を使ってお湯を沸かすため光熱費全体が抑えられますし、家庭用太陽光発電システムと併用すれば昼間の電気を買う必要もなくなるためより効率的です。
光熱費の削減だけでなく、設置費用においてもエコワンよりも安く設置できるのも決め手の1つです。
エコワンも悪いことばかりでなく、やはり給湯光熱費を最大63%削減できるというの魅力ですので、エコキュートかエコワンのどちらを設置するか悩んでいる人は「お湯の使う量」、「家族人数」などを考慮して決めることおすすめします。
まとめ
今回は、エコキュートとエコワンの違いについて詳しくお話しさせて頂きました。
エコキュートもエコワンもメリットがあればデメリットもあります。
そのため、どちらが良いかを悩んでいる人も多いはずです。
ランニングコストや設置費用のことを考えると一般家庭にはエコキュートがおすすめです。
ですが、エコワンはエコキュートと違い、湯切れすることは0に近い状態のため、お湯をたくさん使う家庭やプロンパンガスなどを使っている地域ではエコワンを導入すれば給湯光熱費を抑えられる可能性が高いです。
エコの王様はエコキュートの専門店です。
各メーカーのエコキュートを取り扱っておりますし、使い方や電力プランの切り替えなども行っております。
エコキュートのことで分からないことがあればいつでもエコの王様に問い合わせ下さい!
エコの王様 カスタマーサポートセンター
オール電化・太陽光発電・蓄電池の専門スタッフが24時間対応いたします!