【エコキュート初心者必見】エコキュートの水漏れの原因とは?対策方法や修理費用を紹介!
2024/12/01
「エコキュートから水漏れしているので何とかしてください。」や「エコキュートの水漏れの原因って何があるんですか?」、「水漏れの修理代金はいくらぐらい?」、「水漏れしにくくする方法を教えて下さい。」などエコキュートの水漏れに関する問い合わせを良く頂きます。
エコキュートの故障のなかで最も多いのが、「水漏れ」です。
エコキュートの水漏れは、さまざまな原因で起きます。
軽微な故障と言えば軽微な故障である水漏れですが、放置しておくとエコキュートが故障したり電気代や水道代が上がる可能性もあります。
ですが、日ごろからメンテナンスなどすれば防げるのも水漏れの特徴です。
そこで今回は、エコキュートの症状や水漏れする場所や修理代金、水漏れしにくくする方法を紹介します!
目次
エコキュートの水漏れ症状とは?
エコキュートが水漏れするとさまざま症状は出ます。
代表的な症状が4つあるので詳しく説明します!
お湯が出なくなる
エコキュートの水漏れが起きると、蛇口をひねると「水が出てくる。」という現象が起きます。
配管内の水が出てくることは良くありますが、時間としてごくわずかです。
蛇口をひねって数分経っても水しか出ない場合は、エコキュートのどこかで水漏れが起きている可能性が高いです。
また、お湯は出るが「湯量・水量が少ない。」や「水圧が弱い。」場合も水漏れしている可能性もあります。
エコキュートの水圧に関する詳しい記事はこちら⇒【初心者必見】エコキュートの水圧が弱いのはなぜ?理由や水圧を強くする方法を紹介!
お湯の減りが早い
エコキュートは貯湯タンク式の給湯機のためお湯を使えば、湯量は自然に減っていきます。
ですが、水漏れは起きると通常使っている湯量に水漏れしている分のお湯が貯湯タンクから無くなっていきます。
エコキュートの台所リモコンには、湯量目盛りが付いているため使うたびに目盛りが減っていきますが、普段よりも目盛りの減りが早い場合は高い確率で水漏れしています。
日頃から湯量目盛りを確認しておき普段よりお湯の減りが早い場合は、水漏れを疑ったほうがいいでしょう。
水道代や電気代が急に高くなった。
エコキュートは、貯湯タンクにお湯を貯めて使うため、よほどのことが無い限りは水道代も電気代も一定です。
水漏れしているといつも以上に水道を使いますし、余分に電気を使うことにもなるので水道代も電気代も高くなります。
光熱費の支払いは銀行引き落としにしている家庭が多いため、水漏れが起きたからといってすぐに電気代や水道代が高くなったことは分からないのが現状です。
ですが、水道の使用量が大幅に増えると水道局から「水漏れしてませんか?」との連絡が入ります。
もし、水道局から連絡があった場合は、エコキュートから水漏れしている可能性が高いので、自分で確認したり設置店に連絡して点検してもらうと良いでしょう。
エコキュートの設置場所が水溜まりが水浸しになっている
エコキュートの水漏れが起きている場合は、エコキュートの設置場所周辺が水浸しになっている可能性が高いです。
箇所によっては少ししか水漏れしていないこともありますが、複数箇所、水やお湯の行き来が多い所が水漏れしていると漏れている水の量も多いため水浸しになることも少なくありません。
エコキュートの設置場所からの水漏れを放置しておくと配管や貯湯タンク内やヒートポンプの腐食や劣化を早めて故障の原因にもなりかねないので、定期的に設置場所を見るようにしましょう。
エコキュートの水漏れが起きる場所とは?
エコキュートの水漏れが起きる場所は、「ヒートポンプ管」、「給水配管」、「給湯配管」「風呂配管」、「排水配管」の5つがあります。。
どの配管も水やお湯が通っているので水漏れが起きる可能性があります。
5つの配管について詳しく説明します!
ヒートポンプ配管
ヒートポンプ配管は、2本の配管から構成されています。
ヒートポンプユニットの配管は、ヒートポンプユニットが温めたお湯を貯湯タンクに運ぶ配管と、貯湯タンクから水道水を繰り出す構成になっています。
ヒートポンプ配管には、主に「三層管」と呼ばれる耐熱性が高く、雨や紫外線にも強い配管が使われています。
ですが、他の配管と比べると劣化は激しいため水漏れしやすいというデメリットがあります。
給水配管
給水配管とは簡単にいうと「水が通っている。」配管を指します。
水道管から貯湯タンクに水を送る配管として使用されています。
給水配管は貯湯タンクに接続されているだけでなく、浴室や水回りの蛇口にも繋がっています。
さまざまな蛇口に繋がれている理由は、混合水栓を通してエコキュートから出湯させた高温のお湯を水道水で割るためです。
給水配管は、エコキュートのみならずさまざまな給湯器に使われている一般的な配管です。
給水配管が水漏れしていれば、外に露出している1部分や貯湯タンクの脚部カバーを外せば確認出来ますが、床下や壁の中に入り込んでる場所が水漏れして入り場合は、専門業者でないと分からないという難しい配管でもあります。
給湯配管
給湯配管とは、簡単に言えば「お湯が通る配管」を指します。
給水配管と同じで、貯湯タンクと浴室や水回りの蛇口と繋がっています。
給水配管と違うところは、ヒートポンプユニットで沸き上げられたお湯は給湯配管を通って貯湯タンクに貯められます。
貯められたお湯は、再び給湯配管を通って各蛇口から出湯されます。
ヒートポンプ配管と給湯配管はお湯の行き来が多いため水漏れが起きやすいですし、床下や壁の中に配管が通っている場合は水漏れが発見しにいというデメリットがあります。
風呂配管
風呂配管とは、貯湯タンクと浴槽内のお湯が出るアダプターに接続している配管です。
風呂配管は、追い炊きや自動湯張りなどがリモコン1つできる「フルオートタイプ」を設置した時に使われます。
「追い炊きをした時に、お湯が汚くなるのではないか。」と感じた人もいると思います。
エコキュートには、逆流が無いので追い炊きした時に貯湯タンク内の綺麗なお湯と混ざることはないので安心してください。
風呂配管は、他の配管よりも距離が短く丈夫な配管が使われているため水漏れしにくいですが、湯アカや皮脂などの汚れが溜まってくると水漏れしやすくなりますし、貯湯タンクの故障にも繋がるので定期的にメンテナンスすることをおすすめします。
排水配管
排水配管とは、ヒートポンプユニットから出る余分な水やお湯を排水するための配管を指します。
排水配管からの水漏れ事案は、比較的多いです。
水漏れが起きる主な理由は、「排水配管の勾配が取れていない。」ことです。
水は高い所から低い所にしか流れないため、ヒートポンプ側と排水配管側にある程度の角度が無ければ、水が上手く流れないため水漏れを起こします。
また、劣化に気づきにくいため配管が固くなって割れて水漏れする場合もあります。
排水配管の水漏れに気づいた場合は、販売店に連絡して勾配をつけてもらうとよいでしょう。
エコキュートの水漏れが起きる原因とは
エコキュートの水漏れは、各配管からだけでなく貯湯タンクやヒートポンプユニットからも起きる可能性があります。
エコキュートの水漏れが起きる主な理由は、全部で6つあるので詳しく説明します!
エコキュートの寿命
エコキュートの水漏れ原因として最も多いのが、エコキュートの「寿命」です。
エコキュートの寿命は、設置場所や使用頻度によって異なりますが、10年~15年と言われています。
寿命が近づいてくると貯湯タンクやヒートポンプ内の配管や機械が劣化や腐食して水漏れしやすくなります。
貯湯タンクやヒートポンプユニットの修理をしようと思っても製造を終了していることが多く、修理できないことも多いです修理できたとしても部品代や修理代金が高くなるため、エコの王様では余りおすすめしておりません。
設置して10年以上が経過した場合は、修理するよりも新しい機種にすることをおすすめします。
エコキュートの寿命に関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートの寿命は何年!?少しでも寿命を伸ばすための方法を詳しく解説!
エコキュートを長期間使用しない
旅行や長期出張などで自宅を長期間留守にする場合は、エコキュートから水漏れする可能性が高いです。
長期間自宅を留守にしていてもエコキュートは、稼働し続けるため水漏れや故障しやすくなります。
そのため、長期間自宅を留守にする場合は、「沸き上げを中止。」するか「エコキュートの電源を落とす。」ようにしましょう。
また、貯湯タンク内のお湯を全部抜いておくと再稼働させたときも水漏れしにくなります。
長期間自宅を留守にしてから再稼働させた時に、減圧弁によって水圧が調整されているためお湯の出が悪いことや貯湯タンク・配管から水漏れしていることはそこまで問題ありませんが、1時間程度経っても水漏れが収まらない場合は貯湯タンク・ヒートポンプユニット内が故障している可能性があるので販売店に連絡しましょう。
凍結による配管の破裂
エコキュートのみならず各給湯器の配管は、外気温がマイナス0℃以下になると凍結する可能性があります。
配管が凍結してしまった場合は、太陽が昇れば自然に溶けて水やお湯が使えますが、時間が無い時に直接配管にお湯をかけて配管が破裂して水漏れすることがあります。
また、寒冷地(冬場の気温が-10℃以下)になる地域では、配管・配管を覆っているカバーなども凍結して配管が破裂することもあります。
-0℃以下になる天気予報が出た場合は、エコキュートの「凍結防止運転」を活用するが、蛇口から少し水を出しておけば凍結は防げます。
エコキュートの凍結に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートは凍結するって本当?原因や対処法を解説!
メンテナンス不足
エコキュートは、給湯器のため「メンテナンスなんてしなくても大丈夫。」と考えている人も少なくないでしょう。
実際のところは、メンテナンスしておいたほうがエコキュートの寿命も伸ばせますし、水漏れも未然に防げます。
貯湯タンクにお湯を貯める時の水道水には、人体に影響がない程度の不純物が含まれています。
不純物は時間と共に沈殿物になって各種配管を塞いで、水漏れを起こす原因になります。
また、お湯を抜いた時に湯垢やゴミなども循環口や風呂配管に入り込んで水漏れを起こす原因にもなります。
定期的に貯湯タンクの水抜きや循環口のフィルター清掃、ジャバなどを使って配管洗浄することによって水漏れが防げます。
エコキュートのメンテナンスに関する詳しい記事はこちら⇒【初心者必見】エコキュートはメンテナンスが必要って本当?理由や方法を一挙公開!
エコキュートを移動させた
エコキュートを移設(移動)させた時に水漏れが起きやすいです。
販売店などを呼んで移設させた場合は、水漏れする可能性は低いですが「業者を呼ぶとお金も掛かる。」と思って自分で移設すると配管が外れてしまったり配管に歪んだり隙間できたりして水漏れが起きます。
移設直後に問題無かったとしても、数か月経過してから水漏れが起きる可能性もあるためエコキュートの移設する場合は、必ず販売店もしくは専門業者に連絡しましょう。
水漏れにも種類がある
エコキュートの水漏れには、「修理が必要な水漏れ」と「修理の必要のない水漏れ」の2種類があります。
それぞれの水漏れについて詳しく説明します。
修理が必要な水漏れ
エコキュートの水漏れのなかで修理が必要な場合は、「貯湯タンクとヒートポンプユニットの水漏れ」、「配管からの水漏れ」です。
現象と対処方法を教えます。
貯湯タンクとヒートポンプユニットの水漏れ
エコキュートの貯湯タンクとヒートポンプユニットから水漏れしている場合は、修理を依頼しましょう。
貯湯タンクやヒートポンプユニットから水漏れしている場合は、内部の精密機械や配管が劣化している可能性高いです。
季節によりますがエコキュートや
それは、水漏れではなくヒートポンプユニットの結露や朝露が下に落ちているだけなので安心してください。
ですが1日を通して、ポタポタと水漏れしている場合は、メーカーに修理依頼をしましょう。
配管からの水漏れ
各配管から水漏れしている場合は、設置してもらった販売店に連絡することをおすすめします。
経年劣化によって水漏れを防ぐパッキンが割れてしまったり、配管と貯湯タンクやヒートポンプユニットの繋ぎ目が緩んで水漏れが起きることがあります。
水漏れを放置しておくとエコキュートやヒートポンプユニットの故障や不具合にも繋がりますし、水道代が上がるケースが多いので早目の修理してもらうようにしましょう。
修理の必要が無い水漏れ
エコキュートの水漏れには、販売店やメーカーに修理依頼しなくても良い水漏れもあります。
例えば、長い間エコキュートを使用してなくて再稼働させると減圧によって水抜き栓から水漏れするケースがあります。
この現象が起きた時は、故障や水漏れではないのでそのまま使用しても問題ありません。
また、数日間気温が低い日が続くと朝方にヒートポンプユニットや貯湯タンク周辺が濡れていることがあります。
これは深夜に動いていたヒートポンプユニットや貯湯タンクが結露や朝露で濡れているだけのなので、そのまま使用しても問題ありません。
ですが、どの水漏れの現象も「長時間水漏れが続く。」や「水圧が弱い。」、「お湯の温度が低い。」場合は、販売店やメーカーに連絡して修理してもらいましょう。
水漏れの修理代金
多くの人が気になっているのが「水漏れの修理代金。」だと思います。
水漏れの修理は依頼するところによって金額は変わります。
そこで、今回は「メーカーに修理を依頼した場合。」と「設置業者に依頼した場合。」の2種類で修理代金を紹介します。
メーカーに依頼した場合
基本的にメーカーに修理依頼するを場合は、配管の水漏れではなく「エコキュートやヒートポンプユニット」からの水漏れです。
エコキュートシステムからの水漏れは、設置業者では修理できません。
修理箇所や水漏れしている場所によって修理代金は異なりますが、22,000円~220,000円の費用が掛かります。
安い修理代金は水漏れで、水漏れが原因でヒートポンプユニットの基盤などが壊れた場合は、220,000円程度の費用が掛かります。
金額だけを見ると高いと感じるかもしれませんが、メーカーや販売店の保証サービスを使っていれば無料で修理できますし、メーカー保証内であれば無料で修理してくれるので、保証内容を確認した上で依頼しましょう。
※自然災害(地震・落雷・大雨など)でエコキュートシステムから水漏れした場合は、保証対象外になります。
※税込価格で表記しています。
設置業者に依頼した場合
設置業者に修理を依頼する場合で多いのが、配管からの水漏れです。
配管などエコキュート本体以外で使用した部材についてメーカーでは修理してくれません。
配管の修理代金は、22,000円~55,000円です。
どの販売店も工事保証(配管などエコキュート本体以外で使用した部材に関する保証)をつけている場合が多いので、無償で修理出来る可能性が高いので、保証年数などを設置前から確認しておきましょう。
※自然災害(地震・落雷・大雨など)でエコキュートシステムから水漏れした場合は、保証対象外になります。
※税込価格で表記しています。
<エコの王様の保証内容>
エコキュートの水漏れを防ぐ方法
エコキュートの水漏れを防ぐ方法は、主に3つあります。
主な水漏れを防ぐ方法を詳しく説明します!
自動配管洗浄を使う
2024(令和6)年12月現在販売されているエコキュートの多くには、配管を自動洗浄してくれる「自動配管洗浄機能」が付いています。
配管自動洗浄をすることによって配管内の湯アカや皮脂、ゴミなどを洗い流すことによって水漏れの防止だけでなく、お湯の通りを良くします。
日々の清掃することによって水漏れが防げるので、自動配管洗浄をオフにせず利用しましょう。
洗剤などを使って手動で洗浄
自動配管洗浄機能を使っても落ちない汚れは、配管洗浄専用の洗剤を使って配管を綺麗にすると良いでしょう。
配管洗浄専用洗剤での有名なのが「ジャバ」です。
ジャバは、ジョンソン株式会社から販売されているお風呂の配管洗浄剤です。
風呂釜洗浄剤なので浴槽だけでなく、浴槽に繋がっている配管も洗浄してくれます。
ジャバには、水に溶けると酸素が発生する物質が含まれていて、目に見えない、手が届かない配管も綺麗に洗浄してくれます。
洗浄する頻度はエコキュートの使用頻度によって異なりますが、2ヵ月~3ヵ月に1度行うと配管を綺麗に保てます。
ジャバの使い方に関する詳しい動画はこちら⇒スクラビングバブル公式チャンネル
専門業者を呼んでメンテナンスしてもらう
専門業者がメンテナンスすれば配管を綺麗にするのと同時に除菌もしてくれます。
また、配管だけでなく浴槽内の洗浄・除菌もしてくれるので気持ちよく使えます。
メンテナンス費用は業者によって異なりますが、16,500円~33,000円です。
「自分でメンテナンスするのは面倒くさい。」や「自分でメンテナンスして何かあったら嫌だ。」という人は、専門業者を呼んでメンテナンスしてもらうと良いでしょう。
※税込価格で表記しています。
まとめ
今回は、エコキュートの水漏れについて詳しく説明させて頂きました。
エコキュートのみならず各給湯器に繋がれてる配管は、様々な理由で水漏れを起こします。
ですが、水漏れ箇所や条件によって修理が必要な場合とそうでない場合があります。
もし自分で「この水漏れは修理が必要か分からない。」ときは、設置店や専門業者に問い合わせすると判断してくれます。
エコの王様では、お客様に経済的負担を掛けないようにメーカー保証も工事保証も10年付けておりますし、修理ができない場合は新しいエコキュートも数多く用意しております。
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