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後悔しない蓄電池の設置場所の決め方とは?適切な位置に設置しよう!

2020/05/31

こんにちは!エコの大臣です!

ここ数年で蓄電池に関するお問い合わせも多数いただくようになりました。

この場を借りて御礼申し上げます。誠にありがとうございます!

今日は数々の設置工事をさせて頂いた経験をもとに、蓄電池を設置する際の設置場所に関してのアドバイスを何点かさせて頂こうと思います。

蓄電池も適切な場所に設置しないと、性能を十分引き出せなかったり、寿命が縮まったりしてしまいます。

今後、蓄電池を検討するうえで参考にして頂ければ幸いでございます。

それでは、早速参りましょうか!

 

蓄電池の設置パターン

ご自宅に蓄電池を設置する場合、太陽光発電の設置の有無によっても設置場所を考える条件が多少変わります。

大きく3つのパターンに分かれますので、1つ1つ見ていきましょう。

 

新しく太陽光発電と一緒に設置

 

太陽光発電と一緒に蓄電池を新設する場合には、配線やパワーコンディショナーなどの周辺機器の配置も太陽光発電に合わせて設置することが出来ます。

また、メーカーや容量なども、新設する太陽光発電とうまくマッチするようなものを設置することが出来るので、自由度が非常に高いです。

 

既存の太陽光発電に追加設置

 

太陽光発電システムは設置済みで、後から蓄電池を設置するというケース。10年の売電の固定買取期間が終了したタイミングで蓄電池を設置しようという方が多いので、このケースでの蓄電池の設置が今後一番増えてくることでしょう。

このケースですと、既設の太陽光発電の配線や機器の配置に合わせて設置場所を検討する必要があります。

また、この場合、既設の太陽光発電に合わせた蓄電池を選ばないといけないので、まず「自宅にどのタイプの蓄電池が付けられるのか」というところから検討し始めた方が良いでしょう。

蓄電池の選び方に関しての詳しい記事はこちら⇒蓄電池の種類っていくつあるの?最適な蓄電池の選びかた

 

蓄電池のみの設置

 

お屋根の形状や日当たりの問題で、「太陽光発電は設置出来ないけれど、蓄電池は設置したい!」というケースですね。

こちらの場合には太陽光発電などがそもそも設置されていないので、配線などは特に気にせず自由に設置することが出来ます。

 

蓄電池の正しい設置場所

それでは、蓄電池のメーカーで推奨されている設置場所について確認していきましょう!

環境によっては蓄電池の設置そのものが難しかったり、メーカー保証の対象外になってしまうことがございますので、設置前に一度チェックしておきましょう!

 

室内設置の場合

 

4kwh~7kwhくらいまでの小型・中型の蓄電池は屋内設置型のものが多いです。

空気清浄機くらいの大きさの蓄電ユニットを設置します。

 

熱や湿気のこもりにくい場所

 

蓄電池にはスマートフォンと同じ、リチウムイオンバッテリーが使われています。スマートフォンも長い時間使い続けると、本体が結構熱くなりますよね。

蓄電池でも同じように充放電するときに熱が発生します。

通気が悪いところに蓄電池を設置すると、蓄電池に熱がこもってしまい、熱に弱い蓄電池の寿命を縮める原因になってしまいます。

押し入れの中などの密閉された空間に蓄電池を設置するのは避けた方が良いでしょう。

また、蓄電池も電化製品ですので、湿気には弱いです。

ブレーカーや分電盤が洗面所などに設置されていることが多いので、蓄電池も脱衣所や洗面所などに設置場所の候補として挙がります。

しかし、洗面所などは湿気が多く、あまり蓄電池の設置に向いていないので、出来れば避けるようにしましょう。

 

寝室の近くは避ける

 

蓄電池が運転するときに動作音が発生します。音の大きさは35~40dbとエアコンの室外機よりも小さな音ですので、普通に生活していても気になるレベルではないような大きさです。

と言っても、さすがに寝室に設置するのは避けた方が良いでしょう。

 

屋外設置の場合

 

10kwhかそれ以上の容量の蓄電池になると、屋外設置が基本になります。

屋内に設置するのとは、また違った部分で注意が必要になるので、1つ1つポイントを確認していきましょう。

 

直射日光が当たる場所

 

蓄電池は熱の弱いというのは先ほども少し触れましたが、直射日光の当たる場所に設置してしまうと蓄電池が太陽の熱で熱されて、性能が劣化しやすくなるだけでなく、場合によっては発火して火事になる危険性もございます。

基本的には南側設置は避けて、北側や東西の陰になっている場所に設置するのが望ましです。メーカーによっては専用の日除け板を設置してくれるところもございます。

どうしても南側にしか設置出来ないという場合には、そちらを用意するなどして蓄電池に日光が当たらないようにしておきましょう。

 

風通しの悪い場所、ホコリっぽい場所

 

屋内設置する場合と同様に風通しが悪く、熱や湿気がこもりやすい場所に設置するのは避けるのがベターです。。

蓄電池も精密機械ですので、ホコリや湿気などは苦手です。内部にホコリが詰まって故障しやすくなってしまうので、ホコリの多い場所も避けるのが良いでしょう。

 

蓄電池を設置してはいけない場所

実は蓄電池を設置出来ない地域というのがございます。これらの地域に該当する場合には、まず、ご自宅が蓄電池を設置可能なのかをメーカーに確認してから検討を始められるのが良いでしょう。

 

寒冷地

 

寒い時の気温が‐10℃以下の地域では蓄電池をご利用することが出来ません。リチウムイオン電池は低温では機能が大きく低下してしまう特性があるので、正常に蓄電池を使用することが出来なくなってしまいます。

ニチコンなど一部メーカーでは、北海道では蓄電池の販売そのものを行なっていないメーカーもあります。

 

海が近い塩害地域

 

海岸から200m~500m以内の地域や沖縄を含めた離島などは「重塩害地域」と呼ばれます。これらの地域では、海水や潮風に含まれる塩分が蓄電池の内部や表面が錆びる原因になってしまうので、設置が出来ない蓄電池もございます。

塩害地域にも対応している種類の蓄電池も一部メーカーから販売されていますので、塩害地域にお住まいになられている方はそちらを検討してみてはいかがでしょうか。

引用:ニチコン蓄電池Q&Aページより

 

蓄電池の重さや大きさのことも考えよう

屋内設置の蓄電池は、容量によっても変わりますが、軽いものでも50kg~60kgくらいの重量があります。

長く設置していると床面を傷めたり、床が抜けてしまったりすることもあるかもしれないので、注意しておきましょう。

1人で移動させるのにはかなり重量のあるものですので、床の耐荷重性能が高いところを事前に調べておいて、そこに設置するのが良いでしょう。

屋外設置型の蓄電池は100kg以上ありますので、設置の際にコンクリートの基礎を作ってその上に設置します。

水害や積雪の多いところでは、基礎を少し高めにつくって蓄電ユニットが浸かってしまわないように施工してもらうのが良いでしょう。

屋外設置の蓄電池はエアコンの室外機2つ分くらいの大きさがあります。

蓄電池の設置スペースのイメージ図がございますので、こちらをご覧ください。

引用:ニチコン蓄電池Q&Aページより

これから蓄電池の設置を検討されるという方は、参考にしてみて下さい。

 

蓄電池の設置場所のまとめ

蓄電池の設置場所に関する注意点を何点かまとめていきました。

設置を検討する前にある程度の設置場所のイメージを持っていただければと思います。

もちろん、詳細はお客様と販売店で相談しながら決めていく形になりますので、専門家の意見を聞きながらご自宅に最適な設置場所を見付けていきましょう。

 

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監修:中尾信一
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