長期留守にする場合のエコキュートの正しい対処法!無駄な電気代を削減
2021/02/28
こんにちは!エコの大臣です!
電気の給湯器のエコキュートは常にタンクの中にお湯や水がいっぱいになった状態になっています。
お盆やお正月に帰省して家を空けている間にも、エコキュートは実は動いています。
リモコンの電源を切るだけではエコキュートは止まりません。
そこで、今回は長期間留守にするときのエコキュートの設定方法をご紹介します!
目次
長期留守でもエコキュートは勝手に動いている
使いたいときにスイッチを入れればお湯が出るガスの給湯器と違って、エコキュートは前の日の夜にお湯を作ってタンクの中にためておく貯湯式の給湯器です。
そのため、家に誰もいなくてお湯を全く使わない日にも、普段と同じ量のお湯を沸かしてしまいます。
使っていなくても保温と沸き上げを繰り返しますので、電気代と水道代が無駄にかかってしまいます。
長い間留守にされる場合には、エコキュートの沸き上げの設定を止めておくようにしましょう。
数日、留守にする場合のエコキュートの設定方法
旅行や短期の出張などで数日間、お留守にされるという場合には、エコキュートの沸き上げを停止することが出来るようになっています。
お家の中の給湯器用のブレーカーや本体の電源を落とすのも1つの手ですが、設置してから年数が経っているとはずみで予期せぬ不具合が起こることもあるようなので、ご注意ください。(エコキュートの交換工事でお伺いした際に、工事時にブレーカーを落としたはずみでブレーカー本体が故障してしまったことも何度かございます。)
エコキュートの場合は台所リモコンから数日間であれば、運転の停止を設定することが出来ます。
リモコンで停止日数を指定する
エコキュートの台所リモコンから沸き上げ停止の設定をすることが出来ます。
メーカーごとにリモコンの操作方法が違いますので、各メーカーの取り扱い説明書をご覧ください。
一例として三菱エコキュートの沸き上げ停止の方法を掲載しておきますので、参考にしてみてください!
三菱をはじめとして、ほとんどのメーカーのエコキュートが、最長15日間はリモコンの設定だけで沸き上げを停止することが可能です。
エコキュートの運転を再開させるときの注意点
沸き上げ設定をきちんとしておけば、外出先から戻ったその日からお湯を使っていただくことが可能です。
ただ、初日に出てくるお湯は少し時間が経っているものになりますので、飲用には使わないように気を付けましょう。
初めの方に出てくるお湯は配管の中に残っていたお湯も混ざっていますので、ご利用の際は初めの方に出てくるお湯は使わないようにしておきましょう。
1か月以上留守にする場合は電源をOFFにしよう
リモコンで設定できる沸き上げ休止期間よりも長期の外出をされる場合には、エコキュートの電源を切っておきましょう。エコキュートに限らず他の家電製品もそうですが、外出している間に何かの不具合が起こって、漏電や火災の原因になったりすることもございます。
お家の安全のためにも、ブレーカーを落としてからの外出をおススメ致します。
タンク内を清潔に保つために水抜きも必須
1か月以上の外出の際には、エコキュートの電源を落としておくだけでなく、タンクの中の水を抜いておくことが各メーカーから推奨されています。
タンク内に水が残ったままになっていると、
・水垢などの汚れがタンクの底にたまっていくので、タンクの中が不衛生な状態になる
・寒冷地や冬場の寒い時期などでは、配管の中の水が凍結して配管の破損の原因になる
などの不具合が起こる可能性が高いですので、外出前にタンクの中の水を抜いておきましょう。
タンクの中の水を排水する手順は以下の通りです。
- 追い炊きの配管の中のお湯を排水するために、浴槽を空にしてから「追い炊き」のボタンを押します。循環口からお湯が出なくなったら追い炊きをやめます
- ブレーカーと貯湯タンクの漏電遮断器を「切」にします。
- 混合水栓のお湯側と水側を開き、お湯が出なくなるまで排水します(必ず水を混ぜてぬるめのお湯で排水してください)
- 混合水栓の水側を閉じてください
- エコキュートの給水元栓を閉じます
- 逃がし弁レバーを上げます
- 排水栓を開き、排水します
- 排水口や排水配管から水が出なくなったことを確認してください
- 混合水栓のお湯側を閉じます
- 貯湯ユニットのすべての水抜き栓と非常用取水栓をゆるめ、ストレーナーを外します
- ヒートポンプユニットの水抜き栓をゆるめます(抜いてしまわないように注意)
- 先ほど開いた栓をすべて閉じ、排水栓を最後に閉じます
- 逃がし弁レバーを下げます
タンクの中だけでなく、ヒートポンプやお風呂の配管からも水を抜いておくことで凍結防止も万全になります。
不在時以外にも定期的にタンクやヒートポンプの水抜きを行なうことで、タンクの中の汚れも一緒に洗い流すことが出来るので、エコキュートが長持ちするようにもなります。
短期留守の場合は何も設定しないでおくべき
1~2日くらいお家を開けられるという場合には、特に沸き上げの休止を設定したり、タンクの水を抜いたりする必要はありません。
タンクの中のお湯がなくなっていると、お家に帰ってきてお湯が沸くまでに数時間待たないといけませんし、かえって不便な思いをします。
外出が短期間の場合は、何も設定を変えずにおくのが良いでしょう。
エコキュートの留守のまとめ
長期間留守にする場合のエコキュートの設定や水抜きの方法についてお伝えしていきました。
数日間の外出の場合は、エコキュートの台所リモコンから「沸き上げ休止」の設定をしておきましょう。
1か月以上の外出をされる場合には、エコキュート本体のブレーカーを落としておくだけでなく、タンクの中の水を抜いてしまいましょう。タンクの中に水が入ったままになっていると、不在の間にタンクの中に汚れがたまったり、冬の時期には凍結して配管の破損の原因にもなってしまいます。
お家を空ける前にはには、エコキュートのことも忘れないであげてくださいね!
エコキュートの設置・交換をご検討の際はぜひエコの王様までご連絡ください!
⇓⇓⇓エコキュートに関するお問い合わせは下のバナーをクリック!⇓⇓⇓