エコキュートの仕組みって複雑?簡単?初心者でも分かる仕組み
2021/03/10
こんにちは!エコの大臣です!
エコの王様では毎日何件ものエコキュートの取り付け工事をおこなっております。
おかげさまでエコキュートのことにはずいぶん詳しくなりました。
そこで、今回は原点に立ち返って、エコキュートはいったいどういう仕組みでお湯を沸かしているのかということや、エコキュートを導入するとどんな良いことがあるのかということを皆様にお伝えしていこうと思います。
目次
エコキュートとは?
エコキュートとは「家庭用自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯器」の通称です。従来の電熱線のヒーターでお湯を作る電気温水器とは異なり、空気中から熱を集めて取り込み、その熱でお湯を作るという仕組みになっています。
どうも熱というのは0から生み出すよりも、元々色々なところにある熱を集める方が効率が良いとのことです。
確かに、野菜や果物も種から栽培して収穫するよりも、自然に育っているものを収穫するほうが遥かに効率は良いですからね。つまり、そういうことなんでしょう!
20年ほど前に生産が開始され、原子力発電で余った深夜電力を活用して今までよりもかなりの低コストで給湯出来るような機械として広まっていきました。
台所のIHクッキングヒーターやエアコンと合わせて、お家の熱源を電気に一本化する「オール電化」の住宅が広まるきっかけになりました。
今では年間に約50万台が販売されるほどの人気商品になっています。
エコキュートがお湯を作る仕組み
エコキュートは空気の熱を集めて、高温にする「ヒートポンプユニット」と、作ったお湯をためておくための「貯湯タンク」と呼ばれる2つの部品で構成されています。
エアコンの室外機にも似た外見のヒートポンプユニットが、外気を取り込み、その中の熱だけを集めて取り出して高温にします。
その熱を水に伝えることでお湯を作ります。空気中の熱を集めるだけで90℃もの高温のお湯を作れるようになっています。
従来の電気温水器が、電熱線のヒーターで熱を0から生み出してお湯を作っていたのに対して、エコキュートは空気中にある熱を集めるだけなので効率が非常に良く、消費電力が約3分の1に抑えられるようになっています。
エコキュートの導入でこんないいことがある
「家の給湯器なんてどれも一緒じゃないの?」というのは大きな間違いです。エコキュートに切り替えると色んな良いことがあります。エコキュートを導入することで得られる代表的なメリットについてお伝えしていきます。
電力消費が低減し経済的
エコキュートは非常に省エネ性能が高く、従来の電気温水器と比べても約3分の1の消費電力でお湯を造ることが出来ます。
また、ガスや灯油を熱源とする給湯器と比べてもランニングコストは安くなることが多く、特に都市ガスの通っていないプロパンガスをお使いの地域ではその非常に高いコストパフォーマンスが人気の秘訣となっています。
災害時にもタンクの中のお湯が使える
エコキュートは貯湯式の給湯器ですから、タンクの中は常時お湯や水で満たされています。
地震などの災害で断水が起こったとしても、タンクの中にたまっているお湯を取り出して非常用水として使うことが出来ます。
タンクが大きいから邪魔だと言われる方も多いですが…。
近年大規模な災害が続く日本では、万が一の備えとしても役に立つということで注目されています。
火を使わないので安全性が高い
ガスや灯油を燃料とする給湯器と比べて、エコキュートは火を使わないので、火事やガス中毒になる危険性が低く、お家の安全性が高まります。
CO2削減に期待できる
電力消費が抑えられるということは、それだけ電気を作るために必要になる化石燃料の削減にもつながります。
現在、日本では電力供給の原子力発電の占める割合が下がり、代わって火力発電の割合が非常に高くなっております。地球環境にも優しい給湯器という意味でも、従来の電気温水器からの置き換えが進んでいます。
エコキュートの仕組みのまとめ
エコキュートの仕組みについて、お湯をつくる仕組みと、エコキュートならではの特徴となる部分について解説していきました。
ヒートポンプの技術はエアコンなどにも使われており、省エネ性能が高く環境にも優しいということで広まってきています。
光熱費がお得になるだけでなく、環境にも優しいと言われているエコキュート!
電気温水器の交換の際だけでなく、ガスや灯油の給湯器をご利用中の方もぜひ一度導入をご検討ください!
⇓⇓⇓エコキュートに関するお問い合わせは下のバナーをクリック!⇓⇓⇓