【2024年最新版】エコキュートは凍結するって本当?原因や対処法を解説!
2024/10/20
「エコキュートって凍結するの?」、「エコキュートが凍結しない方法を教えて下さい。」、「凍結した時の対策方法を教えて下さい。」など凍結に関する問い合わせが増えています。
10月の中頃から朝の冷え込みを厳しくなってきました。
寒さが厳しくなると心配になるのが凍結です。
凍結が起きると、すぐにお湯が使えないなどの不便さが出てきます。
そこで今回は、エコキュートの凍結が凍結しないための方法や凍結した時の対策について詳しく説明します!
目次
エコキュートは凍結するの?
凍結の症状は、給湯器本体ではなくお湯や水が通っている配管で起きます。
エコキュートのみならず各種の給湯機は、寒い時期(12月中旬~2月中旬)頃までに凍結の症状が起きます。
エコの王様にも毎年その季節になると凍結に関する問い合わせが増えています。
エコキュートが凍結する理由
さて、ここで気になるのが「凍結する理由。」だと思います。
エコキュートの凍結する理由として1番多いのが「気温」です。
凍結が起きる気温は、0℃~というの一般的です。
特に雪が降る地域や山間部、沿岸地域が気温が下がりやすくおり気温が0℃以下になると配管が凍結しやすいです。
平野部や都市部でも気温が0℃以下になると凍結するという問い合わせも増えています。
実は、気温だけでなく「ヒートポンプの冷気」で凍結する事案もあります。
そもそもヒートポンプユニットとは、エコキュートには欠かせないパーツで、空気中の熱を集めて圧縮してその熱を使ってお湯を作るシステムです。
ヒートポンプから季節に関係無く冷気が出ていて冬場になると、外気温よりも低い冷風が出る可能性があります。
ヒートポンプユニットの設置場所によっては、外気温よりも低い冷風が配管に当たって凍結する事例もあります。
そのため、エコキュートを設置する場合はヒートポンプユニットが貯湯タンク側に向けて設置しないようにしましょう。
エコキュートの仕組みに関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートのメリット・デメリットとは?仕組みやおすすめを紹介!
エコキュートが凍結したときの対処方法
エコキュートだけでなく、どの給湯機も凍結した際の対処方法は同じです。
エコキュートが凍結した場合の対処方法は全部で2つあるので詳しく説明します。
自然解凍するまで待つ
凍結を解消するために一番な簡単な方法が、「自然解凍を待つ」です。
太陽が上がると気温は徐々に上昇し2℃~6℃ぐらいになると解凍し始めます。
完全解凍するまでは、凍結状況や場所によって異なりますが、4時間~5時間程度の時間が掛かります。
早朝に凍結して太陽が昇る頃には、溶けていることも多いため凍結していることを分かっていない人もいるの事実です。
配管を傷つけたくない人や解凍するまでに時間が掛かって良い人には自然解凍をおすすめします。
ぬるま湯をかけて溶かす
「自然解凍させる時間がない。」、「今すぐお湯を使いたい。」といった人には、「ぬるま湯をかけて溶かす。」という方法があります。
今回のポイントは、「ぬるま湯」になります。
凍結をぬるま湯で溶かす場合の好ましい温度は「40℃~50℃」と言われています。
「熱湯のほうがいいんじゃないの?」と感じている人も多いと思いますが、熱湯をかけると凍結している配管に亀裂が入って破裂してしまう危険があるためです。
解凍が終わったあとに注意するべきことが1つあります。
それは「配管を掛けたお湯をしっかり拭き取る。」ことです。
配管に残った水滴を残したままにすると、水滴が再び凍結してしまうためです。
絶対にやってはいけない凍結対処方法
さて、エコキュートの解凍方法についてお話しさせて頂きましたが、逆に「絶対にやってはいけない凍結対処方法」があります。
絶対にやっていけない凍結対処方法は全部で2つあるので説明します!
エコキュートの電源ケーブルやコンセントにかけない
解凍する時に配線やコンセントにぬるま湯をかけないようにしてください。
配線やコンセントにぬるま湯をかけると漏電や感電の可能性があるためです。
また、エコキュートの貯湯タンク内に直接ぬるめのお湯をかけることも避けて下さい。
配管に熱湯かけない
解凍作業を行う際についついやってしまいそうなのが、早く溶かしたいと思って熱湯やぬるま湯を凍結場所に掛けることです。
熱湯を直接凍結場所に掛けると、熱疲労を起こして配管に亀裂が入って破裂してしまう可能性があります。
そのため解凍作業する時は、40度~50℃ぐらいのお湯を直接かけるのではなく、タオルなどを配管に巻いて少しずつお湯をかけるようにしましょう。
急ぎではない場合は、自然解凍をおすすめします。
凍結しないためにやっておくべきこと
「凍結は季節性の物だから仕方ない。」と感じている人もいるはずです。
実は、方法によっては事前に凍結を防げる可能性もあります。
凍結させないための方法は、全部で4つありますので詳しく説明します!
凍結防止運転をする
凍結防止運転とは、エコキュートのフルオートタイプに付いている機能の1つです。
入浴後、お湯を残しておくことによって、外気温が一定以下になると浴槽内の残ったお湯と貯湯タンク内のお湯を循環させて凍結を防ぐ効果があります。
水の性質上、止まっている状態よりも流れている状態の方が凍結しにくいという特徴があるため、凍結防止運転を行うためだけでも十分に効果を得られます。
凍結防止運転を行う時は、入浴後お湯が出てくる丸いアダプターの中心から10cm程度のお湯が残るようにします。
エコキュートの購入したときは、凍結防止運転を「切」になっていますので凍結する季節に入る前に凍結運転モードを「入」にすることを忘れないようにしましょう。
参考資料:三菱電機公式Youtube
水を出し続ける
蛇口の水を出し続けるのも凍結防止するためには良いでしょう。
水の性質上、止まっている状態よりも流れているほうが凍結しにくいという特性があるた、め翌日に凍結しそうな場合は水を少しずつ流しておくとよいでしょう。
目安としては、1分間に200ml程度が流れる水量にしておきます。
「じゃあ、いくら凍結を防止するためといって水を流し続けると水道代が高くなるじゃない!」と考えている人もいるはずです。
大阪市水道局の資料を見てみると1Lの水を使うのに掛かる費用は、0.1円です。
ということは、1分間に200mlの水を9時間流し続けた場合の使用量と水道代は、108Lで約11円程度です。
50円以下で収まりますが、どうしてももったいないという人は、再利用できるようにバケツで水を受けるなどしても良いでしょう。
水を出すときは、給湯温度を「水」の温度になるようにしてから出すようにしましょう。
※水道代は都道府県・市町村によって異なります。
※税込価格で表記しています。
参考資料;大阪市水道局HP
保温材を多めに巻く
凍結が頻繁に起きる地域では、エコキュートを設置する場合は、配管に巻く保温材を通常よりも多く巻いておくと凍結しにくくなります。
エコキュートを設置するときに、施工業者が貯湯タンクからお湯が出る時に冷めにくくするために、保温材(断熱材)を巻いて施工します。
寒い時期が近くなったら施工業者が巻いた保温材に亀裂が無いかを確認するようにしましょう。
今の保温材では足りない場合は、施工店に連絡して増やしてもらうかネットやホームセンターに行って保温材を自分で巻くのも良いでしょう。
ですが、自分で巻くと綺麗に巻けなかったり販売店によっては、自分で配管などに処置をすると保証が切れてしまう可能性もあるので事前に確認しておきましょう。
エコキュートの保証に関する詳しい記事はこちら⇒【2024年最新版】エコキュートの選び方!後悔しないためのポイントを徹底解説!
凍結防止用ヒーター(ヒーターバンド)を巻く
ヒータバンドとは、給湯器の配管が凍結しないように作られた電熱線が入った保温材です。
ヒータバンドは、外気温が0℃以下になると自動で電源が入って配管が凍結しないように温めてくれます。
また、外気温が高くなると自然と電源が切られる優れものです。
もちろんヒータバンドは、無償ではありません。
ヒータバンドの設置費用は、各販売店によって異なりますが1mあたり4,400円~6,600円が相場です。
どうしても凍結避けたい人は、ヒータバンドは有効な凍結対策と言えます。
※税込価格で表記しています。
まとめ
今回は、エコキュートの凍結に関するお話しをさせて頂きました。
寒い時期になるとお湯を使いたくて蛇口をひねる「お湯が出ない。」なんてこともあると思います。
故障の可能性もありますが多くは凍結が原因です。
凍結は、前日から対策を施しておけば防げる可能性が高い現象でもあります。
エコの王様では、各メーカーのエコキュートを取り扱っていることありますし、凍結が起きやすい地域での施工実績も数多く御座います。
凍結対策やエコキュートのことで分からないことがあればいつでもエコの王様に問い合わせ下さい!
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