
【2025年最新版】ニチコンの蓄電池ってどうなの?人気の理由やおすすめ商品を紹介!
2025/06/29
「ニチコンの蓄電池が良いってネットの口コミに書いてあるけど本当ですか?」、「ニチコン蓄電池が人気の理由を知りたい。」、「エコの王様がおすすめするニチコン蓄電池を教えてください。」など、ニチコン家庭用蓄電池に関する問い合わせを毎日のように頂きます。
ニチコン家庭用蓄電池は、2021(令和3)年~2024(令和6)年まで戸建て住宅用家庭用蓄電池でトップシェアを誇る人気メーカーです。
今回は、ニチコン家庭用蓄電池が人気の理由やエコの王様がおすすめする商品や、選び方の注意点について詳しく説明します!
目次
ニチコンとは
2025(令和7)年6月現在、日本国内で家庭用蓄電池のトップシェアを誇っているのがニチコン(Nichicon)です。
本社は京都府京都市烏丸にあって1950(昭和25)年に株式会社二井製作所として設立されました。
1956(昭和31)年に今でも主力商品であるアルミ二ウム電解コンデサの製造を開始しました。
その後、電力機器用のアルミ電解コンデサの開発・製造を続けており、2025年現在ではアメリカ、オーストラリア、シンガポールと海外にも拠点を持つグローバル企業です。
2012(平成24)年には、電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められている電気を自宅で使えるようにするV2H(Vehicle to Home)を世界で初めて市場に導入しました。
時代の最先端を行く蓄電池メーカーと言えます。
参考資料:ニチコンHP
ニチコン蓄電池が人気の理由
2022(令和4)年~2024(令和6)年の間、ニチコン家庭用蓄電池は日本国内でトップシェアを取っています。
家庭用蓄電池の設置を検討している人たちからすると「なぜそんなにニチコンが人気なの?」と思っているはずです。
ニチコン家庭用蓄電池が人気の理由は、全部で6つあるので詳しく説明します!
急な停電に強い
ニチコンの全家庭用蓄電池には、AI(人工知能)自動制御装置が搭載されており、インターネットを通じて気象情報が集められています。
分かりやすく伝えると、大雨警報や雷警報といった気象警報が発令された場合、情報を取得した段階で家庭用太陽光発電システムの余剰電力や昼間の電気を買ってでも満充電にします。
そのため、万が一停電が発生した場合でも家庭用蓄電池に貯められている気を使用できますし、万が一の停電に備えて充電容量の約30%は常時使えるように確保されているというのもニチコン家庭用蓄電池が急な停電に強いと言われている理由の1つです。
<AI自動制御>
※貯められている電気は、消費電力や使用時間によって使える時間は異なります。
引用画像:ニチコン蓄電池HP
V2Hとの相性がいい
2020年代に入って電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められている電気を日常生活や災害時の非常用電源として使う家庭が増えています。
電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められている電気を使うためにニチコンが世界ではじめて市場導入したのがV2H(Vehicle to Home)システムです。
ニチコンのV2Hシステムは、他メーカーだと型式によっては併用して使えないこともありますが、2025(令和7)年現在販売されているニチコン製の家庭用蓄電池であればどの機種でも併用して使えます。
家庭用蓄電池に貯められている電気を使って電気自動車やプライグインハイブリッド車の充電ができたり、逆に電気自動車やプラグインハイブリッド車に貯められている電気で家庭用蓄電池の充電したりできます。
また、電気自動車やプラグインハイブリッド車を使用中でも家庭用蓄電池はあれば貯められている電気を自宅で使うこともできるので、V2Hシステムとの相性が良いと言えます。
V2Hシステムに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hとは?その歴史や基礎知識・メリットなどを一挙公開!
大容量の製品が多い
2025(令和7)年6月現在販売されている家庭用蓄電池の容量は、メーカーによって異なりますが3.3kWh~16.6kWhです。
ニチコンが販売している容量は、7.4kWh~16.6kWhと他のメーカーよりも多く特に10kWh以上の製品が多いのが特徴です。
そのため、家庭用太陽光発電システムの余剰電力をしっかりと貯められるので深夜力を買わずに済むため電気代の節約ができますし、万が一の停電が起きても大容量の製品が多いため電化製品を上手く使えば3日~4日分の電気が賄えます。
家庭用太陽光発電システムの搭載枚数が5kWを超える家庭用や「停電時でも安心して電気を使いたい。」と考えている人たちにはニチコン家庭用蓄電池はおすすめです。
※各電化製品の消費電力や使用時間、家庭用蓄電池の性能によっては貯められている電気は早くなる可能性があります。
運転モードが選べる
2025(令和7)年6月現在販売されているニチコン家庭用蓄電池には、「経済モード」、「グリーンモード」、「EVモード」と呼ばれている運転モードが3つあります。
それぞれの運転モードについて説明します!
経済モード
経済モードは、別名売電モードとも呼ばれており家庭用太陽光発電システムで発電された電気を自家消費したあと、蓄電するのではなく売電を優先するモードです。
家庭用太陽光発電システムを設置して10年未満で売電価格が高い自宅に経済モードはおすすめです。
グリーンモード
家庭用太陽光発電システムを設置して10年以上が経過すると売電価格が下がります。
売電価格が下がると電力会社から買う電気のほうが高くなってしまうため、売電を優先せずに家庭用蓄電池に貯めて自家消費する家庭が増えています。
家庭用太陽光発電システムを設置して10年以上経過した家庭向けに作られた運転モードがグリーンモードです。
発電された電気を自宅で有効活用したい人にグリーンモードはおすすめです。
EVモード
このモードは、家庭用蓄電池ではなくニチコンが世界ではじめて市場導入したトライブリッド蓄電システムなどにある運転モードです。
家庭用太陽光発電システムの余剰電力を家庭用蓄電池もしくはV2Hシステムを経由して電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電ができます。
外出時は、優先的に家庭用蓄電池の充電を行い、自宅にいる時は家庭用蓄電池に貯められている電気を使って電気自動車やプライグインハイブリッド車の充電をするため、充電コストを抑えられます。
また、電気自動車やプラグインハイブリッド車が自宅にある場合は、優先的の電気自動車やプラグインハイブリッド車の充電が行われるのも特徴です。
商品ラインナップが豊富
ニチコン家庭用蓄電池は、商品ラインナップが多いのも特徴の1つです。
2025(令和7)年現在、家庭用蓄電池を販売しているメーカーのなかには、商品ラインナップが1種類~2種類のところもあります。
それに対して、ニチコンは5シリーズ6種類の商品が販売されています。
販売機種が多いため各家庭の家庭用太陽光発電システムの設置年数や設置容量、家庭用蓄電池の用途によって製品選びができるのが人気理由の1つです。
自立運転で高出力が出せる
ニチコンの家庭用蓄電池に搭載されている自立運転モードになると5,900Wや4,000Wの出力が出せる製品が多いです。
家庭用太陽光発電システムの自立運転時の出力はパワーコンディショナーの性能上、3,000Wまでしか出力が出せないので消費電力の大きい電化製品を一度に多く使うとブレーカーが落ちて使えなくなります。
それに対して、ニチコン家庭用蓄電池の出力が大きいので電子レンジなどの消費電力を同時に使ってもブレーカーが落ちにくくなっています。
停電時でも普段と変わらない生活を送りたい人にニチコン家庭用蓄電池は人気です。
※ニチコン家庭用蓄電池の型式によっては、3,000Wしか出力できない製品もあります。
※家庭用蓄電池の製停電時性能によって消費電力が大きい製品を使い続けると、ブレーカーが落ちる可能性があります。
エコの王様がおすすめするニチコン蓄電池3選
エコの王様にも毎日のようにニチコン家庭用蓄電池に関する問い合わせがあります。
そのなかで最も多いのが「ニチコンの蓄電池にするならどの商品が良いですか?」です。
そこで今回は、エコの王様がおすすめするニチコン家庭用蓄電池を3つ紹介します!
ESS-U4M1
こちらは、2021(令和3)年4月に販売された単機能型全負荷200V対応の家庭用蓄電池です。
単機能型とは、家庭用太陽光発電システム用と家庭用蓄電池用のパワーコンディショナーが別々になっているシステムを指します。
ESS-U4M1が販売されるまでは、ニチコンの主力製品は単機能型特定負荷対応でした。
単機能型なので太陽光パネルメーカーや設置年数に関係なく設置できますし、家庭用太陽光発電システムが無くても設置できるという特徴もあります。
また、全負荷200V対応にもなっているので停電時に家中の電気をバックアップしながら200V電源を必要とするエアコンやIHなども使えるメリットもあります。
ESS-U4M1の詳細は次の通りです。
ESS-U4M1の商品ページはこちら⇒ニチコン ESS U4シリーズ ESS-U4M1 工事費込みセット
ESS-U4X1
ESS-U4X1は、ESS-U4M1と同じ2021(令和3)年4月に販売されました。
性能は、ESS-U4M1と同じ単機能型全負荷200V対応になっているので、太陽光パネルメーカー、設置年数、家庭用太陽光発電システムの有無にかかわらず設置可能です。
また、全負荷200V対応になっているので停電時に家中の電気をバックアップしながら、200V電源を必要とするエアコンやIHといった製品も使えます。
ESS-U4M1とESS-U4X1の最大の違いは、蓄電容量と自立運転時の最大出力です。
ESS-U4M1は蓄電容量11.1kWhで停電時の最大出力は3,000Wなのに対して、ESS-U4X1は蓄電容量16.6kWhで停電時の最大出力は5,000Wです。
蓄電容量16.6kWhと言うのは、2025(令和7)年6月現在販売されている家庭用蓄電池の中で最も大きく、家庭用太陽光発電システムの余剰電力をしっかり貯められます。
家庭用太陽光発電システムを設置して年数が浅く、搭載枚数が多い家庭であればESS-U4X1をおすすめします!
SEE-U4X1の詳細は次の通りです。
ESS-U4X1の商品ページはこちら⇒ニチコン ESS U4シリーズ ESS-U4X1 工事費込みセット
トライブリッド蓄電システム
トライブリッド蓄電システムは、ニチコンが2022(令和4)年に世界で初めて市場導入した製品です。
トライブリッドとは、家庭用太陽光発電システム、家庭用蓄電池、V2Hシステムを1台のパワーコンディショナーで制御できるシステムを指します。
1台のパワーコンディショナーで制御することによって、家庭用太陽光発電システムで発電された電気を変換ロス少なく家庭用蓄電池やV2Hシステムを通して電気自動車やプライグインハイブリッド車に充電できます。
容量も「4.9kWh」、「9.9kWh」、「7.4kWh」、「14.9 kWh」の中から選ぶことができるため、各家庭の家庭用太陽光発電システムの搭載枚数によって容量を選べます。
また、ニチコンの家庭用蓄電池と言えばエアコンの室外機2台分で重量も100kgを超える製品が多かったのですが、トライブリッド蓄電システムの蓄電池は小型軽量化されているため、壁掛け設置や室内設置も可能になりました。
家庭用太陽光発電システムの余剰電力を無駄なく家庭用蓄電池や電気自動車やプライグインハイブリッド車に使いたい人は、トライブリッド蓄電システムがおすすめです!
トライブリッド蓄電システムの詳細は次の通りです。
<トライブリッド蓄電池>
※ESS-T3S1が2つになるとESS-T3L1に変わります。
※ESS-T3M1が2つになるとESS-T3X1に変わります。
トライブリッド蓄電システムに関する詳しい記事はこちら⇒V2Hのトライブリッドとは?すべてをまとめた新しいシステム
ニチコン蓄電池を選ぶ時の注意点
ニチコン家庭用蓄電池を選ぶ際には、注意しなければならない点が2つありますので説明します!
電気使用量にあった容量を選ぶ
ニチコン家庭用蓄電池は、4.0kWh~16.6kWhまで容量があるので容量選びを間違えると思っていたよりも経済効果が得られなかったり、停電時に早く貯められている電気が無くなったりします。
環境省が出している「家庭部門のCO2排出実態統計調査」を見てみると一般家庭の場合、年間平均電気使用量は3,950kWhと出ています。
という事は、1ヵ月あたり約329kWh、1日にすると約11kWhを使っていることになります。
家族人数などによって電気使用量は異なりますが、10kWh程度の電気を年1年間で使っている傾向です。
そのため、家庭用太陽光発電システムの搭載容量などによっても異なりますが、できるだけ電気を自家消費したい場合は10kWh程度の容量を検討すると良いでしょう。
ハイブリッドか単機能か
家庭用蓄電池を選ぶ際に「ハイブリッド型」か「単機能型」のどちらかを選ぶ必要があります。
ニチコンはハイブリッド型も単機能型も販売されています
選び方を間違えると、太陽光パネルのメーカーによっては、設置できなかったり設置費用が大きく変わります。
それぞれの特徴は次の通りです。
ハイブリッド型か単機能型かを悩んでいる場合は、専門のスタッフがいる販売店に相談すると分かりやすく説明してくれます。
まとめ
今回は、ニチコン家庭用蓄電池についてお話しさせて頂きました。
商品ラインナップが多く、蓄電容量が大きい製品も多いことから日本でトップシェアを誇る蓄電池メーカーです。
人気があるからといってどの家庭用蓄電池を選んでも良いという訳でありません。
選び方を間違えると設置できなかったり思った以上の経済効果が得られなかったり、停電時に早く電気が無くなってしまうこともあります。
といっても自分で「どのニチコン蓄電池が良いか。」なんて正直なところ分からないですよね。。。
そんな時は、ニチコン家庭用蓄電池を取り扱っている専門店に確認するのが一番です。
エコの王様でもニチコン家庭用蓄電池はとても人気があるのでお客様が思っていることや不安なことを分かりやすく伝えることができます!
今、ニチコン家庭用蓄電池を検討している人は、是非1度エコの王様に問い合わせ下さい!
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