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家庭用蓄電池は予想以上に便利って本当?その真実について徹底調査!

2021/08/12

最近、蓄電池の話や広告をテレビや、新聞・雑誌、SNSなどでご覧になられたことはないでしょうか?

「卒FIT」や「停電時の対策」で注目を集めている蓄電池です。

「蓄電池って高いだけじゃないの?」「蓄電池って本当に意味あるの?」「メリットばかり言ってるけど本当にデメリットはないの?」「補助金あるって聞いたけど使える条件は?」など蓄電池に関する疑問が多い方も居られるのではないでしょうか?

実際に蓄電池を導入されている方にお話を聞いて見ると、「電気代が安くなった!」「停電の時に大活躍してくれました!」と便利さ有効性についてお話されていました。

今回は、家庭用蓄電池が本当に便利な製品であるかどうかなどみなさんの疑問にお答えします!

 

家庭用蓄電池とは?

 

家庭用蓄電池とは、太陽光発電で発電された電気や電気代の安い深夜電力を貯めておいて、日常生活や停電の時にでも電気が使える充電式電池のことを言います。

家庭用蓄電池は別名二次電池とも呼ばれています。

私たちの身の回りに二次電池はたくさんあります。分かりやすい製品でお伝えすると、スマートフォンやデジタルカメラなどのバッテリー、車や照明器具など私たちの生活と密接に関わっている電池です。

 

家庭用蓄電池が爆発的に売れている理由

家庭用蓄電池は、ここ2~3年ぐらいの間で爆発的に売り上げが伸びています。

なぜ、ここ2~3年で爆発的に売り上げが伸びているのでしょうか?理由は2つあります。

自家消費

2019年から一般家庭用太陽光発電の高額な売電価格を補償する固定価格買取制度の期間が終了するご家庭が増える問題が出てきました。いわゆる2019年問題です。

2019年問題をきっかけに、太陽光発電で発電した電気を売電せずに蓄電池に貯めて自分の家で使う動きが出てきました。そこから蓄電池が急激に売れ始めました。

大雨や台風、地震による停電時の対策

停電の時でも太陽光発電が発電している日中は、電気を使うことが出来ますが発電しなくなる、夕方以降は停電状態になります。

蓄電池があれば太陽光発電で発電した電気を自分の家で貯めることが出来ますし、電気代の安い深夜電力も貯められるので停電時の対策として最適な製品です。

この2つがここ数年で、爆発的に蓄電池が売れている理由です。

 

家庭用蓄電池のメリット

家庭用蓄電池のメリットは、全部で3つあります。そのメリットについてご紹介します。

 

深夜に安く電力を使える

蓄電池は、太陽光発電で発電した電気を貯められるので、フル充電の状態であれば夜であっても蓄電池から放電出来るの夜の電気代は安くなります。

また、オール電化やエコキュートをお使いのご家庭では、深夜電力が安い料金プランに切り替わっているので、さらにお得に電気を使って頂くことが可能です。

蓄電池を導入していて、オール電化やエコキュートを使われていない方は、時間帯別電灯契約に切り替えることによって夜の電気代を安くすることも出来ます。

蓄電池と深夜電力は、相性が抜群ですね!

深夜電力について詳しい記事はこちら⇒蓄電池は深夜電力で節電効果がバツグンって本当?その理由とは

 

停電時に電気が使える

蓄電池を導入する目的として多いのが、停電時の対策です。

最近、大雨や台風によって停電が起きている様子をみなさんもテレビなどの報道で見たことがあると思います。

災害時の停電で役立つのが蓄電池です。蓄電池は、太陽光発電の電気や深夜電力を貯められるので急な停電や災害にも対応出来ます。

蓄電池のメーカーや機種、蓄電容量、停電時の電気の使い方によっても違いますが、フル充電の状態であれば約24時間以上使える蓄電池もあるので、停電時の備えとして万全です。

 

太陽光発電との相性が良い

太陽光発電と蓄電池の相性は抜群と言えます。

その理由は、太陽光発電の電気を蓄電池に貯められますし、天候や気候などによって発電が充分でない時は、蓄電池が自動で深夜電力を買ってくれたり、充電してあった電気を家庭用として放電してくれるので、太陽光発電と蓄電池の相性は抜群だからです。 

 

家庭用蓄電池のデメリット

蓄電池は、電気代の対策や停電時の対策として最適な製品だと言えます。どの電化製品もそうですが、メリットがあればデメリットもあります。

蓄電池のデメリットについて、お伝えしておきます。

導入時にお金がかかる

家庭用蓄電池の最大のデメリットは設置費用です。

2008年頃から販売され始めた蓄電池ですが、販売が始まった頃の蓄電池の価格は、メーカーによって多少の違いはありますが、1kWhあたり約16.5万円程度です。2018年は、1kWhあたり約10.5万円程度にまで下がりました。

これを単純に本体価格だけで考えると、仮に10kWhの蓄電池を設置した場合の費用は、2008年の場合は約165万円、2018年の場合は105万円で推移しています。

これに工事費用や必要部材などを足すと200万円を超えてしまうことが多いので、蓄電池の設置費用はデメリットと言えます。

 

寿命がある

蓄電池は、スマートフォンや車のバッテリーと同じリチウムイオン二次電池が使われていますので、寿命があります。

蓄電池の場合の寿命が分かる数字は、サイクル数で表記されています。

「じゃあ、サイクルって何?」ってなりますよね。

蓄電池のサイクルとは、蓄電池の充電が0の状態からフル充電になって充電された電気を使い切るをこと1サイクルと言います。

今販売されている蓄電池のサイクル数は、メーカーや機種によって違いますが6,000~12,000サイクルの製品が多いです。

サイクル数を計算式に当てはめるとだいたいの寿命年数も分かってきます。

その計算式は、サイクル数÷365日=寿命年数です。

6,000サイクルの蓄電池だと約16年、12,000サイクルの蓄電池だと約32年になります。

メーカーもサイクル数で寿命を表していますが、充放電の頻度や設置場所などの関係で劣化しまうので、目安としては、約15~20年ぐらいが寿命だと考えられています。

 

設置スペースが必要

蓄電池は設置費用の他にもう1つデメリットがあります。

それは、設置スペースの問題です。この写真はニチコンの蓄電容量が16.16kWhの蓄電池のサイズ表です。

重さが236kg、高さ106cm 幅が125cm 奥行が30cmあります。

これだけのサイズになると、屋内ではスペースが確保できないことから、多くの蓄電池は、屋外に設置することが多いです。もちろんメーカーや機種によっては屋内に設置出来る蓄電池もあります。

 

家庭用蓄電池の人気メーカーは4つ

日本では、4つの蓄電池メーカーが人気を集めています。

その中でもおすすめの機種を各メーカー1~2つずつご紹介します。

 

オムロン

 

蓄電池名容量機能停電時の動作設置場所
KP-BP-98-A9.8kWhハイブリッド全負荷200v対応屋内/屋外
KP-BP-164-A16.4kWhハイブリッド全負荷200v対応屋内/屋外

     

オムロンの蓄電池は、他のメーカーとは違いコンパクトな作りになっているので、室内設置が出来る数少ないメーカーになります。KP-BP-Aシリーズは、他に6.5kWhもあるので各ご家庭に応じて様々な蓄電池を選んで頂くことが出来ます。

また、塩害地域に対応している機種も多くありますので、海の近くにお住まいの方にもおススメの蓄電池です。

ニチコン

蓄電池名容量機能停電時の動作設置場所
ESS-H2L112kWhハイブリッド全負荷200v対応屋外
ESS-U4M111.1kWh単機能全負荷200v対応屋外

<ESS-U4M1>

 

ハイブリッド型のESS-H2L1は、最大出力が5900kWのため、停電時でも多くの電化製品を使って頂くことも可能です。

ESS-U4M1は、単機能で全負荷200v対応になっているので、停電時も家中の電気を使って頂くことも可能ですし、エコキュートやエアコンなどの200vの電源を必要とする電化製品も使って頂けます。

田淵電機

蓄電池名容量機能停電時の動作設置場所
アイビス77.04kWhハイブリッド全負荷200v対応屋外

 

<アイビス7>

アイビス7は、2020年に販売されたハイブリッド型蓄電池です。発売当初から爆発的に売れています。

停電時の最大出力も5500kWになっているので、停電時でも安心して使って頂けます。

伊藤忠商事

 

蓄電池名容量機能停電時の動作設置場所
スマートスターL9.8kWh単機能全負荷200v対応屋外
スマートスター313.13kWh単機能全負荷200v対応屋外

伊藤忠の蓄電池は、全て単機能型で全負荷200v対応になっているので、太陽光パネルのメーカーを気にすることなく設置が可能になっています。

特にスマートスター3は、蓄電容量も多く停電時の最大出力も大きいので停電の時でも安心です。

 

蓄電池メーカーに関する詳しい記事はこちら⇒蓄電池の人気メーカーはどれ?初心者でも分かる蓄電池の種類や性能を徹底比較!

蓄電池の機能に関する詳しい記事はこちら⇒【2021年最新版】蓄電池とは?仕組みや種類メリットデメリットを徹底解説!

 

家庭用蓄電池に補助金はあるの?

家庭用蓄電池には、2種類の補助金があります。

1つ目は、国からの補助金、DER(令和3年度 蓄電池等の分散型エネルギーリソースを活用した次世代技術構築実証事業費補助金)です。

2021年度のDERの補助金額は、

蓄電システム⇒初期実効容量1kWhあたり4万円もしくは設置費用の3分の1(本体費用+設置工事費用)

HEMSなどの環境機器⇒上限10万円もしくは設置費用の2分の1(本体費用+設置工事費用)

DERに関しては、全ての蓄電池が対象という訳でありませんのでご注意下さい。

2つ目は、各自治体からの補助金です。

蓄電池に関する補助金を出している自治体があった場合、DER補助金と各自治体からの補助金の両方を受け取ることが出来ます。

申請などに関しては、設置した販売店にお任せするのが1番安心です。

補助金に関する詳しい記事はこちら⇒【2021年最新版】蓄電池とは?仕組みや種類メリットデメリットを徹底解説!

 

家庭用蓄電池のまとめ

みなさんいかだったでしょうか?

今回のお話をまとめると、

蓄電池が爆発的に売れているのには、理由がある!

停電時の対策と自家消費の動きが高まったため。

蓄電池を設置するメリットもあればデメリットもある!

深夜電力が安く使えたり、停電の時に使えるなどのメリットある。

設置費用や設置設置スペースなどのデメリットがある。

蓄電池の補助金は2種類!

国からの補助金DERと各自治体が出している補助金があります。

蓄電池は、電気代の節約や停電時の対策として最適な製品であることがお分かり頂けたと思います。

もちろん設置費用や設置スペースなどのデメリットもまだ残っている状態です。補助金を上手く使えば、設置費用を抑えることが出来るので今後、ますます便利で身近な製品になってくると思います。

蓄電池の性能や補助金のことで分からないことがあれば、いつでもエコの王様にお問い合わせ下さい。

監修:中尾信一
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