オール電化とガスはどちらがオトク?誰もが知りたい費用や安全面についてを徹底比較!
2021/06/27
こんにちは!エコの大臣です。
エコの王様では、ガスからオール電化への切り替え工事に関しても多数手がけさせて頂いております。
オール電化も良いけど、やっぱり気になるのが「ガスとオール電化だと光熱費はどっちが安いのか?」っていうところですよね。
費用はもちろん、オール電化に切り替えた後の使い勝手や安全性なども気になりますよね。
そこで、今回はガスとオール電化の両方のメリット・デメリットや料金面の比較など徹底的に解説していきます!
目次
オール電化についての基礎知識
みなさん、そもそもオール電化ってどんなものかご存じですか?オール電化とは、お家の中の住宅設備をすべて電気で動くものに統一している住宅のことです。
ほとんどの家庭では、台所にはガステーブルが設置されており、お風呂のお湯を沸かしたりする給湯器もガスを熱源とするものが一般的です。また、暖房器具としてガスのファンヒーターや灯油のストーブなどをご利用されているご家庭もあるでしょう。
オール電化とは、そういった暖房器具や給湯器などをすべて電気をエネルギー源とする設備に交換したご家庭のことを言います。
オール電化を導入する際には、台所にはガスコンロではなくIHクッキングヒーターを設置する、給湯器をエコキュートに換える、暖房器具はエアコンや蓄熱ヒーター、電気式の床暖房などに設備の切り替えをします。
オール電化に切り替えることで、光熱費の請求が電気に一本化されるので管理がしやすくなったり、火を使わないので安全性が高いなどのメリットがあります。
ガスは2種類ある
早速「ガス」と「オール電化」で比較をしていこうかと思ったのですが、その前にガスの中にも2種類あるのを忘れていました。
1つは「都市ガス」、もう1つは「プロパンガス」と呼ばれるものです。どちらもガスであることは同じですが、料金体系などに差がありますので違いを整理しておきましょう。
都市ガス
都市ガスとは主に人口の多い都市部で供給されているガスで、地中に埋められた導管を通じて各家庭にガスを供給する方式を取っています。
都市ガスの供給を受けるためには、自宅の敷地内にまでガス管を引き込む必要があります。
日本全体で都市ガスの供給が受けられる地域は国土全体の約6%ほどと言われており、東京や大阪、名古屋などの人口の多い都市部を中心に敷設されていることから「都市ガス」と呼ばれています。
2017年までは東京ガスや大阪ガスなどの大手ガス会社が管理・供給・販売などを一手に引き受けていましたが、ガスの小売自由化に伴い、新規参入する会社も増えました。
ガスが自由化になるまでは、都市ガスの料金は政府の許可が必要になる「規制料金」だったため、プロパンガスと比較すると利用料金が安いという特徴があります。
しかし、ご自宅の近くまでガスを供給する導管が通っていないと利用できないというデメリットがございます。
プロパンガス(LPガス)
プロパンガス(LPガス)とは液化石油ガスのことです。原料となるガスをボンベに詰めて各家庭に供給します。
離島や山間部など、都市ガスの供給が難しいエリアでも利用可能なので、幅広い地域で利用されています。
プロパンガスは基本的には地元のガス業者が各家庭と個別に契約を結びます。料金設定や契約期間などの縛りもプロパンガス業者の方で自由に設定できるようになっています。
そのため、経営しているガス会社の資金状況によって料金の値上げがおこなわれたりもします。
そのため、都市ガスと比べても1.5倍~2倍ほどの料金単価になっているところも多く、同じ町内でも家庭によって料金が違うところもあるなど、料金に関しては不透明なことも多いです。
オール電化のメリット
さて、ここではオール電化に切り替えた場合のメリットを見ていきましょう。オール電化にメリットがなければ大金をかけてまで切り替える意味がないですよね?
オール電化がなぜこんなに評価されているのか。これを読めばご納得していただけるでしょう!
光熱費をまとめられる
オール電化に切り替えた場合、お家の光熱費を電気一本にまとめられます。ガス代は基本料金からなくなりますので、それだけでも毎月1,000円近くは光熱費を抑えることが出来ます。
ガスの支払いがなくなることで、もう1つ良いことがあります。
ガスと電気を併用していると、毎月の光熱費をチェックするときにも、「ガス代は高いけど、電気代は安い」など節約に活かしづらい部分もあると思います。オール電化にすれば、先月よりも電気代が高くなったか安くなったかという単純な比較だけで済みますので、非常に管理がしやすいです。
電気代が削減できる
オール電化住宅は省エネ性能が非常に高く、上手に活用することで大幅に光熱費を削減することが可能です。
オール電化の導入と同時に、電気の契約を時間代別に電気代が分かれているプランへ変更します。
プランの一例として、関西電力のはぴeタイムRをご紹介しておきます。
オール電化向けの料金プランは、このように深夜の時間帯が他の時間帯と比較して安くなるように設計されています。この時間帯になるべく多くの電化製品を使うことで、電気代を削減することが可能です。
平日昼間に電気をあまり使わないという方には、特に光熱費のメリットが出やすくなっております。
※ご契約される電力会社によって料金単価や時間帯などに違いがございます。
火を使わないので安全性が高い
オール電化にすると台所や給湯などで火を使わなくなりますので、火災やガス漏れなどの危険性がなくなりお家の安全性が高まります。
特に台所のIHコンロは、火を使わないということ以外にも、お鍋の空焚き防止の機能や加熱しすぎを検知して自動で停止する機能が付いていますので、ガスコンロと比較するとかなり安全性の高い製品になっています。
また、IHコンロは調理器具に直接熱を伝えるので、台所全体も暑くなりにくいですし、空気も汚しません。
表面もフラットで凹凸もないので、汚れてもお手入れがしやすいのもIHの嬉しいポイントです。
災害時に有利
オール電化は災害に弱いと言われることもありますが、決してそんなことはございません。
「停電してしまうと家の中の設備が何も使えなくなる」ということはよく言われますが、ガスと比較しても使えなくなるのは台所のコンロくらいです。停電するとガスの給湯器や暖房器具も結局は電源が入りませんからね…。
オール電化住宅でも、停電時に備えてガス式のカセットコンロなどを用意しておけば、停電時にもお湯を沸かしたり、食材を温めたりすることが出来るので安心です。
また、オール電化の給湯器であるエコキュートは、お湯を沸かした後に1度タンクにためておく「貯湯式」の給湯器になっています。もし、大規模な災害が発生してお住まいの地域が断水になったとしても、タンクの中のお湯を取り出して使えるようになっています。
タンクの中には数百リットルもの水が常時貯められています。これもオール電化が災害にも強いと言われている理由の1つです。
オール電化のデメリット
今度はオール電化住宅に切り替えた場合のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリットは裏を返せばデメリットにもなりますので、オール電化の導入前にどちらの内容に当てはまることが多いのか、ご自身やご家族の生活スタイルなども含めて検討してみて下さい。
昼間の電気代が高い
オール電化のメリットのところでもご紹介しましたが、オール電化向けの電力プランは夜間の電気代は割安に設定されていますが、平日昼間の電気代は割高になるように設定されています。
ご家族が昼間に家で電気をどんどん使っているというような状況では、オール電化に切り替えたとしてもそんなに光熱費が変わらないか、今までよりも高くなってしまうということもございます。
ご家族の生活スタイルによっても電気代の高い安いが分かれてきますので、オール電化を導入する前に光熱費のシミュレーションを受けるなどの調査をしておくことをおススメします。
エコキュートの設置のためのスペースが必要
オール電化で使う電気温水器やエコキュートは、貯湯式の大きなタンクを敷地内に設置しないといけません。
ガス給湯器と比べるとかなり大きいので、設置場所や搬入経路の確認が必要になります。
特に都心部では導入したくても設置場所がなくて導入できないということもございます。
エコキュートが騒音トラブルになることがある
エコキュートが運転する際に発生させる音が原因で、健康被害などの騒音トラブルが発生することがあります。
エコキュートはお湯を沸かす際にエアコンの室外機に似た外見の「ヒートポンプユニット」と呼ばれる機械を利用するのですが、このヒートポンプからの運転音が原因でご近所からクレームが来ることが稀にあるようです。
運転音自体はエアコンの室外機などと同程度の大きさと言われていますが、エコキュートが普段運転するのは深夜電力が安い23時~翌朝にかけての時間帯になります。普段、お休みになられている方の多い時間帯に運転するのでトラブルの原因になりやすいです。
また、ヒートポンプからは運転音と別に「低周波音」と呼ばれる、人間の聴力では通常聞き取れないような低い音が発生しています。
低周波音が人体に与える影響はまだ研究されている段階ですが、長時間さらされ続けると圧迫感やイライラなどの不快感が増すなどの影響が出ると言われています。
ただ、低周波音は、健康被害が出たとしても周囲の理解が得られにくく(普通にしていれば人の耳では聞こえないので)、発生する症状にも個人差が大きいので、因果関係が認められづらいというのが難点です。
エコキュートを設置する際には、
・隣家の寝室の近くを避ける
・音が反響するような狭い場所を避けて設置する
・周囲を物で囲んだりしないようにする
などの配慮が必要です。
初期費用が高め
オール電化への切り替えはガス給湯器の交換と比べると、設置や機器の交換にかかる費用が高額になります。
商品の本体代金や設置工事費用も含めると、50万円~100万円程度が相場になります。
ガスの給湯器とガスコンロの交換だけであれば、交換費用はもっと安く抑えられることを考えると、少し高い買い物になるというのは間違いないでしょう。
オール電化へ切り替えた場合には、初期費用がかかる代わりにランニングコストが安くなるので、トータルコストではお得になるというのが一般的です。
・長く今の家に住み続けるかわからない
・オール電化に切り替えても光熱費のメリットが出にくい
・最初にまとまった金額を用意するのが難しい
と、いう場合ににはあまりオール電化はおススメ出来ません。
ガスと電気併用のメリット
今度はガスと電気を併用し続けることのメリットを見ていきましょう。
火が使える
オール電化のIHクッキングヒーターは調理器具と触れていないと加熱が出来ません。
そのため、ガスコンロで調理しているときには当たり前に出来る鍋振りは出来なくなってしまいます。
調理方法にもこだわりたいという方にはガスコンロをそのままご利用頂くのが一番良いでしょう。
また、IHクッキングヒーターではアルミ製の鍋や土鍋などの一部の調理器具は使用することが出来なくなっています。調理器具を選ばないというのもガスコンロの優れた点です。
パワーの強力な暖房器具が使える
電気式のものと比べると、ガスを熱源とする床暖房や浴室暖房などの暖房器具は瞬間的なパワーが強力です。
暖まるまでの早さには大きな違いがありますので、寒さが苦手でガスの暖房器具を使いたいと考えている方にはガスと併用を続けることをおススメ致します。
また、既にガス式の暖房器具をお使いの場合には、電気式の物に熱源を変更すると少しパワーが落ちるというのも頭に入れておいた方が良いでしょう。
電気を使う時間を気にしなくて良い
オール電化に切り替えると時間帯別に電気代が分かれているプランに変更になります。夜間が安く、昼間の電気代が高いと決まっているので、ある程度はそのプランに合わせた生活スタイルを強要されるような形になります。
・昼間家に居るときにエアコンを入れるか入れないか悩む
・家族に電気代のことを説明してもいうことを聞いてくれない
・テレワークなどで日中にも在宅する機会が増えたので、かえって電気代が高くついている
など、オール電化に切り替えることがかえってストレスになるという方もいらっしゃいます。
ガスと電気の併用のままであれば、電気を使った分に応じて課金されるので、電気を使う時間帯までは気にしなくても良いのはメリットと言えるでしょう。
ガスと電気併用のデメリット
次にガスと電気を併用する場合のデメリットに付いて解説していきましょう。
プロパンガスは割高
プロパンガスをご利用されている地域では、都市ガスと比べてもガス代が割高に設定されています。
都市ガスと違って、プロパンガスの場合は販売するガス会社が料金設定や、契約後のガス代の値上げ値下げも自由におこなうことが出来るからです。
プロパンガスは初期費用が安い代わりに、毎月のガス料金に機器代金なども合わせて請求されていることもあります。
都市ガスの通っていない地域の方がオール電化の普及率が高いのはこのためで、プロパンガスの地域ではオール電化に切り替えた方が毎月の光熱費は安くなる傾向にあると言えるでしょう。
ガスは復旧に時間がかかる
大規模な地震などの影響で電気・ガス・水道などのライフラインが停止してしまった場合、復旧が一番早いのは電気で、都市ガスが一番復旧までに時間がかかります。
ライフラインがすべて停止してしまう規模の災害が頻発するわけではないですが、万が一の際にはしばらく使えなくなる可能性があるということは認識しておきましょう。
なお、プロパンガスの場合はボンベの供給さえできれば、通常通りガス器具を利用することが可能です。
火を使うので火事になる危険性がある
ガスと併用の場合は、台所のコンロなどで火を使うため火事やガス漏れを起こす危険性があります。高齢化が進む日本。火事でお亡くなりになる方の70%以上は高齢者というデータもございます。
特に高齢者単身でお家に居るときには、火事の発見も遅れますし、火事に気付いても素早く避難することが難しい場合もございます。
もちろん、ガス器具の安全性も向上していっていますが、火を使う以上はどうしても火事になるリスクは避けられません。
安全面で比較
さて、ここからはオール電化とガスの利便性や料金などを比較していきたいと思います。
まずは、安全性の面から見ていきましょう。日常生活と災害などの非常時の2つの場面で安全性を比較していきましょう。
火災に対する安全性比較
オール電化に切り替えた場合、お家の熱源がすべて電気になります。ガスや灯油のように燃焼させた熱で暖を取ることがなくなるので、火事になる危険性は大幅に下がります。
火事に対する安全性は、オール電化の方が優れていると言えるでしょう。
もちろん、漏電やコンセントの接触不良などが原因で発火することもありますので、オール電化にすると全く火事にならないという訳ではありません。ただ、日常的に火を使わなくなりますので火事になる可能性は低いでしょう。
災害・停電に対する安全性比較
「オール電化住宅は停電に弱い」とよく言われますが、停電で不便な思いをするのはオール電化住宅でもそれ以外の住宅でも同じです。冷蔵庫やクーラーなども電気でしか動きませんからね。
しいて言えば、ガスコンロはほとんどが電池式なので停電時にも使えますが、IHクッキングヒーターは停電時に全く使うことが出来ません。オール電化住宅の場合は、非常用にカセットコンロを用意しておくのは必須です。
その他の停電時の備えとしては、オール電化であってもそうでなくても同じように備えをしておきましょう。
災害時には停電だけでなく、断水の可能性もあります。エコキュートを設置しておけば、災害時にもタンクの中の水を取り出して使うことが出来ます。飲料用としては使えないとされていますが、トイレの水を流すのに使ったりするのに使えますので非常に便利です。
オール電化の停電時に関する詳しい記事はこちら⇒オール電化で災害時に停電してしまったときの対処法について
オール電化とガスの料金比較
続いて、オール電化住宅とガス併用住宅の料金を比較していきます。
初期費用
まずは最初にかかる機器の導入費用から見比べてみましょう。
オール電化 | ガスと併用 | |
給湯器 | エコキュート(本体+工事費用)⇒35万円~70万円 | エコジョーズ(本体+工事費用)⇒7万円~35万円 |
コンロ | IHクッキングヒーター(本体+工事費用)⇒10万円~20万円 | ガスコンロ(本体+工事費用)⇒7万円~20万円 |
合計 | 45万円~90万円 | 15万円~55万円 |
初期費用はオール電化の方が高額になります。台所のコンロはあまり金額の差がありませんので、この金額差はほとんどが給湯器の価格差ということになります。
以前と比べるとエコキュートの設置にかかる費用も随分安くなりましたが、それでもまだまだ高額です。
間違ってもガス給湯器よりもエコキュートの方が安く買えるということはございません。
エコキュートもガス給湯器も購入経路による値段の差が大きいです。(ガス給湯器もガス会社から買ったりすると相場の倍以上はします。)
なるべく費用を抑えて導入することがポイントになります。
給湯にかかるランニングコスト
オール電化住宅とガス併用住宅のランニングコストを一口に比較するのは難しいので、一番差が大きいと思われる給湯の部分にかかるランニングコストについて見ていきます。
オール電化住宅で「一般的な4人家族用に使われている370Lのエコキュート」の1年間のランニングコストは約24,000円~30,000円ほどと言われています。(お住まいの地域や契約されている電力会社によって違いがあります)
メーカーのカタログやホームページに出ている試算は、一番性能の良い『値段の高い』エコキュートの結果が掲載されているのでもう少し安い金額が載っていますが、普通のスペックの物だとだいたいこれぐらいが妥当なところだと思います。
同じ条件で都市ガスの場合にかかる給湯コストは約62,000円とのこと。LPガスだと年間で100,000円近い給湯コストがかかると言われています。
給湯にかかるコストだけを比較すると、オール電化の方が年間で約30,000円~60,000円ほどお得になるような計算になりますね。
機器の保証期間が10年ということを考えると、導入コストの差はなくなるくらいの光熱費の削減は出来るようになっています。
オール電化向きのご家庭
光熱費や安全性など、オール電化住宅の特徴についてお伝えしていきましたが、「結局どっちにしたら良いの?」って思いますよね。そこで、オール電化が向いているご家庭とガスと併用のままが良いご家庭をタイプ別にご紹介したいと思います。
都市ガスが通っておらずプロパンガスを使うしかない
都市ガスと比較した場合には、今の電気やガスのご利用状況やご家族の人数によってメリットが出る出ないが変わってきますが、プロパンガスと比較すればオール電化の方が光熱費は安くなる可能性が高いです。
プロパンガスは契約しても数年で料金単価が上がったり下がったり(下がることはほとんどないみたいです)するので、都市ガスが通っていない地域でお家を建てられたり、中古住宅を購入する際にはオール電化の導入がおススメです。
火を使うのが怖い
高齢の方や、小さなお子様と一緒にお住まいでガスコンロで火を使ったりするのが怖いという場合には、オール電化の方が安全性も高くおススメです。
「光熱費が今とあまり変わらなくても、何かあったら不安なのでオール電化にした」という方も数多くいらっしゃいます。
昼間家に居ない
平日の日中に電気代が高くなるオール電化ですが、その時間帯にほとんど家に居ない、電気を使わないということであればオール電化の光熱費のメリットを最大限引き出して生活することが出来ます。
オール電化向けの電力プランに生活スタイルを合わせて生活出来る方には、非常に相性が良いと言えるでしょう。
太陽光発電に興味がある
お家の屋根やカーポートなどに太陽光発電を設置している、または設置する予定があるという場合にはオール電化を導入しておいた方が良いでしょう。
電気代の節約になるだけでなく、停電時にも太陽光発電で作った電気をご自宅で使うことが出来ますので、災害対策にもなります。
オール電化と太陽光発電、蓄電池をセットで導入することで電気の自給自足が出来るだけでなく、災害にも強い住宅になります。
もっとも、太陽光発電も蓄電池も導入費用は高額になりますので、導入前のシミュレーションや相見積もりをおススメします。
電気とガス併用向きのご家庭
続いて、ガスを残した方が良いご家庭様をご紹介いたします。
ガスの暖房器具を使いたい
床暖房やガスのファンヒーターなどのガスの暖房器具を使いたいという場合には、ガスを残した方が良いでしょう。ガスの暖房と比べると電気式の方が暖まるまでの早さやパワーが違いますので、切り替えた後に違和感を覚えることが多いです。
昼間も在宅していて電気を使う
オール電化は昼間の電気代が割高になりますので、なるべくこの時間帯を避けて生活をするのが一番です。
逆に在宅ワークなどで、平日の昼間の時間帯にも電気を使った生活をしないといけない場合には、光熱費のメリットが出づらくなります。
「電気代が高くなったり、安くなったりする時間帯に合わせて生活をすることをストレスに感じる」、「仕事で生活リズムを変えるのが難しい」という方にはオール電化は不向きだと言えるでしょう。
お湯の使用量が多い
オール電化ではエコキュートなどの貯湯式の給湯器を使用することになります。
貯湯式の給湯器は一度に使えるお湯の量が限定されているので、一日に何度もお湯張りをするなどお湯の使用量が多いご家庭では頻繁に湯切れを起こしてしまいます。
タンクの中のお湯がなくなってしまいますと、新たにお湯が沸くまでに時間がかかるので、不便な思いをされると思います。また、通常よりも余分にお湯を沸かすことになりますので、電気代も高くなってしまいます。
ガスの給湯器であれば、使いたいときに使いたい量のお湯を使うことが出来ますので、安心ですね。
エコキュートの湯切れに関する詳しい記事はこちら⇒エコキュートのタンクが空でお湯が出ない?お湯切れを防ぐためにやるべきこと
オール電化とガスのまとめ
オール電化とガス、どちらが良いのかということで情報をまとめていきました。
原発が稼働している時期にはオール電化の方が光熱費の削減効果は高かったので、ほとんどの家庭でオール電化を採用したほうが光熱費は安くなる傾向にありましたが、現段階ではご家庭のご利用状況によっても違いが出るようになりました。
オール電化を選択しても、電気とガスを併用した場合にもどちらの場合にもメリット・デメリットがございます。
リフォームを検討の際には、良い面だけを見るのではなくデメリットの部分も知ったうえで、どちらが適しているのかを判断して下さいね!
⇓⇓⇓エコキュートに関するお問い合わせは下のバナーをクリック!⇓⇓⇓